アナゴ(穴子)といえば秋が旬の季節。
夏の夜釣りの定番であるアナゴですが、実はその旬は秋です。夏が最もよく釣れるものの、基本的に年中狙うことができる魚です。船で大物を狙ったり、堤防で手軽に狙える魚ですから、一度は釣ったことがある人も多いかもしれません。アナゴは、ゴカイやイソメなどの虫餌から魚の切り身などのエサまで幅広く食いついてきます。仕掛けもおもりと針さえあれば釣れてしまいますし、特にあわせなくても「いつの間にか釣れていた」なんていうことも珍しくない魚です。
そんなアナゴ(穴子)を食べる際の注意点と食べ方を、定番のものから一風変わったものまで紹介していきます。
アナゴ(穴子)を食べる際の注意点
イクシオトキシン中毒
ウナギやアナゴのいわゆる長物(ウナギ目に属する)の血の一部に含まれる毒素です。症状は下痢や吐き気で、粘膜や傷口に付着すると炎症を起こします。アニサキス同様、60℃以上の熱湯で1分間加熱することで毒性がなくなります。
アナゴ(穴子)のさばき方
アナゴはウナギと違ってうろこがありません。目打ちが必要という手間がかかるものの、ウナギよりあっさりとしていて上品な味が楽しめます。目打ちをする場合には、100均などの安価な木のまな板を購入するか、さばくときにふきんなどを使って頭側を抑えてもらう方法があります。開いた後は熱湯をかけ、氷水でしめ、皮のぬめりを拭き取ります。こうすることで臭みをかなり取り除くことができます。実際に私はこれが手間なので、開く前に目の細かいタワシとふきんでぬめりを落とし、熱湯をかけているだけですがこれでも十分に臭みは取ることができます。
http://cycle-japan.com/anagoryouri/
アナゴ(穴子)の定番の食べ方・レシピ
煮穴子
だしとしょうゆの味が染みたふわふわ触感の煮穴子です。これをご飯にのせればアナゴ寿司の完成です。
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白焼き
アナゴを最もシンプルに味わうことができるレシピです。開いて焼くだけと簡単です。釣れたての新鮮なアナゴが手に入った場合には、一度試してみると良いでしょう。特に白焼きにする場合には臭み取り(ぬめり取り)をしっかりと行うことをおすすめします。
https://oceans-nadia.com/user/12251/recipe/133036
天ぷら
定番中の定番のアナゴの天ぷらです。私はアナゴを釣った場合大抵は天ぷらにします。定番だけあって美味しいですし、タレをかけてご飯に乗せたり、うどんに乗せても最高です。私は夏場に冷やした素うどんに麺つゆとアナゴの天ぷらを乗せて食べるのが大好きです。
https://oceans-nadia.com/user/11389/recipe/109214
かば焼き・丼
かば焼きといえばウナギのイメージが強いですが、アナゴでもかば焼きを作ることができます。あっさりとしていて触感も上品で、こちらが好みと言う人もなかにはいるかもしれません。かば焼きのタレはレシピ通り手つくりでも構いませんが、市販品のかば焼きのタレは完成度が高くておすすめです。
https://www.orangepage.net/recipes/detail_127041
アナゴ(穴子)の意外な食べ方・一風変わったレシピ
酒蒸し
魚の酒蒸しと言えば定番の調理方法ですが、アナゴの酒蒸しと言うとあまりイメージが沸かない方も多いのではないでしょうか。酒で蒸す(煮る)ことで臭みも取れます。アナゴのあっさりとした身がポン酢とよく合います。お好みで塩やしょうゆでも。
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1450002777/?l-id=recipe_list_detail_recipe
卵焼き
ウナギでいうところのいわゆる「う巻き」です。卵焼きにウナギのかば焼きをいれるのと同じように、アナゴでも卵焼きを作ることができます。かば焼きのタレをつけて卵焼きに入れてやると、味の主張が弱い分ウナギより美味しいと感じる人も多そうな味わいに仕上がります。
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/d2fd07bdde297301dbedc15adea93e75.html
南蛮漬け
ウナギと言うと臭みが気になると言われる割には薬味と一緒に味わわれることが少ない魚です。アナゴのうまみを犠牲にしてしまうものの、南蛮漬けにすることで臭みも気にならずおいしく頂くことができます。少し鮮度の落ちたアナゴの処理に困った時には南蛮漬けにしてみると良いでしょう。
https://cookpad.com/recipe/633710