ドリリウム

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BMWの部品が買える有名・安心なネット販売ショップ

2020年1月15日 加筆修正

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BMWの部品の種類と購入方法をこちらの記事で紹介しました。

BMWの部品の種類と購入方法 


個人が部品を購入する主な方法は「インターネット通販」です。

BMWの部品には純正部品、OEM部品、社外部品など種類があり、品質や価格も千差万別です。

そのため、コピー品や怪しい部品なども存在します。

 

そこで、インターネット通販サイトの中でも、特に有名=安心して部品を購入できるショップをピックアップしてみたいと思います。

長く、数多く部品を購入していれば、なんとなく自然と怪しいお店とよく見るお店を見分けられますが、これから部品を買ってみようと思っている人の助けになれば幸いです。

国内ショップ

YELLOW MAGIC

純正部品からOEM部品、社外部品まで幅広く取り揃えているショップです。

社外部品も扱っていますが、製造元を明示しており、特に大手メーカーのものを選んで販売しているようです。

格安品はありませんが、最低限の品質が保証された部品のみが販売されているという安心感があります。

見つからない部品は、電話やメールで取り寄せてもらうことができます。

リンク:Yellow Magic TRADE/イエローマジックトレード | 外車パーツ 輸入車部品(メルセデスベンツ BMW MINI フォルクスワーゲン アウディ ポルシェ ボルボ アルファロメオ フィアット プジョー

セントピア

純正部品からOEM部品、社外部品まで幅広く取り揃えているショップです。

社外部品も扱っており、製造元を明示していないケースもあります。

特に安いものには注意が必要ですが、格安品と呼べるほど安いものは販売していません。

製造元を明示していない部品を注文しても、OEM部品や大手メーカー部品が届くことが多いため安心感があります。

見つからない部品も、電話やメールで取り寄せてもらうことも可能です。

また、ユーザーフレンドリーなサイト作りをしており自分の車に合った部品を見つけやすいのも特徴です。

リンク:輸入車 ベンツ BMW パーツ 純正部品・OEM・社外部品「セントピア」

SOL

純正部品は少なく、OEM部品と社外部品まで幅広く取り揃えているショップです。

製造元不明の社外部品も多く、特に安いものには注意が必要です。

製造元を明示していない部品を注文すると、大手メーカー部品が届くことがありますが、そうでない場合もあります。

粗悪品にあたったケースはなく、比較的安心して注文できるショップだと思います。

これまで紹介した2つのお店よりは低価格路線です。

また、発送が早いことが特徴で、翌日には欲しい!という時に何度も使わせていただいたことがあります。

リンク:SOL 欧州車パーツの宝箱

リンク(Yahooショッピング):欧州車パーツの宝箱 SOL - Yahoo!ショッピング - Tポイントが貯まる!使える!ネット通販

M's INTERNATIONAL

OEM部品をメインに、純正部品や社外部品も幅広く取り揃えているショップです。

基本的にはOEM部品の扱いが多く、もちろん製造元ははっきりと明示してあります。

商品画像には製造元のメーカーロゴが添えられており、安心感があります。

見つからない部品も、電話やメールで取り寄せてもらうことも可能です。

リンク:ベンツ BMW VW〜他 輸入車の格安新品パーツをお探しなら【エムズインターナショナル】

パーツのパルカ

純正部品からOEM部品、社外部品まで幅広く取り揃えているショップです。

社外部品も扱っていますが、製造元を明示し、特に大手メーカーのものを選んで販売しているようです。

そのため格安品はありませんが、安心感があります。

特にMEYLE製の社外部品を推しています。

MEYLEは、良心的な価格でそこそこの品質の社外部品を提供するそこそこのメーカーです。

見つからない部品も、電話やメールで取り寄せてもらうことも可能です。

リンク:輸入車パーツと中古パーツのネットショップ・整備工場 | パーツのパルカ (株)北翔

SUNRISE TRADING

純正部品を中心に取り揃えているショップです。

純正部品がメインであり、扱っている部品点数は少なめです。

リンク:サンライズトレーディング - Yahoo!ショッピング - Tポイントが貯まる!使える!ネット通販

プロテックオート

社外部品を中心に幅広く取り揃えているショップです。

社外部品の中でも、低価格帯(品質低め)の部品を数多く扱っています。

製造元を明示している部品もありますが、あまり有名ではないメーカーであることが多いです。

しかし、取り揃えている部品点数は多く、安い部品を求めていると辿り着いてしまいます。

発送は早く、サポートへ電話するととても親切に対応して頂けるのが特徴です。

しかし、基本的に社外品の中でも低価格帯の部品が多いため、ある程度賭けの要素が強くなりますので注意が必要です。

初期不良の場合には15日間は返品が可能ですので、到着後は速やかに取り付けて確認をしたいところです。

リンク:プロテックオート:ベンツパーツ BMWパーツ 輸入車 OEM 部品

海外ショップ

Pelican Parts

純正部品からOEM部品、社外部品まで幅広く取り揃えているショップです。

社外部品も扱っていますが、大半は製造元を明示しており安心感があります。

日本にも発送してくれますし、送料も良心的です。

国内で見つからない部品があるときや、円高の時にはオススメです。

リンク:Pelican Parts - Porsche, BMW, MINI, Mercedes, Audi, Volkswagen, Saab, Volvo - Auto Parts and Accessories

Bavarian Autosuports

Pelican Parts同様、純正部品からOEM部品、社外部品まで幅広く取り揃えているショップです。

社外部品も扱っていますが、大半は製造元を明示しているようですので、安心感があります。

こちらのショップは、部品だけでなく交換手順などに関するノウハウをたくさん掲載しており、手順を探して行きつくこともあります。

リンク:Bavarian Autosport - BMW and MINI parts, accessories and knowledge

まとめ

以上、信頼の置けるショップを紹介しました。

粗悪品やコピー品が届かない保証はできませんが、以上のようなショップはたくさんのBMWオーナーが利用しているショップです。

特にBMWオーナーになって間もなく、ショップに関する知識がない方は参考にしてみてください。

ライフソーはゼットソーと互換性がなかった

ゼットソーで有名な岡田金属工業所。

当初、ソーガイドセットということで、何も考えずライフソーを選択していました。縦横斜め、どちらにもひけて、間違った選択ではありません。さて、先日買ってしまった長大な欅角材をどうしても縦に切断したく、縦挽き用の替え刃を探しましたが、ラインナップがありませんでした。

 

ゼットソーの「たてびき8寸目」が、まさに最適だったのですが、固定方法が違います。購入時は、ゼットソーとあればなんでも互換性があると思っていましたが、3種類の取り付け方式があり、ライフソーはスクリュー式。望みをかけて岡田金属工業所さんに問い合わせましたが、案の定ダメ。「たてびき8寸目」はライフソーでは使えません。

岡田金属工業所 FAQ よくある質問

のこぎり 刃の取り替え方法

 

別に本体ごと買っても2000円ですが、まずはライフソー(一応縦にも対応している)で挑戦してみたいと思います。

 

また、2000mmm*200mm*65mmを縦に切ります。2m切りきるわけですから、ガイドが必要です。ダイニングの主役、ダイニングテーブルですから、たとえ目につきにくい場所とはいえ、がたがたなのはいただけません。そこで、色々探しているとアングルをクランプで固定してガイドにされている方が居られましたので、真似してみることに。

 

 

アングルであれば、1m以上でも数百円。

これを年には念を入れて上下左右4本つけ、作業してみたいと思います。はたしてうまくいくのか(^^; 貴重な欅の味わいある角材、無駄にはしたくありません。

 

 

樟のダイニングテーブルのすべての記事

その1:樟のダイニングテーブル その1 - 欅の角材が届くも… - ドリルを買ったから家具を作りたい

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その3:樟のダイニングテーブル その3 - 脚用の1枚板が届いた - ドリルを買ったから家具を作りたい

その4:樟のダイニングテーブル その4 - 大仕事、切断(前半) - ドリルを買ったから家具を作りたい

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その11:樟のダイニングテーブル その11 - 脚部の仕上げと途中経過 - ドリルを買ったから家具を作りたい

その12:樟のダイニングテーブル その12 - 組み上げ準備、天板に鬼目ナット - ドリルを買ったから家具を作りたい

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番外編:樟のダイニングテーブル 番外編 - 完成写真 - ドリルを買ったから家具を作りたい

番外編:Livos クノスの撥水力 - ドリルを買ったから家具を作りたい

 

 

すべての家具の制作記の目次はこちら

BMWの部品番号と部品図面の調べ方

2020年1月15日 加筆修正

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BMWの修理や部品を交換する際は、「RealOEM」を使って部品番号を検索したり、図面をチェックできると大変便利です。

「RealOEM」を使えば、わざわざディーラーやショップに問い合わせずとも、Web上で・無料で部品番号と図面を確認することができます。

RealOEM.comとは?

RealOEM.comとは、BMWオーナーが自分の車の部品番号やその図面を確認するためのWebサイトです。

BMWオーナーの中で、特に自身でメンテナンスを行う層には非常に有名なWebサイトです。

 

例えば以下のように図面を確認することができます。

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また、それらの部品番号も確認できます。

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更に、部品番号から逆引き検索し、同じ部品を使っている車種や、その部品の旧部品番号や新部品番号を知ることもできます。

(部品番号は、部品の不具合対策による改良や統合などで変わることがあります)

RealOEM.comの使い方

以下のリンクからRealOEM.comへアクセスします。

BMW Parts Catalog

 

続いて「Click here to enter」のリンクをクリックします。

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車種の選択画面が表示されます。

車種の選択には、以下の2つの方法があります。

 方法1:7桁のVINコードを入力する

 方法2:モデルコードや仕様から選択する

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方法1:7桁のVINコードを入力する

Serial Numberの入力欄に7桁のVINコードを入力し、Searchボタンをクリックします。

VINコードとは、BMWの車両の識別コードで、車検証の車体番号欄にある英数字の最後の7桁のことです。

方法2:モデルコードや仕様から選択する

Series欄から、ご自身の車のモデルを選択します。

選択すると、更に細かな仕様の選択欄が表示されます。

例えば以下の画像の例では、

 2004年~2008年式3シリーズ(E90)セダン325i

 EUR2004年10月製造N52エンジン右ハンドル

という仕様の車を選択しています。

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各入力欄の説明は以下の通りです。

Product

車(Car)かバイク(Motorcycle)かを選択します。

Catalog

最近のモデル(Current)か古いモデル(Classic)を選択します。

デフォルトでCurrentが選択されています。一覧にない場合にはClassicを選択してみてください。

例えば3シリーズのE30やE36といった古いモデルはClassic、E46やE90はCurrentに含まれています。

Series

シリーズを選択します。

シリーズ・モデルコード・年式の順番で一覧表示されています。

1'は1シリーズ、3'は3シリーズという意味合いです。

上の例では、「3' E90 (2004 -2008)」を選択していますから、「2004年~2008年式の3シリーズ(E90)」を選択しているということになります。

Body:

車体の形状です。

最近のモデルは、車体の形状ごとにモデルコードが変わるため、選択肢は1つしかありません。

少し前のモデルになると、同じコードで複数の形状がありましたので、Sedan(セダン)、Touring(ワゴン)、Coupe(クーペ)、Convertible(オープン)などが選択肢に表示されます。

Model:

モデル名です。

325iや530iなどです。

Market:

対象の市場(国や地域)です。

市場(国や地域)によって仕様が異なることがあるため、選択する必要があります。

日本で正規販売されるモデルは基本的にEUR(ヨーロッパ仕様)とほぼ同等なためEURを選択します。

Prod Month:

製造年月を選択します。

車検証の初度登録年月欄で確認できます。

正確には製造年月と異なります。正確な製造年月を知るには、VINコードを使って確認する方法があります。

なお、多少ずれても仕様が変わることはあまりありませんが、運悪く変更があったタイミング前後の車では差が出る可能性があるため、正確に入力することをおすすめします。

Engine:

エンジン型式を選択します。

車検証のエンジン型式欄で確認することが出来ます。

Steering:

ハンドルの位置です。

 

このほかにも、モデルによってはトランスミッション(ATかMTか)などの項目が追加される場合があります。製造年月を正確に知る必要もありますから、VINコードの入力がおすすめです。

 

最後に、Brows Partsボタンをクリックします。

 

部品がカテゴリー別に表示されます。

例えばエンジンの部品が見たい場合には、ENGINEを選択しましょう。

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ENGINEを選択すると、更にサブカテゴリーが表示されます。

仕様によっては、同じパーツに関するサブカテゴリーが複数ある場合もあります。

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サブカテゴリーを選択すると、このように図面と部品番号の一覧を確認することができます。

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RealOEM.comの注意点

RealOEM.comに掲載されている部品情報はほぼ正確なのですが、たまに間違いがあります。

部品購入時にはインターネットで部品番号を検索して、希望のものと同一であるかどうかを確認するなど、ダブルチェックをオススメします。

おまけ:日本語表示に変更する

画面右上の、Languageから「日本語」を選択します。

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日本語表示になりました。

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とはいえ、直訳したような日本語ですから、参考程度に活用ください。

「BMWは壊れる」の真実 - BMWって壊れやすいの?故障が多いってホント?

2020年1月17日 加筆修正

当サイトでは中古BMWに安く・楽しく乗るための様々な知識を紹介しています。

この記事では、「BMWは壊れる」(壊れやすい、故障が多い)という意見について考えてみたいと思います。

 

また、以下の記事ではBMWを購入する際の注意点やチェックポイントなどをまとめています。

是非参考にしてみてください。

よくあるBMWの故障の実例

まずはじめに、BMWでよくある故障の実例を3つ紹介します。

それぞれ違った特徴のある故障です。

例1:クーラントホースなどの破損による水漏れ

クーラント(冷却水)は、ゴム製のホースや樹脂製のタンクのなかを通りエンジンを冷却しています。

クーラントは沸点を高めるために加圧されており、ゴムや樹脂が劣化することで漏れ出します。

 

これは、BMWでよくある故障のひとつです。

(正確にはあらゆる車種でありがちの故障のひとつです。ただし日本車はこの手の故障に滅法強い。)

 

原因は、エンジンルーム内の熱やクーラントの温度変化、加圧、走行中の振動、経年劣化です。

残念ながらBMWを始めとした輸入車のゴムや樹脂の耐久性は総じて低いです。

最近では改善が見られますが、日本車並みとは言えないレベルにあります。

とはいえ10年やそこらで壊れるほど弱くはありません。

 

ドイツの工業界において、90年台前半にリサイクル素材が多用され始めた時期がありました。

素晴らしいことではありますが、当時は技術が追いついておらず品質の低い製品がたくさん作られました。

近年では品質が改善されてきており、10年以内にこうしたゴムや樹脂製品が劣化することは少なくなりました。

 

これらの部品が破損した場合、クーラントが漏れ出します。

破損の程度が大きければ即座に走行不能になります。無理に走行しようとするとエンジンがオーバーヒートするでしょう。

 

こうしたゴム・樹脂パーツの劣化は見た目ではわかりづらく、定期交換を明示されている部品でもないため破損して初めて劣化を知ることになります。

BMWを長く維持されている方のなかには、故障前に交換してしまう方も多いです。

 

この故障はよくあるケースでありながら、発生した途端に走行が困難になります。

車に詳しくなければないほど「BMWは壊れる」という不安が大きくなってしまいます。

破損の仕方次第ではもくもくと蒸気があがり、見た目もなかなかショッキングと言えます。

 

ただし、実際には故障前に小さな亀裂などが生じて、エンジンルーム内に冷却水が漏れた白い跡がみられるようになるため、事前に気づくことができます。

なお、壊れると言っても大体10年ほどは壊れません。

それ以上は運の世界ですが実際には10年以上壊れないケースが過半数です。

 

▼クーラントホース

BMW E87 E90 E91 E92 E89 Z4 E84 X1 ラジエーター ラジエター クーラントホース ウォーターホース 130i 323i 325i 23i 25i 28i 17127531579

例2:イグニッションコイルの故障

イグニッションコイルの故障も、BMWではよくある故障のひとつです。

イグニッションコイルはエンジンの点火装置のひとつで、非常に重要な部品です。

火花を飛ばして点火させるスパークプラグに、火花を飛ばすための電気を送り出している部品がイグニッションコイルです。

 

価格はやや高額で1本あたり1~2万円程度します。

4気筒エンジンなら4本、6気筒エンジンなら6本と1気筒当たり1本使用されています。

多くの場合、1本故障すると他のイグニッションコイルも寿命と判断され、全数交換を提案されることが多いです。

全数交換となればなかなかの費用になりますから、オーナーとしてはショックも大きいです。

実際には、壊れた1本だけを交換していく形でも全く問題ありません。

 

多くのBMWの整備記録を見ていると、かなりの確率で新車保証期間内にイグニッションコイルを交換しています。

イグニッションコイル自体は徐々に劣化していきますが、それにしても早い時期に交換している例が散見されます。

 

ただし、そうした新車保証期間内の無償交換を除くと、やはり大体10年くらいは壊れません。15年以上交換されていない車両も珍しくありません。

▼イグニッションコイル

BOSCH BMW 純正 OEM イグニッションコイル 0221504470

例3:ガスケットの劣化(オイル漏れ・水漏れ)

こちらもよくあるケースです。

エンジンやその周辺のパーツは金属や樹脂でできています。

そうしたパーツ同士を接続するためにボルトやナットが使われますが、パーツとパーツの間にはガスケットが挟まっています。

このガスケットのお陰で、パーツ間を流れるエンジンオイルや冷却水が漏れだしません。

 

要するにガスケットとは「パッキン」です。

水筒やタッパーについているゴムと同じようなものです。

 

このガスケットが劣化して痩せ細ったり、亀裂が入るとオイルやクーラントが漏れてきます。

早ければ5年ほどで劣化し、オイルが滲みだすこともあります。

 

ガスケットの劣化で漏れ出すことが多いのはオイルです。

しかし、オイル漏れはすぐに症状があらわれなかったり、走行に支障がないことが多いです。

そのためディーラーやショップに車検を依頼した際に、初めてオイル漏れが発見されます。

 

ガスケットはエンジン周辺各部に大量に使われています。

車検や整備のたびにオイル漏れが発見されると、車の所有者は「故障ばっかり」と思うことでしょう。

 

しかし、以下の記事でも説明したようにオイル漏れの緊急性は低い場合が多いです。

計画的に修理することで、修理費用をグッと抑えることができます。

▼シール・ガスケット

BMW E46 E90 E91 E82 E87 E88 E84 X1 エンジンオイルフィルターハウジング パッキン ガスケット 318i 320i 116i 118i 120i 18i 11427508971

BMWのパーツごとの耐久性を考える

続いて、BMWの車両に採用される主要な部品について、それぞれ耐久性を考えてみましょう。

エンジンについて

BMWのエンジンは世界中から高く評価されています。

それは、パワーやフィーリングだけでなく、耐久性も含めた評価です。

 

BMWのエンジンの耐久性は高いです。

国産車と大差ないどころか、メンテナンス次第では20万kmでも40万kmでも走ることが出来ます。

 

ただし、長く乗っている感想としては国産車よりは繊細です。 

繊細というのは壊れやすいということではなく、メンテナンスをサボると故障が発生してしまうわけです。

 

適切にメンテナンスされていないエンジンは、短期的には問題が生じることは少ないです。

しかし、長期的にはそのツケが積もり積もって大きな故障や不調を招いてしまいます。

 

適切にメンテナンスを施すことで、エンジンを保護し、寿命を延ばし、故障を予防し、快適に乗り続けることができます。

ここで言うメンテナンスとは全く難しいことはなく、エンジンオイルをまめに交換するということです。

現在はエンジンオイルがロングライフ化し、数万kmに1回という長い交換スパンが採用されています。

しかし、長く乗りたいのであれば、交換スパンを短くすることを強くおすすめします。

 

実際に中古で出回る新しい車両を見ると、エンジン内がおそろしく汚い車両が散見されます。

AT(オートマチックトランスミッション)について

「輸入車のAT」に不安に不安を抱く方も多いのではないでしょうか?

 

BMWのATは壊れにくいです。

そもそも、ATはBMWが自前で作っていません。トランスミッションメーカーが製造しています。具体的にはZFやGMや、トヨタ系のアイシンも採用されています。

 

20万km以上走行した車でも故障していない車が大半です。

故障の話は検索するとちらほら出てきますが、気にしても仕方がないレベルです。

国産車でも検索すれば同じようにちらほらと故障の話が見られます。

 

ここ20年くらいのBMWであればATの故障を殊更心配する必要はないでしょう。

センサーや電装品について

センサーや電装品の劣化は国産車に比べて早いです。

特に熱が加わるエンジン付近の劣化は早い傾向にあります。

また、エンジン付近の部品の場合には、漏れ出したオイルやクーラントをかぶることで、更に劣化が早まる場合もあります。

 

早ければ5年くらいから、運が良くても15年までには劣化による故障が出てきます。

これまで多くのBMWに触れてきた感覚値としては、10年10万kmまでに1カ所、多くて2カ所。1カ所も壊れない車両も多いです。

確かに国産車よりは多いと感じますが、新車から10年乗って1カ所(せいぜい2~3万円)と考えればそれほど極端な数字ではないと思います。

 

10年以上経過すると段々と増えてくる印象ですが、運の要素が強いです。

灯火類、スターターモーターあたりはあまり故障例が多くありません。

故障の真実 - BMWは壊れやすいか?

故障の実例と、主要な部品の耐久性を解説してきました。

故障と言ってもゴムや樹脂パーツの劣化によるものが多く、主要なパーツ自体の耐久性は高いことがお分かりいただけたと思います。

 

つまり、BMWの故障の真実とは以下のようなものです。

 

主要な部品は壊れないが、細かいパーツが劣化して故障という形であらわれる。

そして、その劣化スピードが国産車よりちょっとだけ早い。

 

「BMWが壊れやすいか?」と聞かれれば、答えは No です。

壊れにくいです。

 

少なくとも新車から10年程度であれば、ほぼすべての車が故障知らずで走っています。

10年を経過すると、段々と故障が出てくることがあります。

しかし、その内実は先述の通りちょっとした部品の劣化です。

故障がまとめて出るわけでもなく、大きくて高額なパーツが壊れるわけではありません。

優先度の低い故障であれば、先送りにしても構わないケースが多いです。

 

ただし、メンテナンスを怠った車はその劣化がやや早く訪れます。

この点で国産車は多少メンテナンスを怠っても長持ちします。

また、覚えておいた方が良いのは日本車以外は基本的にここで説明したようなものです。むしろ輸入車のなかではBMWはかなり頑丈な方です。

 

流石に20年も経つと故障も目立ち始めます。

しかし、20年も経つと国産車であっても故障が目立ち、修理代が高い/エアコンが効かないなどの理由で廃車になることも多いほどです。

 

なお、実際の消耗品や故障の例は以下の記事で、費用込みで紹介しています。

diy-kagu.hatenablog.com

 

例外として、このブログでも何度も述べているシビアコンディションによる使用は車を極端に痛めつけます。

渋滞の多い都市部や、近所の買い物でばかり使われている車は残念ながら長持ちしません。

そうした用途には、日本車を使うべきです。

もしBMWをそうした用途に使うのであれば、乗りつぶして早々に新車に乗り換えていくような乗り方か、念入りなメンテナンスが必要になるでしょう。

さいごに

故障には優先順位があります。

先延ばししても構わないものもありますし、日頃のメンテナンスで防げるものもあります。

 

国産車に乗っていると、ディーラーから案内がある1~2年ごとの定期点検しかメンテナンスをしないというユーザーが非常に多いです。

国産車はそれでも十分かもしれません。

しかし、輸入車に関してはまだまだユーザー自身が日頃から車の状態をチェックしていく必要があります。

 

乗っていて異音や違和感がないか、たまにボンネットを開けて拭き掃除がてら目に見える異常がないかを確認すれば十分です。

 

最近では、新車から10年程度であれば国産車感覚で乗ることができるようになりました。

しかし、それ以上長く乗り続けたい、10年以上経過したBMWに乗りたいというのであれば、日頃から愛車の状態に気を配りましょう。

 

もし自身で点検することが難しいと感じるのであれば、半年に一回程度ディーラーや近所の車屋さんで点検してもらうと良いでしょう。

 

それ以上はDIYに挑戦しても良いでしょうし、お店に任せても良いです。

是非、BMWを所有した際には、車とより深く付き合うことでより良いカーライフを送ってみてください。

diy-kagu.hatenablog.com

BMWの維持費を抑える8つのポイント

2020年1月15日 加筆修正

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このブログでは、BMWに安く・楽しく維持するための様々な知識を紹介しています。

 

BMWを安く快適に維持するためには、車の状態を把握することが欠かせません。

また、状態に応じた適切なメンテナンスを施す必要があります。

この記事では、BMWを安く・快適に維持するために知っておきたいポイントをまとめました。

 

より深く愛車を知り、より深くBMWライフを楽しみましょう。

① 超重要!多くの人は適切な「オイル管理」が出来ていない

BMWのエンジンは非常に頑丈です。

その一方で、繊細な側面も持ち合わせており、メンテナンス無しで長く乗り続けることはできません。

適切なメンテナンスを施すことで、性能をを維持したまま何十万kmでも走り続けることができます。

 

エンジンを快調に保つための秘訣は単純で、定期的なオイル交換です。

「なんだ、そんなことか」と思われそうですが、これが実践できていない人が多いです。

 

例えば新車から10年あるいは10万km程度であれば、ディーラーからの案内に従って1年あるいは2年ごとに車を預ければ良いでしょう。

しかし、新車・中古購入を問わず、長く乗り続けたいのであればもう少し気を配りたいものです。

 

適切にオイル交換は、エンジンに様々な良い効果を及ぼします。

エンジン内部の劣化・消耗を抑えるだけでなく、多くの故障を予防し、性能を維持する助けになります。

後述するオイル漏れや周辺部品の故障すら、エンジンオイルを適切に交換することで予防することができるのです。

 

常識的な範囲(※)で車を使用する分には、あまり高いオイルを使う必要はありません。

ディーラーでは高額な純正指定のオイルしか選択肢がありません。

ディーラー以外のショップでは、いくつかオイルの選択肢があると思います。

基本的に最も安価なオイルを選択していただいて構いません。

 

もしDIYをされる方であれば、現在Amazonにおいてカストロール・EDGEが異常に安く手に入る状況ですので、こちらをお勧めします。

これはBMW純正と同等以上の性能があると認証を受けたオイルです。

交換の頻度は乗り方や距離、季節にもよるから一概に言えません。

しかし、以下の目安で交換することで、良い状態を長く保つことができます。

  • 2006年以降の車:10000kmもしくは1年
  • 2005年以前の車:5000kmもしくは半年

最近のBMWにはオイル交換のタイミングを示すインジケータがついています。

これは、距離だけではなく乗り方まで考えてオイルの交換時期を考えてくれる優れモノです。

しかし、基本的に交換スパンが長く設定されています。

メーカーの保証期間内だけ乗れれば良いということであれば、その交換頻度に従えば良いですが、長く乗りたいのであれば、少し交換頻度を上げることをおすすめします。

なお、2020年現在のメーカーの新車保証は最大で6年8カ月まで延長することができます。

※常識的な範囲の使い方とは、「サーキット走行」「渋滞路走行」「短距離走行」のようなエンジンの負荷が高い走行をしないということです。

 

適切なオイル管理をしていなかった場合、年数や距離が経過すると共に徐々に症状があらわれ始めます。

極端な例を除けば、最も多いのはオイル下がりやオイル上がりです。

オイルが燃焼することで、オイルの減りが早まります。

 

もしオイルの減りが早くなったと感じたら、オイルの硬度をあげてみましょう。

オイル管理の良い車の見分け方

自身の車のこれまでのオイル管理が良かったか・悪かったかを見分けたり、

中古車選びで車の状態を見分けるためにご活用ください。

 

ボンネットを開けて、オイルフィラーキャップを開けてみましょう。

キャップの裏側やエンジン内を覗き込んでみてください。

付着物がなく、悪臭がないこと。また、内部は薄く黄色~薄茶色いオイルを纏いきれいだと良いです。

逆に付着物があったり、内部が茶色く汚れている場合にはオイル管理があまり良くなかったということです。

以降のオイル交換頻度を早めることで、少しずつ状態を改善することができます。

 

なお、中古車の状態の見分け方については過去のオイル管理の良し悪し以外にも多くのポイントがあります。

詳しくは以下の記事で解説しています。

参考:【中古BMW】車選びのコツとチェックポイント

② 維持費を抑えるには「オイル漏れ」を放置しろ?!

エンジンを構成する部品は、主に金属や樹脂で作られています。

金属や樹脂でできた部品を、ボルトとナットで固定しています。

こうした部品間の継ぎ目には、ゴム製のパッキン()が挟み込まれています。

これによりオイルが漏れることなく、エンジンの中を循環しているわけです。

※パッキン:Oリング、ガスケット、シールなど部位によっていくつかの呼び方があります。ここでは便宜上、認知率が高そうな「パッキン」という呼び方をします。

 

このパッキンは、ゴムで出来ており時間の経過とともに劣化します。

そのため、ある程度年数の経った車ではオイル漏れは珍しくありません。

 

このオイル漏れが発見されるたびに修理してしまうと、大変な維持費がかかります。

パッキン自体は小さなゴムの部品であり、それほど高額ではありません。しかし、ディーラーやショップの工賃は避けられません。

 

それでは古いBMWは買うべきではないのでしょうか?

古いBMWを維持するには、高額な維持費を受け入れなければならないのでしょうか?

 

そんなことはありません。

 

オイル漏れは、基本的に緊急度の低い故障です。

もちろん早めの修理が望ましいのですが、緊急度が低いということは以下のような選択肢が生まれます。

  • お金が用意できるまで放置する
  • 他の部品の故障を待って、まとめて整備する
  • 次の車検を待って、車検とあわせて修理する

このように、経済的な事情や今後の予定などを加味してメンテナンスプランを練ってみましょう。

ディーラーやBMWに疎いショップではどうかわかりませんが、良心的なショップやBMWに強いショップであれば、整備を先送りすることについて相談に乗ってくれるはずです。

 

なお、「オイル漏れ」と一言に言っても多種多様なので、詳しくは以下の記事で解説しています。

参考:BMWのオイル漏れが発覚!修理が必要?緊急度や添加剤、安価な修理方法をご紹介 

③ よく壊れるけど悩ましい「イグニッションコイルとプラグ」

イグニッションコイルは、国産に比べてやや弱いように感じられます。

基本的にイグニッションコイルは使えば使うだけ劣化が進みます。

しかし、面白いことにBMWの整備記録を見ると、多くの車両が新車から間もない時点でイグニッションコイルを交換していることに気が付きます。

もしかすると初期不良が多いのかもしれません。

 

そうした初期不良を除くと、いつ壊れるかは運頼みです。

15年経っても、15万km以上走行しても壊れない車両がある一方で、もっと早くに何本も故障するケースもあります。

厄介なことに、イグニッションコイルはやや高額な上、1台の車に4本~8本(1気筒に1本)搭載されています。

そのため、長くBMWに乗られている方や古いBMWを購入された方は、一度くらい苦しめられた記憶がある方がのではないでしょうか。

プラグ交換でイグニッションコイルの寿命アップ

BMWでは、プラグに日本製を使用していることが多く、プラグ自体が問題となることは少ないです。

プラグを早めに交換することで、イグニッションコイルの寿命を延ばすことが出来ます。

詳しくは以下の記事で解説しています。

参考:【BMWの故障】イグニッションコイルの故障を予防しよう!

1本ずつ交換か、全数交換か

イグニッションコイルは、4気筒エンジンであれば4本、6気筒エンジンであれば6本搭載されています。

1本故障すると、その他のイグニッションコイルも寿命が近いと判断されて、全数交換を勧められることがあります。

たった1本しか壊れていないのに、4本あるいは6本交換しなければいけないというわけです。ちょっともったいないですね。

 

1本交換と全数交換では、それぞれ以下のようなメリットとデメリットがあります。

1本交換した場合のメリットとデメリット

  • 交換費用が安い
  • 次に故障が発生した際に、同じくらいの工賃が再度発生する

全数交換した場合のメリットとデメリット

  • 交換費用が高い
  • 今後故障の不安がなくなる

一長一短に見えますが、工賃や経過年数・走行距離で判断すると良いでしょう。

例えば、イグニッションコイル交換の工賃が非常に安価であれば、故障の度に交換してもらっても良いでしょう。

作業自体は非常に簡単なので、お店によっては安価な場合があります。

また、既に新車購入もしくは前回のイグニッションコイル交換から10年以上経過しているとか、10万km以上走行しているという場合には、リフレッシュの意味をかねて全数交換しても良いかもしれません。

イグニッションコイルの劣化は徐々に進みますから、10年・10万kmも過ぎると、交換後に違いを明確に実感できるほどの変化があります。

 

なお、DIYで作業を行う場合には1本交換のデメリットがありません。

基本的に1本交換で良いでしょう。

イグニッションコイルの交換は、作業内容としては非常に簡単な部類です。

もちろん車の要であるエンジンに触れるわけですから無責任に推奨することは出来ませんが、DIYに挑戦したいと思っている方にはオススメしたい作業です。

OEM部品を使うととっても安い

イグニッションコイルは高額な部品であると言いました。

しかし、OEM部品を選択することで、大幅に部品代を節約することができます。

残念ながらディーラーではOEM部品を選択できないため、ショップやDIYによる作業が必要です。

 

▼OEM部品について、詳しくはこちらで解説しています。

参考:BMWの部品の種類と購入方法

 

▼OEM部品(ボッシュ製)のイグニッションコイルの例 

④ 簡単にできる!エンジンの状態の確認方法

ここまでの3つのポイントでは、主にエンジンに関する内容を紹介しました。

ここで、エンジンの状態の簡単な確認方法を紹介します。

自身の車のエンジンの状態が良いのか・悪いのかを判断するために、一度試してみると良いでしょう。

 

エンジンを始動し、以下の2点を確認してください。

  • 異音がないこと
  • スムーズに始動すること

続いてアクセルペダルを何度か踏み込み、以下の3点を確認してください。

  • 異音がないこと
  • 重苦しさがないこと
  • 引っかかりなくスムーズに回ること

続いてタコメーター(回転計)を確認します。

アクセルペダルを操作していない状態(アイドリング)の回転数が安定していることを確認してください。

安定していれば、回転計の針がピタリと同じ場所を指すはずです。

しばらくすると冷却水の温度が上がってきます。

水温計の針が上がると、回転数が落ちてきます。

水温計の針が中央を指すと、回転数の落ちは止まって、またピタリと針が安定しているはずです。

回転計の針がピクピク動いていたり、回転数の針の細かな動きにあわせて音や振動が出たり、回転数が落ちてまた戻るような動きをしていないことを確認してください。

 

最後に水温計の針が中央の位置でピタリと動かないことを確認してください。

正常であれば少したりとも動きません。 

 

最後にエンジンを切り、ボンネットを開けてください。

エンジンやラジエーターなど高温になっている部位もあるため注意してください。

 

エンジン停止から5分待ってオイルレベルゲージを確認してください。

オイルレベルゲージがない車両では不要です。

オイルの量が適切であることを確認してください。

 

エンジンルーム内、特にエンジン周辺をくまなく目視で確認してください。

オイルの漏れや滲みがないことを確認しましょう。

オイルに濡れていなくとも、シミや滴った跡があれば要注意です。

同様に、白く残った水跡があればクーラントが漏れている可能性があります。

 

定期的に以上の確認作業を行い、異常が見つからないことを確認しましょう。

異常が見つかった場合には、原因の特定へ進むか、ショップやディーラーへ相談してみましょう。

⑤ 長期維持の難所!冷却システム

BMWの代表的な弱点といえば、「冷却システム」(エンジンを冷却するための部品全般)があげられます。

冷却システム」を構成する部品の多くは樹脂やゴムでできています。

BMWに使用される樹脂やゴム部品の耐久性は、日本車に使用されるものに比べて劣っています。

冷却システム」の構成部品

冷却システム」を構成する主要な部品は以下の通りです。

  1. クーラント(冷却水)
  2. ウォーターポンプ
  3. サーモスタット
  4. ホース
  5. ラジエーター
  6. サブタンク(エキスパンションタンク)
  7. ラジエーターキャップ
  8. 水温センサー
  9. 水量センサー
 1. クーラント(冷却水)

クーラントは、冷却性能を維持するために定期交換が望ましいです。

BMWのいくつかの車種は、水温管理が繊細です。

クーラントの劣化は何も良い結果を生まないので、是非定期的に交換してください。

 

実際には定期交換を意識しなくとも、すぐに影響が出ることはありません。

しかし、エンジンを労わる意味でも定期交換が望ましいといえます。

もし交換するのであれば、水漏れの修理などにあわせて交換することで工賃を節約することができるでしょう。

なお、色は緑でも赤でもなんでも構いません。

安物で良いので、最低でも車検2回に1回の頻度で交換してあげると良いでしょう。

2. ウォーターポンプ

これまでの経験から特別故障が多い部品ではありません。

10年・10万km以上故障がないケースの方が多いくらいです。しかし、ふいに故障したり、水漏れを起こすことがあります。

ウォーターポンプが故障すると、エンジンの物理的な損傷やオーバーヒートの恐れもあります。

もし長くその車に乗り続けたい、と思うのであれば予防整備(故障する前に交換する)が望ましいです。

例えば、クーラントの漏れが発覚して修理するのであれば、それにあわせて交換するなど計画的にメンテナンスを行うと良いでしょう。

3. サーモスタット

ウォーターポンプ同様特別故障が多い部品ではありません。

しかし、その構造上徐々に劣化が進みます。

段々と動きが悪くなることで、水温の管理が甘くなります。

水温計の動きを確認して、一度安定した水温がふらふらと動くようならサーモスタットの異常を疑いましょう。

4. ホース

ここが一番故障しやすいポイントです。

ホースはゴムと樹脂で構成されており、エンジンの熱や中を通るクーラントの温度変化、加圧、走行中の振動、整備時の衝撃などを受けて劣化が早いです。

日頃から時折ボンネットを開けてエンジンルームを点検しましょう。

ホース周りにクーラントの漏れた白い跡がないかを確認してください。

また、ホースに触れてゴムの柔軟性が失われていないかどうかも確認してください。

突然破損し、走行不能になるケースもあります。

しかし、多くの場合、徐々に漏れだしたり、ホースの一部が変形したり、柔軟性がなくなっていることから事前に異常を察知することが出来ます。

 

ホース自体は高額なものではないため、日頃の点検を欠かさず、異常が見つかった場合には早めに交換してください。

5. ラジエーター

それほど弱い部品ではありません。

ラジエーターからの漏れは、ホースやウォーターポンプとは違って、徐々に漏れ出す程度です。

そのため定期的にラジエーター本体やクーラントの量を確認し、ラジエーターからの漏れが発覚した場合には、漏れ止め剤を試すか、次の整備の予定に組み込むなどの対応を取りましょう。

6. サブタンク(エクスパンションタンク)
7. ラジエーターキャップ

ここはセットで考えたい部品です。

サブタンクはラジエーター横に設置された、縦長のタンクです。

樹脂製のタンクで熱と加圧、振動による影響で劣化が早い部品です。

ホースと同様に、基本的には小さな亀裂から徐々に漏れ出すため、日頃の点検でクーラントの漏れた白い跡が見つかった場合には可能な限り早く交換したいところです。

水回りまとめ
  • 日頃からクーラントの量を確認する
  • 日頃からクーラントの漏れ(白い跡)がないかボンネット内を探す
  • 水温計に不審な動きがないかたまに目を向ける
  • ホースは柔軟性があるかどうかを確認する
  • 出来れば早めの予防整備をすることで安心して長く乗り続けられる
  • 1カ所が壊れたらまとめて他の部品も交換するという手もアリ

⑥ 故障は少ないが部品代は高額な電装品たち

電装品と一口にいっても色々とあるのですが、特に高額かつ車にとって重要ないくつかの電装品を紹介します。

エアコンコンプレッサー

その名の通り、エアコン(特に冷房)を動かすための部品です。

家庭用のエアコンの室外機みたいなものと考えて頂いて構いません。

エアコンのコンプレッサーを中心に構成されるエアコンシステムは非常に高額で、軽自動車においては、すべての部品のなかで最も高額なんて言われたりします。

 

そのなかでもエアコンコンプレッサーの故障はありがちです。

BMWのエアコンコンプレッサーは、長らく日本製部品が採用されています。

故障の確率や耐久性は国産車とほとんど変わりません。

しかし、早いものでは10年程度から、15年も経過するとポツポツと故障が見られ始め、20年経過した車両では故障が珍しくありません。

 

壊れるかどうかは運頼みです。

オルタネーター

オルタネーターとは、発電機のことです。

車にはバッテリーが搭載されていますが、バッテリーに常に電気を蓄え続けてくれている部品こそがオルタネーターです。

オルタネーターが故障すると、発電が出来なくなります。

バッテリーの中の電気が残っているうちは車が動きますが、バッテリーが空になった途端にエンジンは停止し、車は動かなくなります。

 

エアコンコンプレッサーとは異なり、BOSCHやVALEOといった海外メーカー製の部品が搭載されています。

エアコンコンプレッサー以上に故障事例は多いです。

10年以上経過すると故障が増え始めますが、20年近く故障しない例もあり、故障するかどうかは運頼みです。

 

事前に兆候を感じ取られるケースとして、キーンという異音がでたり、発電量が不安定になり関係のないエラーが出ることがあります。

ただし、事前に確実に故障の前兆を察知することは困難です。

燃料ポンプ

燃料ポンプは、その名の通り燃料をエンジンに送り出すポンプです。

燃料タンクのなかに設置されており、文字通りただのポンプです。

昔は燃料ポンプが故障することもあったのですが、最近の車両ではあまり聞かれません。(最近の車両は経過年数が少ないですから当たり前かもしれませんが)

 

エアコンコンプレッサーやオルタネーター以上に長持ちし、20年以上故障せずに動き続けることも多いです。

一方で、故障すると燃料が送れなくなり車が動かなくなります。

オルタネーター同様に事前に異常を察知することは困難です。

スターターモーター(セルモーター)

スターターモーターとは、エンジンをかけるための部品です。

エンジンを物理的に回転させるための部品で、その中身はというとただのモーターです。

 

とはいえ部品はやや高額で、交換しづらい場所に設置されており交換工賃も高くなりがちです。

燃料ポンプ同様に、故障の少ない部品です。

しかし、キーを捻ってエンジンをかけた後、すぐにキーを戻さず捻ったままにしておくと、劣化を早めます。

 

異常が出ると、エンジン始動時に異音が発生します。

例えば、エンジンがかかった後に「シュイーン」というような音が発生することがあります。

 

⑦ 外装について

ボディは国産車以上に分厚い鉄板と防錆塗装のお陰で、きちんとしたケアさえ欠かさなければ問題ありません。

しかし、窓周辺のモールなど、樹脂・ゴムパーツは非常に弱く、劣化は防ぎようがありません。

屋根付きのガレージであっても時間の問題です。

中古でBMWを購入する際は、ここが劣化していたとしてもあまり気にしてはいけません。

どうせ劣化します。劣化したら交換するか諦めましょう。

⑧ 内装について

90年代、環境対策で非常に軟弱な接着剤ばかりが使われた時期があります。

この時代の車両は、内装部品が経年劣化により剥がれる車が多かったです。

 

しかし、2000年台に入りかなり改善はされました。

改善されたとはいえ、日本車並みの耐久性はありません。

剥がれや破損がある場合には自身で修理するか、部品ごと交換することになります。

ただし、厄介なことに内装部品は高額なことが多いです。

できれば自身で接着剤などを利用した簡単な修理方法を考えた方が良いかもしれません。

 

また、ドリンクホルダーなどの樹脂パーツも強度が弱く、折れてしまったり、表面がべたべたしてくることがあります。

90年代以前の車ではダッシュボード割れも散見されます。

こうした内装関係は交換を始めるとキリがなくなり、お金もかかるため、中古でBMWを購入する際には内装の状態が良い車を選ぶことをお勧めします。

まとめ

以上でおおよそのチェックポイントを網羅できたと思います。

オイル管理を欠かさずに、日頃からエンジンルームの様子を見て、水温計、タコメーターの動きに気を配り、異音や振動を気に留めるようにするだけで、突然の故障や無駄な出費を抑えることができます。

 

異常が見つかった場合には、メンテナンスプランを立てましょう。

もしDIYではなく、整備をショップやディーラーに依頼するのであれば、整備をできるだけまとめた方が工賃は割安になります。

 

車をより深く知り、より快適なBMWライフを送りましょう!

【BMWの弱点】部品の寿命と交換時期を知って「予防整備」を始めよう!

2020年1月15日 加筆修正

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BMWの弱点とされる部品や、維持するにあたり気を付けておきたいポイントを紹介します。

また、過去の実績からおおよその寿命がわかっている部品をすべて紹介します。

これをもとに、予防整備(※)に努めることで車の状態をより良い状態で維持することができます。

予防整備とは、部品が故障する前に予防的に交換・整備を行うことを言います。

 

中古のBMWを検討されている方や、すでに所有されている方に向けて、メンテナンスの考え方についても紹介していきたいと思います。 

BMWの弱点(壊れやすい部品)について紹介します。

近年では部品の耐久性がグッと向上しています。

新車から10年程度であれば、国産車と同じ感覚で故障知らずで乗られている車両も多いです。また、10年を越えても故障知らずということは珍しくありません。

要注意!故障すると車が動かなくなる部品

まず始めに、弱点のなかでも故障すると影響が大きい部品を紹介します。

クーラントホース

クーラントホースとは、エンジンを冷却するクーラント(冷却水)が通るゴム製のホースです。

クーラントホース自体の破損やクーラントホースの接続部からの漏れが代表的です。

ゴム製の強靭なホースを採用しているものの、ゴムである以上は経年劣化があります。

それに加えて、普段から熱の変化や内部からの加圧の影響を受けて劣化が進みやすい代表的な部品です。

 

突然激しく漏れるケースがあるものの、大抵の場合には予兆があります。

ホースの周辺に、クーラントが飛び散って乾燥した痕が見つかった場合には要注意です。日頃からボンネットを開けて白い痕がないかどうか確認することが望ましいでしょう。

また、ホースは点検の際に触れて、ゴムの弾力が感じられることを確認しましょう。劣化とともに弾力がなくなっていき、破損につながります。ホースのゴムや、接続部の樹脂は品質が低く、特に熱と経年劣化に弱い印象を受けます。

予防整備をするのであれば10年で一度は交換したいものです。出来れば7~8年を目途に交換しておくと、安心して更に7~8年乗ることができるでしょう。なお、この樹脂の接続部は整備の際に加えた衝撃などでダメージを受け、何かの拍子にいきなり破損、ホースが外れることもあります。

価格は主要なアッパーホース、ロアホースで1~2万円前後で購入できるため、繰り返しになりますが7~8年程度スパンで予防整備することが望ましいです。もし予防整備をしない場合には、10年を過ぎたらたまに様子を見てやりましょう。

実際には10年程度ではまだまだ異常が見られないケースも多いです。

エクスパンションタンク

エクスパンションタンクとは、樹脂製のクーラントを溜めるタンクです。

エンジンが動いている間、クーラントは沸点を高めるために加圧されています。

氷点下から100度以上の温度にまで達するクーラントを収め、加圧されています。

30年以上前のBMWでは金属製でしたが、現在は樹脂製に変更され、長らくBMWの弱点の一つとされています。

クーラントホース同様に、長くて10年、出来れば7~8年を目途に交換がお勧めです。

予防整備をしない場合には、10年過ぎたら警戒を始めましょう。

 

破損する際には、クーラントホース同様に白い痕が確認できることがありますが、走行中に突然破裂することもあります。

ベルト

エンジンの力を使って、ファン、ウォーターポンプ、オルタネーター、コンプレッサーなどを駆動するゴム製のベルトです。

最近のモデルではベルトで駆動する部品が減ってきています。

特にウォーターポンプやオルタネーターを駆動するベルトが破損すると車を動かせなくなります。

安い部品であり、交換の難易度も低いため、劣化が発覚した場合にはすぐに交換することをお勧めします。

ただし、ベルトはなかなか目視確認しづらいため、何かの整備の折に確認する・確認してもらうようにしましょう。

ベルトはメーカーを問わず使われる部品です。

大抵の整備工場では、何かの整備のついでにチェックしててくれるはずです。異常や劣化があれば教えてくれるほか、質問すれば状態の良し悪しを教えてくれるでしょう。

ちょっと注意!弱点かもしれない部品

次に、弱点というほど弱くないもののたまに故障することがある部品を紹介します。

ラジエーター

突然の故障はクーラントホースとエクスパンションタンクの2点に比べて少ないです。

大抵は先に滲みが発見され、交換するかどうかを判断することになります。

漏れた後も、継ぎ足しながら走らせることはできますし、そこまで勢いのある漏れは少ないです。

漏れ止め剤で済んでしまうこともあります。

ウォーターポンプ

クーラントをエンジン内部に送り込むポンプです。

内部の破損やクーラントが漏れ出すために交換が必要になることがあります。

故障事例は少なくないものの、全く故障しない車両もあります。

長年の経験からすると、耐久性が低いというよりは運の要素が強いと感じています。

サーモスタット

特別BMWの弱点というわけではありませんが、段々と劣化する部品です。

開きあるいは閉じが悪くなり、水温が上がりづらくなったり、水温が上がりすぎてしまったりします。

水温計の動きに不審を感じたら、交換を検討するかショップに相談しましょう。

日本車やアメリカ車と違って、BMWを始めとした欧州車の水温計はきちんとした温度計です。

水温の制御があまければ水温計がふらふらすることが確認できるはずです。

部品の寿命と交換時期

続いて、寿命=交換時期がある程度わかりきっている部品を紹介します。

ここで紹介する寿命は安全マージンを取った数値とお考え下さい。

また、個体差や使用条件による差があります。ここで示す年数や距離の2倍以上長持ちすることもあれば、寿命が短いこともあります。

 

寿命があまりに長かったり、実績が少なく個体差が激しいケースは除外しています。

エンジン周り

エンジンオイル:5000kmもしくは1年 ※エンジンを綺麗に保ちたい場合

エンジンオイルフィルター:エンジンオイル交換2回に1度

エアフィルター:20000kmもしくは2年 ※交換ではなく清掃でも可

ベルト:30000kmもしくは3年

ベルトテンショナー:70000kmもしくは7年

各種センサー:70000kmもしくは7年

水回り

ラジエーター:70000kmもしくは7年

クーラント:2年

エクスパンションタンク:70000kmもしくは7年

ウォーターホース:70000kmもしくは7年

ウォーターポンプ:70000kmもしくは7年

サーモスタット:70000kmもしくは7年

水量センサー:70000kmもしくは7年

水温センサー:70000kmもしくは7年

その他

バッテリー:5年

オルタネーター:7年

フューエルフィルター:100000kmもしくは10年

燃料ホースについてご指摘を頂きました。

私の過去の整備や維持の経験からすると、10年程度で異常がでているケースを見たことがなく、20年経過している車両であっても漏れや滲みもないことが大半です。

そのためあえてここには含めておりませんでした。

フューエルフィルターの交換時にあわせて周辺のホースを交換すると良いかもしれません。

交換時期について

以上の一覧を見て頂ければわかる通り 7年 がひとつの節目です。

消耗品を除けば、7年を越えると異常が見られ始めます。

もちろんこれよりずっと長持ちすることもありますが、7年を越えたら少し注意してあげると良いでしょう。

 

しかし、ここ10年ほどの最近の車は耐久性が向上しています。

何の異常もなく10年経過することも珍しくありません。

2000年台後半以降の車両(2005年~)に関しては、目安を7年でなく10年に置き換えて良いと考えています。

例えば2020年現在、10年前と言えば2010年です。

2009年の車両の多くは、今なお故障知らずで乗り続けることができます。

もちろんメンテナンスや乗り方によっては故障が目立ち始める車両もありますから、購入時には注意が必要です。

 

一方で、走行距離はあまり気にしなくて良いです。

目安として年数と併記していますが、部品の劣化と走行距離がきれいに相関することは少ないです。

異常が発見された時に交換すべき部品

次に、寿命の個体差が大きい部品を紹介します。

基本的に異常が発見され次第交換する部品とお考え下さい。

故障や異常が生じてすぐに車が動かなくなるような、影響の大きな部品は少ないです。しかし、確実に走行に影響を与える部品もありますので、注意が必要です。

エンジン周辺

イグニッションコイル:エンジン不調。診断機で診断可能。初期不良が多く、新車保証期間に交換されているケースも多い。

オイルレベルセンサー:オイルレベルが十分なのに警告灯が点灯。

O2センサー:エンジン不調。診断機で診断可能。

インテークホース:エンジン不調。場合によってエンジン停止や始動不良も。

エアフローセンサー:エンジン不調。場合によってエンジン停止や始動不良も。

カムシャフトポジションセンサー:エンジン不調。場合によってエンジン停止や始動不良も。

クランクシャフトポジションセンサー:エンジン不調。場合によってエンジン停止や始動不良も。

オイルセパレーター:エンジン不調。診断機では見つかりにくいことも。

ブローバイホース:エンジン不調。診断機では見つかりにくいことも。

水回り

ヒーターコア:ヒーター不調。

その他

フューエルポンプ:エンジン不調。場合によってエンジン停止や始動不良も。

パワーステアリングホース:よく漏れる。漏れが発見され次第交換もしくは増し締め。

ブレーキパッド:警告灯点灯時もしくはある程度減っていた場合。

ブレーキディスク:ブレーキパッド交換2回に1度が目安。ある程度減っていた場合。

サスペンションアームのブーツ:破れていると車検でNG。内部の損傷につながる場合もある。

Oリング、ガスケット関係

Oリングやガスケットはどこであろうと劣化し、最終的に漏れが発生します。

ここは国産車に比べて明らかに劣っている点です。

漏れを発見し次第、都度こつこつ交換していきましょう。

Oリングやガスケットが原因となる漏れであれば、99%酷い漏れがいきなり発生することはありません。

交換すると車が快調になる部品

エンジンオイル

定期交換部品にも書いたように、少し早めの交換が快調なエンジンを維持するコツです。

10,000kmごとの交換でも十分ですが、フィーリングを重視するのであれば5000kmもしくは間をとって7500km程度で交換すると良いでしょう。

化学合成油指定の車では、カストロールEDGEがおすすめです。

認証も取っている指定メーカーで、お値段もお手頃です。

プラグおよびイグニッションコイル

不調が出てからの交換でも良いのですが、7年70000kmを超えたあたりで交換すると、その差を確実に実感できると思います。

徐々に劣化し、気づかぬうちに車の調子は落ちて行っています。

故障まで粘っても良いのですが、エンジンフィーリングやパワーを重視する場合には早めの交換がおすすめです。

なお、故障と言ってもまずは微細な不調から症状が現れ、車が止まるほどの事態にはなりません。

イリジウムなどは特に選択する必要はなく、純正と同等の製品を選びましょう。

各種センサー

エアフローセンサー、O2センサー、カムシャフトポジションセンサーなど、エンジン制御に関わるセンサーは徐々に劣化していきます。

ほぼ機能しなくても走行にあまり支障がないセンサーもありますが、緻密なエンジン制御が困難になり、本来のエンジンの良さがなくなります。

故障が見つかってからの交換でも構いません。

リフレッシュの意味で余裕があるときに交換してもかまいません。

基本的に車が動かなくなるような事態にはならないのですが、エンジンの動作に直結しているカムシャフトポジションセンサーやクランクシャフトセンサーは不調になるとエンジンが停止やエンジンがかかりにくくなることもあります。

10年をひとつの目安として交換しても良いと思います。

ショックアブソーバー

定期交換部品にはあえてあげていませんが、本来であれば定期的に交換すべき部品です。

BMWの乗り味の重要なポイントのひとつです。

へたり切っていても意外といい走りをするのですが、折角のBMWですからここは抑えておきたいところです。

7年70,000kmを目安としていますが、もっと前からへたりは確実に出てきています。

サスペンションアーム、ブッシュ

ショックアブソーバー同様、BMWの乗り味の重要なポイントのひとつです。

正確にはアーム自体は消耗しないのですが、アームの連結部にあるゴムブッシュやボールジョイントが劣化します。

最近のモデルではブッシュ単体での交換が出来ず、アームごとの交換となり割高です。しかし、効果はショックアブソーバー同様明確に体感できます。

10年100,000kmを目安にすべて取り換えられると良いのですが、非常に高額になりますから、7年目くらいから意識しはじめ、何かの整備のついでに徐々に交換したり、お金を貯めて一気に交換すると素晴らしい走りがよみがえります。

タイヤ

タイヤの重要性は、車に興味がある人であればだれもがわかっているはずですが、一方でケチられやすい部品でもあります。

私は個人的にミシュラン・パイロットスポーツを長らく愛用しています。ネットで買えば、それほど高価ではありません。快適性よりのパイロットスポーツ3と、ややスポーティなパイロットスポーツ4があります。

スポーティタイヤと勘違いされがちですが、ミシュランの哲学にのっとって快適性も重視しています。

特にパイロットスポーツ3はコンフォートタイヤの系譜にありますので、しっかりとした走りをしますが快適性も決して犠牲にしません。

 

価格を優先する場合には、ピレリ・Cinturato P1がBMWオーナーの支持を受けています。

エンジンマウント・ミッションマウント

なかなか交換しない部品なのですが、10年10万kmも走るとかなり劣化しています。

アイドリング時に振動を感じる場合には、余裕があれば交換してみると良いでしょう。

劇的に変わるはずです。

まとめ

以上、少し長くなりましたが、これまでの経験から以下の3点に分けてメンテナンス項目をまとめました。

  • 定期的に交換すべき部品
  • 異常が発見された時に交換すべき部品
  • 交換すると車が快調になる部品

ご自身の車のメンテナンスの履歴を確認し、不要なメンテナンスを避けつつも、メンテナンスプランを考えてみてください。

車齢10年くらいになったら交換しておくと良いよリスト

  • イグニッションコイル
  • スパークプラグ
  • オルタネーター
  • カムシャフトセンサー
  • クランクシャフトセンサー
  • エアフローセンサー
  • O2センサー
  • ウォーターポンプ
  • サーモスタット
  • ウォーターホース
  • ラジエーター
  • エクスパンションタンク
  • インテークホース
  • アイドルコントロールバルブ
  • 燃料ポンプ&フィルター

【中古BMWの選び方】買ってはいけない車の見分け方とは!?

2020年1月15日 加筆修正

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このブログでは中古BMWに安く・楽しく・快適に乗るための知識を紹介しています。

 

BMWを楽しく乗り、快適に維持するためには、車選びが重要です。

良い車を選べば、修理に時間やお金をかけずにBMWを楽しむことができます。

しかし、良い車を選ぶことは簡単ではありません。知識と経験がある車のプロでさえ確実に良い車を手にすることは難しいのです。

 

この記事では、良い車を選ぶためのチェックポイントを紹介します。

BMWの中古車価格

始めに、BMWの中古車の基礎知識として、大まかな相場・価格のイメージを紹介します。

 

BMWの中古車相場は非常にわかりやすい構造をしています。

大まかにいって、BMWの中古車価格はこのように推移します。

  • 1-2年落ち:新車価格の70%程度
  • 5年落ち:新車価格の半額程度
  • 7年落ち:新車価格の20%~30%程度
  • 10年落ち:100万円以下

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中古車扱い(新古車や1~2年落ち)になった時点は3割は落ちます。

そこから緩やかに落ちて、5年前後で大体半額ほどまで落ちます。

そこから緩やかに下落が続き、10年前後で底値まで落ちます。

※ただし、特殊なモデルはこの限りではありません。

 

M3やM5と言ったハイパフォーマンスモデルや、希少なMT搭載車、人気が高い「Mスポーツ」パッケージ装着車は高額になる傾向があります。

また、BMWに限らない中古車相場の傾向として、SUVや4WDモデルは特に冬季を中心に価格が上がります。

冬季以外でも中古相場が落ちづらいです。

 

逆に言えば、豪華な内装を備えた「ハイライン」や「ラグジュアリー」は割安です。

ナビや豪華な追加装備の類もそれほど価格に関係しません。

10年目以降の底値とは?

先ほど10年程で底値になると説明しました。

底値となると、中古車市場ではおおよそ100万円以下で取引されます。

もちろん100万円以下といっても、20万円と90万円では大きな違いがあります。

しかし、この価格帯まで下落した車は流動性が低く利益もあまり出ないことから中古車店としても積極的に扱いません。

そのため当記事内では、底値という言い方をしています。

 

100万円以下には、1万円から100万円まで広い幅があります。

こうした車両は、登録業者のみが参加できる中古車オークションにおいて20~50万円程度で落札されることが多いです。

また、下取りや買取で仕入れるケースもあるでしょう。

これに手間賃や手数料、場所代、整備費、そして利益を載せると、販売価格が最大で100万円程度にはなるということです。

 

ここら辺の事情や状態の判断は、たくさん車を見たり、車屋さんと仲良くなってしっかりと事情を聴きだす必要があり、そう簡単ではありません。

 

さて、このことからBMWの中古車を選ぶタイミングは3回あると考えています。

選択肢1:1~3年落ちの「ほぼ新車」

予算は300万円ほどからです。

この年式の車はディーラーで扱われていることが多く、保証をつけることができます。

2020年現在、新車保証は3年で、そこから2年の延長保証をつけることができます。

2年の延長保証が終わると、更に20カ月の再延長保証をつけることができます。

最大で6年8カ月の保証期間があるわけです。

 

国産車を買う程度の予算で、新しい車を手ごろに買いたい場合には選択肢になり得るでしょう。この時点ではまだ車の状態に大きな差はでていません。

事故車や著しい過走行車に気を付け、後はお好みの装備や色から選ぶと良いでしょう。

 

1シリーズなどの元々の車両価格が安価な車であれば、100万円前後の車両がちらほらと出てくることもあります。

選択肢2:5年~7年落ち程度の「新しめの中古車」

予算は150万円ほどからです。

5年落ち~7年落ち程度の新しめの中古車です。

モデルとしては現行モデルや1世代前のモデルが対象になります。

街中でもまだまだ多く見かけ、古臭さも感じないでしょう。

 

価格的にはかなり手ごろになってきており、車両価格だけを見れば100万円を切る車も出てくる年式です。

この年式を選ぶ場合には、状態を見極めなくてはなりません。

まだまだ故障知らずで乗ることができる年式ではありますが、メンテナンスを怠ってきた状態の悪い車では故障や不調が見られ始める年式です。

以降の記事を参考にハズレを引かないように注意してください。

選択肢3:10年落ち程度の「安い中古車」

予算は50万円ほどからです。

10年落ちかそれ以前の中古車です。

モデルとしては1世代前か2世代前のモデルになるでしょう。

10年落ちであれば街中でもまだまだ見かけ、古臭さを感じない車も多くあります。

しかし、2世代前ともなると街中では減り始め、少し古臭さを感じるかもしれません。

 

1世代前を選ぶか2世代前を選ぶかで価格に差があるものの、100万円以下の車が多く、50万円を切るような車もあるでしょう。

この年式を選ぶ場合には、状態をよく見極めなくてはなりません。

10年程度であれば故障知らずで乗ることができる車もまだまだあります。

その一方で、状態の悪い車では故障や不調が増え始めるでしょう。

 

以降の記事を参考にしてください。 

車の選び方:中古車でチェックすべきポイント

中古車を見極めるポイントは多岐にわたり、当然ながら知識や経験、感性がものをいう点も多くあります。

ここでは、基本的かつ素人でも確認できるであろう点を中心にチェックポイントを紹介します。

良い車と悪い車の分かれ道

まず始めに、良い車を選ぶために状態の悪い車の原因を知りましょう。

 

新車では、すべての車がまったく同じコンディションです。

それでは、なぜ中古車の状態はバラバラなのでしょうか?

 

 

悪い車を生み出す原因は、大きく分けて3つあります。

悪い車を生み出す原因1:シビアコンディションによる使用

シビアコンディションとは、車にとって過酷な使われ方を意味します。

特に以下の2点が車の状態を悪化させる原因になります。

  • 渋滞の多い道を走る
  • 短距離の移動に使う

あまり車に詳しくない方には意外かもしれません。

例えば、都市部で近所のスーパーへの買い物に使われていた車最悪です。

もちろん十全な整備を施せば別ですが、このような車は選んではいけません。

渋滞の多い道は、車の冷却系に負荷を与え、ボンネット内の熱を高めます。

電装品や、国産車に比べて品質の低いゴムや樹脂製部品の劣化を促します。

短距離の移動により、エンジンは効率的な燃焼ができずに汚れが溜まり、オイルは劣化し潤滑が保たれなくなります。

更にターボエンジンやディーゼルエンジンの場合、シビアコンディションにより一層弱くなります。

 

過去の車検証で、使用されていた場所や走行距離の推移などを確認しましょう。

都市部で使われていて走行距離が少ない場合には要注意です。

 

シビアコンディションで使用されていた場合でも、必ずしも状態が悪いわけではありません。

特に年式の新しい車両は、それほど悪化が進んでいないことも多いです。

悪い車を生み出す原因2:整備不良

整備不良とは、特に消耗品を適切なスパンで交換しない・既知の故障を修理しないことを意味します。

特に、潤滑や冷却を目的とする油脂類の交換が不十分だった場合、部品の消耗を早め、いずれ来る部品の寿命を縮めます。

BMWでは、20年近く前からエンジンオイルのロングライフ化を進めています。

エンジンオイルの交換サイクルが長く設定されているわけです。

 

しかし、エンジンオイルの交換が甘かったがために、オイル下がりやオイル上がりで10年を待たずしてエンジンのオーバーホールが必要になった車両もありました。

エンジンオイルの交換を怠ってきた車は、整備記録では判断がつきにくいですが実際の車を見ることで判断ができます。詳細は後述します。

 

また、既知の故障を修理しないことにより周辺部品に無用な負荷を与えることになります。

特に、BMWは新しいモデルでも初期不良によるエンジン部品の交換が珍しくありません。

中古車の整備記録を見て回ると、大抵の車が新車保証期間に何かしらのエンジン周辺の部品を交換していることがわかるでしょう。

悪い車を生み出す原因3:使用頻度が少ない

最後に、使用頻度が少ない車です。

車は日々使用することで、潤滑が保たれ油脂類が流れ、各部の駆動がスムーズに維持されます。

特に輸入車を乗ったことがある人であれば、久々に乗るといまいち調子が悪く感じる、日々乗っていると調子が良いという点は同意をいただけると思います。

 

複合的な要因がありますが、要するに走行距離が少なすぎる車両は気を付けた方が良いでしょう。

最低でも、年間5,000kmは走行していると安心できます。

チェックポイント

車の状態を見極めるための10のチェックポイントを以下の記事に詳細にまとめています。

この記事内で説明すると長くなりすぎるため別の記事に分割しています。

誰でも実践できる手順もあわせて解説しています。是非チェックしてみてください。

diy-kagu.hatenablog.com

新しければ新しいほど高額修理の発生率が上がる

車は新しければ新しいほど高額修理が増えます。

現行のFで始まるモデルはもちろんのこと、Eで始まるモデルの中でも最後に登場した3シリーズのE90や5シリーズのE60などでは、やはりiDriveやアクティブステアリングといった先進装備が備わっており修理は高額になります。 

最近ではアクティブクルーズコントロールや、自動ブレーキなど、最新の安全装備が当たり前のように備わっています。新車で買って3年、あるいは5年乗る分には構いませんが、10年を超えて長く乗るにはそうした先進装備の故障が悩みの種になるでしょう。

※ただし、そうした先進装備の登場から10年ほどしか経過しておらず、耐久性は未知数です。

 

装備が増えれば増えるほど、故障は増える。

昔からある装備であれば故障の実績もあり対策も施されていますが、新しい装備ではそれがない。

もしその車に長く乗り続けたいのであれば、この点は肝に銘じておきましょう。

マイナーチェンジ後がおすすめ

BMWを問わずいえることですが、年式は新しい方が良いです。

望む装備の有無や、逆に不要な装備が備わってしまうということもありますが、基本的に新しい方が、不具合が発生しにくいです。

問題を起こしやすい部品があれば、対策もされていることでしょう。

素人が1台の車を探し出すのは難しい!ショップと良好な関係を築こう。

さて、ここまで色々とポイントをあげてきました。

しかし、素人がネットや中古車屋さんを巡って、満足いく車を探し出すことは難しいです。

プロですら100%の確率で良い車を見つけることは出来ません。

それが素人であればなおさら難しくなります。

 

これまでBMWに乗ってきたこともなく、BMWに強いショップなどにも詳しくない・付き合いがないという場合もあると思います。

その時は、まずは近所のショップを訪ねてみてください。

欲しい車があり、探していることを伝えれば親身になってくれるはずです。

可能であればBMWに強いショップを探すことが望ましいです。

 

そこで雑な対応を受けたのであれば、そんなショップはお断りです。

次の良いショップを探しましょう。

 

以下の記事でBMWに強いショップを紹介していますが、紹介しているお店は地域が限られていますので参考程度にご覧ください。

 

良いショップに出会えれば、車探しから購入後の維持まで、苦労が大幅に減ることになるでしょう。

また、維持費に関する記事にも書きましたが、良いショップであれば低予算にBMWを維持できるよう、色々な提案をしてくれるものです。

オークションや中古車市場から探し出してもらう

ショップに依頼すると、依頼を受けたショップはオークションや中古車情報を探し、目的の車を探し出してくれます。

前者のオークションは業者のみが立ち入ることができ、許可されていない人の入場は厳しく制限されています。

車は玉石混淆ですが、良い車を安く手に入れることができるかもしれません。

オークション会場では、車のエンジンをかけたりして簡単なチェックが可能です。

こうした現地でのチェック作業は代行サービスが存在しますが、出来ればお世話になるショップの方にチェックまでお願いしたいところです。

ショップが長らく整備してきた車を買う

数は少ないものの、オークションよりも確実な方法かもしれません。

信頼できるショップを見付けたら、そのショップで長らく整備されてきた優良な車を紹介してもらうのです。

そう都合良く在庫があることはないでしょうが、事前に「この型のこの色」などと要望を伝えておけば、仕入れた時に融通してもらえるはずです。

また、仕入れた時点で次の買い先が決まっているのであれば、ショップの場所代や諸々の維持費が無駄に上乗せされない分、安価に手に入れることができるかもしれません。

樟のダイニングテーブル その1 - 欅の角材が届くも…

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こちらの続き。

diy-kagu.hatenablog.com

 

 

樟のダイニングテーブル、今回は先日記事にしたように「もでりん」を使って作図してみました。結局なんの利点も見つからず、いまいち納得いきませんが、どういうものを作ろうとしているのかを説明するには良いです。

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桐のドレッサー その25 - 天板を整える

この制作記はブログ開設当初の古いもので、作業日数に釣られて記事数も膨大になってます。
ブログ開設初期~第一目標(ドレッサー)完成までを知識ゼロから始める家具作りシリーズとしてまとめています。

知識ゼロから始める家具作りシリーズの記事一覧を開く

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家具制作DIYを始めたキッカケであり第一の大きな目標であった妻へ送るドレッサー作りです。

前回

diy-kagu.hatenablog.com

 

ドレッサー作りは、ようやく仕上げ工程に入ってきました。先日貼り合わせて厳重に固定していた天板を整えていきます。

 

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ソーガイドについてくる「もでりん」を使ってみる

ゼットソーとセットで購入したソーガイド。

このソーガイドは、なかなかうまく使うことができず、普段はカット済み素材を買うため、Zソーも出番が少ないです。細かな加工は、あさりの少ないパイプソーを使っていますので、これまで2~3回しか使っていません。

 

しかし、こちらのソーガイドには、「もでりん」という作図ソフトが付属します。

こちらが公式サイト。

もでりんV3 パソコンで超簡単木工設計

 

これまで、フリーのソフトで作図を試みたのですが、なかなかうまく使えず挫折。結局は手書きしていました。しかし、手軽を売りにしている「もでりん」であればなんとかなるのではないかと挑戦してみました。

 

ダイニングテーブルです。

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うーーん…やっぱりよくわかりません。

これまで使ったフリーソフトよりは、操作はわかりやすいのですが、これではお絵かきが出来るだけで、細かな位置調整も効かない、接合も木と木を隣に置くだけ。お絵かきをして、サイズ感をなんとなく理解するには良いですが、それ以外に良いところが見つかりません。

 

そもそも、作図ソフトにおける「普通」がわかりません。

何をするためのソフトなのか?何ができるのか?どう活かすか?

やっぱりしばらくは手書きし、作図ソフトは本でも買って勉強が必要そうです(^^;

ブログを書いている人

カタミチ

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