BMWの部品の種類と購入方法
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2020年1月15日 加筆修正
BMWの部品の種類と購入方法についてご紹介します。
BMW含め、多くの輸入車は、部品の流通事情が国産車とは異なっています。
うまく活用すれば、維持にかかるコストを大幅に削減することもできます。
部品の種類
部品の種類は大きく分けて3種類あります。
それぞれの呼び方はお店や人によって様々です。
ここでは一般的に使われているであろう呼び方でご紹介します。
純正部品
新車時に使われている純正部品です。
ディーラーで注文した場合に手に入る部品もこの純正部品です。
メーカー(BMW)が、車両開発に使い、改良し、検証している最も品質が高い部品です。BMWが製造している場合もあれば、外部の部品メーカーから調達している場合もあります。
ディーラーで車を整備した場合には、この純正部品が使用されます。
OEM部品
BMWに使われている部品は、すべてBMWが製造しているわけではありません。
その多くは外部の部品メーカーから調達しています。
こうした外部の部品メーカーがBMWに供給している部品をOEM部品と呼びます。
(部品メーカーが完成車メーカーに部品を供給することをOEM供給と呼びます)
通常は、部品メーカーが製造している部品であっても、BMWを経由して純正部品として流通します。
しかし、部品メーカーがBMWを経由せずに直接販売しているケースがあり、純正部品より安価です。
中身は純正部品と全く同じですが、部品にあるBMWロゴがありません。(削り落とされていることが多いです)
品質面での差があるとすれば、BMWを経由していない分、BMWの検査工程を通過していないという差が考えられます。
なお、OEM部品という呼称は誤用とも言えますが、こうした呼び方をされることが多いです。
社外部品
純正部品を製造しているメーカー以外が製造している同等品です。
純正部品とOEM部品の中身は全くの同一ですが、社外部品は違います。
少し極端な言い方をすれば、全く関係ないメーカーが作ったコピー品のようなものです。
こうした部品を製造しているのは、有名部品メーカーから名前もないような工場まで大変幅広いです。
有名部品メーカーが製造しているものであれば、それなりの品質が期待できるうえ、純正部品と比べて3割~5割程度安価です。
名前もないような工場で製造されているものは、品質は期待できませんが、純正部品の10分の1以下の低価格であることもあります。
社外部品の品質の幅は広いです。
全く問題なく使える部品もあれば、粗悪品もあります。
部品の中身や動きまで熟知している場合は「この構造なら雑な作りをされていても大丈夫だろう」なんて判断をして、製造元不明の部品を購入することもありますが、賭けであることに変わりはありません。
社外部品をOEM部品と呼称する販売店もあるため、注意が必要です。
部品の価格
部品の価格は、以上の説明からもわかる通り、以下のような並びになります。
純正部品 > OEM部品 > 社外部品
純正部品の価格を100とすると、OEM部品は70~90、社外部品は10~60くらいの価格になっています。
なお、純正部品についてもネットショップなどに流通していることが多く、ディーラーで購入する正規価格より安価なことが多いです。
純正部品・OEM部品・社外部品の見分け方
純正部品
純正部品には、メーカーである「BMW」の刻印があります。
刻印がない部品もあり、その場合には見分けるのは難しくなります。
また、ディーラーで購入した部品は間違いなく純正部品ですが、純正部品としてディーラー以外で販売されている部品は、コピー品の可能性もあります。
ディーラーの販売価格と比べて、販売価格が安すぎる場合や怪しい販売店には注意が必要です。
ディーラーのおおよその販売価格は以下の記事で紹介したRealOEM.comからご確認いただけます。
OEM部品
OEM部品には、メーカーである「BMW」の刻印が削り取られた跡があります。
そもそも「BMW」の刻印がない場合もあり、その場合には見分けるのが難しくなります。
ディーラーでの購入はできませんので、ディーラー以外から購入することになります。
純正部品(新車装着部品)には、BMWの刻印以外にも、実際の製造元の刻印がある場合があります。
実際の製造元と同じ製造元と謳って販売されている部品であれば、OEM部品と考えて間違いありませんが、怪しい販売元には注意が必要です。
社外部品
社外部品には、メーカーである「BMW」や製造元の刻印がありません。
純正部品と表面の刻印や僅かな形状や色の違いがある場合があります。
製造元を明かさず販売されていれば、社外部品と考えて間違いありません。
部品の購入方法
部品の購入方法は、ディーラー、BMWに強いショップ、インターネット(通販)の3種類があります。
それぞれの特徴などをご紹介します。
ディーラー
ディーラーに訪問、あるいは電話して注文する方法です。
取り付けも同時にお願いすることもできます。
純正部品を欲しい場合にはディーラーが一番確実です。
また、ディーラーでは主要な部品は在庫していることも多いため、大至急部品が欲しい!という場合にはまず最寄りのディーラーに電話してみるのも一手です。
一方で、OEM部品や社外部品を購入することはできません。
カーショップ(BMWに強いショップに限る)
カーショップに訪問あるいは連絡し、部品を注文する方法です。
しかし、大抵のカーショップは整備で利益をあげますから、部品だけの購入はあまり良い顔をされない可能性があります。
良い関係が築けており、部品だけの注文を快く受けてもらえる状態に限って頼るべきでしょう。
カーショップによって、純正部品だけ扱うショップや、純正部品とOEM部品両方を扱うショップ、社外部品まで扱いショップなど様々です。
良心的なショップでは、過去の実績から3種類の部品に関してそれぞれ提案してくれます。
当然純正部品をすべて使う方が良いに決まっていますし、社外部品は賭けの要素が強まりますが、適切に使い分けてくれるショップが見つかるととても頼りがいがあります。
また、信頼関係が出来ていない段階ではリスクを避けるために純正部品以外を提案しないショップも多いです。
インターネット
個人が部品を購入する場合の最も一般的な方法がインターネットです。
Amazon、Yahooショッピング、ヤフオク、楽天市場など、主要な通販サイトであればどこでも部品を扱っています。
部品番号や、部品名称を検索すると部品が見つかるはずです。
Amazon
Amazonは全体の商品量は圧倒的ですが、自動車部品に限ってはバリエーションが少なめです。
自動車部品を販売しているショップはあまり進出していないようで、部品自体が見つからないこともありますし、同じ部品のなかで純正部品、OEM部品、社外部品をすべて見つけることは難しいです。
海外から直送というケースもあり、あまり使うことはありません。
Yahooショッピング
Amazonに比べると、グッとバリエーションが広まります。
輸入車に強い部品販売ショップなども進出しており、様々なバリエーションから選べます。Tポイントが溜まる点もうれしいところです。
Yahoo!ショッピング - Tポイントが貯まる!使える!ネット通販
ヤフオク!
Amazonに比べると、はるかにバリエーションが豊富です。
Yahooショッピングに進出していない小さな部品販売ショップも進出しており、純正部品から極めて怪しい社外部品まで幅広く見つけ出すことが出来ます。
もちろん、中古部品も取り揃えています。
ヤフオク! - 日本NO.1のネットオークション、フリマアプリ
楽天市場
Amazonよりはバリエーションが多いですが、Yahooショッピングには少々劣る印象です。
Amazon同様、あまり使うことはありません。
【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ
また、海外の通販サイトから購入することも可能です。
円高の際にはかなりお得に購入することもできますから、抵抗がなければ是非活用したい方法です。
「eBay」という世界的に有名なオークションサイトが品ぞろえは圧倒的です。
eBay
品ぞろえはヤフオク以上といって良いでしょう。
ヤフオク同様オークションサイトですので、中古部品も取り揃えています。
世界中から出品がありますので、送料には注意が必要です。
日本ではないようなオリジナル部品なども見つけることができます。
特に古いモデルの部品ともなると、eBayがかなり優位になります。
先述の通り、円高の時には是非活用したいです。
Electronics, Cars, Fashion, Collectibles, Coupons and More | eBay
BMWの部品を扱う有名ショップ一挙ご紹介
こちらの記事で、BMWの部品を扱うインターネット通販サイト(ショップ)を紹介しています。
特に安心してご利用いただけるショップを選び抜いて紹介していますので、ご活用ください。