天面の塗装の傍ら、脚を仕上げていきます。
脚のイメージはこんな感じです。天板より狭い樟の1枚板を使います。天板には直接接合せず、板をはさむことで、強度・安定性を高め、高さ調整・分解組み立てを容易にしたつもりです。
まずは、各部を軽く粗目のやすりで仕上げてから、脚とその下の台座を固定します。台座は、天板の隅っこを切り取ったもので、天板の長さ調整もできて一石二鳥でした。ボンドで仮止めと位置調整を行います。台座の厚みは脚より僅かに広くしてあります。
おおよそ乾いた後、座繰りをしていきます。ちょっと考えがあって、16mmの穴をあけていきます。ここは最終的にフェルトで隠しつつ滑りを良くする予定です。出来るだけたくさん、強固にとめたいところ。
フリーハンドでたくさん。
最初はこの、65mmのネジでとめようと思っていたのですが、以前安売りしていて買った、90mmのネジを発見しました。数は少ないですが、90mmなら数が少なくとも十分な強度でとめられそうですので、こちらを採用します。
実は、65mmも使ってみたのですが、下穴なしではきゅーきゅーとすごい音を出して潜っていきます。ちょっと気持ちが良くありません。先端加工の違いか、90mmの方はするりと入っていきます。
90mmで、4か所止めて完成。この後、75mmネジも発見して、更に左右各3本追加しています。
この後、更にやすり掛けをして、面取りを行って、水平をとっていきます。
大変で、写真はないのですが、水平な場所においては水準器を見て、カンナ掛けをして水平を出していきます。終わったら垂直です。垂直を見てはカンナ掛けをしての繰り返しです。木口のカンナ掛けは、下手なせいもありスムーズには行きませんが、最後の方はだいぶ慣れてきました。
最終的に、なんとか水平と垂直を(目視と安い水準器だけど)得ることができました(^^;
続いて、ホゾ穴加工へと続きます。
まずは横にはしる柱から作るべきだと思いますが、改めて構造を考え、失敗しないように頭のなかでイメージを膨らませたいと思います。失敗すると、たか~い木を買いなおすことになるので、たっぷりイメージトレーニングを重ねます。
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