ドリリウム

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在宅勤務しながら運動したいならコレ!パソコン作業しながら運動なら「ステッパー」が最高な理由

在宅勤務歴10年以上。コロナ禍の影響を受けて在宅勤務が広く普及しましたが、私は2008年ころから在宅勤務を始め、ここ5年ほどは出勤という概念自体存在しません。

そんな在宅勤務で気になるのが体型が崩れて体重が増加すること。その原因でもある運動不足です。運動不足は単に体型を崩すだけでなくホルモンバランスや筋力低下を引き起こします。昨年、思い切って電動昇降デスク(電動スタンディングデスク)を導入しましたが、いまやほとんど出番もなく、椅子にどっかりと座り続ける日々です。

流石に危機感を覚え、せっかくなので在宅勤務をしながら運動できるエクササイズ用品がないか探しまわり、試して回ったのでその結果を紹介します。

結論はステッパー、その理由は?

先に結論を述べると、在宅勤務をしながら運動するのに最適なのが「ステッパー」と呼ばれるエクササイズ用品です。ステッパーとは以下のような運動器具のことです。

ご覧の通りの器具で、ステップに足を乗せて右、左、右、左と踏み込みます。お年寄り向けのライトなエクササイズ用かな?と思われそうですが、これが結構負荷があります。

①体が揺れずにパソコン作業しながら使える

在宅勤務で「ながら作業」をするために最も重要なのが体が揺れ動かないということです。

体が不必要に動けば、モニターを眺めたりキーボードをタイプするのに不都合が生じます。特にながら作業に適していると思われがちな、自発的に動く必要がない用品のなかには体がぐらぐら動いてキーボードの入力に差し支えるものも少なくありません。

そんななかでステッパーであれば単純な足の上下運動であり、そのペースも自由に制御できるのでパソコン作業の邪魔になりません。

②動きに慣れが不要

エクササイズ用品のなかに、ある程度動きに慣れないとパソコン作業が難しいものがあります。エクササイズ用品の動きに集中して、肝心の仕事の効率が下がっては目も当てられません。典型的なのはバランスボールで、慣れればただの椅子のように座り続けられますが、慣れるまではぐらぐらして仕事が手につかなかったり、ふいにバランスを崩すことを危惧して動きが遅くなってしまいます。

この点、ステッパーであれば足場はどっしりと安定していて、バランスを崩すことはありません。また、動き自体も単純な足の上下なので慣れるまでもなく足を動かすことができます。

③弱すぎず強すぎない負荷

ながらエクササイズとはいえ、負荷が小さすぎて効果が少なくては意味がありません。また、負荷が一部に集中する用品も不適当でしょう。適度に息が上がるくらいの全身運動ができて、なおかつ自分でペース配分ができ、さらに仕事に差し支えない程度に負荷を抑える必要があります。

例えばながらエクササイズの定番とも呼べるエアロバイクの場合、特に数万円で購入可能なリーズナブルなものでは負荷を最大にしても一般的な成人男性には負荷が小さすぎます。最大連続使用時間を守っていてはロクな運動になりません。リーズナブルなエアロバイクは調整幅が少ないため、身長が高めの方は無理な姿勢で関節を痛める可能性もあります。また、負荷が小さすぎると長時間使用する必要がありますが、在宅勤務中とはいえ常にながらエクササイズができるわけではありません。やはり適度に負荷は必要です。

そんななかでステッパーは見た目のコンパクトさとは裏腹に意外なほど負荷があります。少しペースを上げて足を動かせば、明らかに疲労を感じて息が切れ始めます。

ステッパーに及ばなかったながらエクササイズ用品

ながらエクササイズに最適かと思いきや問題があって候補から脱落した器具たちを紹介します。パソコン作業をしながら使うには不向きだっただけで、これらの器具自体に難があったわけではありません。

候補①ウォーキングマシン

ながら作業ができるエクササイズ用品で始めに思いついたのがウォーキングマシンです。

先に挙げたようなながらエクササイズの条件を一見して満たしている気がするウォーキングマシンですが、大問題がありました。

それは、持ち手やコントローラー部が邪魔でパソコン作業ができないという点です。広めのデスクであればデスク下に差し込むことはできるのですが、このコントローラー部があるせいでパソコンを理想的な位置に配置できません。ここが可動したり、取り外せれば良いのですが、いくつかのスポーツ用品店で見た限りは取り外して使用できる製品に出会えませんでした。これらが手元にあるのは安全上必要なことですから仕方がありません。

候補②エアロバイク

エアロバイクもながら作業に一見して適していそうな器具です。しかし、いくつものエアロバイクを試乗した限りでは負荷が低すぎます。それに反して連続使用時間は短いです。また、ハンドル位置が近く、サドルの調整幅が小さいため身長がある人には理想的な姿勢で使用することができません。

こちらもウォーキングマシン同様に手元に持ち手とコントローラーがあるのですが、多くの製品は調整することができます。持ち手は取り外すことができる製品も多く、コントローラーの位置もデスクとギリギリ干渉しないものも多いです。特に我が家のように電動式の昇降デスクを採用していて、小柄な方であればおすすめできる方法です。

候補③バランスボール・ボード

ながらエクササイズの定番であるバランスボールや、バランスボールを立位で行うバランスボードですが、これは仕事の効率を下げるためおすすめできません。

確かに慣れればほぼ無意識にバランスをとって座り続けることができるのですが、常識的な大きさの市販のバランスボールでは着座位置が低すぎて理想的な姿勢をとれません。また、常に同じ姿勢を保つならともかく、仕事中は狭い範囲ながらなにかと手足を動かして視線を動かすものです。こうした動きにいちいち遅れがでるうえ、ある程度意識して体を動かさないと同じ姿勢を保ちすぎて体がガチガチに凝ってしまいます。

もしかすると短時間使用なら健康に良いのかもしれませんが、ながら作業・ながらエクササイズという観点では全くダメでした。

候補④振動マシン

ボード状の器具に乗ってスイッチを入れると、ボードがぐらぐら動いて、バランスを取るために体が反射で動いて姿勢を保つ。自発的に体を動かす必要がない完璧なながらエクササイズ用品。なのですが、ダラダラと運動をしたいなら最適ですが、運動をしながら仕事をするにはあまりには不適当でした。

どうしても視線までぐらぐら動き、デスクに触れた手も落ち着かず、キーボード操作に支障がでます。

エクササイズ用品の難点、まとめなメーカーがない

こうして最終的にステッパーという結論に至ったのですが、さまざまなエクササイズ用品を見る中で感じた大きな問題点が「まともなメーカーがない」という点です。

世の中、安ければ安い方が良いと思う人もおられるかと思いますが、私なんかは多少高くても壊れず長く使えるものが欲しいと思ってしまいます。

そんな時にエクササイズ用品に目を向けると、通販でも店舗でもまともなメーカーの製品がないのです。もしかすると安全性を担保できないなどの理由で一流メーカーは安価な製品を販売しないか、ジムなどの正しく運用できる者にしか販売していないのかもしれません。そのせいか、エクササイズ用品のレビューを見ると、そのほとんどの製品に無視できないような低評価レビューが散見されます。それこそ有名なスポーツ用品店や、エクササイズ用品を販売している大型の電気店で販売されている製品ですら、ネットのレビューを見ると不安を感じざるを得ない製品ばかりです。

最終的に選んだのは「東急スポーツオアシス・ツイストステッパー Premium 」

私が最終的に選んだのは「東急スポーツオアシス・ツイストステッパー Premium」です。

ステッパーのなかでベストセラーといえばショップジャパンの販売するステッパーですが、耐久性に難がある点から候補を外れました。連続使用時間が10分という短さですから話になりません。

その点で、東急スポーツオアシス(聞いたことない)のステッパーは連続使用時間60分と6倍も長いです。価格も3割増ほどですが、その価値はあると判断しました。

ステッパーの耐久性の肝はダンパーにあるのですが、連続使用時間の長さはこのダンパーの寿命の長さとイコールと言っても過言ではありません。異なるメーカーである以上は、連続使用時間を決める基準が異なるでしょうから単純比較はできませんが、既存の判断材料から考えるなら東急スポーツオアシスのステッパーの方が多少は耐久性があるはずです。ダンパーの配置や負荷のかかり方、方向も異なるため損傷しづらい可能性もあります。

ただし、ショップジャパンと東急スポーツオアシスのステッパーには大きな違いがあります。

今回私が購入した東急スポーツオアシスのステッパーは「ツイスト」と名前がある通り体をひねりながらステップを踏みます。そのため体が上下するだけのショップジャパンのステッパーより体が大きく動いてしまいます。(慣れれば問題ない)

そのため、最初はパソコン作業をしながらステップを踏むのに慣れが必要です。特にひねりが加わる特性上、素足や靴下ではうまく動けません。最初はスニーカー等を履いて使うと感覚が掴みやすいです。

またショップジャパンの方が上下の動きが少ないため、体全体の動きが抑えられてながら作業には向いています。上下の動きが少ないということは、ステップに乗った時の高さも低いので多くのスタンディングデスクで対応できるでしょう。連続使用時間が短いことが本当に残念でなりません。

体力や筋力に自信のない方はショップジャパン、ある程度普段から運動をされていた方であれば東急スポーツオアシスを選ぶと良いと思います。

 

ちなみにステッパーの上に立つとデスクが低すぎると思われそうですが、私が購入した電動スタンディングデスク脚であれば、身長179cmの筆者がステッパーの上に載っても問題ない高さまでデスク面を上げることができます。

diy-kagu.hatenablog.com

【マッサージガン】これは買い!ツラすぎる手足のだるさに過去最高の効果を発揮!

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かれこれ10年以上前から手足のダルさや熱感、むくみに悩まされています。

朝でも昼でも夜でも、原因は不明で手足がとてつもなくダルくなります。その感覚は手足が熱を持ったようで、血を抜いたら気持ちよさそうと何度も考えたものです。

食事、水分摂取、睡眠、運動、入浴、ストレッチなど自身でできる対策から、病院にかかって漢方を含むいくつかの処方を受けて内服を続けたり、整形外科で体の歪みや関節の問題を長期間のリハビリで解決したり、整体や鍼、マッサージなど試しましたがどれも根本的な解決にはつながりませんでした。

 

今回「マッサージガン」がこの症状に効果を発揮しましたので、購入した商品やマッサージガン全般について忖度なしで紹介します。

マッサージは効くが自分で揉んでもイマイチ

こんな困った症状ですが、マッサージしてもらうことで気持ちよくなり、一時的に症状が軽くなることは間違いがありません。

就寝時はだるさがあると、それが気になって寝付くのも一苦労ですが、その反面で寝る前にマッサージを受けると気持ちよくてあっさり寝入ってしまいます。

しかし、本当に困ったことにだるい時に自分でマッサージしてもちっとも気持ちよくないのです。多少の気持ちよさを感じることはあっても、症状が軽くなることはありません。

これが他人にマッサージしてもらうと大変気持ちよく、症状も楽になります。

とはいえ、いつでも家族にマッサージを頼めるわけではありません。なんとか自分で解消したいと常々思っていました。

 

マッサージチェアはあまりにもインテリアを損なうし邪魔。なによりマッサージチェアに座らなければならないという最大の制約があります。

寝る前にベッドで、仕事中に椅子の上で、旅先の旅館の畳の上で、場所を選ばず手足はだるくなります。

振動によるマッサージ器具もイマイチで。というかハッキリ言えば全く気持ちよくありません。

空気などで足を圧迫して揉んでくれる器具も、イマイチ思ったところを的確に十分な強さで押してはくれません。

 

そこでマッサージガンなのです。

マッサージガンは「押す」器具

マッサージガンを色々なところで見かけるようになって随分経ちますが、これが登場した当初は全く興味がありませんでした。

なぜなら既存の振動するマッサージ器具が全くと言っていいほど効果を発揮しなかったからです。

「大した変わらないだろう」なんて思っていたのです。

 

しかし、ふとした機会に店頭で触れてみると、これが全くの別物でした。

筋膜リリースガンなどと呼ばれているようですが、既存の振動や加圧ではなく、前後にストロークするヘッドが患部を指圧するように押し込んでくれるのです。

これを求めていた!とすぐに飛びつきました。

高級品から安物まで多種多様

このマッサージガン、高級品から安物まで非常に広いラインナップがあります。

この手の機械の仕組みを知っている人ならわかると思うのですが、使われている技術や中身の部品は古くからある恐ろしくアナログなものです。

それが例え中国製の安価なものであっても、ほぼほぼ問題ないと言えるレベルです。むしろ、高級な部品を使おうとしても、高くするのが難しいレベルの代物です。

ハッキリ言ってしまうと、単純なマッサージガンで10000円を超えているのはぼったくりと言っても過言ではありません。

何か特別な機能や付加価値、デザインなどで価格が上がることはあっても、本質的な機能部品はとても安上がりなのです。

とはいえ、バッテリーを内蔵した製品ですから極端に安いものはすぐに壊れたり加熱したりすることも考えられます。

安すぎない中華製マッサージガンを選択

そこで今回選択したのがこちらです。


 

 

定価では8000円程度ですが、頻繁にクーポンやセールなどと銘打って6000円弱で販売されています。こうした売り方に信頼は置けませんが、実質6000円程度(送料を加味すれば5000円程度)の製品と考えれば、妥当なところでしょう。

さまざまな部位にあわせた4種類のベッドがついて、充電ケーブルは最近の機器らしくUSB Type-C。バッテリー容量はいわく5000mAhで、出力ポートもあってモバイルバッテリーとしても使用できます。

この手の製品にありがちな、一見すると立派だけどよく見たら触るととても安っぽい箱に入っており、同様に触るととても安っぽいベロア風の袋も同梱されています。

ここら辺はどうでも良いので置いておきます。

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実物はマッサージガンの中ではコンパクトな部類になるのですが、持ちやすく手に収まりの良いサイズ感です。

なぜが訳のわからないほど複雑なデザインで、邪魔で使いにくそうな製品も散見される中で良心的です。

サイズは体も大きく手も大きい私が手に乗せても写真の通りちょうど良いサイズです。

むしろ、これ以上大きいとよほど重量バランスを考えて設計されていない限り持ちにくくなると思います。

効果抜群!マッサージを受けているような快感

たった5000円(整体1回分)程度の道具ですが、これがとっても良く効きます。

最早今年一番の買い物と言って良いと思います。とにかく「だるさ」に効果抜群です。

もちろんこれが根本的な治療になるわけではなく、ツライだるさを一時的に和らげてくれるだけです。家族にマッサージしてもらうのと大差はないでしょう。

しかし、それを家族の手を煩わせずに、いつでも自分で出来るというのが大きなポイントなのです。(それだ「ダルさ」の症状はツライ)

【原因と対策】お風呂あがりに体がピリピリ・ムズムズかゆい!

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お風呂あがりの体のかゆみやピリピリ感で悩んでいませんか?

私も長年お風呂あがりのピリピリ・ムズムズとしたかゆみに悩まされており、あれこれと対策をした結果、ようやく効果のある対策が見付かったので紹介します。

 

人によってピリピリ・ムズムズの原因は様々だと思います。

そのため、これまで試したものの効果が今一つだった対策もあわせて紹介します。

 

そもそも、ピリピリ・ムズムズする原因は乾燥肌にあります。

乾燥肌体質ではない方であっても、お風呂の入り方ひとつで一時的な乾燥肌状態となることがあり、これがお風呂あがりにピリピリ・ムズムズというかゆみを感じる原因です。

詳しいかゆみの正体はわかりやすい記事がありましたので紹介します。

なぜ、かゆい? - 順天堂大学 環境医学研究所

1.保湿クリームの使用

体がピリピリしたりムズ痒くなる原因は乾燥にあることが多いです。

そこで私が第一に試したのが保湿クリームの使用です。

保湿クリームと言っても色々な商品がありますが、特におすすめできるのがお風呂の後に濡れた体にそのまま使えるタイプの保湿クリームです。

これは伸びも非常にいいため、短時間で全身を保湿することができます。

また、べたつきも少ないため季節を選ばず使用することができます。

 

特におすすめなのは、この手の商品では初期のころから長年販売されているビオレuの「お風呂で使ううるおいミルク」です。

伸びが非常に良く、べたつきも少ないです。

後発の似たような商品もありますが、べたつきの少なさに関しては断トツです。

ただし、サラッとしていて保湿している感じは少し弱い印象があります。

もう少し強い保湿を求めるなら同じくビオレuの「The Body」がおすすめです。

こちらは容器がフックでタオル掛けなどに引っ掛けることができる形状になっていて便利です。

また、「お風呂で使ううるおいミルク」より若干べたっとしていて保湿している感じは強いです。

価格が少し高いのが玉に瑕です。

いずれもお風呂あがりの保湿をスピーディに行うことができ、かゆみ対策としてではなく普段のスキンケアの一環として取り入れても良いと思います。

2.肌に優しいボディソープの使用

続けての対策は肌に優しいボディソープを使用することです。

候補としては大まかに2つあって、一つは弱酸性で肌に優しい点を売りにしているボディソープです。

色々なメーカーから多種多様な商品が販売されていますが、いずれもかゆみがでます。

そんな中でも一番かゆみが出にくかったのがこちらのロート製薬の「ケアセラ」です。

もちろん泡タイプですから、手にとって優しく肌を撫でるように洗います。お顔にも使用できます。

スポンジやタオルを使うと肌へのダメージが大きいため手で洗うようにしましょう。

続けておすすめできるのがベビー用のボディソープです。

特に私の肌に一番優しかったのはジョンソンの「ベビー全身シャンプー」です。

ベビー用とはいえかゆみが出る商品が多い中で、こちらの商品はかゆみが出ずに非常に好印象でした。

ただし、余計な保湿成分などが少ないためか洗い流した後は若干乾燥が気になります。その点ではケアセラがおすすめですが、好みやお肌の状況次第だと思います。

3.弱酸性のシャンプー等の使用

シャンプーやコンディショナー、洗顔料も洗い流す時に体に掛かります。

ボディソープを折角弱酸性や肌に優しいものに変えても、シャンプーや洗顔料がそのままでは意味がありません。

洗顔料については、洗い流すときに体にかからないようにしたり、先ほど紹介したボディソープを併用する方法がおすすめです。

シャンプーについても、同様に弱酸性や肌に優しい商品を選んでみましょう。

 

シャンプーについては選択肢が多く、好みや髪質、ヘアケアの方針もあると思うので特定の商品をおすすめはしません。

特にこだわりがないのであれば、弱酸性でノンシリコン、価格も安価な花王の「メリット」がおすすめです。

4.かゆみ止めクリームの使用

お風呂上りの保湿やスキンケアのために色々なクリームを試されている方も多いと思います。

そんな普段使い出来る容量の大きなクリームのなかで、かゆみ止め成分を配合した商品が存在します。

この手の製品は大抵成分も効能も似通っているので、使った時のべたつき感が少ない商品としてメンソレータムの「ADクリーム」をおすすめします。

お風呂上りに保湿からのADクリームを使うとかゆみをグッと抑えることができます。

薬で無理矢理抑えている感じがして根本的な解決にはならない点がネックです。

 

5.優しくタオルで水分を取る

これは完全に盲点でしたが、お風呂上りに体を優しく拭き取るだけでピリピリ・ムズムズとしたかゆみがだいぶ抑えられることがわかりました。

それまではタオルで体を撫でるように拭き取っていました。

この拭き取る動作を止め、体にタオルをポンポンと押し当てるように水分を取っていくようにしたところ、だいぶ改善が見られました。

タオルで体を拭きとることで肌へダメージや刺激を与え、もしかすると必要な油分まで拭き取ってしまっていたのかもしれません。

6.汚れていないところを洗わない

「5.優しくタオルで水分を取る」と同様に効果のあった方法です。

そもそも汗や乾いた汗はお湯で流すだけでほぼ綺麗になります。

ここにあえて石鹸成分でこすり洗いをする行為は過剰です。

必要な油分まで洗い流し、肌の過敏や肌へのダメージの原因になってしまいます。

 

そこで、汗をかいた程度の場所は洗わずお湯で流すだけにしましょう。

この時にお湯の温度が高すぎると、やはり油分を落としすぎてしまいます。寒くない程度にお湯の温度も下げましょう。

特に一日中汗もかかずに過ごしたのであれば、脇やデリケートゾーン、足の裏や指の間などを軽くボディソープで洗う程度で十分です。

まとめ

お風呂あがりの体のかゆみやピリピリ感の対策をまとめてみました。

元々肌が乾燥しがちな方は1~2番の保湿クリームや優しいボディソープを使用してみましょう。

シャンプーやボディソープの成分に原因がある方は2~3番の肌に優しいシャンプーやボディソープの使用をしてみてください。

手っ取り早くかゆみを取りたい方は4番を参考に。

肌に問題がないにも関わらず「洗い過ぎ」で肌が過敏な状態になってしまっているケースには5~6番の対策が有効です。

 

いずれも複合的に試すことが重要で、私はすべての対策を行っています。

特に効果的だったのは5番と6番です。

洗い過ぎ・拭き過ぎが肌を敏感な状態にしてしまっていたようです。

重い頭痛が心療内科を受診したら治った話

私は長らく頭痛に悩まされてきました。

 

頭痛が始まったのが20台前半のころ。

そのころから頭痛は悪化の一途を辿り、30を過ぎるまで長らく悩まされることになりました。

 

頭痛の症状は重く、何度か緊急搬送されることもありました。

当然就業は困難であり仕事を辞めざるを得なくなり、薬に頼りながらなんとか暮らしていました。

 

薬と言っても根本的に頭痛を治すものではなく、一般的な痛み止めの薬(ロキソニンなど)や偏頭痛の薬であるエレトリプタンなど、頭痛の症状が現れてからそれを抑える薬が処方されるだけでした。

筋肉を弛緩させる薬やコリや頭痛にいいとされる漢方など、いろいろな病院に通いながらいろいろな薬を試してきました。

 

何度も精密検査を受けましたが異常はなく、頭痛の原因は不明のままでした。

 

頭痛外来も長らく通っていましたが、先述の通り対症療法的な薬が処方されるだけで、根本的な治療は不可能と言われていました。(そもそも原因の特定が困難)

 

頭痛の症状は多岐に渡ります。

まずはシンプルな頭痛。

頭全体が痛む緊張性頭痛とコメカミあたりを中心にズキンズキンと痛む偏頭痛。

肩や首の痛みで頭は起こすことが出来なくなり、目の痛みで目を開けられなくなります。

吐き気や嘔吐をする場合もあり、異常な発汗や寒気が出る場合もあります。

最終的には過換気(いわゆる過呼吸)を起こすこともあります。

 

発症するタイミングは全く掴むことができません。

前兆となる症状が出てしまえば終わり、打つ手なしです。

薬を飲むことで軽減できるものの、体を起こしていることは困難です。

 

 

このような症状と長らく付き合い、最終的に仕事を辞めざるを得なくなりました。

しかし、仕事を辞めて時間的余裕が生まれ、ストレスも軽減されたお陰か頭痛の頻度はやや下がったように感じていました。

それでも月に5回、多いと10回程度は頭痛に悩まされてきました。

1度頭痛が発生すると、寝て次の日起きても頭痛を引きずっている場合もあります。

月に10回以上頭痛が発生する月はほとんど毎日頭が痛い状態でした。

 

 

こんな頭痛に悩まされつつ、もう一つの大きな悩みがありました。

「不眠」です。

 

とてつもなく寝付きが悪いのは自覚していたのですが、それが異常だと思わず病院には通っていませんでした。

 

具体的には体は疲弊しているので毎日10時ころにベッドに入るのですが、寝付けるのは3時ころ。

朝まで寝付けないことも時々ありました。眠くても眠れない。考え事が止まらない。嫌なことがフラッシュバックされる。そんな感じです。

 

朝起きるのは6時か7時ころでしたから、3時間か4時間程度しか眠れていなかった計算です。

これが10年以上続いていました。

(思い返せばだんだんひどくなっていた気もします)

 

 

仕事を辞めた当初は、きっと仕事のストレスが原因だから仕事を辞めたら寝付きが良くなるだろうと考えていました。

しかし、仕事を辞めても一向に寝付きが良くなる様子はありませんでした。

 

そこで時間的余裕もできたことだし病院に行こうと心療内科を受診しました。

 

1つ目の病院では「なんでだろうねぇ」と言われ何の解決策も薬も処方されませんでした。

しかし、その病院が悪かったんだと信じて2つ目の病院を受診したところ、しっかりと対応してもらうことができました。

 

睡眠薬と抗うつ薬、精神安定薬を処方されました。

 

効果は絶大で、その日から寝付きが良くなり、久々にまともに眠ることが出来ました。

まともな眠気を感じたのも本当に久しぶりでした。

 

 

その後も睡眠薬と抗うつ薬、精神安定薬の処方は長く続き、自分で眠ることができるように段々と体を回復させていきました。

 

 

その過程で頭痛の頻度が激減しました。

 

 

当時は「そういえば最近頭痛外来に行っていないな」と思って薬を確認すると、薬が全然減っていないことに気が付き、「あれ?頭痛が良くなってる?」と気が付いた記憶があります。

 

仕事のストレスや不安もあったと思いますが、おそらく10年以上続いた慢性的な睡眠不足が一番大きな原因だったんだと思います。

結局のところ頭痛外来でも心療内科でも頭痛自体の原因は特定してもらえませんでした。

 

しかし、この結果を見るにおそらく睡眠不足が大きな原因であったことは間違いないと思います。

 

ただし、睡眠不足以外にも原因があることは明らかです。

なぜなら未だに頭痛の頻度は落ちたものの頭痛自体はなくなっていないからです。

 

ストレスとか不安とか、そういった単純な話ではなく、今の医学では発見できない原因が何かあるんだろうなぁと考えています。

とはいえ睡眠不足がなくなっただけで生活の質も頭痛の頻度もずっと改善しました。

 

 

もしあなたが頭痛に悩んでいて、ついでに寝付きが悪い自覚があるのであれば一度心療内科を受診することをオススメします。

【不眠・うつ体験談】考え事が止まらなくて眠れなかった僕が回復するまでの道のり

考え事が止まらず全く寝付けない症状に10年近く悩まされ、最終的に心療内科で治療を受けながら薬と運動療法で完治するまでの実体験を紹介します。

運動療法の一環として始めた「ラジオ体操」はいまだに続けており、非常に効果的な運動ですのであわせて紹介したいと思います。

 

まず始めに私が寝ようとすると考えてしまっていたことを思い出せる限り列挙してみます。

  • 直近の不安なことについて繰り返し考える
  • 不安なことの対処法であったり、実際にどのように行動するかをイメージすることもある(例えば翌日出かけるのであれば、その道順を何度も何度も考える)
  • 一度考えたことであっても何度も何度も繰り返し考えてしまう
  • 枕元にメモを置いてメモを取るようにしても繰り返し考えてしまう
  • 不安なことだけでなく期待していることや楽しみなことも同様に考えてしまう
  • 考えをいくら止めようとしても止まらない
  • 逆に考えまくるといつまでも止まらない

 

考え事が止まらないまま朝になることもありますが、通常は4~5時間もすれば眠ってしまいます。

今思えば超ひどい心配性のような状態だったと思います。

 

症状が特に酷かった時期は、考え事をすることも想定して10時ころにベッドに入るようにしていました。それでも寝付くのは3時ころ。明るくなる前に寝付ければラッキーという感覚でした。

 

朝は6時か7時ころには起きていたので3時間眠れれば良い方という始末でした。

それでも病院に行かなかった

今になってこのころのことを考えると、「なぜ病院にいかなかったのか?」とすごく疑問に思います。

 

しかし、当時の私は病気であるという自覚も異常であるという自覚もないまま、周りにも相談することなく過ごしていました。

3時間弱の睡眠を続けていて体を壊さないとは思えません。

 

おそらく寝付けないまま横になっていた10時から3時ころの時間も体を休めるためにいくらかの効果があったんだと思います。

 

このような生活が長く続くと、体に色々な症状が出始めますが最も大きなものは慢性的な頭痛でした。

最終的に頭痛は悪化の一途を辿り、就業が困難になるまで悪化しました。

>>>【頭痛により就業困難】「頭痛持ち」の頭痛ってこういう症状なんです。

 

しかし、それでも眠れないことが異常だと思わず、しつこく頭痛外来に通う日々を続けていました。

頭痛外来では頭痛へ対処するための薬はもらえます。

後から痛みを抑える薬はもらえるものの、根本的な治療はしてもらえないのです。

仕事を辞めるまで追い詰められてようやく病院に行った

最終的にこの重い頭痛の症状により就業が困難になりました。

頭痛と一言にまとめていますが、頭痛とセットで諸々の症状が現れるためとても物を考えたり、目を開いたり、体を起こしていることができないのです。

 

仕事を辞め、時間に余裕ができ、その後はじめて病院に行きました。

 

今思えば、そもそもの考え事ひいては不眠症はストレスが原因でした。

その後の治療では抗うつ薬が処方されましたが、うつ病のような状態だったのかもしれません。

 

病院、心療内科にかかるとすぐに睡眠薬と抗うつ薬、精神安定剤が処方されました。

心療内科はどこも予約を取るのに数か月かかり、評判の良し悪しも様々なので、それも受診するための高いハードルになっていました。

 

実はこの心療内科に通う前に別の心療内科にかかっており、その時は先生に「なんでだろうねぇ」と言われてなんの処置も対処も処方もしてもらえなかったのです。

心療内科に対してかなり不信感を抱いていました。

 

睡眠薬と抗うつ薬の効き目はピカイチで、飲んだその日から効果を実感できました。

 

抗うつ薬はセロトニンというホルモンの一種の分泌を助けるみたいで、詳しくは以下の記事でまとめています。

>>>【不眠】眠りたいのに考え事が止まない。それ、セロトニン欠乏かも。

 

睡眠薬は読んで字のごとく眠たくなる薬です。

市販の睡眠薬を試したこともありましたが、全く効果がなかったことを考えるとやはり処方薬はすごいです。

 

久しぶりに純粋な眠気を感じ、スッと寝入ることができました。

抗うつ薬で体重増、不眠症とセットで運動で対処

私が飲んでいた抗うつ薬は体重が増える薬でした。

正確にはごはんが美味しく感じる薬だそうで、当時の私は不思議なくらいよく食べました。

 

不眠症の時は慢性的に吐き気があったため食欲がそれほどなかったのですが、不眠から解き放たれた途端にすさまじい食欲が押し寄せてきました。

我慢しないと1日5食、6食でも食べてしまっていました。

お腹一杯にご飯を食べた後であっても何か食べたくなっていました。

 

こんな生活が2カ月も続くと、2カ月という短期間に10kg以上体重が増えてしまいました。立派な肥満です。

 

ここで登場するのが運動療法です。

肥満に対する運動療法ではなく、不眠やうつ病に対する運動療法です。

詳しくは以下の記事で解説していますが、薬を除けば不眠症やうつ病には運動療法が特に効果的とされています。

>>>不眠症にラジオ体操が効く!考え事が止まらない貴方にも。

 

ここではラジオ体操を推奨していますが、記事内で記載がある通り咀嚼や呼吸といった運動とも呼べないような運動からウォーキングやジョギングまで幅広い運動の効果が認められています。

 

そこで、私も運動療法とダイエットを兼ねた運動を始めることにしました。

また、際限のない食欲を抑えるためにも食事も厳しく制限することにしました。

 

結果的に体重は元に戻り、不眠症の症状も改善していきました。

時間はかかりましたが段々と薬を減らして薬なしでも眠ることができるようにリハビリしていったわけです。

酷い頭痛も、眠ることができるようになると頻度が減って、今では薬は持っているもののほとんど使う機会がなくなりました。

一番お気に入りの運動がラジオ体操

ラジオ体操といえば小学生の時、夏休みに毎朝通った日々が思い起こされます。

確か毎日通ってスタンプを集めると、最終的にお菓子か何かがもらえたような記憶があります。

 

そんなラジオ体操を不眠・うつの対策として始めたのには理由があります。

理由1 きつすぎない

理由の一つ目は「きつすぎない」ということです。

毎日続ける必要がある運動療法がハードすぎてはとても長続きしません。

強い心の持ち主を除けば大半の人は同じではないでしょうか。

ラジオ体操は知っての通り子供からお年寄りまで誰でも続けることができる比較的簡単な運動です。

毎日続けるにはちょうど良い難易度でした。

理由2 ゆるすぎない

二つ目は「ゆるすぎない」ことです。

セロトニンを増やすための運動療法にハードさは求められませんが、運動量が多い方が寝付きを良くすることが出来ます。

また、並行してダイエットもしていたためある程度運動量がある運動が好ましかったです。

ラジオ体操は理由1にある通りハードではない運動ですが、それでもウォーキングと同程度の消費カロリーが見込める運動です。

 

ダラダラ行うと全く息も上がりませんが、しっかりと体を動かしながら体操すると終わったころには息が上がっている程度の運動量はあります。

理由3 短時間で終わる

ラジオ体操は第一・第二をあわせても6分強で終わります。

毎日続けるためには時間が長いと続かないと考えていましたので、この6分という時間は非常にちょうど良いものでした。

理由4 リズム運動

最後に立派なリズム運動であるということです。

セロトニンを増やすための運動療法にはリズムに乗って運動することが求められます。

ラジオ体操は「1,2,3,4」とピアノのリズムに合わせて運動する立派なリズム運動です。

 

 

これら4つの理由がピッタリと私の要望にマッチしていたため、ラジオ体操を選択しました。

更に、健康増進にピッタリであり続けるのに苦がないという点から今でも長らく続ける理由になっています。

さいごに

不眠やうつに悩む人は、おそらく自分が異常であることに気が付いていないと思います。

それこそ私のように就業が困難なほどの症状が現れたり、急に倒れるようなところまで行って初めて自覚すると思います。

もしくは自覚はしていても病院に通うのはそれからになるでしょう。

 

私もその当時は自分がそれほど強いストレスを受けているという自覚はありませんでした。むしろストレスが少ない方だとさえ考えていました。

 

こんな記事に調べて辿り着く方はおそらく既に病院に行ったかほぼ完治している方だと思います。

それでも、もし今悩んでいるのであれば早急に心療内科を受診することをオススメします。

不眠症にラジオ体操が効く!考え事が止まらない貴方にも。

こんな症状に悩んでいませんか?

 

  • 寝付きが悪い
  • 眠いのに寝られない
  • 寝たいのに考え事が止まらない
  • ネガティブなことを考えがち
  • 嫌な思い出がフラッシュバックされる

 

これらの症状に一貫している原因がストレスの蓄積により起こる慢性的なセロトニンというホルモンの異常です。

もし貴方が心療内科などで受診経験があれば似たような診断が下されていることでしょう。

 

セロトニンが十分に分泌されればこれらの症状は一気に改善します。

セロトニンが不足するとどうなる?

セロトニンとは別名幸せホルモンとも呼ばれます。

なんとも怪しい名前ですが、実際に幸福感を感じるときに分泌されるホルモンです。

もっとわかりやすく言うとストレスを発散してくれる働きのあるホルモンと言い換えることもできます。

 

恋をしている時や成果が上がった時、家でリラックスしている時、お給料が上がった時などもこのセロトニンが分泌されるわけです。

このお陰で人は幸福感を感じ、日々のストレスを発散することができているわけです。

 

しかしセロトニンが不足すると、些細なことでは幸福感を感じられなくなりストレスが発散されなくなります。

幸福感を言うと大袈裟ですが、人は生活のなかの些細なことでストレスを発散しています。

一方で些細なことでもストレスを蓄積してしまうということでもあります。

 

このストレスの蓄積と発散の均衡が保たれるよう、人はセロトニンを分泌する量を調整しているわけです。

 

このセロトニンが不足し始めると、不安感やネガティブな思考が続いたり、考え事が止まらなくなったりします。

結果的に寝付きが悪くなり不眠症へとつながります。

冒頭に列挙したような症状が現れ、自覚症状のあるなしに関わらず多くの症状を引き起こす原因となります。

 

精神的な理由が原因の不眠症の大部分はこのセロトニン不足が関わっているといわれています。

セロトニンが不足する原因は?

人はストレスを溜め込まないように、セロトニンを分泌する量を調整しています。

 

それでは何故セロトニンが不足してしまうのでしょうか?

 

その理由は過度なストレスです。

これには自覚のないストレスも含まれます。

 

 人はストレスを感じるとセロトニンを分泌して、ストレスを発散しようとします。

しかし、そのストレスが多ければセロトニンの分泌が間に合わずにセロトニンは枯渇してしまいます。

 

一度枯渇してもセロトニンの量は回復しますが、セロトニンの枯渇が慢性化するとなかなか回復しなくなってしまいます。

 

回復なってしまった場合の症状は不眠症やうつ病など多岐に渡ります。

対処としてはセロトニンの分泌を助ける薬が処方されています。(抗うつ薬です)

薬の力でセロトニンの分泌を増やし、それを安定化しようと試みるわけです。

 

また、セロトニンは薬以外にも食事や運動で分泌を増やすことができます。

セロトニンを補うには運動が一番

セロトニンは食事や運動で増やすことができますが、残念ながら食事によるセロトニンの分泌向上は効果がいまひとつです。

ちなみに食事に関しては肉や米、野菜ではほうれん草、果物ではバナナなどが代表的な食材です。

 

セロトニンを補う運動としては「リズム運動」と呼ばれるリズムのある運動が有効です。

「リズム運動」とは本記事で推奨しているラジオ体操を始めとしてウォーキングやジョギング、ダンス、なわとびなど「1,2,3,4・・・」とリズムに乗って運動できるものを指します。

 

運動と言っても、運動量よりもリズムが重要です。

だから、例えば「咀嚼」はセロトニンの向上に有効と言われています。

食事の時によく噛んで食べたりガムをかむだけでもセロトニンが増えることが確認されています。

 

また、「呼吸」も一定のリズムで意識的に繰り返すだけでも有効と言われています。

 

 

ストレスを溜め込んだ時こそ運動でセロトニンを増やしてストレスを発散させるわけです。

 

ある心療内科の先生によれば「疲れた時こそ運動をする」だそうです。

ラジオ体操が最適な理由

セロトニンを増やすには運動が有効で、更にリズムに合わせて動く運動が有効と説明しました。

 

運動の種類は様々ですが、私がそのなかでも特にオススメしたいのが「ラジオ体操」です。

ラジオ体操は知っての通り音楽に合わせて「1,2,3,4」と体を動かす体操です。

多くの人に馴染みある体操で、なおかつハードすぎることもなく長く続けることができます。

 

時間もラジオ体操第一・第二をあわせても6分程度とそれほど時間を取ることもありません。

 

ラジオ体操は一見して緩い運動と捉えられがちですが、きちんと体を動かしてみるとなかなか息の上がる運動で、ウォーキングと同程度の消費カロリーがあるといわれています。

 

また、柔軟運動の側面もあるためセロトニンを増やす以外にも健康増進やダイエットの一環として有効です。

 

悩む前に通院

この記事は筆者の長い心療内科通院の結果から学んだことの一部をまとめてみたものです。

 

この記事を見てラジオ体操を始めようかなと考えてくださった方も、もしまだ心療内科を受診されていないようであれば早急に受診することをオススメします。

 

私は長い間の不眠症で肉体的にも精神的にもボロボロの時期がありました。

心療内科で薬をもらうだけで、非常に即効性ある対処が可能です。

 

ラジオ体操を始めとした運動療法はある程度健康な人にも有効ですが、完全にセロトニンが枯渇している人は薬の助けがなくてはなかなか回復しないものです。

 

【頭痛】重い頭痛持ちで整形外科でリハビリを受けることになったよ

私は長年頭痛に悩まされており、頭痛外来に通い続けています。

薬は手放せないものの、薬の効果もたかが知れており就業が困難になり、遂には仕事を辞めざるをえなくなりました。(ずいぶん前の話)

 

▼過去の記事のひとつ

diy-kagu.hatenablog.com

 

その他の記事は「頭痛」カテゴリーにまとめています。

整形外科を受診するに至った経緯

私は頭痛と合わせて首や肩に痛みを感じることがよくあります。

そのため時間ができたことを機にきちんとした設備のある整形外科を探して受診してみることにしました。

(整形外科は受診回数も多く時間もかかるため、仕事をしながら受診するのは難しいというのが素直な感想です。予約をしても1時間以上待つことも多く、ひどいと2時間以上待つこともあります。)

 

ずいぶん前に肩の痛みで整形外科を受診したことがありましたが、その時はルーズショルダーと診断され、治療は難しいとのことで通院はやめてしまっていた経緯があります。

これは10年以上前、学生の頃の話です。

整形外科を受診した結果

整形外科を受診した結果としては、やはりルーズショルダー(肩の関節が緩い)と診断されました。

朝起きると肩が全く違う位置にあったりするのでこれは想像通りです。

 

しかし、問題は肩のずれとは関係なく突然発生する痛みや、その痛みから誘発される頭痛です。

 

今回受診した整形外科は設備も充実しており理学療法士がいてリハビリ設備もしっかりとしています。

そこで原因を特定しつつ治療するためリハビリに通うことになりました。

 

後からわかったことですが、医師の診断だけではわからない部分も多く、理学療法士が体を綿密にチェックして初めてわかる点も多いようです。

実際に私の場合、首が曲がっていたようです。

頭の位置が左右にずれている状態だったみたいです。

リハビリの内容

リハビリの内容は体の綿密のチェックとズレや異常を正す作業です。

時間がかかり、いろいろなことをするためすべての項目を説明してもらえるわけではありませんが、確実に効果が出ていることは確かです。

 

これと併せて、日々の運動メニューを説明されます。

リハビリ自体は数週間に1回というペースですから(それでも予約が取りづらい)、それ以外に自身で簡単な運動を続けることで体を整えるというわけです。

 

定期的にリハビリに通って状態を確認しつつ、日々の運動で体を整え、時折医師の診断も挟むといった流れになります。

リハビリ2か月目の変化

現在リハビリ2か月目です。

リハビリは計3回通い、日々の運動を続けています。

頭痛の発生はというとグッと頻度が下がっています。

 

しかし、これはリハビリだけの成果ではなく長らく悩んでいた不眠症が薬のおかげとはいえ改善しているおかげだと思います。(心療内科に通っている)

 

ただし、それを除いたとしても肩の痛みが発生する頻度は落ちており、頭痛の頻度減少へ寄与していることがわかります。

さいごに

整形外科で理学療法士によるリハビリを受けることで頭痛がどれほど改善するのか、今後も追記していきたいと思います。

2か月目時点では、不眠症対策と効果が重なっているためわかりづらいもののはっきりと効果は出ていると感じます。

 

頭痛外来だけでは対症療法しか受けられなかったものが、整形外科と心療内科に通うことで徐々に原因を取り除けているイメージです。

 

▼心療内科に通い始めたころの記事

diy-kagu.hatenablog.com

【金属アレルギー】パッチテストを受けてみた体験談 - 費用や受診の流れは?

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代表的な金属アレルギー検査である「パッチテスト」を受けてみましたのでその流れや費用をまとめてみます。

また、「お風呂に入れない」「費用が高額」などの勘違いについても訂正しておきたいと思います。

 

なお、今回私がパッチテストを受けるに至った経緯は意外なことに歯医者で見たポスターからでした。

歯の詰め物(銀歯)と手の水疱の関係

私はこの10年近く、長らく手にできる水疱に悩んでいました。

手に水疱が出来て、それが破れて皮がむける。

ひどい時期には皮のむけるペースが速すぎて血が出たりひどく痛みました。

見た目も悪く常にこの状態が続くため大変な苦痛でした。

 

そのためこの10年近く、時折病院を変えつつ皮膚科に通い続けましたが原因は見つからず解決策の糸口もないままでした。

ここ1年ほどは少し症状も落ち着いていましたが、やはり水疱はでき続けていました。

 

そんなある日、虫歯の治療で訪れた歯医者で見かけたポスターにこんなことが書いてありました。

  • 歯の詰め物(銀歯)が原因でアレルギー症状が出ることがある
  • 症状はいくつかあるが水疱ができることもある
  • アレルギー検査をすることで原因を特定可能

「まさか」と思いました。

既に10年近く続いている症状が、まさか銀歯だとは思えません。

しかし、水疱ができるという症状はまさに私がずっと悩んでいた症状です。

 

可能性は薄いとは思いつつ、アレルギー検査を受けてみることにしました。

病院探し

さて、歯医者ではアレルギー検査ができません。(できるところもあるのかも)

 

そのためアレルギー検査が行える病院を探し始めましたが、これが思いのほか難航しました。

皮膚科やアレルギー科を中心に問い合わせるのですが、回答は主に以下の3パターンでした。

  • アレルギー検査をしていない
  • 検査する金属を持ってこないと検査できない
  • 実際に使われている金属と同じとは限らない

2番目の回答をくれる病院が確実かと思いましたが、歯科に問い合わせると不可能との回答。

金銀パラジウム合金という金属を使っているそうですが、提供は困難みたいです。

 

そこで仕方がなく3番目の回答をくれる病院を予約しました。

 

都市部であれば歯の詰め物が原因で発生するアレルギーに特化した検査を行ってくれるところもあるみたいですが、私の住むド田舎ではそれは期待できませんでした。

受診の流れ

アレルギー検査(パッチテスト)は仕事をしながら受けるにはなかなか難易度の高い検査です。

何故なら1週間程度の間に最大で4回病院に行かなければならないからです。

4回といっても個人差があり、状態次第では増減するそうです。

①問診とパッチテスト

まずは問診を受けます。

アレルギー症状を疑った経緯や症状などを軽く質問されるだけで、パッチテストを受けるための敷居自体は低いみたいです。

その後、別室へ移動して背中にパッチテストを貼り付けます。

背中ほぼ全面を露出する必要があります。

また、経過を記録するために写真も撮影します。

 

私が受けたパッチテストは22種類の身近な金属(歯科で使われる金属3種を含む)でした。

②経過観察1

①の問診とパッチテスト貼り付けからちょうど2日後にパッチテストを剥がし、状態を確認するために受診する必要があります。

流れとしては①と同様にパッチテストを剥がした後、写真を撮影します。

写真を見ながら状態を説明してもらうことができます。

ただし、①に比べて大きく違う点としてはパッチテストの結果を確認するにはパッチテストを剥がしてから30分ほど待つ必要があります。

 

まずはパッチテストを剥がし、待合室で30分待って、再度呼ばれて状態を確認して説明を受けるという流れです。

このため少々時間がかかります。

 

もしこの時に異常が見つかれば説明を受け、異常がある場合でもない場合でも更に2日後の受診を勧められます。

パッチテストを剥がした時点で問題がない場合でも、後日かゆみが出たり、何か異常が出る可能性があるからです。

③経過観察2

②と同様に状態の確認と説明を受けます。

特に異常がなければ時間もかかりません。

④経過観察3

②③と同様です。

特に異常がなければ時間もかかりません。

費用

受診の流れで説明したように、アレルギー検査(パッチテスト)のためには病院に何度か訪れる必要があります。

もちろんそのたびに費用が発生します。

①問診とパッチテスト

1度目の問診とパッチテストの実施(背中に貼り付ける作業)の際の費用は6,660円でした。

漠然と1万円以上するものと思っていたのですが、思いのほか安くて安心しました。

病院の治療代としてはやや高額な部類だと思いますが、長年の悩みが解消する可能性があると考えれば安いものです。

②経過観察1~④経過観察3

経過観察はごく一般的な診療と同じで、特別な異常が認められない限りは数百円で済みます。

私の場合には220円でした。

総額1万円もかからない

病院によって多少の差異はあるかもしれませんが、私が受けた病院では経過観察が長引いたと仮定しても最高で7,320円、最低で6,880円ということがわかりました。

お風呂に入れないはウソ?

さて、私がパッチテストについて調べた時に厄介だなと感じたのが「お風呂に入れない」という情報です。

 

しかし、検査に使うキットや項目によって差がある可能性がありますが、私が受けた一般的な金属アレルギー検査については「お風呂OK」でした。

 

ただし、激しく流したりこすったりすると剥がれてしまうため背中だけは軽く流す程度にしてくださいという制約でした。

2日間はお風呂に入れない覚悟でいたのですが、そこまで厳しくはないみたいです。

【不眠】眠りたいのに考え事が止まない。それ、セロトニン欠乏かも。

眠りたいのに、

  • どうでもいいことが不安で眠れない。
  • 些細なことが気になって考えてしまう。
  • 明日のことを繰り返しシミュレーションしてしまう。

 

そんな不眠の症状に悩んでいる方は、もしかするとセロトニンが不足しているのかもしれません。

 

私は長いこと不眠に悩み、心療内科を何件か受診し、ようやくその原因と対策が判明しました。

それがうつ病や不安症、パニック障害などの引き金になるとも言われる「セロトニン」と呼ばれるものの不足です。

私の不眠の症状

冒頭でもいくつか例をあげましたが、私の不眠の症状は以下のようなものでした。

  • 大して心配する必要もないことが気になって、何度も頭の中で対策を考えてしまう。
  • 内容は明日のちょっとした外出のことであったり、来週のことであったり多種多様。
  • ただしいずれも本当に些細なことで、特に不安になる必要もないこと。
  • 一度頭のなかで考え、1からシミュレーションしてうまくいく未来が見えてもまた1から考え直してしまう。
  • いくら考えを止めようとしても止まらない。
  • いくら眠くても考えが止まらず眠れない。
  • 枕の角度や体の位置など些細なことが気になる。

結果的に、いくら早く布団に入ろうとも2時~3時ころまで眠れないことが多いです。

2時までに眠れれば早い方です。

酷いときは考えが止まないまま明るくなってしまいます。

また、夜中に1度目覚めるとまた考えが湧き出してきて寝なおすことができません。

 

無理に眠ろうとせず、考え事を書き出したり、暖かいものを飲んだり、ストレッチしたり、眠くなるまで待ってみたり、食事を改善したり、へとへとになるまで運動したり・・・。

ネットでよく見かけるような対策はすべて実践しました。

しかし、いずれも効果はありませんでした。

 

また、昼寝や朝起きてからの二度寝、ダラダラ遅くまで寝ているなどはどうしてもできない体質(不眠症の一環だったのかも)でした。

長らく不眠に苦しみましたが、元々睡眠時間が短くても問題のない体質だったのか、大きく体を壊すこともなく今までなんとか乗り切ってきました。

平均睡眠時間は4時間も行っていれば良い方だったと思います。

ある時から肉体的に厳しくなり、眠れなくとも横になっていれば体が休まるはずだと考えて夜9時ころには布団に入り、電気を消して目をつむるようにしていました。

 

考え事が止まらず眠ることはできませんでしたが、それが体を壊さず済んだ要因だったかもしれません。

すべての原因はセロトニン欠乏

そうして不眠に悩むこと7年くらい。

実はその間に心療内科にかかっていました。

不眠のためではなくパニック障害のためです。

 

私は昔から酷く乗り物が苦手でした。

大人になって症状が悪化し始め、電車や新幹線、飛行機でも強い吐き気に襲われるようになりました。

詳しくは以下の記事にまとめていますが、症状がとびきり悪化した時に「流石にまずい」と判断して心療内科にかかりはじめました。

diy-kagu.hatenablog.com

 

この時かかった心療内科の先生は、今かかっている先生に比べるとひどく慎重な先生でした。

頓服薬として、精神安定剤(頭がぼーっとして眠くなる薬)を処方されました。

確かにこれを服用すれば多少リラックスできますが、結局目に見える効果がなく、段々と通院することもなくなってきました。

(この時は不眠のことを相談していませんでした)

 

しかし、地方に移住してしばらく経過して、あらためて心療内科にかかることを決意しました。

なぜなら症状が悪化しているような気がしたからです。また、パニック障害や重い頭痛により就業が出来なくなり、仕事をやめていたことも大きな要因です。

 

そこで出会った先生は積極的に治療を考えてくれる先生で、パニック障害や考えが止まらない症状、些細なことが気になるような症状はすべてセロトニンが足りないことが原因だと教えてくれました。

セロトニンとは?

セロトニンとは神経伝達物質のひとつで、「幸せホルモン」などとも呼ばれます。

こうした別名からもわかる通り、幸福や安心、落ち着きなどを感じるための物質で、セロトニンがたくさんあれば、前向きになれます。

逆にセロトニンが減るとネガティブになって、些細なことが不安に感じたり、精神的圧迫を過剰に感じてパニック障害を引き起こす要因にもなります。

 

セロトニンは脳内で生成されますが、ストレスなどで減少します。

セロトニンの分泌量が元々少ない場合や、貯えられる量が少ない場合を除けば比較的治療は容易と言えます。

逆に、家族にもどうようのパニック障害や不安症など精神障害を抱える人がいる場合、セロトニンが元々少ない体質の可能性があり、治療が難しくなります。

セロトニンの増やし方

セロトニンを増やす方法は大きく分けて3つあります。

1つ目は薬、2つ目は運動、3つ目は食事です。

①薬(SSRI)

セロトニンの欠乏が顕著な場合には、心療内科ですぐにセロトニンの生成に関する働きを改善する薬を処方してもらうことができます。

こうした薬はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれ、一般的に不安症やうつ病に効果を発揮する薬とされています。

②運動

セロトニンを生成するために有効と言われるのが運動です。

運動と言っても負荷の強い運動をする必要はなく、「リズム運動」が有効です。

「リズム運動」とは、その名の通りリズムのある運動です。

ラジオ体操やウォーキング、ジョギング、ダンスやなわとびでも良いでしょう。

「1,2,3,4・・・」という感じでリズムを持ってできる運動が特に効果的だと言われています。

 

最も手軽なリズム運動は「咀嚼」「呼吸」「歩行」です。

食事の時によく噛んで食べる、ガムを噛む。これだけでセロトニンが増えることが確認されています。

また、呼吸も一定のリズムを持った呼吸を繰り返すだけで同様の効果があるとされています。

歩行は言わずもがなで、一定ペースで歩くことでセロトニンが増えることが確認されています。

③食事

セロトニンを生成するには肉やコメといった炭水化物やたんぱく質を摂取する必要があります。

詳しくはよくまとめられてサイトがありましたのでリンクを張っておきます。

www.mylohas.net

目を通してもらえればわかる通り、普通の食生活をしていれば、なかなか食事が原因でセロトニンが不足することはありません。

セロトニンを生成するための栄養素は日常的に摂取する多くの食材に含まれているため、食事でセロトニンを増やすのは最後の手段。あるいは最も効果の見込めない手段と言えます。

さいごに

私は現在も薬(SSRI)と睡眠薬でパニック障害、不眠症、不安症などの治療を続けています。

しかし、効果はこれまでにないほど実感できています。

薬による症状の改善=セロトニンが十分になったら、運動を始めて薬に頼らずにセロトニンを十分に生成できるようにしていく予定です。

 

元々運動は効果があるのをなんとなく経験則からわかっており、実践していたのですが、眠れないせいで体調がすぐれないことが多く、運動をしたくでも出来ない状態が続いていました。

 

一度強いストレスに晒され続けたことでセロトニンが欠乏すると、不安やうつなどの症状があらわれ、セロトニン欠乏の悪循環が始まります。

 

気になる症状がある方は迷わず心療内科へかかりましょう。

もし先生がいまいちな対応・治療をしてくるようなら迷わず他の心療内科にかかりましょう。

あなたの”吐けない”乗り物酔い、実はパニック障害かもしれない

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・乗り物酔いで気持ち悪いのに吐けない

・電車や新幹線でも気分が悪くなる

・飛行機でも気分が悪くなる

 

そんなあなたは乗り物酔いではなく「パニック障害」かもしれません。

 

私は長らく自分は乗り物酔いであると考えてきました。

しかし、その大部分が「パニック障害」による症状だったことが判明しました。

もしかすると冒頭に書いたような項目があてはまる場合には、パニック障害かもしれません。

 

パニック障害には様々な原因と症状があります。

以下はWikipediaへのリンクですが、すべてじっくりと目を通してもなんとなく漠然としている部分があると思います。

パニック障害 - Wikipedia

パニック障害は様々な要因により引き起こされる発作です。

具体的な要因や症状は決まったものがなく、将来的に更に細分化が進む可能性が高いです。

乗り物が原因のパニック発作

パニック障害患者が発作を引き起こす要因は様々ですが、典型的なものの一つが乗り物です。

特に「すぐに降りることが出来ない乗り物」はパニック発作を引き起こす原因になりがちです。

 

  • すぐに逃げられない
  • すぐに休めない
  • 周りの目がある

 

こうした条件が揃うとパニック発作を起こしやすいです。

また、一度その条件でパニック発作を起こすと、同じ条件下に入った時に再発を恐れてパニック発作を引き起こす場合もあります。

 

私自身、こうした条件に極めて弱いです。

飛行機に乗る前や長い間閉鎖空間にいる場合には精神安定剤を服用しています。

パニック発作の症状

パニック発作の症状は様々で、特に体感する症状は多岐にわたる場合があります。

 

Wikipediaによれば強いストレスや動悸、息切れ、めまい、不安感、呼吸困難、吐き気などが一般的な症状です。

 

私の場合には吐き気が顕著にあらわれやすく、そのために乗り物酔いだと勘違いしていました。

しかし、症状が悪化しても吐くことはなく息切れ・呼吸困難・手足のしびれ・体の痙攣などが表れ始め、そこでようやく乗り物酔いではないのでないか?と疑い始めました。

 

いくつかの病院で診断を受け、検査を受け、最終的に医師の勧めで心療内科を受診しました。

そしてパニック障害だと診断を受けたわけです。

 

ちなみに私の発作時の典型的な症状は以下の通りです。

症状が悪化するに従って、上から順番に症状があらわれてきます。

  • 軽い吐き気
  • 外気温に関係なく寒さもしくは暑さを感じる
  • 息切れ
  • 重い吐き気(立っていられない・座るのも困難)
  • 強い寒さを感じる
  • 冷や汗がポタポタと滴るほど出る
  • 呼吸が出来ない感覚になる(過換気・過呼吸)
  • 手足の指先から感覚がなくなってくる
  • 手足全体の感覚がなくなり動かせなくなる
  • 顔・喉の感覚がなくなり表情を動かしたり声を発することができなくなる

大体最終段階に近づくころには周りに異変が発覚して救急車のお世話になることになります。

 

なお、これが心の病気だと確信した理由は、閉鎖空間から解放された途端に劇的に症状が軽くなるからです。

例えば飛行機では着陸が済んで、扉があいたのを見た瞬間に症状がほとんどなくなったことがあります。

 

もちろん着陸が済んで、扉が開いても荷物を取って人がある程度はけるまで自分が降りることはできませんが、本当に扉が開いたその瞬間に症状がほとんど消えたんです。

対策は薬と周りの理解

パニック発作を防ぐには、薬と周りの理解が欠かせません。

 

薬は精神安定剤・抗うつ剤が処方されます。

私の場合には最初に弱いものを処方され、実際に飲んでみて効き目を見て強いものへ変えていくという方針で薬を決定しました。

基本的に飲めば眠くなるため、例えば飛行機に乗る前に飲んで、飛行機では寝て過ごすことができれば理想的です。

 

パニック発作は不安感が高まらなければ起こりません。

だから、薬を持っていればそれだけで安心感が高まってパニック発作が起こらないこともあるそうです。

私の場合には小さなピルケースに入れて持ち歩くようにしています。

また、万が一ピルケースがなくてもいいように財布の小銭入れに1錠忍ばせています。

 

更に、周りの理解があるとパニック発作を事前に防ぐことができます。

パニック発作は冒頭でリンクを張ったWikipediaにもあるように、症状や原因がはっきりしないことがあります。

そのため、症状が出たときに周りに説明しても手遅れです。

事前に周りにしっかりと説明しておくことが重要です。

症状が出たらどうすると楽なのか、しっかりと伝えておきましょう。

 

もちろん周囲のすべての人に伝えることは難しいです。

そこで、普段出かけることの多い家族だけにでもよく理解しておいてもらうことが重要です。

それだけで安心感が高まって、症状がでないことすらあります。

 

乗り物以外でも発作が起きる

当然のことながら、パニック障害の発作がでるのは乗り物だけではありません。

人によって様々な環境で引き起こされます。

 

例えば閉鎖空間であるプラネタリウムや映画館、ライブ会場など。

私の場合には駅や人の多い街中でも発作が出ることがあります。

 

特に私の場合には「すぐに横になれる場所があるかどうか」が重要みたいです。

例えば車で出かけて観光を楽しむ場合、ホテルを取ってあるかどうかでも症状の出方が違います。

「具合が悪くなってもホテルに戻ってゆっくり横になれる」とわかっていることが重要なんです。

 

突然不安になったりストレスが強まって、あれこれと頭をよぎりながら体調が悪くなる場合にはパニック障害が疑われます。

まずは心療内科へGO

もしこの記事を読んで、「もしかして私もパニック障害かも」と思われた方は心療内科を受診してみてください。

ネットの情報だけで決めつけてしまうのは早計です。

また、受診しなくては薬の処方を受けることもできません。

 

心療内科は基本的に混み気味なので、初診であっても電話で予約が取れることが大半です。

 

可能性を減らし、苦しい思いをしないためにも早めに受診すると良いでしょう。

 

ブログを書いている人

カタミチ

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