ドリリウム

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【不眠・うつ体験談】考え事が止まらなくて眠れなかった僕が回復するまでの道のり

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考え事が止まらず全く寝付けない症状に10年近く悩まされ、最終的に心療内科で治療を受けながら薬と運動療法で完治するまでの実体験を紹介します。

運動療法の一環として始めた「ラジオ体操」はいまだに続けており、非常に効果的な運動ですのであわせて紹介したいと思います。

 

まず始めに私が寝ようとすると考えてしまっていたことを思い出せる限り列挙してみます。

  • 直近の不安なことについて繰り返し考える
  • 不安なことの対処法であったり、実際にどのように行動するかをイメージすることもある(例えば翌日出かけるのであれば、その道順を何度も何度も考える)
  • 一度考えたことであっても何度も何度も繰り返し考えてしまう
  • 枕元にメモを置いてメモを取るようにしても繰り返し考えてしまう
  • 不安なことだけでなく期待していることや楽しみなことも同様に考えてしまう
  • 考えをいくら止めようとしても止まらない
  • 逆に考えまくるといつまでも止まらない

 

考え事が止まらないまま朝になることもありますが、通常は4~5時間もすれば眠ってしまいます。

今思えば超ひどい心配性のような状態だったと思います。

 

症状が特に酷かった時期は、考え事をすることも想定して10時ころにベッドに入るようにしていました。それでも寝付くのは3時ころ。明るくなる前に寝付ければラッキーという感覚でした。

 

朝は6時か7時ころには起きていたので3時間眠れれば良い方という始末でした。

それでも病院に行かなかった

今になってこのころのことを考えると、「なぜ病院にいかなかったのか?」とすごく疑問に思います。

 

しかし、当時の私は病気であるという自覚も異常であるという自覚もないまま、周りにも相談することなく過ごしていました。

3時間弱の睡眠を続けていて体を壊さないとは思えません。

 

おそらく寝付けないまま横になっていた10時から3時ころの時間も体を休めるためにいくらかの効果があったんだと思います。

 

このような生活が長く続くと、体に色々な症状が出始めますが最も大きなものは慢性的な頭痛でした。

最終的に頭痛は悪化の一途を辿り、就業が困難になるまで悪化しました。

>>>【頭痛により就業困難】「頭痛持ち」の頭痛ってこういう症状なんです。

 

しかし、それでも眠れないことが異常だと思わず、しつこく頭痛外来に通う日々を続けていました。

頭痛外来では頭痛へ対処するための薬はもらえます。

後から痛みを抑える薬はもらえるものの、根本的な治療はしてもらえないのです。

仕事を辞めるまで追い詰められてようやく病院に行った

最終的にこの重い頭痛の症状により就業が困難になりました。

頭痛と一言にまとめていますが、頭痛とセットで諸々の症状が現れるためとても物を考えたり、目を開いたり、体を起こしていることができないのです。

 

仕事を辞め、時間に余裕ができ、その後はじめて病院に行きました。

 

今思えば、そもそもの考え事ひいては不眠症はストレスが原因でした。

その後の治療では抗うつ薬が処方されましたが、うつ病のような状態だったのかもしれません。

 

病院、心療内科にかかるとすぐに睡眠薬と抗うつ薬、精神安定剤が処方されました。

心療内科はどこも予約を取るのに数か月かかり、評判の良し悪しも様々なので、それも受診するための高いハードルになっていました。

 

実はこの心療内科に通う前に別の心療内科にかかっており、その時は先生に「なんでだろうねぇ」と言われてなんの処置も対処も処方もしてもらえなかったのです。

心療内科に対してかなり不信感を抱いていました。

 

睡眠薬と抗うつ薬の効き目はピカイチで、飲んだその日から効果を実感できました。

 

抗うつ薬はセロトニンというホルモンの一種の分泌を助けるみたいで、詳しくは以下の記事でまとめています。

>>>【不眠】眠りたいのに考え事が止まない。それ、セロトニン欠乏かも。

 

睡眠薬は読んで字のごとく眠たくなる薬です。

市販の睡眠薬を試したこともありましたが、全く効果がなかったことを考えるとやはり処方薬はすごいです。

 

久しぶりに純粋な眠気を感じ、スッと寝入ることができました。

抗うつ薬で体重増、不眠症とセットで運動で対処

私が飲んでいた抗うつ薬は体重が増える薬でした。

正確にはごはんが美味しく感じる薬だそうで、当時の私は不思議なくらいよく食べました。

 

不眠症の時は慢性的に吐き気があったため食欲がそれほどなかったのですが、不眠から解き放たれた途端にすさまじい食欲が押し寄せてきました。

我慢しないと1日5食、6食でも食べてしまっていました。

お腹一杯にご飯を食べた後であっても何か食べたくなっていました。

 

こんな生活が2カ月も続くと、2カ月という短期間に10kg以上体重が増えてしまいました。立派な肥満です。

 

ここで登場するのが運動療法です。

肥満に対する運動療法ではなく、不眠やうつ病に対する運動療法です。

詳しくは以下の記事で解説していますが、薬を除けば不眠症やうつ病には運動療法が特に効果的とされています。

>>>不眠症にラジオ体操が効く!考え事が止まらない貴方にも。

 

ここではラジオ体操を推奨していますが、記事内で記載がある通り咀嚼や呼吸といった運動とも呼べないような運動からウォーキングやジョギングまで幅広い運動の効果が認められています。

 

そこで、私も運動療法とダイエットを兼ねた運動を始めることにしました。

また、際限のない食欲を抑えるためにも食事も厳しく制限することにしました。

 

結果的に体重は元に戻り、不眠症の症状も改善していきました。

時間はかかりましたが段々と薬を減らして薬なしでも眠ることができるようにリハビリしていったわけです。

酷い頭痛も、眠ることができるようになると頻度が減って、今では薬は持っているもののほとんど使う機会がなくなりました。

一番お気に入りの運動がラジオ体操

ラジオ体操といえば小学生の時、夏休みに毎朝通った日々が思い起こされます。

確か毎日通ってスタンプを集めると、最終的にお菓子か何かがもらえたような記憶があります。

 

そんなラジオ体操を不眠・うつの対策として始めたのには理由があります。

理由1 きつすぎない

理由の一つ目は「きつすぎない」ということです。

毎日続ける必要がある運動療法がハードすぎてはとても長続きしません。

強い心の持ち主を除けば大半の人は同じではないでしょうか。

ラジオ体操は知っての通り子供からお年寄りまで誰でも続けることができる比較的簡単な運動です。

毎日続けるにはちょうど良い難易度でした。

理由2 ゆるすぎない

二つ目は「ゆるすぎない」ことです。

セロトニンを増やすための運動療法にハードさは求められませんが、運動量が多い方が寝付きを良くすることが出来ます。

また、並行してダイエットもしていたためある程度運動量がある運動が好ましかったです。

ラジオ体操は理由1にある通りハードではない運動ですが、それでもウォーキングと同程度の消費カロリーが見込める運動です。

 

ダラダラ行うと全く息も上がりませんが、しっかりと体を動かしながら体操すると終わったころには息が上がっている程度の運動量はあります。

理由3 短時間で終わる

ラジオ体操は第一・第二をあわせても6分強で終わります。

毎日続けるためには時間が長いと続かないと考えていましたので、この6分という時間は非常にちょうど良いものでした。

理由4 リズム運動

最後に立派なリズム運動であるということです。

セロトニンを増やすための運動療法にはリズムに乗って運動することが求められます。

ラジオ体操は「1,2,3,4」とピアノのリズムに合わせて運動する立派なリズム運動です。

 

 

これら4つの理由がピッタリと私の要望にマッチしていたため、ラジオ体操を選択しました。

更に、健康増進にピッタリであり続けるのに苦がないという点から今でも長らく続ける理由になっています。

さいごに

不眠やうつに悩む人は、おそらく自分が異常であることに気が付いていないと思います。

それこそ私のように就業が困難なほどの症状が現れたり、急に倒れるようなところまで行って初めて自覚すると思います。

もしくは自覚はしていても病院に通うのはそれからになるでしょう。

 

私もその当時は自分がそれほど強いストレスを受けているという自覚はありませんでした。むしろストレスが少ない方だとさえ考えていました。

 

こんな記事に調べて辿り着く方はおそらく既に病院に行ったかほぼ完治している方だと思います。

それでも、もし今悩んでいるのであれば早急に心療内科を受診することをオススメします。

ブログを書いている人

カタミチ

ご意見・お問い合わせ等:syufukc@gmail.com

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