【頭痛により就業困難】「頭痛持ち」の頭痛ってこういう症状なんです。
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世の中には「頭痛持ち」と呼ばれる人々がいます。
症状の程度は人によりけりですが、「頭痛」は一見して軽症に見られがちな症状です。
病院へ行っても原因が判明することはごく稀で、原因が説明できないことも症状を軽く見られがちな一因になっているでしょう。
特に生活に支障が出るレベルの頭痛について、周りの理解が得られずに悩んでいる方も多いはずです。
更には、最近では頭痛外来も増え理解も深まりつつありますが、一部の病院でも症状を軽く見られてしまうことがあります。
ここでは「頭痛持ち」の言う頭痛ってこんな症状だよ。
ということを説明していきたいと思います。
頭痛の種類と特徴
頭痛には、大きく分けて「緊張性頭痛」と「片頭痛」の2つがあります。
「緊張性頭痛」は、筋肉の緊張による頭痛で、筋肉痛や肩や首のコリが頭に発生しているようなものです。
一方で「片頭痛」はというと、具体的に何がどうなって痛みが発生するのか、解き明かされていない部分も多い頭痛です。
症状としては、こめかみ付近の痛みが代表的ですが、生活に支障が出るレベルの頭痛を持たれている方は、それ以上の症状が見られます。
私もその頭痛持ちの一人であり、現在では独立(悪く言えば、就業が困難だった)していることと、家族の理解もあり、なんとか生活を問題なく遅れている状況です。
私は大きな病院から小さな診療所にいたるまで、何軒かの頭痛外来に通院した経験があり、現在でも通院を継続しています。
これ以外にも、内科や神経外科、鍼灸、整体などいくつかの診療科を受診した経験もあります。
頭痛による緊急搬送も何度か経験しており、何度か脳に関係する病気を疑われ、検査を行っていますが何も病気は見つかっていません。
一般的な原因不明の頭痛です。
頭痛の諸症状
それでは、実際に私を例にとって頭痛の症状を解説していきます。
私の場合には、以下の9つの症状が同時に発生します。
多くの場合、どれか1つか2つが発生し、段階的に9つまで増えていくイメージです。
一部は片頭痛の前兆としてもよく知られる症状です。
頭痛
頭の痛みです。
私の場合、緊張性頭痛から片頭痛に移行するパターンと、いきなり片頭痛が始まるパターンがあります。
いずれの場合にも、片頭痛が始まると緊張性頭痛はなくなります。
もしくは片頭痛の痛みのために、緊張性頭痛を感じなくなっているだけかもしれません。
痛みは脈打つような強い痛みで、体を動かしたり、呼吸したり、周囲の音や光、臭いにより悪化します。
痛みは強く、目を強くつむって、歯を食いしばって耐えるしかありません。
肩の痛み
以前は肩こりと勘違いしていたのですが、肩に強い痛みと激しい違和感を感じます。
多くの病院に通う中で、針や整体、筋肉を弛緩させる薬や漢方など、色々な薬を試していますが改善は見られません。
また、普段のデスクワークで感じる肩こりとは症状が異なるため、最近では肩こりではなく肩の痛みだと考えています。
首の痛み
肩の痛みと同様に、首から後頭部にかけて痛みがあります。
これにより頭を起こしていることが難しくなります。
多くの場合、首の痛みから吐き気や視界不良・開眼困難や呼吸がしづらくなるといった症状に派生します。
吐き気・嘔吐
頭痛がある程度進むと、吐き気を感じ始めます。
激しい痛みと吐き気で、立ち上がることは困難になります。外出先で症状が出た場合には、速やかに休憩する必要があります。
どうにもならずに、トイレを探して個室で倒れ伏していたことも何度もあります。
多くの場合は嘔吐するまで吐き気が強まり、嘔吐しても吐き気は収まらないことが多いです。
視界不良・開眼困難
強い頭の痛みのためか、目を開けていることが困難になります。
痛みに耐えるために強く目をつむる必要がある他、周囲のものが見えるとそれに反応して頭痛が強まるため目を開けることに恐怖を感じます。
目を開けてもあまりはっきりと周りは見えません。
光・臭い・音への過敏
光や臭い、音に反応して頭痛や吐き気が強まります。
光は強いものでなくても反応しますが、明滅しているような環境は最悪です。
また、何か視界に入るだけでも反応して痛みが強まります。
寒さ・暑さ
頭痛や吐き気に合わせて、外の気温に関係なく強い寒さや暑さを感じることが多いです。
体が妙に熱くなったり、風邪を引いたときのように強い寒さを感じます。
発汗
外の気温に関係なく強い寒さや暑さを感じた時は、大抵セットで異常な発汗があります。
暑い時だけでなく、寒い時もです。
空調の行き届いたホテルでも、空港でも、どこでもです。
汗の量は、運動してもなかなかここまで出ないという量で、ポタポタと滴るほどの汗が出ます。
過換気
いわゆる過呼吸です。
強い痛みや吐き気に耐えているせいなのか、たまに発生します。
過換気も徐々に経過が進むため、息苦しさを感じるより先に、いつの間にか手の先の方から感覚がなくなっていきます。
続いて足の先も感覚がなくなり、段々手足全体の感覚がなくなります。
次に顔の感覚がなくなり、表情を変えたり、顔を動かしたりできなくなります。
口も動きませんから喋ることも、声をあげることすら不可能です。
ここまで来ると呼吸が出来ていないことに気が付いてパニックになりかけます。
私は過換気の診断を受けた時に精神安定剤を処方されており、症状があまりに激しい時には使用しています。
頭痛の継続時間
頭痛は大抵4~8時間ほどで収まります。
つまり、一晩寝れば治っているわけです。
ただし、寝て起きても治っていない場合もあります。
私の場合には最長でも18時間程度ですが、これ以上に長く症状が続く人もいるようです。
頭痛の発生タイミング
頭痛の原因が解き明かされていないことからもわかる通り、頭痛の発生タイミングは全く予想できません。
頭痛外来では、まず始めに「頭痛日記」のようなものを渡されます。
周期や天気・気圧との関連を知るためですが、私は該当しませんでした。
何日も連続して発生することもあれば、2~3週間発生しないこともあります。
平均すると1カ月に4~5回ほどです。
頭痛の対処法
頭痛の対処法というか、薬についてです。
筋肉を弛緩させる薬
特に緊張性頭痛が疑われる場合には処方されます。
筋肉の緊張を解いてくれますが、私の場合には効果がありませんでした。
確か1日3回、1年近く飲み続けましたが効果はありませんでした。
コリや頭痛に良いとされる漢方薬
筋肉を弛緩させる薬と合わせて続けていた漢方薬です。
当時は頭痛外来にかかっておらず、通常の内科へ通院していたはずです。
苦くて飲みづらく、大変でしたが1年ほど飲み続け、やはり効果はありませんでした。
鎮痛剤
ロキソニンやバファリンなどと同じような解熱鎮痛薬です。
頭痛が始まった初期のころは効果があったのですが、ある程度進行してからは効果がありません。飲み過ぎたせいかもしれません。
ただし、たまにこれが効くことがあるので、頭痛が発生した時は念のため飲んでいます。
片頭痛薬
市販はされていない片頭痛用の薬です。
頭の血管を収縮させる効果があります。
マクサルトやそのジェネリックがあります。マクサルトは高価ですが、頭痛の場合にはジェネリックでは効果がないという患者さんも多いそうです。
私の場合には効果がいまいちで、全く効き目がないこともあれば、1~2時間経ってから収まることもあります。1~2時間も経つと、薬のお陰で治ったのかそうでないのか判断が付きません。
基本的に片頭痛の症状が出始めたごく初期に飲まなければ十分に効果が発揮されないようなのですが、見極めが難しいです。
精神安定剤
心を静めて眠くなる薬です。
過換気の症状が出た時に心療内科で処方されました。
確か、パニック障害と診断されました。強い頭痛と痛みによるパニックということでしょうか・・・?
とにかく最終手段として心強いです。
ただし、すぐに眠れる場所でしか使えませんから、場所を選びます。
まとめ
頭痛の症状や発生頻度、薬について簡単にまとめてみました。
頭痛に悩んでいる人はこんな症状があるんだよ、という一例です。
これまであまり頭痛に関する情報を発信することはありませんでしたが、今後はちょくちょく発信していきたいです。