ドリリウム

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あなたの”吐けない”乗り物酔い、実はパニック障害かもしれない

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・乗り物酔いで気持ち悪いのに吐けない

・電車や新幹線でも気分が悪くなる

・飛行機でも気分が悪くなる

 

そんなあなたは乗り物酔いではなく「パニック障害」かもしれません。

 

私は長らく自分は乗り物酔いであると考えてきました。

しかし、その大部分が「パニック障害」による症状だったことが判明しました。

もしかすると冒頭に書いたような項目があてはまる場合には、パニック障害かもしれません。

 

パニック障害には様々な原因と症状があります。

以下はWikipediaへのリンクですが、すべてじっくりと目を通してもなんとなく漠然としている部分があると思います。

パニック障害 - Wikipedia

パニック障害は様々な要因により引き起こされる発作です。

具体的な要因や症状は決まったものがなく、将来的に更に細分化が進む可能性が高いです。

乗り物が原因のパニック発作

パニック障害患者が発作を引き起こす要因は様々ですが、典型的なものの一つが乗り物です。

特に「すぐに降りることが出来ない乗り物」はパニック発作を引き起こす原因になりがちです。

 

  • すぐに逃げられない
  • すぐに休めない
  • 周りの目がある

 

こうした条件が揃うとパニック発作を起こしやすいです。

また、一度その条件でパニック発作を起こすと、同じ条件下に入った時に再発を恐れてパニック発作を引き起こす場合もあります。

 

私自身、こうした条件に極めて弱いです。

飛行機に乗る前や長い間閉鎖空間にいる場合には精神安定剤を服用しています。

パニック発作の症状

パニック発作の症状は様々で、特に体感する症状は多岐にわたる場合があります。

 

Wikipediaによれば強いストレスや動悸、息切れ、めまい、不安感、呼吸困難、吐き気などが一般的な症状です。

 

私の場合には吐き気が顕著にあらわれやすく、そのために乗り物酔いだと勘違いしていました。

しかし、症状が悪化しても吐くことはなく息切れ・呼吸困難・手足のしびれ・体の痙攣などが表れ始め、そこでようやく乗り物酔いではないのでないか?と疑い始めました。

 

いくつかの病院で診断を受け、検査を受け、最終的に医師の勧めで心療内科を受診しました。

そしてパニック障害だと診断を受けたわけです。

 

ちなみに私の発作時の典型的な症状は以下の通りです。

症状が悪化するに従って、上から順番に症状があらわれてきます。

  • 軽い吐き気
  • 外気温に関係なく寒さもしくは暑さを感じる
  • 息切れ
  • 重い吐き気(立っていられない・座るのも困難)
  • 強い寒さを感じる
  • 冷や汗がポタポタと滴るほど出る
  • 呼吸が出来ない感覚になる(過換気・過呼吸)
  • 手足の指先から感覚がなくなってくる
  • 手足全体の感覚がなくなり動かせなくなる
  • 顔・喉の感覚がなくなり表情を動かしたり声を発することができなくなる

大体最終段階に近づくころには周りに異変が発覚して救急車のお世話になることになります。

 

なお、これが心の病気だと確信した理由は、閉鎖空間から解放された途端に劇的に症状が軽くなるからです。

例えば飛行機では着陸が済んで、扉があいたのを見た瞬間に症状がほとんどなくなったことがあります。

 

もちろん着陸が済んで、扉が開いても荷物を取って人がある程度はけるまで自分が降りることはできませんが、本当に扉が開いたその瞬間に症状がほとんど消えたんです。

対策は薬と周りの理解

パニック発作を防ぐには、薬と周りの理解が欠かせません。

 

薬は精神安定剤・抗うつ剤が処方されます。

私の場合には最初に弱いものを処方され、実際に飲んでみて効き目を見て強いものへ変えていくという方針で薬を決定しました。

基本的に飲めば眠くなるため、例えば飛行機に乗る前に飲んで、飛行機では寝て過ごすことができれば理想的です。

 

パニック発作は不安感が高まらなければ起こりません。

だから、薬を持っていればそれだけで安心感が高まってパニック発作が起こらないこともあるそうです。

私の場合には小さなピルケースに入れて持ち歩くようにしています。

また、万が一ピルケースがなくてもいいように財布の小銭入れに1錠忍ばせています。

 

更に、周りの理解があるとパニック発作を事前に防ぐことができます。

パニック発作は冒頭でリンクを張ったWikipediaにもあるように、症状や原因がはっきりしないことがあります。

そのため、症状が出たときに周りに説明しても手遅れです。

事前に周りにしっかりと説明しておくことが重要です。

症状が出たらどうすると楽なのか、しっかりと伝えておきましょう。

 

もちろん周囲のすべての人に伝えることは難しいです。

そこで、普段出かけることの多い家族だけにでもよく理解しておいてもらうことが重要です。

それだけで安心感が高まって、症状がでないことすらあります。

 

乗り物以外でも発作が起きる

当然のことながら、パニック障害の発作がでるのは乗り物だけではありません。

人によって様々な環境で引き起こされます。

 

例えば閉鎖空間であるプラネタリウムや映画館、ライブ会場など。

私の場合には駅や人の多い街中でも発作が出ることがあります。

 

特に私の場合には「すぐに横になれる場所があるかどうか」が重要みたいです。

例えば車で出かけて観光を楽しむ場合、ホテルを取ってあるかどうかでも症状の出方が違います。

「具合が悪くなってもホテルに戻ってゆっくり横になれる」とわかっていることが重要なんです。

 

突然不安になったりストレスが強まって、あれこれと頭をよぎりながら体調が悪くなる場合にはパニック障害が疑われます。

まずは心療内科へGO

もしこの記事を読んで、「もしかして私もパニック障害かも」と思われた方は心療内科を受診してみてください。

ネットの情報だけで決めつけてしまうのは早計です。

また、受診しなくては薬の処方を受けることもできません。

 

心療内科は基本的に混み気味なので、初診であっても電話で予約が取れることが大半です。

 

可能性を減らし、苦しい思いをしないためにも早めに受診すると良いでしょう。

 

ブログを書いている人

カタミチ

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