ST250のサイドバッグサポートの取り付けと言えば、いわゆるPクリップなどと呼ばれる金具を使って、フレームとサイドバッグサポートを連結します。実際に私も以下の記事でPクリップを使ってサイドバッグサポートを取り付けています。
これで実用上全く問題なかったのですが、Pクリップは厚みもなく剛性感に乏しいため、サイドバッグサポートを掴んでぐらぐらと揺するとサイドバッグサポートだけがぐらぐらと揺れてしまう余地がありました。
そこで、購入したのがステンレス製の立バンドです。
ホームセンターなどで200円台で手に入ります。
アカギ製のA10349-20Aが丁度良かったです。アカギのホームページでこの部材の仕様を確認すると、板厚は2mmのステンレスでリブ加工がされ、バンド幅は25mm、ボルトはM6です。本来の用途は27.2mm外形の鋼管を固定するために使います。
実物はこちらです。蝶番部分もガッチリ。
底から見ると肉厚具合と頑強さが伝わると思います。いくら頑張ってもペンチを使っても曲がりません。
これが元々の状態で、Pクリップを使って固定しています。
サイドバッグサポートを取り外しました。すごい安物でしたがよくもってくれました。素材が薄いためぐにぐにと曲がる余地があるだけで、強度的にはこれで全く問題なかったです。
立バンド20Aを取り付けます。見るからに強そう。
立バンド20Aにはボルトが2つ固定できますが、1つしか使っていません。もう1つ何かに使えるかな。
上の写真でも写っていますが、最近アモカンと呼ばれる樹脂製ケースをパニアケースのように取り付けました。
【参考】安くて簡単「molding AMMO TOOL BOX」でバイクのサイドボックスを作ろう - ドリリウム
バイク用のパニアケースではありませんから、当然取り付けはワンタッチとはいきません。
基本的にはサイドバッグサポートと共締めして、補強や揺れ防止の意味合いでサイドバッグサポートの下端とアモカンを固定していました。
そうすると、Pクリップでも若干剛性が不足しており、ケースがぐらぐらと動いてしまいます。繰り返しますが全く強度は問題ありませんでした。そこで、今回立バンド20Aへ置き換えてみました。結果は大成功で、かなりガッチリと剛性感が高まりました。
なにより価格が200円ちょいと安いのが嬉しいです。