【レモン栽培】花・果実が落ちる!落花や落果の原因と対策【柑橘類の育て方】
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レモンの育成には付き物の「落花」や「落果」の原因と対策を解説します。
落花や落果は、花や果実が“自然と”あるいは“軽く触れただけで”落ちてしまうことを指します。
▼レモンの育て方全般について、季節ごとに作業項目をまとめた記事はこちら。
このほかにも、一般家庭における自家栽培レモン(鉢植え/地植え)の育て方や栽培手法など、様々な知見をまとめています。
なお、レモン以外にもミカンやユズなど柑橘類全般に適用できる育て方のポイントとなっています。
落花・落果の原因
レモンは栄養や管理状態が悪いと花や果実が落ちたり、あるいは軽く触れただけで落ちてしまうことがあります。
特に受粉が終わって花弁が落ち、これから果実が大きくなり始めようとする6月ころになると顕著になります。
栄養や管理状態が悪いと、特に6月ごろに落果が目立つことが知られています。
原因1:日照不足
レモンはたっぷりと日を浴びて育つ果樹です。
室内栽培も可能ですが、しっかりと日が当たる場所に置くか、昼間はよく日の当たる屋外に置く必要があります。
庭植えの場合には、周辺に高い木や建物があって日照不足になっていないことを確認してください。
鉢植えの場合には置き場を確認し、問題があれば移動させます。
原因2:水やり
レモンは比較的乾燥に強いものの、適切な水やりが出来ていなければ木が弱り、落花や落果が目立ち始めます。
詳しくは以下の記事でレモンの水やりについて詳しく解説しているので参考にしてみてください。
原因3:栄養不足
レモンは非常に多くの肥料を必要とすることで知られています。
適切に肥料を与えられていないと木が弱り、花が咲いてもすぐに落ちる、果実が落ちると言ったことが起きがちです。
詳しくは以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
原因4:剪定のしすぎ
剪定の際に枝を切り過ぎると、木は新しい枝葉を出すことに集中します。
そうすると花や果実に十分に栄養が行きわたらず弱り、落花や落果につながります。
剪定について、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
落花・落果の対策
落花や落果が極端に多い場合には、その年の収穫は厳しくなります。
しかし、先ほど紹介した原因を特定して対策をしていくことで挽回し、少なくとも翌年の収穫を確かなものにすることができます。
日照不足による落花・落果の対策
日照不足により落花・落果している場合には、すぐに十分に日の当たる場所に移動することで対策ができます。
しかし、対策を施した時期によってはその年の収穫は厳しくなります。
もし対策を施したのが夏以降だった場合、夏以降の花に成る実は翌年の春頃に収穫時期を迎えます。
この時点でその年の収穫が厳しいことがわかると思います。
既存の花・果実を大切にし、運良く育った果実には果実袋をかけて風の当たりにくい対策を施し厳重に育てましょう。
水やりによる落花・落果の対策
水やりは、水の与えすぎによる根腐れと水の与えなさすぎによる乾燥があります。
レモンは比較的乾燥に強いため、乾燥によって落花・落果が起こることは多くありません。よくある影響としては、実がブヨブヨになってしまう現象です。
根腐れを起こした場合は絶望的です。
基本的にその年の収穫は諦め、木が枯れないように速やかな対策が必要です。
詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
栄養不足による落花・落果の対策
栄養不足により落花・落果が発生している場合には、緩効性肥料を追加しつつ速効性肥料を与えることで栄養を補い対策することが可能です。
しかし、弱っている状態で咲いた花や果実が強くなることはなく、その年の収穫は厳しくなります。
日照不足の対策と同様に、既存の花・果実を大切にし、運良く育った果実には果実袋をかけて風の当たりにくい対策を施し厳重に育てましょう。
詳しくは以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
剪定のしすぎによる落花・落果の対策
剪定のしすぎにより栄養が行きわたらずに落花・落果が発生している場合にはすぐに施せる対策がありません。
しかし、この場合には水やりや栄養不足による落花・落果とは違い落ちずに残る花や果実もそれなりにあるはずです。
日照不足の対策と同様に、既存の花・果実を大切にし、運良く育った果実には果実袋をかけて風の当たりにくい対策を施し厳重に育てましょう。
さいごに
レモンの落花・落果の原因と対策を解説しました。
基本的に木が付いたときには時すでに遅しです。
日当たり・水やり・肥料・剪定といった基本的な管理が重要です。
リンク先の解説記事も参考にしていただき、管理を改善していってみてください。
▼レモンの育て方全般について、季節ごとに作業項目をまとめた記事はこちら。
▼その他の自家栽培レモンの育て方や栽培手法などは【レモンの自家栽培方法】カテゴリーからご覧ください。
なお、レモン以外にもミカンやユズなど柑橘類全般に適用できる育て方のポイントです。