【知識ゼロから始める家具作り#9】水槽台編3 - 木が寄らない問題は解決!骨組みが完成
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このブログの開設のキッカケであり、第一目標であるドレッサー(化粧台)製作の様子をお送りします。
2016年11月末に開始し、ドレッサーを送る妻の誕生日である翌6月を目標に製作を進めます。DIYや家具作りに関する知識が全くのゼロの私が、果たして約半年でドレッサーを作り上げることが出来るのか!?間に合うのか?使い物になるのか?見苦しくないように仕上がるのか?不安しかありません。
ドリルを手に入れただけの知識ゼロの私が、ドレッサーと言う大物を作り上げるまでの様子を知識ゼロから始める家具作りシリーズとしてまとめています。
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ドレッサー製作の練習台として、小さな水槽台を製作します。
前回、骨組みから着手するも早速2つの課題が見つかりました。
一つ目は、木ネジをフラットになるまで打ち込もうとすると木が割れる問題。
二つ目は、木ネジを打ち込んでも2つの木が寄らないという問題でした。
課題1:木ネジを打ち込むと木が割れる問題
一つ目の課題です。
これは前回の記事で既に原因に予想がついていましたが、座繰りや面取りが必要です。
このような面取りカッターを使うことで、綺麗に面取りして木を割らずに木ネジを最後まで打ち込むことができます。
しかし、逆に言えば木が割れても良ければ面取りは不要です。
今回、完成してしまえば骨組みは全く見えなくなります。そのため座繰りや面取りはせずに作業を続行しました。
課題2:木が寄らない問題
木が寄らない原因は「全ネジ」を使っているためでした。
木ネジには「全ネジ」と「半ネジ」が存在します。
これが「全ネジ」です。
これが「半ネジ」です。
見てわかる通り、「全ネジ」はネジ全体に溝がありますが、「半ネジ」は半分くらいしかありません。
「全ネジ」を使うと、ネジ止めする2つの木材双方にネジが効いてしまうため、木同士を寄せる力が全く発生しません。
「半ネジ」を使うと、ネジ止めする2つの木材の内、溝がある方の木材にしかネジが利きません。このため木同士を寄せる力が発生します。
つまり、木同士を密着させたい場合には「半ネジ」を使うことが望ましいです。
しかし、必ずしも「半ネジ」を使う必要はありません。
木を寄せるには片方の木材にしかネジが効かないことが重要です
つまり、手前の木にだけ大きめの下穴を掘っておけば「全ネジ」でも木を寄せる力が発生するわけです。
また、そもそも密着した木材同士をネジ止めするのであれば「全ネジ」でも「半ネジ」でも関係ありません。例えば既にボンドでしっかり固定してあったり、クランプで強く密着させたりしている場合には、「全ネジ」でも「半ネジ」でもOKです。
骨組み完成
2つの課題をクリアして、ようやく骨組みが完成しました。
30mm角の角材で作っただけあって、強度は十分です。
これなら水槽を置くにも十分な強度があると思います。
とはいえ強度が高くて困ることはありません。
手持ちのI字のステーも追加して、筋交いのようにしてみました。
▼こちらに続く
赤松の水槽台制作 一覧
赤松の水槽台 その1 - 材料到着! - ドリルを買ったから家具を作りたい
赤松の水槽台 その2 - 作業開始! - ドリルを買ったから家具を作りたい(前)
赤松の水槽台 その3 - 骨組み完成! - ドリルを買ったから家具を作りたい(この記事)
赤松の水槽台 その4 - 骨組みが寄らなかった原因と対策 - ドリルを買ったから家具を作りたい(続き)
赤松の水槽台 その5 - 棚の塗装を考える - ドリルを買ったから家具を作りたい
赤松の水槽台 その6 - 骨組み補強 - ドリルを買ったから家具を作りたい
赤松の水槽台 その7 - 木ネジの締め直し - ドリルを買ったから家具を作りたい
赤松の水槽台 その8 - 水槽台、ほぼ完成 - ドリルを買ったから家具を作りたい
赤松の水槽台 その9 - 塗装中 - ドリルを買ったから家具を作りたい
赤松の水槽台 その10 - 完成! - ドリルを買ったから家具を作りたい