ドリリウム

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【中型×高身長ライダー向け】シート高が高い中型アドベンチャーモデル3車種を徹底比較【カワサキ・VERSYS-X250】

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私は身長が180cmある一方で、普通二輪免許しか所持していないため中型バイクしか乗ることが出来ません。

残念ながら400cc以下の中型バイクでは小柄なモデルが多く、以下のような問題がありました。

  • 膝が曲がり過ぎてしんどい
  • 見た目のバランスが悪い
  • バイクが小さく感じられ、重心が高い気がする

身長180cm以上のライダーがバイクをレビューする記事やバイクメディアをチェックしてきましたが、やはり大型バイク以外の選択肢はないように思われました。

400cc以下の小さなアドベンチャーモデル

そんな中、個人的に注目していたのが400cc以下の小さなアドベンチャーモデルです。

オフロードはもとよりモタードほどオフっぽくないし、遠乗りやちょっとした不整地にも対応できそうな雰囲気と安楽な着座姿勢が魅力です。

400cc以下では主に以下の3モデルがあります。

BMW G310GS

BMW Motorrad Japan

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BMWのアドベンチャーモデル「GS」シリーズの末弟にあたる310です。

名前の通り313ccの水冷単気筒エンジンを搭載し、34馬力・28Nmのトルクを発揮します。

最高出力を発揮するのは9500rpm。

レブリミッターが効くのが1万回転であることを考えるとあまり実際的ではない数値です。

他の2モデルは2気筒であり、排気量の差があるもののトルクはこのG310GSに軍配が上がります。

 

タイヤはフロントに19インチ、リアに17インチを採用しており、悪路にも強いセットアップになっています。

 

シート高は835mmと高めで、180cmの身長でも苦しくない程度のシート高が確保されています。

レビュー記事を見て回ると「185cmのライダーでもシート後方に腰掛ければ苦しくはない」というような記述も見つかりました。

180cm程度であれば普通に座ってもそれほど窮屈ではなく、シート後方に座ればゆったりと乗ることが出来そうです。

SUZUKI Vストローム250

Vストローム250 ABS / Vストローム250|スズキ バイク

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SUZUKIのアドベンチャーモデル、「Vストローム」の250cc版です。

エンジンは水冷2気筒の248ccで、24馬力・22Nmのトルクを発揮します。

他の2モデルとは異なりSOHCを採用し、シンプルで信頼性が高く、低回転域を重視した実用的なエンジンになっています。

22Nmの最大トルクを発生する回転数は6500rpmと普段から使用する回転数になっています。

 

タイヤは前後共に17インチを採用し、ややオンロード偏重に思われますが、レビューを見るとなかなかどうして悪い評価は見当たりません。

 

シート高は800mmと残念ながら低く、180cmの身長では少し物足りないかもしれません。

しかし、多くの国産オンロードモデルと比べると高めではありますから、180cmちょうど程度であればある程度納得できる高さがあるものと思われます。

車体サイズは全高を除けばBMW G310GSより一回り大きく、やはり180cmちょうど程度であれば見た目とのアンバランス感も少ないものと思われます。

KAWASAKI VERSYS-X 250

VERSYS-X 250 TOURER・VERSYS-X 250 | 株式会社カワサキモータースジャパン

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KAWASAKIのアドベンチャーモデル「VERSYS-X」の250cc版です。

エンジンは水冷2気筒の248ccで、33馬力・21Nmのトルクを発揮します。

トルクは排気量なりですが、水冷DOHC2気筒ということで最大出力はBMW G310GSに迫ります。

ただし、最大出力やトルクの発生回転数が1万回転を超えレブリミットに近く、あまり実際的ではない数値です。

 

タイヤはフロントに19インチ、リアに17インチを採用しており、悪路にも強いセットアップになっています。

 

シート高は815mmと高めではあるもののBMW G310GSのような海外勢に比べると低いです。

しかし、オプションのハイシートを選択することでシート高は25mm増しの840mmとなります。

更に、車体はここで紹介する3モデルのなかで最も大きく、見た目のアンバランス感も少ないでしょう。

デカくてシートが高いVERSYS-X250

こうして比較をすると、驚くべきことにBMWの小型アドベンチャーモデルを差し置いてKAWASAKIのVERSYS-X250が最もシートが高く※車体が大きいことがわかります。

※ハイシートの場合

 

更にオプションでパニアケースやエンジンガード、ハンドガード、フォグランプといったアドベンチャーモデルらしい装備を選択することができ、これを装備することでより一層車体の押し出しが強くなりますから、体格の良い人でも見た目のアンバランス感に悩む必要はなさそうです。

 

こちらは実際に身長約180cmのライダーがVERSYS-X 250をレビューしている動画です。

8本の動画でたっぷりレビューしており見ごたえがあります。

www.youtube.com

3モデルの比較

VERSYS-X 250が一押しであることに違いはありませんが、念のためにこの3モデルをしっかりと比較してみたいと思います。

車体のサイズ関係

  G310GS Vストローム250 VERSYS-X250
全長 2075 2150 2170
全幅 880 880 860
全高 1230 1295 1390
ホイールベース 1420 1425 1450
地上高 - 160 180
シート高 835 800 815(840)
車重 170 189 175

燃費関係

  G310GS Vストローム250 VERSYS-X250
タンク容量 12 17 17
燃費(WMTC) 30.3 31.6 24.8
後続可能距離 363.6 537.2 421.6

総評

  G310GS Vストローム250 VERSYS-X250
車体の大きさ ×
乗り心地 ×
シート高 ×
航続距離 ×
燃料費 ×
維持費 ×

注意

  • 「乗り心地」はホイールベースと車重だけで考えた目安です。
  • 僅差であっても〇△×に分けています。

 以上の通り、全体のバランスあるいはコストパフォーマンスとしてはSUZUKI Vストローム250が優秀です。

実用性の高いエンジンも私としては魅力的です。

しかし、180cmライダーにとっては車体の大きさとシートの高さが重要です。

その2点においてはKAWASAKI VERSYS-X 250が優秀であることがわかります。

 

燃費の面ではVERSYS-X 250が劣りますが、航続距離ではタンク容量の小さいG310GSが劣ります。

燃料費を考えるとハイオク指定のG310GSが不利です。

また、維持費の面では車検が必要になるG310GSがやはり不利です。

さいごに

いかがだったでしょうか?

このように国産の250ccアドベンチャーバイクに大きな車体と高いシートのモデルが存在するというのはとても喜ばしいことです。

また、この記事ではまるでBMW G310GSを酷評しているようにも捉えられかねなくなってしまいました。

 

しかし、バイク乗りならみなさんはご承知のことと思いますが、バイクは数字ではわからない、乗ってみなければわからない性能が存在します。

そして見た目の好みと言う非常に大きなポイントも存在します。

 

この記事では単純に数字だけを見て評価していますので、その点はご了承ください。

 

私も4輪車では長らくBMWを乗り継いできていますから、数値で比べて不利であってもそれ以上の魅力があるということはよくわかっているつもりです。

苦しいライディングポジションで悩んでいる背が高いライダーの助けになれば幸いです。

ブログを書いている人

カタミチ

ご意見・お問い合わせ等:syufukc@gmail.com

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