ドリリウム

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【鳥の巣箱にスズメバチ】要注意!5月・6月は空の鳥の巣箱は封鎖してください。

スズメバチが巣作りを始める季節になりました。

多くのスズメバチは春の終わりから夏の初めにかけて巣作りを始めます。巣作りを始めるために、女王バチが巣に適した場所を探して飛び回るのもこの時期です。この時期は女王バチが単独で巣作りに適した場所を探すため非常に臆病で、刺されることはほとんどありません。また、巣作り初期の女王バチも同様に警戒心が強く臆病で、巣の撤去も刺されるリスクが低く容易です。

あまり知られていませんが、スズメバチの寿命は基本的に1年で、巣作りを始めるこの時期には女王バチしかいません。そのため、女王バチが巣を1匹で作り卵を産み、幼虫を育てきるまでの間は女王バチ1匹で巣を作り守るのです。

この女王バチが生んだ子供たちが成長して活発に活動し始めるのが夏真っ盛りの8月~9月ころとされ、スズメバチの攻撃性が高くハチに刺される被害が多いのもこの時期です。

さて、1匹で巣作りから子育てまで行う必要のある女王バチは、この5月~6月の時期に出来るだけ安全に巣作りができる場所を慎重に吟味します。1匹のスズメバチがお庭を探し回るようにうろうろしていれば、巣作りに適した場所がないか探している証拠です。この時に巣作りの場所として最高に適しているのが空の鳥の巣箱なのです。

既に鳥が住んでいる場合にはスズメバチも警戒して巣をつくらないのですが、この空になっている巣箱はスズメバチにとって最優良物件と言っても良い場所です。

そのため暑さを感じ始める5月ころに、空の巣箱を庭に設置しているような場合には絶対にこれを塞ぎましょう。テープで塞ぐだけでも十分です。小鳥たちの巣作りも、気温が上がり始めることには大抵終わっていて、夏の間に空の巣箱を置いておいてもそこに住み始める鳥はまずいません。

 

暑くなってきたころに空の巣箱があれば閉じる。

鳥の巣箱を設置する場合には絶対に覚えておきましょう。

【ホースの収納】ホースを地面に埋めて、お庭を綺麗にスッキリさせよう

お庭のホースが見苦しくありませんか?

お庭への散水から掃除、洗車に至るまでお庭がある家では「ホース」が欠かせません。そんなホースが折角綺麗に整えたお庭を這っている姿は見苦しいものです。なんとか綺麗に目立たずホースを収納するために、ホースを地面に埋設してみましたので紹介します。

ちなみに我が家ではホースリールを使用しています。ホースリールと水栓の間のホースを長いものに交換し、便利な場所に設置していたのですが間を這うホースが気になって今回の埋設に至りました。

ホースを地面に埋めて大丈夫?

始めに、ホースを地面に埋めることでどんな問題が挙げられるでしょうか?

1.法的な問題

水道管や敷地内へ敷設されるパイプを無資格者が趣味で改造したり移設することは禁じられています。自宅だけでなく周辺の水質へ悪影響を及ぼすリスクもあり、水栓自体を移動したり、配管を追加するような作業は絶対にしてはいけません。

一方で水栓の蛇口より先は法的な制限はありませんから、ホースをどこのどのように伸ばしても、自身の敷地内であれば何も問題はありません。

2.外圧の問題

散水用のホースは「耐圧ホース」などと呼ばれることもあって勘違いしてしまうこともあるかもしれませんが、外からの圧力には無力です。

この「耐圧」の意味は内側からの圧力に負けないように、糸などで補強がされていることを意味しています。そのため地面に埋めた場合には、ホースが潰れてしまう問題があります。軽く砂利や土を被せる程度であれば問題ありませんが、上を歩いたり踏み固めると容易に潰れて水の勢いはなくなってしまいます。

つまり、ホースを埋設して使用する場合にはホースを保護する必要があります。

3.劣化と水漏れ、メンテナンスの問題

ホースを埋設する地中には目の細かい砂や粘土質の土だけではなく、小さな砂利や尖った石も紛れ込んでいます。ホース自体は地中に埋設され常に暗く高い湿度と安定した気温下にある限り、むしろ屋外にあるより長持ちしますが、ふいに傷が付いたり、あるいはいつの間にか劣化して穴があいて水が漏れてしまう心配があります。

また、ホースが劣化した際にいちいち地面をすべて掘り返さないとホースを交換できないのでは少し面倒くさいです。

こうした問題を解決しながら、実際にホースの埋設を進めてみます。

ホースの埋設に必要な部材

ホースの埋設に必要な部材は主に2つです。

VE管 ベンド

1つ目はホースを通して保護しながら埋設するための「VE管」と呼ばれる樹脂製のパイプです。一般的な内径15mmのホースは外径が20mmほどですから、「VE-28」を選択することをおすすめします。こうした製品は通販ではあまり入手性がよくありませんが、ホームセンターであればどこでも置いてあります。電気工事関連の用品売り場にありますのでチェックしてみてください。2mで600円前後です。

2つ目はホースを埋設する際にカーブに対応するための「ベンド」と呼ばれる90度にカーブしたパイプです。これはVE管に接続することで自由自在に曲げたり、地中から立ち上げて使うことができます。

これ以外にもボックス類を併用して更に綺麗に仕上げることもできるのですが、基本的な埋設としては以上2点さえあれば問題ありません。VE管の切断はノコギリがあれば簡単にできます。専用のパイプソーもありますが、ご自宅にあるノコギリや100均のノコギリや糸鋸でも十分に切断可能です。

 

また、類似したものとして塩ビパイプもありますが、グレーの見た目があまりにも武骨なことや、ホースを通す内径30mm前後のパイプではベンドの入手性が悪いためVE管をおすすめしています。細い塩ビ管でも直角に曲がった部材は販売されているのですが、カーブが急すぎてホースが折れ曲がったり、ホースがうまく通って行かないという問題が出て来ます。「大曲」と呼ばれる大きく緩いカーブを描く部材もあるのですが、これがなかなかホームセンターでは在庫していないケースもあるため、最初からVE管を使うことをおすすめしています。

VE管の仲間に、PF管と呼ばれる蛇腹状の柔軟性あるパイプもあります。これは柔軟性があって取り回しが良く、埋設にも対応している良い製品なのですが、蛇腹状をしているためにホースを通そうとしても引っかかって通りにくいです。

 

ちなみにこれを機にホースを購入する場合におすすめなのがこちらです。

 

この製品の何が良いかと言うと、まず始めに巻き癖がほとんどついていません。ホースは基本的にぐるぐる巻きにされてギュッと縛って販売されています。ホースによっては梱包を解いてもくるくると巻き癖がついてなかなか真っ直ぐにならないことがあります。特に今回はパイプを通すため巻き癖があると厄介です。

次に表面がサラサラしています。これも同様にパイプを通す際にスルスルと面白いように入っていくのでオススメです。謳い文句通りであれば、将来的にもべとつくことがないため交換の際にも簡単に抜き取って、新しいホースをパイプに入れて交換することができるでしょう。

ホースの埋設手順

それでは早速ホースを埋設してみます。

我が家の水栓周りの状況はこんな具合です。蛇口にはタカギのラクロック蛇口分岐シャワーを使用しており、ホースリールの接続とは別に水栓で水を出して手を洗ったりすることができます。ホースリールはどこにでもあるアイリスオーヤマのホースリールです。

今回はこのホースリールを水栓から4mくらい離れた場所にある、ガーデニング用品の収納スペース付近に移設しようと思います。

1.ホースリール・水栓間のホース交換

まずはホースリールと水栓をつなぐ短いホースを、先ほど紹介した三洋化成のホースに交換します。交換はとっても簡単で、ホースリール側・蛇口側それぞれプラスチックのパーツをくるくると反時計回しに回すと取り外すことができます。

この部品を新しいホースにそっくりそのまま付け替えれば準備完了です。

2.ホースの埋設位置を決め、カットする

続いてホースの埋設位置に沿ってVE管を置いてみて、ちょうど良い長さでカットします。

VE管は薄手ですからどんなノコギリでも大した力もいらず、簡単に切断可能です。

3.ホースをVE管に通す

ホースをVE管に通していきます。先ほど紹介した三洋化成のホースなら、スルスルと面白いようにホースが通っていきます。直角にカーブするベンド部分もスルスルと通っていってくれます。

4.埋設する

ホースが通ったVE管を埋設していきます。

見えないように隠すことができれば良いですから10cmも埋めれば十分です。

ここで注意点があります。自宅の基礎周りには、電線の配管が埋設されていることがあります。水道管などの埋設管は基本的に地中深くにあるのですが、特にドアホンなどの外構設備や後からリフォームで照明等を追加している場合には、予想以上に浅い位置に埋設されていることも珍しくありません。

埋設する際には大抵PF管と呼ばれるVE管の仲間の蛇腹状のパイプに保護されているのですが、シャベルに体重を掛ければ簡単に突き破ってしまいます。

掘る際には、慎重に1か所穴を掘ってから、横に掘り進めるようにすると配管を傷つける心配が抑えられます。

 

地中から地面に飛び出す場所には、ベンドを上向きにして対応します。

上向きに飛び出したパイプとホースの間には隙間があるため、同色のビニールテープで保護しています。VE管が販売されている付近に、同色のテープが置いてあるはずです。ちなみに保護しなくても構いませんが、なんとなく気になるのでテープで巻きました。

VE管には、対応する様々なコネクタやボックスがあるためボックス類を活用して地中からパイプが顔を出す部分を綺麗に仕上げることも出来ます。もし「もっときれいに!」と思われる方は、VE管が販売されているコーナーの周辺にたくさんのボックスやコネクタ類が販売されているはずですのでチェックしてみてください。

余談:そもそもホースリール以外の選択肢は?

オシャレなホースホルダーや、伸縮自在な水を出すと伸びる伸縮ホース、くるくると巻き癖がついたコイルホースなど選択肢はいくつか挙げられるものの、普段からガーデニングで頻繁にホースを利用する方は結局ホースリールに行き着くものです。

ホースホルダー 伸縮ホース コイルホース ホースリール
オシャレだけど使うたびにホースを仕舞うのが大変 縮んでも結構場所を取るし、土などの汚れがよく付く 伸ばすのに力が必要で取り回しづらく使いにくい 結局これが一番便利

そんなガーデニングの味方のホースリールの問題点として以下のようなものが挙げられます。

  • ほとんどの製品が地面に置くタイプで場所を取る
  • ホースを引き出す際にホースリール自体が動く
  • 地面とホースリールの間が虫の住処になる
  • 樹脂製は軽いものの安っぽく、経年劣化で見た目がどんどん劣化する
  • 金属製は頑丈で高級感を備えた製品もあるが重い
  • 中心付近はホースの巻き癖が付く
  • ガイドがないと偏って巻き取ってよれやすい
  • ガイドがあると本体が大型化してしまう
  • 水栓とホースリースを近くに設置しないといけない

上3つはDIYでホースリールを壁掛け式に改造することで解消される問題です。また別の記事で紹介します。

今回取り上げたのが一番最後に挙げた「水栓とホースリースを近くに設置しないといけない」という問題点です。ホースリールは本体から1~2メートルほどの長さのホースが伸びており、これを水栓の蛇口にセットします。つまり、水栓から1~2メートル以内に設置する必要があるということです。これを解消するにはホースリールと水栓の間のホースを長いものに交換するという方法が挙げられます。しかし、遠くに設置したホースリールと水栓の間にホースが伸びているのはあまりにも見た目が悪いです。

【TP-Link Tapo C310】カメラドアホン代わりに!PCでも即座に映像を表示する方法

格安防犯カメラとして人気の高い「TP-Link Tapo C310」を取り付けました。

ネットワークカメラとして専用アプリ「Tapo」を利用した映像の確認や各種設定、操作が可能なほか、Micro SDカードへの録画データの保存にも対応しています。

今回は純粋な防犯カメラとして導入したC310を、カメラドアホン代わりに使ってみたいと思います。

 

我が家ではカメラドアホンを導入しています。

というか、最近はチャイムが鳴ればカメラで来訪者の様子を確認できるのが当たり前ですね。しかし、この映像を確認できる機器は家の1階のLDK周りに設置されることが多いです。我が家もその例に漏れず特に考えもなしにキッチン付近に設置しました。当時はこれで良いと思っていたのです。

最近では在宅勤務が増え、家の2階の作業部屋に籠もることが増えました。

そこで宅配業者や謎の営業など、様々な来訪者に応対することが増えたのですが、そのたびに1階まで下りて映像を確認し、ドアへ向かうという作業が発生して大変面倒くさかったのです。しかもそれが、謎の営業となれば当然応答するはずもなく2階へ戻るのですが、とにかくめんどうくさい!

そこでカメラドアホンの子機のようなものを2階に設置できないか?と考えたのですが、どうやら子機に対応できる機種とできない機種があるらしく、我が家のたった2年前に新調したカメラドアホンにはその機能がありませんでした。

そうして憂鬱な日々を送っているなかで、防犯カメラとしてC310を導入したのですが、これがカメラドアホンの子機代わりになるのでは?と思い至ったわけです。

Tapoカメラの映像をPC(Windows)で閲覧する

TP-Link Tapo C310を始めとしたTapoシリーズの映像をパソコンから閲覧する方法は、公式ページで紹介されています。

Tapoを使用したRTSPライブストリーミングの利用方法 | Tapo

公式にはAndroid/iPhoneアプリしか提供していないものの、RTSPに対応していることから公式への問い合わせが多く、やむなくこのようなページを用意したことがなんとなく伺えます。

公式ではiSpyというアプリを使用した閲覧方法が開設されていますが、マルチメディアプレーヤーとして人気のVLCやYouTubeやTwichの配信にも利用されるOBS Studio、その他さまざまなメディアプレーヤーを使ってTapoカメラの映像を確認できます。

 

とはいえ、これまではこうしたプレーヤーを起動してからURLを入力して閲覧するという作業が必要で、即応性に欠けていました。

PCで作業中にチャイムが鳴ったら、即映像を確認したいワケです。つまりショートカットをクリックしたら一発でTapoカメラの映像を表示したいです。

設定手順

手順はとっても簡単です。

ここではVLCプレーヤーを使った手順を紹介しますが、多くのプレーヤーがこの方法に対応しています。

1.VLCプレーヤーのショートカットを作成する

スタートメニューなどからVLCプレーヤーのショートカットを作成します。

スタートメニューのVLC media playerを右クリックし「その他」>「ファイルの場所を開く」を選択します。

VLC media playerを右クリックして「ショートカットの作成」を選択します。

通常のインストール先であればショートカットをその場に作成できないため以下のようなメッセージが表示されます。「はい」を選択します。

デスクトップに作成されたショートカットを右クリックし「プロパティ」を開きます。

プロパティ内の「リンク先」の項目に"C:\Program Files..."などのショートカットのリンク先が表示されています。これに続けて半角スペースをひとつ入力し、rtsp://から始まるURLを入力し「OK」を選択します。

"C:\Program Files\VideoLAN\VLC\vlc.exe" rtsp://ユーザー名:パスワード@IPアドレス/stream1

という感じです。

 

これでショートカットをクリックすれば、VLCが起動すると同時にカメラの映像が表示されます。

【TP-Link Tapo C310】防犯カメラ設置で学ぶ、屋外設備DIYの防水処理

ワイヤレスルーターやスマートホーム製品で有名なTP-Link社から販売される防犯カメラのスタンダードモデルである「C310」を購入しました。

TP-Link社のラインナップには、エントリーモデルとして屋内専用のTapo C210や、上位モデルには本格的な機能や外観を備えたVIGI C300HPなどがあります。Amazonでも楽天市場でも価格差がないので、楽天会員の方はTP-Linkダイレクト 楽天市場店で購入すればポイントも溜まって一石二鳥です。

性能や使い勝手、外観、設定手順といった評価はすでにやり尽くされているので、ここでは設置作業において最も厄介な電源ケーブルの配線やその防水処理について解説します。

屋外用機器の防水の考え方

屋外用に設計された照明器具や防犯カメラのような機器は、基本的に本体に隙間がなく、水が侵入しません。そうは言っても複数の部品で構成された製品ですから、部品同士の接合部にはゴム製のパッキンが使われていたり、ある程度水の進入を許容しつつ排水する構造が採用されます。

しかし、こうした隙間や経路は新品時こそ適切に機能しますが、使用期間が長くなると、ゴムのパッキンが劣化してやせ細ったり、ひび割れたり、排水経路がゴミなどで目詰まりしてうまく排水できなくなったりします。

そのため、例えば「防水」や「防雨」と謳う製品であっても本当に雨ざらしの場所に設置すると寿命が縮みます。多くの電化製品が素材として「樹脂」を採用しており、紫外線による劣化も見逃せません。(正確には「防水」と「防雨」は別物ですがここでは省略します)

もしご自宅に屋外用の照明器具や機器がある場合には確認していただくとわかるのですが、極力「軒下」に設置されているはずです。軒下とは、下図の通り軒の下の空間を指します。

また、防犯カメラの場合には水滴がレンズカバーに付着して映像が乱れる可能性があります。高価な防犯カメラでは、レンズカバーを覆う庇(フード)がありますが、極めて安価なTP-Link Tapo C310には備わっていません。基本的に軒下で使うものであるということが見て取れます。

また、電源ケーブルも本体側との接続こそ防水パッキンが採用されていますが、ロック機構もないため常に水に触れる場所で使うには信頼性に乏しく、軒下で使うか、雨ざらしなら別の対策が必要になるでしょう。電源プラグ側は全く防水処理がされておらず、アダプターも大型でかさばります。この製品の唯一にして最大の問題と言っても良いでしょう。

 

今回はこの電源ケーブル周りの防水と屋外における配線をDIY向けに基礎に則って解説します。

電源アダプターの防水処理

まず始めにこの厄介な電源アダプターの防水処理が必要です。

世の中には防水タイプのプラグもありますが、やはり長期間屋外で使うためのものではありません。電源の接続を屋外で行う場合には専用のボックスを使用します。実際の製品としては未来工業の「PVKボックス」や「ウオルボックス」などの防雨性のあるスイッチボックスを使用します。

PVKボックス ウオルボックス
   

多くのホームセンターやAmazonを始めとした通販サイトでも安価に手に入ります。通販であれば、ホームセンターでは見かけないカラーバリエーションも選択できるのが魅力です。

もしPVKボックスを使う場合には「大型四角(深型)」というバリエーションが適当です。もう少し小さくても収まるのですが、電源アダプターや配線はギチギチに詰めるべきではないため大きめを選択しましょう。

ベージュがスタンダードカラーで、通常のホームセンターではほとんどベージュしか扱っていません。

こうしたボックスは雨ざらしにできない配線などを収納するために作られています。今回の用途にピッタリですね。

この手のボックスは、上の写真を見てわかるように様々なパーツを組み合わせて色々な状況に対応することができます。具体的には以下のようなコネクタがあると、PVKボックスなどに配線を保護するパイプ(PF管)をワンタッチで確実に取り付け可能です。(1個50円前後)水を浴びるようなところでは防水タイプのコネクタもあります。

 
未来工業 コネクタ PF管φ16用 Gタイプ ベージュ MFSK-16GS

PF管は屋外の電線配管に使用される専用品です。ホームセンターでは1m単位の切り売りがされていて、安価です。(1mあたり100~150円前後)同じような用途で蛇腹ではないVE管もあって、そちらの方が仕上がりは綺麗ですが、垂直や直角が綺麗に出ていないと汚らしくなる点や、柔軟性がなく扱いにくいためよほどこだわりがなければDIYではPF管を使った方が良いと思います。


未来工業 ミラフレキSS ベージュ 16mm×50m 1巻 MFS-16

PF管はこのようなサドルで壁に固定します。

この組み合わせ、お家のまわりをぐるりと回ると一カ所くらい見つけることができるのでないでしょうか?屋外で電源配線を引き回す時に使われる定番商品たちです。プロも使う道具ですが、価格はすべて非常に安価です。


未来工業 PF管片サドル 適合PF管16 ベージュ 50個 KTF-16J

今回は実際にこうした部材を使用して電源ケーブルの防水処理を進めていきます。

また、こうした部材を使った作業の難所も丁寧に解説していきます。

スイッチボックスの設置

まずはスイッチボックスをお好みの場所に設置します。繰り返しになりますが、できれば軒下など屋根がある場所が望ましいです。

スイッチボックスに配線を接続する場合には、事前に接続の準備を済ませましょう。先ほど紹介したPVKボックスを使う場合、既に配線を通すための穴の切り込みが用意されています。

マイナスドライバーなどを隙間に差し込んでこじってやると、穴が貫通します。

貫通させなければ完全に塞がれた状態で水やホコリの影響も受けません。必要な場所だけ穴を貫通させましょう。

コネクタを使ってPF管を接続するとこんな感じです。

設置方法は大きく分けて両面テープかビス止めの2通りです。

両面テープの場合

今回収納するのは余分な配線と電源アダプターのみです。

ほとんど重量がないため、強力な屋外用両面テープを使用すれば問題ありません。家の外壁は細かな凹凸があり、風雨や紫外線の影響もあるため必ず屋外用の厚手の両面テープを選択してください。

「建築用」や「自動車外装用」の厚手と明記された両面テープなら安心です。

ビス止めの場合

この手のスイッチボックスはDIY用の部材ではなくプロ向けの部材です。

そのため、どのような状況でも対応できるように基本的にネジ止めするための下穴は開いていません。目安となるくぼみはついていますが、基本的に自分で望ましい場所に下穴を開け、取り付けます。

ネジ止めする場合には外壁や軒天に固定しますが、ここでいくつかの判断が求められます。

まず始めに一般的な軒天は「ケイカル板」と呼ばれる石膏ボードみたいなものを白いペンキで塗装しています。このケイカル板はほとんどビスが効かないため、ビス止めする場合には下地となる木の角材を探す必要があります。

また、薄くて割れやすいためしっかりと固定するには少し難易度が高いです。

外壁は窯業系サイディングか金属(トタンやガルバリウム鋼板など)の2つが一般的です。いずれも外壁越しに下地の木の角材に固定します。今回のような軽量物の場合、窯業系サイディング自体に固定することも可能です。その場合にはプラグを使うか、プラグが不要なネジを使います。一般的には「プラグ不要のコンクリートビス」としてホームセンターのネジ売り場で見つけることができます。

ちなみにC310にはプラグとネジが付いているので、こちらを使っても構いません。

とはいえ、家の外壁のなかには下地の木材だけでなく配線があることもあるため注意が必要です。また、ネジの取り付け部から水が外壁内に進入するケースも想定して適切にコーキングなどを施す必要があります。スイッチボックスと外壁の間にも、外壁の凹凸を吸収するためにエプトシーラーなどの防水パッキンを敷設するとなお良いです。

こちらは我が家の外壁にスイッチボックスを取り付け、マスキングしてコーキングをしている様子です。(必ず変性シリコンなど塗装の乗るものを使う)

ここまでの説明でわかるように、外壁等にビス止めする方法はDIYに不慣れな方にはちょっとだけ厄介です。もし周りに既に外壁に取り付けられた金具やビス類がある場合には、共締めするのも良いでしょう。

 

C310は非常に軽量ですから、両面テープだけで固定する方が安心です。

PF菅やサドルを使った仕事はプロのような仕上がりで満足感は高いですが、接地には両面テープを使い、配線には屋外用配線モールを使う方法が1番難易度は低いです。

電源ケーブルの配線

電源ケーブルの配線には、PF管を使用します。

通常の屋外用配線モールと呼ばれる、両面テープで壁面に接着するモールタイプや、柔軟性のないパイプ(VE管)などいくつかの選択肢があるのですが、PF管が最も使い勝手が良いです。また、将来的なメンテナンス性や作業性も良いため、特段のこだわりがなければ柔軟性があり対候性に優れ、価格も安価なPF管がおすすめです。

使い方は管内に配線を通して壁などを這わせるだけ、なのですがひとつだけポイントがあります。PF管や配線モールの出口は必ず下向きにするということです。

これはどのような場所においても必ず守りましょう。

場所によっては横向きや上向きにした方が配管の取り回しがシンプルになることも多いと思いますが、絶対に水が侵入しない屋内でもない限りは面倒でも下向き厳守です。

 

PF管の取り回しにはサドルを使用しますが、ネジ止めが嫌な場合には屋外用配線モールを使用しましょう。屋内用と屋外用の差は対候性の有無です。また、屋外用の場合は凹凸のある外壁などに使用するため両面テープなしで販売されていることも多いです。

使用する接着面にあった両面テープを貼付して使用します。外壁など凹凸面がある場合には、先ほど紹介した建築用の厚手両面テープなどを使うと良いでしょう。

サドル 屋外用配線モール
   

【余談】Tapo C310とC65の違いはとは?

ちなみに今回の購入の際に、もう一台Tapo C65というモデルを購入しています。

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このモデル、大抵の場合C310よりやや低価格で販売されており、公式のオンラインショップでもアウトレットに並んでいたりします。

この2台を同時に購入する方も早々居られないと思うので違いを説明するとパッケージの差です

本当にこれだけです。C65はグローバル版で、パッケージは英語表記、付属の説明書も全世界の各国語対応版です。一方でC310では日本語化されています。どちらも公式のオンラインショップで買えば同等のサポートが得られますし、性能も付属品も細部に渡るまでモノ自体は同じです。

専用アプリ「Tapo」では2つのモデルがそれぞれ選べます。

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おそらく今後の売れ行きが落ちない限りは日本国内では日本語版であるC310の流通が増えていくはずです。同じ性能で処分セール状態のC65は防犯カメラを安く買うチャンスかもしれません。

その他あれこれ

1.128GBより大容量のMicro SDカードは使える?

防犯カメラとして使う場合、長期間の録画データが残っていた方が安心です。

製品ページでは128GBまでのMicro SDカードに対応しているとの表記がありましたが、試しに512GBのMicro SDカードを挿入してみました。

ご覧の通り、全く問題なく使用できました。フォーマットもできます。

2.LANケーブルが不要な場合は切っても良い?

C310本体からは電源ケーブルとLANケーブルが伸びていて、無線LAN接続する場合には有線LANコネクタが邪魔です。

私の場合は切断してテープでぐるぐると巻いて処置しておきました。問題なしです。

3.ループ録画可能?

Micro SDカードに記録可能となっていましたが、記録方式が不明でした。

結果としては、ドライブレコーダーのようなループ録画が可能でした。データ容量がいっぱいになると古いデータから順に削除されていきます。

ループ録画をオフにした場合には、データ容量がいっぱいになると録画が停止されます。

4.Tapoアプリの使い勝手は?

この手の製品とセットになって提供されるアプリは使い勝手が悪いことが多いです。

しかし、Tapoアプリはかなりよく出来ています。動作も軽快。UIもしっかりとしていて、なんの説明なしでも迷うことなくすべての機能を使いこなすことができます。

5.設定は難しい?

設定は簡単です。

しかし、読むのが嫌になるような国内メーカーの取扱説明書とは違って、C310の取扱説明書は非常に簡素です。ITリテラシーがある程度ある人にとっては何の迷いもなく一瞬で設定は終わりますが、そうでない人にとっては少し頭を悩ませるかもしれません。

とはいえユーザーが多い製品ですから、わからなければネットで検索すれば丁寧な解説が見付かります。

6.映像は綺麗?

映像はとってもきれいで夜でもよく映ります。

防犯カメラという特性上広角レンズで画素数もデフォルトではフルHD、設定で2Kと720pが選択可能です。そのため、映像のなかの一点をズームしてよく見たいなんて言う時には不足を感じます。これは別にこの製品が悪い訳ではなく、使い方が悪いだけなので問題ないのですが、庭の巣箱にくる小鳥の種類を特定しようとするのは流石に無謀でした。

【Switch】プロコン、ホリコン、ジョイコン、中華コンは何がちがう?どれが良い?

2022年現在、任天堂スイッチ用のコントローラーは「決定版」と呼べる製品がない過渡期にあります。

特にバッテリーやモーター、各種センサーなどが搭載されるワイヤレスタイプは任天堂純正品である「プロコントローラー」(以下、プロコン)であっても製品の耐久性に難があります。故障に対するサポートも有償になるケースが多く、約1万円という価格と考えると少し躊躇ってしまうところです。

一方で社外品にも多くの選択肢があります。任天堂からライセンスを取得しているコントローラーとして最も有名なのが、ゲーム機用周辺機器メーカーである「HORI」から販売されている「ワイヤレスホリパッド」(以下、ホリコン)です。中国製の安価なプロコントローラーもどき(以下、中華コン)も含めると多数の選択肢があります。

スイッチ用コントローラーの選び方

スイッチ用コントローラーは大別すれば以下の4種類になります。

  • Nintendo Joy-Con(ジョイコン)
  • Nintendo Proコントローラー(プロコン)
  • HORI ワイヤレスホリパッド(ホリコン)
  • 中国製プロコンもどき(中華コン)

()内は本記事内での呼称です。

 

スイッチ用のコントローラーとして最も幅広く使われているのが「ジョイコン」です。

本体に付属するため追加でお金がかからないというメリットはありますが、コントローラー自体は平坦でお世辞にも操作性は良いとはいえません。耐久性にも難があり、たとえばモンスターハンターなどのハードな使い方が想定されるゲームでは故障の不安が付きまといます。操作性だけでなく長時間の使用では手が疲れてしまい、ゲームに集中できません。

 

プロコンは任天堂の純正コントローラーです。

長時間プレイや精密な操作には欠かせません。しかし、こちらにも難点があります。

耐久性はジョイコンと同様に不安があり悪い評判も散見されます。実際に私もスティック故障で使うのを止めました。また、価格も高い割には故障修理は有償になるケースが多い。通販では偽物が出回っており、価格も定価を上回る金額で販売されているなど気になる点が少なくありません。実売価格で1万円程度。

 

ホリコンはゲーム機周辺機器メーカーであるHORI社製のコントローラーのひとつです。

スイッチ用でも有線タイプやレトロな形状のものなどいくつかのラインナップがありますが、そのなかでワイヤレスかつ最もスタンダードなのがここで紹介する「ワイヤレスホリパッド」です。NFCなど一部機能が省略されていますが、基本的にプロコンとほとんど同じ形状で、操作感も良く、価格もプロコンより安価です。実売価格で6千円程度。(2022年現在、Amazonでは価格がちょっと高いです)

 

中華コンは、中国製の安価なプロコンもどきです。

基本的にはまったく問題なく使え、私自身合計3台の中華コンを使ってきました。

3台も使っていることからもわかる通り、不調が出たり、故障したり、壊れなくてもボタンのクリック感がなくなって「ぐにゃり」として反応が悪くなるなど、耐久性はあまり期待できません。しかし、価格は3千円程度と「壊れたら買い替え」でもあまり懐が痛まない価格になっています。

すべて使った感想は?

こうしたコントローラーを一通り使ってきた僕の感想はというと、ホリコンか中華コンの2択です。

現時点でははっきり言ってプロコンの価値を見出すことができません。NFCなどの機能をフル活用するならともかく、大抵の機能はホリコンや中華コンで十分です。また、価格の差が非常に大きいです。

上の写真にはプロコンが含まれていませんが、既に破棄しました。元々ZRの反応が鈍く、左スティック異常まででたため修理に出そうとしたところ有償となるため諦めました。奇しくも中華コンも代々ZRの反応が鈍くなる問題が出ています。(たぶん、偶然)

プロコンとホリコンの明確な違いと言えば、省略されている機能を除けばZR・ZLボタンの成型が少し雑で指に引っかかることがある点くらいです。プラス・マイナスボタンも素材や押し心地に差があるものの、使い勝手に影響するほどでもありません。

 

中華コンでもまったく十分に使うことができるのですが、ふいに故障することがあるため常に予備が必要です。また、使用中に不安定になることはありませんが、再使用する際にペアリングに失敗したり、充電がうまく出来ていないことがあります。

そうしたときにはクリップなど細長いものでリセットボタンを押せば大抵は解決するのですが、使用のたびにクリップなどの細長いものが必要になるのは面倒くさいです。

 

価格は中華コンが2台でホリコンが1台買えると考えれば、ホリコンで良いかなぁと思います。

結論:1台ならホリコン、複数台なら中華コン

結論としては、常に1人でプレイする方や、家族と一緒に2人、3人でプレイするなどある程度コントローラーの使用数が決まっている方はホリコンが良いと思います。

逆にたまに複数人でプレイする、複数の場所にそれぞれ置いておきたいなど、同時使用はあまりしないものの数をそろえたい場合には中華コンをおすすめします。

中華コンはその不安定さが一番のネックであると感じていますが、たまにしか使わないのであればその問題も気になりません。いつも使っているコントローラーが壊れても、買い替えまでの間はあまりのコントローラーでプレイすれば良いからです。

もちろんお金に余裕があれば「全部入り」であるプロコンをおすすめします。

【BMW】リザーバータンクが2つある

最近のBMWの各モデルには、リザーバータンクが2つあります。

1つはオイルフィルターハウジングあたりから、もう1つはインテークマニホールド(インタークーラー)あたりからクーラントが流れるホースが伸びています。大きい方はオイルフィルターハウジングあたりから、小さい方はインテークマニホールドから接続されています。要するにエンジン用とターボ用です。

大きな方はリザーバータンクとか、リザーブタンク、エクスパンションタンク等々と呼び名はありますが、いわゆるクーラントの余剰分が溜まるリザーバータンクです。小さい方も目的は一緒で、呼び名も全く同じでリザーバータンクですが、差別化のために補助タンクとかインタークーラー用タンクなどと呼ばれます。

ここら辺は、往年のBMWであれば定番の故障箇所でしたが近年は品質も向上し、国産車と比べて劇的に故障(寿命)が短いということはなくなりました。結果としてあまり情報も出回らなくなりました。

機能的には2つのリザーバータンクが必要だったわけではありません。モデルやエンジンの世界的なバリエーションの強化と、部品の共通化のための仕様と思われています。(小さい方のリザーバータンクがないモデルも存在するという意味)

【F30】BMW・3シリーズのエアフィルターの交換手順

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BMW・3シリーズ(F30型)のエアフィルター交換の手順を解説します。

今回紹介する車両は3シリーズツーリング(F31型)の後期モデル(LCI)ですが、いずれの前期・後期を問わず手順は同じです。

1年に1度の交換が推奨されていますが、よほど空気の汚れた場所を走行しない限りは2~3年は問題なく使用できます。

以前はボンネット内に大きなエアフィルターが鎮座していましたが、このF30型のエアフィルターは国産車などと同じように助手席足元にあります。

使用するエアフィルター

エアフィルターは1シリーズなど多くのモデルと共通しており、純正品から有名メーカー(MANNやBOSCH)、果ては無名のメーカーまで多くのメーカーが製造しています。

価格は無名メーカーで3000円ほど、純正品で1万円を越えます。

この手のフィルターはあまり品質差もないためどれを選んでも構いません。安価なものを頻繁に交換する方が良いかもしれませんね。

通販で購入する場合、車のパーツはAmazonはやや弱く、楽天市場やYahooショッピングの方が強い印象です。

普段はAmazonを使われている方でも、車のパーツを購入する際には念のため楽天市場やYahooショッピングをチェックしてみた方が良いかもしれません。選択肢が豊富で、価格も安いことが珍しくありません。

交換手順

交換手順は国産車や他の多くの車種と似ており、難易度は非常に低いです。

ただ、助手席の足元に潜り込むので姿勢がちょっとしんどいです。

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助手席の足元に潜り込んでグローブボックスの下を除くと、ボルトが2か所確認できます。(赤矢印)

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2か所のボルト(10mmソケット)を外しますが、写真左のボルトを外すには発煙筒を外す必要があります。

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2か所のボルトを外すとカバーが大きく外れます。

照明の配線がつながっているため気を付けて開いてください。手前は爪で固定されているのでジワジワと力を入れて下に引き抜き、奥は引っかかっているだけなので手前に引き抜きます。

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照明のコネクタは爪がないタイプで、単純に引き抜けばOKです。

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カバーを外すと奥の方にこんな形の部品が確認できます。

カーブを描いていますが、ここにエアフィルターが収まっています。

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黄色矢印で示したトルクスネジ(T20)を3か所外します。

BMWのメンテナンスにはヘックス(六角)、トルクス(星形)を使うので、よく使うサイズはソケットを揃えておくと便利です。

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3か所のネジを外すとカバーが外れます。

カバーは写真をご覧になるとわかるように、右側でつながっています。ダランとぶらさげておけばよいです。

エアフィルターは折り曲げられて押し込んであるので、グイッと力を入れて引き抜きます。

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エアフィルターには向きがあります。

フィルターによっては、粗塵用・吸着用・MEPA・HEPAなど積層構造になっていて空気の向きが重要なのですが、純正品を含めたエアフィルターでは積層の順番はこれといってなさそうなので向きは気にする必要はありません。

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今回は楽天市場で3000円ほどの安価なエアフィルターを購入しました。

活性炭入りで、花粉と黄砂の時期に毎年もしくは隔年で交換するためこれで十分です。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

AP エアコンフィルター 活性炭入り BMW シリーズ 3 F30/F31/F80 2012年〜
価格:3070円(税込、送料別) (2022/3/20時点)

楽天で購入

 


純正品との見た目の違いはありませんが、空気の流れの向きの表示がありませんでした。
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純正品に合わせたい場合には折り返しの始まりの位置を見て向きを確認すると良いでしょう。(ただ、どっち向きでも問題ないです)

 

距離と交換年月を派手に記入しておきます。f:id:katamichinijikan:20220317195909j:image

そろそろ10万kmの大台です。

BMWに走る楽しさと保守的なデザインが戻るのが先か、電気自動車まみれになるのが先か。いずれにせよ当面はF30で我慢し続けなければなりません。

【マッサージガン】これは買い!ツラすぎる手足のだるさに過去最高の効果を発揮!

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かれこれ10年以上前から手足のダルさや熱感、むくみに悩まされています。

朝でも昼でも夜でも、原因は不明で手足がとてつもなくダルくなります。その感覚は手足が熱を持ったようで、血を抜いたら気持ちよさそうと何度も考えたものです。

食事、水分摂取、睡眠、運動、入浴、ストレッチなど自身でできる対策から、病院にかかって漢方を含むいくつかの処方を受けて内服を続けたり、整形外科で体の歪みや関節の問題を長期間のリハビリで解決したり、整体や鍼、マッサージなど試しましたがどれも根本的な解決にはつながりませんでした。

 

今回「マッサージガン」がこの症状に効果を発揮しましたので、購入した商品やマッサージガン全般について忖度なしで紹介します。

マッサージは効くが自分で揉んでもイマイチ

こんな困った症状ですが、マッサージしてもらうことで気持ちよくなり、一時的に症状が軽くなることは間違いがありません。

就寝時はだるさがあると、それが気になって寝付くのも一苦労ですが、その反面で寝る前にマッサージを受けると気持ちよくてあっさり寝入ってしまいます。

しかし、本当に困ったことにだるい時に自分でマッサージしてもちっとも気持ちよくないのです。多少の気持ちよさを感じることはあっても、症状が軽くなることはありません。

これが他人にマッサージしてもらうと大変気持ちよく、症状も楽になります。

とはいえ、いつでも家族にマッサージを頼めるわけではありません。なんとか自分で解消したいと常々思っていました。

 

マッサージチェアはあまりにもインテリアを損なうし邪魔。なによりマッサージチェアに座らなければならないという最大の制約があります。

寝る前にベッドで、仕事中に椅子の上で、旅先の旅館の畳の上で、場所を選ばず手足はだるくなります。

振動によるマッサージ器具もイマイチで。というかハッキリ言えば全く気持ちよくありません。

空気などで足を圧迫して揉んでくれる器具も、イマイチ思ったところを的確に十分な強さで押してはくれません。

 

そこでマッサージガンなのです。

マッサージガンは「押す」器具

マッサージガンを色々なところで見かけるようになって随分経ちますが、これが登場した当初は全く興味がありませんでした。

なぜなら既存の振動するマッサージ器具が全くと言っていいほど効果を発揮しなかったからです。

「大した変わらないだろう」なんて思っていたのです。

 

しかし、ふとした機会に店頭で触れてみると、これが全くの別物でした。

筋膜リリースガンなどと呼ばれているようですが、既存の振動や加圧ではなく、前後にストロークするヘッドが患部を指圧するように押し込んでくれるのです。

これを求めていた!とすぐに飛びつきました。

高級品から安物まで多種多様

このマッサージガン、高級品から安物まで非常に広いラインナップがあります。

この手の機械の仕組みを知っている人ならわかると思うのですが、使われている技術や中身の部品は古くからある恐ろしくアナログなものです。

それが例え中国製の安価なものであっても、ほぼほぼ問題ないと言えるレベルです。むしろ、高級な部品を使おうとしても、高くするのが難しいレベルの代物です。

ハッキリ言ってしまうと、単純なマッサージガンで10000円を超えているのはぼったくりと言っても過言ではありません。

何か特別な機能や付加価値、デザインなどで価格が上がることはあっても、本質的な機能部品はとても安上がりなのです。

とはいえ、バッテリーを内蔵した製品ですから極端に安いものはすぐに壊れたり加熱したりすることも考えられます。

安すぎない中華製マッサージガンを選択

そこで今回選択したのがこちらです。


 

 

定価では8000円程度ですが、頻繁にクーポンやセールなどと銘打って6000円弱で販売されています。こうした売り方に信頼は置けませんが、実質6000円程度(送料を加味すれば5000円程度)の製品と考えれば、妥当なところでしょう。

さまざまな部位にあわせた4種類のベッドがついて、充電ケーブルは最近の機器らしくUSB Type-C。バッテリー容量はいわく5000mAhで、出力ポートもあってモバイルバッテリーとしても使用できます。

この手の製品にありがちな、一見すると立派だけどよく見たら触るととても安っぽい箱に入っており、同様に触るととても安っぽいベロア風の袋も同梱されています。

ここら辺はどうでも良いので置いておきます。

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実物はマッサージガンの中ではコンパクトな部類になるのですが、持ちやすく手に収まりの良いサイズ感です。

なぜが訳のわからないほど複雑なデザインで、邪魔で使いにくそうな製品も散見される中で良心的です。

サイズは体も大きく手も大きい私が手に乗せても写真の通りちょうど良いサイズです。

むしろ、これ以上大きいとよほど重量バランスを考えて設計されていない限り持ちにくくなると思います。

効果抜群!マッサージを受けているような快感

たった5000円(整体1回分)程度の道具ですが、これがとっても良く効きます。

最早今年一番の買い物と言って良いと思います。とにかく「だるさ」に効果抜群です。

もちろんこれが根本的な治療になるわけではなく、ツライだるさを一時的に和らげてくれるだけです。家族にマッサージしてもらうのと大差はないでしょう。

しかし、それを家族の手を煩わせずに、いつでも自分で出来るというのが大きなポイントなのです。(それだ「ダルさ」の症状はツライ)

【クレマチス】壁面にツタを這わせるスマートでコスパに優れた方法

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クレマチスをはじめとしたツタが伸びる草花は、ツタをうまく誘引することでお庭や花壇の印象がグッと良くなります。

しかし、誘引用の資材はデザインに限りがあったり、高価だったりして、例えば壁一面をトレリスのようなメッシュで覆うためには数万円の出費が避けられません。

そこで今回はホームセンターを練り歩いて考えに考えた、結論とその実践の実例を紹介します。

ポイントは安く・簡単に・オシャレで・丈夫で、メンテナンス性に優れることです。

誘引資材の候補

誘引資材としては、専用のトレリスやアーチなどさまざまな資材が園芸店やホームセンター、通販で販売されています。

しかし、これら専用資材にはいくつかの難点(下記)があるため今回は考慮しません。

  • 高い
  • 種類が少ない
  • デザインの選択肢が少ない
  • 大きいため通販では送料が高くなる
  • 多くが鉄製で塗装が劣化して数年で錆びる
  • 強度が低く、容易に歪む割に一度曲がると綺麗に戻せない

アーチ状やオベリスクなど特殊な形状を除けば、メリットよりデメリットが目立ちます。

後ほど実例を紹介しますが、花壇の背面のコンクリート打ちっぱなしの壁面全体にクレマチスを這わせたいという思惑がありました。

そのため本記事で紹介する方法は、「広い平面に誘引する」ことに適しています。もちろん応用も簡単で曲面や特殊な形状にも対応可能です。

 

さて、ここで検討や調査した結果候補に挙がったいくつかの方法を紹介します。

ちなみに今回採用したのは1番最初に紹介する「①ステンレスワイヤーとターンバックル」です。

他の方法も人によっては適している場合もあると思うので、自分のシチュエーションにあったモノを選んでみてください。

①ステンレスワイヤーとターンバックル

予算 ★★★★★(非常に安い・500円〜2000円)

難易度 ★★★☆☆(ふつう)

耐久性 ★★★★★(非常に強い)

見た目 ★★★★★(良い・主張しない)

1つ目の方法はステンレスワイヤーとターンバックルを使用する方法です。

方法は単純で、壁面にステンレスワイヤーをピンと貼ります。ターンバックルを使用することで簡単に着脱したりワイヤーの張り具合を調整することができます。

ステンレスワイヤーは文字通りステンレス製で極めて錆びづらく、見た目に高級感がある上、ホームセンターでは量り売りで1メートルあたり100円から150円程度と非常に安価に手に入ります。

 

これを平行に数本張ることで、誘引の基礎とします。

誘引資材というと「格子状でなくてはいけない」と思われがちですが、実際には格子状である必要性は薄いです。

また、格子状以上にシンプルな線状なので目立たず草花の魅力を阻害しない点も嬉しいです。

 

ワイヤーに不備があれば容易に交換可能で、ワイヤーを這わせる形状はまさに自由自在ですからアーチ状や複雑な曲線など様々なデザインに対応可能です。柱や土台など固定のために場所をとったりデザインを損なう心配もありません。

ピンと貼ったワイヤーは強度も十分です。

 

主張せず見た目が良く、耐久性も高く錆も出ず、安くて悪くなっても簡単に交換できると良いところばかりの方法です。

この方法は私が実際に実践しているのでこの後詳しく紹介します。

②コンクリート用ワイヤーメッシュ

予算 ★★★★★(非常に安い・500円〜2000円)

難易度 ★★★★☆(かんたん)

耐久性 ★★★☆☆(非常に強いが錆びやすい)

見た目 ★★★☆☆(普通・あまり主張しない)

コンクリートを打設する時に補強として使うワイヤーメッシュを使う方法です。

鉄製の5mm程度の棒が溶接されて格子状に組まれています。素材は一般的な鉄で、見た目は黒っぽく容易に錆びます。

1メートル×2メートルで500円台で手に入るためお財布に優しいです。大きいですが、大抵のホームセンターでは切断工具(大きなニッパーのようなもの)を貸してくれるため好みのサイズに切断してから持ち帰ることが可能です。

極めて頑丈で、人が乗っても問題ないほど強いですが錆が激しいです。数日で真っ赤に錆びるレベルです。錆びても強度的には問題ありませんが、見た目が悪く、雨や散水の後には錆の液が周りを汚すこともあります。

錆びを防ぐには塗装が有効ですが、格子状のため塗装が非常にやりづらいです。

スプレーでは無駄が多いので、ハケ塗装がおすすめです。しかし、塗装前に錆がある場合は研磨して落とすか錆転換剤などを塗布する必要があります。

残念ながらワイヤーメッシュは販売されている時点で錆が出ているものなので錆の処理は必須です。

塗装する場合にはこのような錆防止剤などを配合しており錆の上から塗装できるこのような塗料がおすすめです。

 

しかし、塗り残しや石やシャベルなど硬いものがぶつかると塗装が剥げて、そこから錆が進行して周りの塗装が浮いてきます。(塗装の内側の金属が錆びてしまう)

そのため定期的な錆の処理や再塗装をするか、錆自体をガーデニングのデザインの一部に活かすなど一手間かける必要があります。

クレマチスの場合、定期的に大きく切り戻すと思いますからその時に再塗装するのがちょうど良いかもしれません。

③防獣フェンスや塗装済みメッシュ

予算 ★★★☆☆(ふつう・3000円〜10000円)

難易度 ★★☆☆☆(やや難しい)

耐久性 ★★☆☆☆(歪みやすく数年で錆が目立つ)

見た目 ★★☆☆☆(やや悪目立ちする)

先程紹介したワイヤーメッシュは基本的に剥き出しの鉄です。用途はコンクリート内の補強なので仕方がありません。メッキや塗装済み、ステンレス製を手に入れることは可能ですが入手性が悪く高額なため除外しています。

そこで最初から塗装やメッキ処理済み、あるいは錆びないアルミやステンレス製のものを探すと見つかるのが防獣フェンスやインテリア用の塗装済みのワイヤーメッシュです。

 

防獣フェンスはその名の通り、猪などの動物が侵入して畑を荒らすのを防ぐために使われるものです。

ロール状に丸まって販売されており、安価ですがワイヤーメッシュよりは価格が高いです。

ロール状に丸めて販売されていることからわかる通り、ワイヤーメッシュのような硬さはなく、柔軟性に富んでいます。ワイヤーメッシュのように放っておいても平面を維持してくれず、しっかりと固定しないと平面になりません。ぐにゃぐにゃしているのでやや扱いづらく、綺麗に施工するには器用さが求められるかも知れません。

塗装済みなので最初から塗装する手間が省けますが、色のバリエーションは少なく大抵は深緑色をしています。

また、格子の間隔も誘引資材としては狭く、やや悪目立ちしてしまいます。

誘引資材自体にデザイン性を持たせて全体の調和を取るような意図がない限り、誘引資材は目立たず背景と同化してくれている方がよいものです。

 

そのほかにも塗装済みのインテリア用のワイヤーメッシュも販売されていますが価格はさらに高く、塗装済みと言っても屋外での使用を想定していないため数年と経たず錆びます。(たまにスチールラックを屋外に置いているお宅を見かけないでしょうか?スチールラックはメッキされているのにサビサビですよね?あんな感じです。)

④ラティスなどの目隠し用フェンス

予算 ★★★☆☆(ふつう・3000円〜10000円)

難易度 ★★★☆☆(ふつう)

耐久性 ★★★☆☆(ふつう)

見た目 ★☆☆☆☆(主張が強く草花のとの相組み合わせてが難しい)

お庭を仕切るために使われることが多いラティスをはじめとした、手軽に設置できるフェンス類も誘引資材としては利用可能です。

格子状のものから横あるいは縦に平行に連なっているものまで形状は様々です。素材もアルミの上から木目などを印刷したものから木製まで幅広いです。

大抵の場合、設置用の柱などと並んで販売されており、施工も容易です。

 

しかし、価格は安いとは言えず、見た目のバリエーションも限られています。

そもそもフェンスとして作られているので目隠しの面積が広くて、誘引資材としては主張が激しいです。

後ろを目隠ししつつ誘引したいなどの特定の用途以外では、草花の魅力とフェンスのデザインがぶつかり合って見た目を損なってしまうこともあります。

また、設置用の柱や基礎など場所をわずかながらとってしまうというデメリットもあります。

設置が甘い場合には台風など強風で倒れなり吹き飛ぶ可能性もありますから設置には注意が必要です。

【実例】ステンレスワイヤーを使った壁面誘引

ここまで紹介した誘引の方法の中で「①ステンレスワイヤーとターンバックル」を実践してみましたので紹介します。

お買い物リスト

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まずは必要なものたちを紹介します。

価格は実際に購入した価格を四捨五入しています。いずれも大きさはないので通販でも安価に手に入ります。

必須の材料
商品の例 ステンレスワイヤー(1.5mm) ターンバックル(5/32) オーバルスリーブ
商品の例は参考までに各通販サイトへのリンクを紹介しています。まとめ買いする場合を除くとホームセンターの方が安いことが多いのでホームセンターの利用をおすすめします。

ステンレスワイヤーは今回の主役です。

1.5mmという太さは太すぎず細すぎずちょうど良いと思います。強度的にはもっと細くても十分なので好みで選びましょう。上で紹介した商品の例では、オーバルスリーブが付属していることがあります。

ターンバックルは出来るだけ小さなものを選ぶと目立たずに良いです。今回の用途であればM4やM5、5/32などと表記されたコンパクトなもんを選ぶことをおすすめします。

オーバルスリーブは、ステンレスワイヤーを結合したり固定したりするために使います。通販でステンレスワイヤーを購入する場合、オーバルスリーブが付属している場合もあります。

設置場所に応じて必要な材料

今回はコンクリート打ちっぱなしの壁面に直接固定するため、コンクリートにネジを打ち込みます。

そこで必要になるのが以下の材料です。

  • コンクリートビス
  • コンクリート用ドリルビット(キリ)
  • スペーサー
  • ネジ頭隠し(なくても良い)

コンクリートビスはその名の通りコンクリート用のネジです。

コンクリートにネジを打ち込む場合、下穴は必須です。必ずネジを打ち込む場所に、ネジに記載されている直径の穴を空けておく必要があります。コンクリートに穴を空ける際には振動ドリルなどを使うのですが、大体5mm以下くらいの小さな穴ならインパクトドライバーやドリルドライバーでも穴あけ可能です。インパクトドライバー用のビットが売られています。なお、ビット自体はインパクトドライバー用の方が高く、消耗も大きい(というか折れたり鈍る)ので頻繁にコンクリートに穴あけするなら中古でも良いので安価な振動ドリルを買う方が結果的に安く済みます。

スペーサーはこれから説明する手順を見ていただくとわかるのですが、ネジの取り付け位置を調整した、ワイヤーを壁面から浮かせるために使います。

ネジ頭隠しは飾りなのであってもなくても良いです。

 

例えばウッドデッキやウッドフェンスなど木に固定するなら木用のネジとビットを、アルミや鉄のフェンスに固定するなら金属用のネジとビットを、家の外壁なら素材に合わせて固定方法を決定します。

一般的な家の外壁に使われる窯業系サイディングなら金属用やコンクリート用のビットで穴あけして木用のネジで止めれば十分です。ネジの周りにシリコンシーラントなどを塗って防水すると尚良いでしょう。

その他の道具

その他にあった方が良い道具を紹介します。

  • ペンチ:オーバルスリーブのかしめに使用
  • 電動ドリル:あった方が便利
  • メジャー:ステンレスワイヤーの位置を決めるために使用
  • 水準器:ステンレスワイヤーの水平を確認するために使用

ペンチはオーバルスリーブの固定に必須です。

大きめのものがあるとしっかりとかしめて固定できます。ステンレスワイヤーの固定にはオーバルスリーブ以外にもワンタッチで着脱可能な便利アイテムや、いくつかの種類があるのですが、オーバルスリーブがとにかく安価なので今回はオーバルスリーブを選択しています。

電動ドリルは今回紹介する例のようにコンクリートの壁に固定する場合には必須です。

木材や窯業系サイディング、アルミ、鉄などその他の材料でもあった方が良いです。小さな穴と小さなビスを固定するだけなので、インパクトドライバーでもドリルドライバーでもなんでもOKです。

メジャーはステンレスワイヤーを張る位置を決めるために使います。

また、必要なステンレスワイヤーの長さを求めるためにも必要になります。

水準器は水平を確認するためのもので、水平に綺麗にワイヤーを張りたい場合にはあると便利です。メジャーを使って地面からの距離を測り、ワイヤーを張る位置をマーキングすれば良いのですが、結構面倒くさいのであると便利です。

実践の様子

早速実践していきましょう。

まずは、あってもなくても良いと説明した「ネジ頭隠し」ですが、こんなふうにネジにワッシャーを取り付けて、
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付属のキャップでフタができます。
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ネジの頭を綺麗に隠せます。色のバリエーションもあって、ワッシャー部分だけを皿ネジ用のワッシャーとして使うことも可能です。

 

そこに20mmの長さのスペーサーを挿入して、壁に固定します。これでネジの頭の位置が壁面から20mm離れることになり、ワイヤーをその分浮かせて取り付けることができます。
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誘引する時に、ワイヤーの後ろにも隙間があった方が使い勝手が良いのでこのようにスペーサーを使いました。

ここはワイヤーを浮かせられればなんでも良いのですが、スペーサー(ボルトやナット売り場にあります)を使うと見た目がスマートです。しかも安い。

 

ワイヤーを張る両端に穴を空けていきます。

コンクリートへの穴あけは、ゆっくり焦らずです。回転も気持ち遅めで、少し進んだら一旦抜いて切削カスを取り除きます。

これくらいの細さならあまり気を使わなくて良いですが、ビットの加熱にも気をつけます。
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ターンバックルにワイヤーを通して、オーバルスリーブを通してペンチで潰せば固定完了。しっかりペンチで締め込まないと固定されないので、力がない方は大きめのペンチを使うと楽ちんです。
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先ほど空けた穴にビスを打ってワイヤーを引っ掛けます。
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ちなみにオーバルスリーブは二重にするとさらにしっかりと固定できます。ズレが心配なら二重、三重と重ねると良いです。
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両端に引っ掛けたら、ターンバックルをクルクル回せばワイヤーがピンと張ります。
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今回は上下で2本張りました。
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上のワイヤーは少し短くしてあり、最終的にクレマチスが伸びた時に壁全面を覆うのではなく両角がなだらかになることを期待したものです。

 

クレマチスの2年苗を植えました。
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最終完成はこちら。
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目立たずスマート、シンプルで大満足です。

良ーく見るとワイヤーが張ってあることがわかると思います。

 

ちなみに施工前はこちらで、差がわからないほど馴染んでいます。

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クレマチスは矢印の2箇所に植えてあり、追々増やすかもしれません。

まとめ

クレマチスを誘引するためにステンレスワイヤーを約6mあるコンクリート壁に張り巡らせてみました。

色々な資材・方法を検討しましたが、これが最もシンプルでスマート、目立たず安価で丈夫と文句なしの最善手だと思います。

 

これだけ目立たないと、クレマチスが育ってきた時にまるで空中に浮いているように誘引することができそうで楽しみです。

走りの楽しさは期待するな!?今買い時のF30型3シリーズ(320i)の問題点とは?

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中古価格もこなれてきたF30型3シリーズが買い時です。

手頃な価格で入手できる3シリーズを今狙っているという方も少なくないでしょう。

また、初めての輸入車として挑戦してみよう!と考えている方も居られるかもしれません。

 

自動車メディアでは良い評価ばかりに焦点が当てられ、なかなかネガティブな意見を発信しているメディアは少ないです。

そこで、多くのBMWを乗り継ぎ、現在はF30型3シリーズ(320i)に落ち着いた私が あえてデメリットに着目して 注意点や問題点を紹介したいと思います。

 

手頃な価格で入手できるとはいえ、大きな買い物であることに変わりはありません。

良い点ばかりではなく、ここで紹介する悪い点も加味することで、より良い買い物ができると良いなと考えています。

0.BMW・3シリーズとは?

そもそも、BMWや3シリーズがどのような立ち位置にあるのかを紹介します。

ここ50年ほどのBMWは「駆け抜ける喜び」を追求し、高い実用性と気持ち良い走行フィーリングを売りにしています。

つまり実用性」「走行性能」の両立です。

ここで言う「走行性能」とは、「速く走れる」という意味ではなく「楽しく走れる」という意味です。例えば、加速タイムや峠やサーキットでタイムを出したい!なんていう人にはほとんどのBMWは不向きです。

 

そんななかで3シリーズは コンパクトセダン の位置付けです。

(最近では大型化が進ん でコンパクトと呼ばれることが少なくなりましたが、その位置づけを理解する上では欠かせない要素です。)

3シリーズが「コンパクト」ということは、より大きな「普通」サイズが存在するということです。この普通サイズこそ、BMWの中核モデルである5シリーズです。

つまり、5シリーズは「実用性」と「走行性能」のバランスをちょうど良く取っているモデルといえます。

一方で3シリーズは「実用性」よりも「走行性能」に寄っているモデルといえるでしょう。

特に最近の5シリーズはこの両立が絶妙なバランスで高レベルにまとまっており、実用車として完成形に限りなく近いと言えます。一方で5m近い全長があるため、多くの人にとっては大きすぎるかもしれません。

 

こうした3シリーズの位置づけからわかることがあります。

BMWのラインナップのなかでは安価で、なおかつ実用性より走行性能を重視するため、以下のような要素に妥協が見られます。

  • 高級感
  • 快適性
  • 静粛性
  • ゆとりあるスペース
  • 荷物の積載性

これはF30型だけではなく、代々の3シリーズの伝統のようなものです。

特にインテリアの高級感や乗り心地の快適性という面では、はっきり言って「軽自動車やコンパクトカーよりマシだけど・・・」というレベルです。

最近ではインテリアの高級感は改善が見られるものの、レザーやウッドをふんだんに使ったラグジュアリーラインを除けば「安っぽさ」は隠せません。

車内のスペースも大人4人が乗ることはできるものの、現実的には大人2人で乗るのが適当です。

1.エンジン(パワートレイン)の出来が悪い

さて、早速3シリーズ(F30)のデメリットを紹介していきましょう。

第一の問題点はエンジンの出来の悪さです。

 

エンジンは、BMWが大切にする「駆け抜ける喜び」と切っても切り離せない関係にあります。また、BMWのエンジンは今まで高い評価を受け続けてきました。

「エンジンがダメなのに楽しく走れるの?」と思われる方も多いでしょうが、はっきり言って楽しく走れません。

 

実を言えば、エンジン自体の出来は決して悪くありません。(良いとは言っていない)

正確にはパワートレインとその制御が悪いのです。

これは喜ばしいことではなく、むしろ非常に悪いポイントです。

 

エンジンは、サウンドや振動を筆頭にスムースな吹け上がりやパワー(馬力ではなく体感できる加速感やそのスムースさ)が重要な評価点です。

歴代の3シリーズ同様に、今回の3シリーズに搭載されるエンジンも数値だけ見れば特筆すべき点のない普通のエンジンです。

しかし、過去の自然吸気エンジンは非常に少ない振動、気持ちの良いサウンド、スムースな吹け上がり、自然な加速感など数値に現れないフィーリングにおいて極めて優れたエンジンでした。

BMWは6気筒エンジンがシルキーシックスなどと持て囃されがちですが、静粛性や吹け上がりの気持ちよさで言えば随分前から4気筒に軍配が上がる状況でした。(6気筒は意図的にサウンドを響かせている)

 

しかし、このF30型3シリーズに搭載されるB48型エンジンはサウンドは実用域では耳障り、吹け上がりはのんびり、パワーはあるものの加速感は不自然でスムースとは言えない散々な出来です。

スペックだけ見れば従来のエンジンに勝る優れたエンジンですが、BMWが大切にしていた肝心のフィーリングが大きく損なわれています。

 

このエンジンは最大トルクを1350rpmで発生させる典型的な昨今のダウンサイジングターボエンジンです。この特性は、逆に言えばアイドリングの600~700rpmから1350rpmにかけて急激にトルクが増すということを意味しています。

組み合わせられる8速ATのお陰でこの急激なトルク変動がある回転域を行ったり来たりします。

それでも変速タイミングやスロットルの制御など、いくらでも改善の余地はあるにも関わらず、制御は雑の一言です。一定の加速感を感じながらジワジワと加速したいのに、それが気持ちよくできません。

トルクカーブに段付きがあったり、極端にトルクの細い領域があるわけではないのですが、トルクカーブは実際の車の操作や挙動とは往々にして一致しません。

こうした感性に訴えかける部分を追求していたのが過去のBMWだったのですが、残念な限りです。

逆に言えば、ある程度回転数を維持すればスムーズな走りができるのですが、これは国産ファミリーカーですら実現できることなのでBMWの強みたり得ません。

 

例えば自然吸気エンジン時代の初代1シリーズの最廉価モデル116iは、それこそパワーはなく320iと同じ感覚でアクセルを踏み込んでもスピードが全く出ません。しかし、ペダルを操作する足にリアルタイムに伝わる重さは自然の一言で、踏めば踏んだだけ加速します。冒頭で「加速タイムや峠やサーキットでタイムを出したい!なんていう人にはほとんどのBMWは不向きです」と述べましたが、まさにその通りで、BMWの価値とは駆け抜ける喜びであって速さではないのです。

フラットなトルクカーブと多段ATが目指す先は、車好きに敬遠されるCVTと同じです。

 

逆に言えば、微細な車の挙動やペダル類の操作フィーリングに関して鈍感であれば気にならないポイントと言えます。

ただし、車の微細な動きや反応を気にしないのであれば、BMWに乗る価値はありません。メルセデス・ベンツの方が同じ金額で快適でいて満足感も高いです。

 

この問題はアクセルワークで解消することも出来ますが「ちょっとアクセルを踏み込んで、ちょっと戻して、またちょっと踏み込む」みたいな非常に不自然なアクセルワークが必要になります。

慣れ以前の問題として車の出来として問題アリです。

これが商用車やファミリーカーであれば良いでしょう。しかし、仮にも「駆け抜ける喜び」を標榜するメーカーが作ってはいけない車です。

これまでのBMWであれば絶対にこんな不出来な車の販売を許さなかったでしょう。

2.快適性に乏しい(静粛性や乗り心地)

第二の問題点は快適性が低いという点です。

3シリーズは5シリーズの弟分的な存在であり、快適性には妥協が見られます。

これが「コンパクトセダン」などと呼ばれていた時代であれば許されたのですが、今となっては3シリーズは立派なDセグメントのミドルセダンです。

また、BMWは多くの日本車やフォルクスワーゲン、フランスやイタリアの大衆車と違ってプレミアムブランド呼ばれ、比較的価格も高いです。

そのため快適性にも期待してしまいがちなのですが、これが全く良くありません。

 

どっしりとした地を這うような走りを、過去の3シリーズほどではないものの感じられます。

しかし、路面のデコボコもよく拾うし、ノイズ対策もそれほど優秀とは言えません。

この点においては確実に代々の3シリーズで改善されているのですが、一般的に快適と呼ばれる水準も年々向上していることから相対的に快適性は低いと言えます。

 

私の場合、これまで乗り継いできたBMWの各車には快適性を損なわない程度のほんのりスポーツ寄りのタイヤを履かせてきました。(主にミシュラン・パイロットスポーツ)

しかし、このモデルでは走るのが楽しくないことを理由に、正反対のコンフォートタイヤであるブリジストン・レグノを装着しました。

それでも快適性(静粛性や乗り心地)は低く、20年前の5シリーズに劣るほどです。

 

そもそもBMWは冒頭での説明のように「駆け抜ける喜び」を追求しており、7シリーズでも驚くほどの快適性はありません。

最初から「快適な移動手段」として車を作るメルセデス・ベンツなどを候補に入れると、同じ程度の車格でもより快適に過ごすことができます。

もし快適な移動手段を欲しているのであれば、メルセデス・ベンツを検討するか、5シリーズ以上のモデルを強くおススメします。

3.高級感に乏しい

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特にエクステリアの改善が目覚ましいこのF30型3シリーズですが、インテリアの高級感やオシャレさ、格好良さなどは褒められたものではありません。

BMWのエクステリアデザインは昔から「保守的」でありながらどこか「野性味」溢れるデザインが一貫していました。

良く言えば「渋い」「男らしい」といった表現ができるでしょう。

悪く言えば「古臭い」「オシャレではない」「先進的でない」などと言えるでしょう。

ただ、長く乗っても見た目が古臭くならずにジワジワと良さを感じられる良いデザインでした。

 

それが最近では小手先の目新しさを積極的に取り入れ始め、一つ前のモデルであるE90型ではデザインを酷評されました。

このF30型になって保守的なデザインが戻ってきましたが、次のG20型は小手先の目新しさを重視しており、他の現行モデルとあわせて「まるでトヨタだ」などと酷評されるデザインになっています。

 

そんなデザインの変遷を経ている3シリーズですが、インテリアは非常に一貫性があります。

操作パネル類や間接照明、メーターなどは40年近く前のE30型の時代から違和感なく乗り換えられるほどに一貫しています。

このメーターとオレンジが灯った操作スイッチ類に包まれると、BMWだなぁと実感が湧きます。

残念ながらBMWのインテリアは高級感やオシャレさに乏しいことも代々一貫しており、このF30型でも褒められる要素は多くありません。

 

ラグジュアリーラインという、いわゆる高級感重視のグレードを選択することでようやく及第点レベルのインテリアが手に入ります。

日本ではなぜか人気のMスポーツに関しては、スタンダードモデルより幾分マシになっていますが、やはり車に乗り込んだ時の満足感を得られるほどではありません。

 

Mスポーツ(かつてのMテクニックと呼ばれていました)は、日本車にもよくあるスポーティグレードです。

足回りやシートに少々の変更がある程度で、ほとんど「M」モデルに肖っただけのMバッチをベタベタ貼り付けた見掛け倒しの車です。

昔はそもそもの装備が少なかったこともあって、Mスポーツはもう少し差別化が図られていましたが、今ではゴテゴテして品がなく威圧感が増しただけで中古価格は高いという何とも言えないモデルです。

「Mスポーツ格好良い!」と思われているのであれば、一度冷静になって考え直した方が良いかもしれません。

(本物のMモデルでもないのに、Mバッチをたくさん付けているというのがなんとも・・・若いころに車にステッカーを貼っていた時代を想起させます。)

4.走っていて楽しくない

第一の問題点に挙げたように、滑らかに加速しようとするとギクシャクとしたアクセルワークが必要です。

これは人馬一体とか、駆け抜ける喜びとか、気持ち良さとは真逆の特性です。

もちろん素速く加速しようとすればこの違和感は紛れますが、車の微細な挙動が気になる車好きにとっては物足りません。そもそも、人を乗せている時にそんな雑な運転はしたくないものです。

街中でゆっくり走らせていても楽しかった往年のBMWを知る身としては物足りません。

 

エンジンやパワートレインは置いておいて、フィーリングの肝ともいえるステアリングはどうでしょうか?

これも残念ながら、エコの犠牲になっています。

パワーステアリングの電動化はCO2の排出量削減に明確な効果を表しますから、メーカーとしても採用せざるを得なかったのでしょう。あのポルシェ・911でさえ、電動パワーステアリングの導入で散々な酷評をされていたものです。

BMWは努力の跡は見受けられるものの、お世辞にも完全な油圧パワーステアリング時代のステアリングフィールに肩を並べられるレベルにありません。

ハッキリ言って明らかに劣化しています。

 

また、昔は多少の「遊び」も許容してくれていた横滑り防止装置も順当に進化してしまい、介入がかなり早いです。

介入されたこともはっきりと感じられるほど明確で、介入された途端不自然なほどグイグイ車が内側に入っていきます。

それでも車速が比較的保たれるのはすごいなぁとは思うものの、楽しいかと言われればそんなことはありません。

 

大雑把に足回りに関しても快適性はやや進化が見られるものの「楽しさ」という観点では同程度かやや劣ります。

 

総じて、駆け抜ける喜びは明確に大きく低下しています。

それでも実用一辺倒な車を作るメーカーと比べれば「比較的マシ」ということはできますが、自信をもって「楽しい」とはいえません。

これに関しては試乗してみて、納得いくレベルにあるかどうかを感じることをおすすめします。

1つ目の問題点で取り上げた不自然な加速感も含めて要チェックです。

こうした微細な車の反応や挙動は、気にならない人にとっては本当に気になりません。しかし、こだわる人にとっては許容できないものです。

もし往年のBMWであったり、楽しかったころのハッチバック全盛期の車をイメージして乗ってしまうとガッカリすること請け合いです。

総評:なぜそれでもF30型3シリーズを選ぶのか?

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ここまで大きく分けて4つの問題点を挙げました。

意識して酷評したつもりですが、まだまだ細かい点を挙げればキリがないのでここまでにしたいと思います。

 

それでは私はなぜこんな不満ばかりなF30型3シリーズ(320i)に乗っているのでしょうか?

 ・ より排気量の大きいグレードはどうなのか?

 ・ 5シリーズやXシリーズではダメなのか?

 ・ なぜメルセデス・ベンツを選ばなかったのか?

 

その答えは「無難さ」という一言に尽きます。

 

パワーは必要十分であり、車体もコンパクトで日本の狭い街中でも不便がない。

それでいて小さすぎず安全性も最低限確保できる。

大人2人なら十分な広さで、荷物も十分に積める。

エンジンも走りも悪いが、他社と比較すれば「比較的マシ」な部類。

最後の保守的なデザインのBMWかもしれない。

 

私は車が好きで、BMWだけでも5台以上所有してきました。

クーペやカブリオレ、SUVやセダンにハッチバックと色々趣向を変えて試してきた経験もあります。

しかし、地方移住を機に車趣味も落ち着き、尖った要素よりも使い勝手の良さや快適さを求めるようになりました。古い車も好きですが、新しいなかでそこそこ満足できるものを探した結果、この3シリーズに行き着いたわけです。

今の5シリーズは車体が大きすぎ、気兼ねなく街中から山奥まで移動するには苦慮します。SUVは未だに走行性能において明確に不満が残ります。このF30型や現行モデルの6気筒モデルの出来は「比較的マシ」ではあるものの、更に高いお金を出してまで手に入れる価値がありません。

過去の6気筒エンジンは新旧幅広く所有しましたが、確かに選ぶだけの理由がありました。一方で4気筒エンジンも素晴らしい出来で、それぞれに個性があって選ぶだけの理由がありました。今のBMWのエンジンにはそれがありません。

(BMWの経営陣には一度M20エンジンに乗って、過去のBMWのエンジンの素晴らしさの原点を体感してほしいものです。)

 

今のBMW・3シリーズは過去の栄光の残りカスです。

言い換えれば、尖っていたBMWが大衆に迎合し、普通の車を作り始めました。

まだまだBMWの走りの良さの残滓はあるものの、それも薄らいでいます。

逆に言えば無難で普通な車ですから、私のように車趣味を卒業して、「そこそこ楽しめるけど普通に実用的」な車が欲しい人にとってピッタリの車と言えるのです。

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