ドリリウム

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【MR92S】輸入車オーナーが2代目スズキ・ハスラー(HYBRID G)を選択した理由

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スズキ・ハスラーの2代目にあたるMR52Sを本日契約してきました。

グレードは最もベーシックなNAエンジンを搭載したHYBRID Gです。

 

私は車が好きで、これで11台目の車です。

その車歴のほとんどがBMWですが、今回似ても似つかないスズキ・ハスラーを選んだのには理由があります。

また、NA(ターボ無しの自然吸気エンジン)モデルを選んだ理由もあります。

 

購入の経緯から車種やグレード選択の決め手までの購入記をまとめます。

輸入車はシビアコンディションに弱い

私はBMWを中心に輸入車を多く所有してきましたが、その理由はデザインや走行性能といった日本のメーカーの市販車が不得意とする部分に惹かれたからです。

決して日本車にネガティブな認識はなく、むしろ輸入車に乗り、自ら整備をしてきたからこそ国産車の素晴らしさを理解しているつもりです。

 

輸入車は国産車に比べて故障が多いです。

近年ではその差も縮んできてはいるものの、まだまだ絶対的な差を感じます。特に1990年代頃の行き過ぎた環境対策による欧州車の品質低下はメーカーが不憫になる程でした。

細かくはこの記事内で述べませんが、たしかに国産車の信頼性の高さは目を見張るものがあります。

特に、それはシビアコンディションにおいて顕著です。

※シビアコンディションとは、車にとって過酷な使用状況を指します。

 

我が家にはBMW・3シリーズとルノー・ルーテシアの2台があります。

ルノー・ルーテシアは妻の通勤用で、片道わずか2kmという短距離の通勤に使用しています。

 

短距離の通勤や買い物ばかりという使い方は典型的なシビアコンディションです。

逆に、中~長距離の通勤や移動に使用されることが多い車は劣化や消耗が少なくなります。

主に短距離移動で使用された走行距離3万kmの車と、主に長距離移動で使用された走行距離10万kmの車であれば、一般的に後者の方が状態が良いと言えます。(適切なメンテナンスを施されている前提で)

さて、片道2kmの通勤という極めて過酷な状況で使用されたルノー・ルーテシアは当然のように調子を崩します。

走行距離自体は5万km程度と短いものの、失火を起こしフェイルセーフモードに入る不具合が発生しました。(不具合というか、こんな使い方をしていたらこうなって当然です)

これは実に3度目のことで、早めのオイル交換やイグニッションコイルやプラグを交換することで対症療法的に対処してきました。

 

しかし、車に疎い妻にとってエンジンが止まりそうになるという不安は大きなものです。

通勤や仕事場間の移動にも車を使うため、その移動手段である車に不具合が起きては仕事に支障を来してしまいます。

 

そこで、その愛くるしい見た目に愛着はあるものの乗り換えを決意しました。

生粋の輸入車オーナーによる国産車選び

今では輸入車ばかり乗り継いでいる私ですが、当然国産車を所有していた経験もあります。

中古で1台、新車で2台の国産車を購入したことがあります。

その後、魅力的な車を求めて輸入車の世界に足を踏み入れました。

 

しかし、妻と知り合った時点で既に私は輸入車を所有していました。

具体的にはBMWの3シリーズです。

E30という古いモデルで、M20エンジンという直列6気筒エンジンの名機を搭載したカブリオレに乗っていました。

今では見る影もないBMWのエンジンですが、当時のBMWの直列6気筒と言えばそれはもう素晴らしいエンジンでした。

 

そして、妻が免許を取得したのは私と同棲を始めて以降のことです。

免許を取得したものの、いきなり左ハンドルの輸入車は苦しかろうと程度の良い中古の3シリーズ(E46)を購入しました。

そのため、妻が初めて運転した車はBMW・3シリーズです。

今ではDセグメントに位置付けられる3シリーズですが、当時の3シリーズはコンパクトセダンと言って差し支えない寸法で、初心者にも適した非常に運転しやすい車でした。

走りの良さやエンジンも電動化が進む以前の時代における一つの完成形であり、名車です。

それ以降のBMWの各モデルは電動化、環境対策、大衆への迎合といった改良?改悪?により、環境に良く多くの人に受け入れられやすい車になった一方で、走りの良さや素晴らしいエンジンを失ってしまいました。

 

その後もBMWを中心に輸入車を乗り継ぎ、妻も同じ車を運転したり同乗したりしてきました。

つまり、私と違って妻は輸入車の味しか知らない生粋の輸入車オーナーということになります。

 

そんな妻が最初にピンと来たのはマツダのラインナップでした。

確かにデザインに力を入れ、走行性能の評判も良く、車としての基本中の基本であるドライビングポジションへのこだわりを持っている様子です。

妻は生粋の輸入車オーナーではあるものの車に疎いことには変わりませんから、マツダを選んだ理由はそのデザインです。

未だにやや普遍性に欠けるデザインを抜け出しきれているとは言えず、5年後、10年後になれば古臭さを隠せなくなるデザインであることは、マイナーチェンジ前のモデルに目を向ければ明らかです。

とはいえ、この点においては私が好むBMWも定期的に陳腐なデザインの車を販売していますし、アウディやプジョーのような例もありますから別に国産車だからどうこうという訳ではありません。

 

さて、そんなマツダの中でも気になった一台がCX-5です。

(妻はどうにもSUVというか、いわゆるクロカンのごついデザインが好きなようです)

 

しかし残念ながら、CX-5に試乗した妻の感想は「不安定で気持ちが悪い」というものでした。

背が高いSUVはその物理的な制約により通常の車に比べて走行性能が劣ります。

特にBMWばかり乗ってきた妻からするとどうにも許容できない範囲だったようです。

過去にBMW・X1というコンパクトSUVに乗っていたことがあります。3シリーズベースの初代モデルで、3リッターの直列6気筒エンジンを搭載しています。

BMWは乗用車感覚でまともに走る背の高い車を初めて世に送り出したメーカーです。

そのためか、私はあまり気に入りませんでしたが妻がX1に対して不満を述べることはありませんでした。

 

その後マツダ6にも乗りましたが、いまいちピンとこなかったようです。

私自身、世間の好評とは裏腹に「国産車にしては頑張っているのかな?」という微妙な感想を持ちました。

地を這うようなどっしりとした安定感はなく、国産車っぽい味付けで快適かもしれないけど気持ちよくないと感じました。まるでコンパクトカーのよう。これならいっそのことクラウンでも良いような。

 

一番期待していたマツダに肩透かしを食らい、車選びは難航する予感を抱かせました。

軽自動車に行き着いた理由

その後も各社の気になる車を試乗したり、チェックして回っていましたが結局のところ納得いく車は見つかりませんでした。

 

輸入車に目を向ければ納得いく車も見つかるわけですが、短距離の通勤に強い車という必須条件を満たすのは国産車です。

特に、ディーゼルやターボがなく排気量の小さいエンジンを搭載したモデルです。

 

ディーゼルエンジンが短距離の移動に不向きなのは言わずもがなですが、排気量の大きいエンジンも理論上は短距離の移動に向きません。

なぜならオイルやクーラントの量が多く、適正油温に上がるにはそれなりの走行距離が必要だからです。適正油温に上がったうえで理想的な燃焼が行われ、その状態をある程度保つことが車を消耗させない秘訣です。

また、今では当たり前のように搭載されるターボチャージャーも実際には非常に繊細で精密な技術の結晶であり、長期的な信頼性を考えればターボがないエンジンが理想です。

更に言えば、可変吸排気機構や各種センサーのフィードバックを受けて動作する補器類など、なければないだけ信頼性は高まりますが、現代の車にそれを求めることはできませんから、最低限の条件として「低排気量・自然吸気エンジン」というところに落ち着く訳です。

 

EVも検討しましたが、EVは発展途上でありまだ実用的なレベルに達していないという判断により除外されました。

 

ここまで検討を進めると、もはや走行性能は諦めざるを得ません。

国産車のコンパクトカーやコンパクトSUVでは妻が納得する走りを手に入れられないのです。

マツダ2やマツダ3という選択肢もありましたが、それは妥協に妥協を重ねた結果であり、どうせ中途半端に妥協するならもう走行性能は無視しようという結論に達しました。

ここまで来て、ザ・大衆車であるルノー・ルーテシアがいかによく走る車だったのか実感することになりました。

確かに快適性で言えばマツダ2に遠く及ばないものの、しっかりとしたシャシーは「マツダ6よりも安定している気がする」と試乗直後に何も知らない妻が思うほどです。

 

そもそも片道2km、せいぜい5分程度の移動にしか使わないのです。

それ以外の旅行や買い物はBMW・3シリーズの役割です。

3シリーズにも不満はたくさんあるのですが、詳しくはこちらで。

BMW・3シリーズが車好きにとって最強の選択肢であるこれだけの理由 - ドリリウム

 

こうなってくると選択肢に入るのが軽自動車です。

軽自動車は「低排気量・自然吸気エンジン」という最低限の条件を満たすのです。

軽自動車はその独特な成り立ちから、全長や全幅の制約がある一方で税金や保険など維持費が安いことがメリットです。

全長や全幅の制限があるということは、どれだけ頑張ってもパフォーマンスには限度があり、コストに傾倒するのは致し方ないことです。

走行性能を諦めるのであれば、コスト面だけを重視して軽自動車を選ぶという選択は大いにありです。

税金や保険などだけで、ざっくりと年間で5万円程度の維持費を節約できるわけですから旅行の足しにでもすれば良い訳です。

何より運転が得意とはいえない妻にとって、車体は小さければ小さいほど良いのです。

 

私は今回の車選びを妻に一任していましたから、この結論に特に文句はありません。

安全性の面に不安を抱きましたが、片道2kmで搭乗者は運転席1人のみと考えれば、そこまでナーバスになる必要はないのかなと思いました。

 

また、全く違う方面でのワクワクもあります。

小さな車体に660ccというエンジン、装備も品質も現代の車においては最低限である軽自動車はDIYで遊ぶ恰好の材料だと気が付いたのです。

安全性に関する余談

私の安全性に対する考えとして、セダンやステーションワゴンなど普通の形の車であれば、前席だけならCセグメント、後部座席に人を乗せるなら最低でもDセグメントというのが最大の妥協点だと考えています。

DセグメントにあたるBMW・3シリーズを所有していますが、後部座席に人を乗せたいとは思いません。今は、日常的に同乗する大切な人と呼べるのは妻だけですが、もし後部座席も必要であれば5シリーズを買っていたでしょう。(そもそも3シリーズは快適性に欠けた車だからという理由もあるけど)

 

やや心配性と思われそうですが、これは過去の事故の経験によるものです。

いくら軽自動車でJNCAP5つ星を獲得した車であっても、後席の安全性は担保されません。

JNCAPの衝突安全性能において後席が評価されるのは前面からの衝突時のみであり、しかも評価点の割合は少ないです。

また、運転席と助手席だけ見ても側面や後方からの衝突試験の評価点の割合は低く、JNCAP5つ星を獲得したところで理想的な形で正面から追突された場合の前席の安全性しかわからないと考えた方が無難です。

参考:【JNCAP5つ星は無意味】後部座席に大切な人を乗せるための車選び

 

軽自動車の垂直に近いサイドやリアガラスと、そのすぐ横にくる乗員の頭。何をどう考えても危険です。

落石やトラックの積み荷の落下、飛来物、事故発生時に突起物に衝突するなど、窓を突き破って何かが侵入する可能性がありありと頭に浮かんできます。

子育て世代や子供を乗せることを念頭においた軽自動車作りや、子供を乗せやすいことをアピールポイントに掲げるメーカーのモラルに疑問さえ抱きます。

 

しかし、ルノー・ルーテシアはその見た目の愛くるしさを妻が気に入り、安全性で不安があったものの一人で乗るだけならと妥協した記憶があります。

スズキ・ハスラーに行き着いた理由

そんなこんなで軽自動車をチェックし始めました。

また、試乗にも赴きました。

 

そこでわかったことは、走行性能や操作フィーリング、快適性が想像以上に悪いということです。

また、ガラスの下端が低くガラスの面積が広いため車に守られている感がなく恐ろしいです。ゴーカートとか台車にでも乗っている気分。

確かに後部座席は広いです。

頭上の空間も広く、後部座席を折り畳めば広大な荷室空間が生まれます。

逆に言えば、そうした利便性に全力で傾倒した結果なのかな、と感じました。

 

もちろん過去に軽自動車に乗ったこともあります。

代車であったり、仕事で同乗する機会もありました。

しかし、それは一時のことであり自分が買うために真剣に評価した訳ではありませんから、深く考えることはなかったのです。

 

ただ一方で、小さな660ccのNAエンジンを回して頑張って走る感覚だけは少し楽しいと感じましたが、残念ながら車好きではない妻には伝わらなかったようです。

 

こうして車としてのパフォーマンスはすべて捨て去り、最後に選び出したのがダイハツ・タフトとスズキ・ハスラーです。

 

ダイハツ・タフト

スズキ・ハスラー

 

もはやこの字面だけで気が抜けてしまいそうですが、結局選定の理由はデザインです。

軽自動車のなかでは、SUV風味にデザインされたこの2車種がごついクロカン好きな妻の感性をほんの少しだけ揺さぶったみたいです。

ジムニーという選択肢もありましたが、納期も長く、価格も高く、世界一不安定と世界的に名高いこの車を選ぶ気にはなりませんでした。

リセールも高いジムニーはコスト面では意外と悪くない選択ですが、既にフェイルセーフモードが日常になった状態で長い納期を待つわけにもいかず、中古を買う気もなく、かといって納車を待っている間だけのためにルノー・ルーテシアを修理するのももったいない話です。

 

ダイハツ・タフトの一番の特徴は全車標準装備のガラスルーフです。

しかし、その一点を除けばスズキ・ハスラーの方が内外装共に質感が高く感じました。

結局はガラスルーフの出番もなかろうということで、消去法的にスズキ・ハスラーが選択された訳です。

 

複雑な構造が嫌と言っておきながらハイブリッドのハスラー?と思われそうですが、非常に合理的なマイルドハイブリッドシステムに納得して選択するに至りました。

ガチハイブリッドだったら選んでいませんでした。

デュアルインジェクターについても、インジェクターの詰まりや故障なんていう話は30年以上前の車が20年近く乗られた時にたまに耳にする程度で、最近の車では故障を心配する必要もないと考えています。

HYBRID Gグレードを選択した理由

2代目スズキ・ハスラーには大きく分けて豪華な装備の「HYBRID X」とベーシックな「HYBRID G」というグレードが存在します。

更に、特別仕様車の「J STYLE」があります。

それぞれにNAエンジンモデルとターボエンジンモデルが存在するので、「J STYLE」を除けば4種類のバリエーションがあります。

更に言えば、「HYBRID G」のNAエンジンモデルには安全装備の装着有無も選べるため合計で5種類のバリエーションが存在します。

更に更に、2WDと4WDの選択肢もありますが、省略。

 

「HYBRID X」は豪華な装備を備えると言いましたが、どれもコスト重視の本当に些細な装備です。

誤差のような装備の差で魅力は感じないということで、安価な「HYBRID G」を選択することにあっさりと決まりました。

加えて、妻はハロゲンライトが好きという渋い(?)事実が明らかになりました。「HYBRID X」はハロゲンライトを選べないのです。

私も古い車に乗っていた経験から、HIDやLEDが格好良いみたいな感覚は理解できないものでした。とはいえ、車に興味のない妻ならLEDを選ぶと思っていたのですが意外でした。

LEDと言えば、アウディ・R8辺りから始まったシーケンシャルウィンカーという何とも安っぽくて下品なものが一瞬流行って急速に廃れていることからもわかる通り、使い方次第では非常に陳腐なものになります。アウディ・R8のシーケンシャルウィンカーは、登場した当時から安っぽい・品がないと評判でしたから、一瞬だけでも流行ったのが奇跡ですね。

その点でハスラーのヘッドライトのLEDは決して悪くないと思います。古典的なデザインそのものですから。

 

もちろん当初の買い替えの目的を果たすためにターボはなし。

最後に安全装備の有無ですが、これはあってもなくても良いし、価格差も僅かですからつけることにしました。

軽自動車の安全性で最も不安視されるのは側面や後方からの追突や横転ですから、この手の安全装備の意義があまり見えないのですが、自身が加害者になるリスクを低減する一定の効果はあると判断しました。

 

結果として選択したのが「HYBRID G(スズキセーフティサポート装着車)」というグレードになります。

 

カラーはブリスクブルーメタリックという青空のような元気の良い青。

そしてルーフがとってつけたように塗られた白の2トーンカラーです。

 

我が家ではテレビの受信設備を一切持たないようにしているため、ナビではなく2DINオーディオを選択しました。

【脱NHK受信料】LG製液晶モニター「43UN700T-B」を買ってテレビを捨ててみた - ドリリウム

 

また、フロントにドライブレコーダーを選択。

リアのドライブレコーダーは現在ルノー・ルーテシアのリアに装着されている「ユピテル・DRY-V2」を流用することにしました。

ルノー・ルーテシアにはフロントとリアにそれぞれドライブレコーダーを取り付けてありますが、フロント側は「ユピテル・DRY-FH210」でかなり古いです。7年も長きに渡って故障なく稼働してくれました。ルーテシアと一緒にスクラップになるでしょう。

次はEVか、より良い国産車か

そんなこんなで難航した車選びもスズキ・ハスラーを買うというまさかの結末で終結しました。

生粋の輸入車オーナーである妻がハスラーを選んだ理由は簡単にまとめると以下の通りです。

  • シビアコンディションに耐えうる品質
  • シビアコンディションに陥りにくい低排気量・自然吸気エンジン
  • SUVもしくはSUVテイストのデザイン

コンパクトカーを除外した理由は先述の通り、走行性能で納得がいかず、どうせ妥協するなら走行性能は無視しようと切り捨てたためです。

 

一度くらいは軽自動車に乗るのも悪くないし、私としてもいじりやすいオモチャとして楽しめそうで意外とワクワクしています。

荷室も広く、道具としてガンガン使っていける在り方はいままでの私のカーライフになかったものだったので、やっぱり意外とワクワクしています。

 

今回、スズキ・ハスラーひいては軽自動車を選ぶに至った経緯を考えると、より上質な国産車や実用レベルのEVがあればそちらを選んでいたはずです。

5年後、10年後にもしそのような存在が登場していれば、きっとそちらに乗り換えることになるでしょう。

もしくは輸入車がシビアコンディションにも強くなる未来も来るかもしれません。

 

輸入車と国産車の差は段々と埋まってきており、例えば私がBMW・3シリーズを選んだ理由も「無難さ」に尽きます。

詳しくはこちらの記事で語っていますが、輸入車特有の魅力やBMW特有の魅力というのは確実に薄れてきています。

BMW・3シリーズが車好きにとって最強の選択肢であるこれだけの理由 - ドリリウム

 

これに加えて内燃機関消滅が現実的になってきた今、車好きの明るい未来はあんまり見えません。

 

せめて最近実用化され始めたダウンサイジングターボエンジンが熟成を重ね、実用域におけるより洗練されたターボエンジンの登場を願うばかりです。

【原因と対策】P0300 Random / Multiple Cylinder Misfire Detectedが発生!

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先日街中を走行中、エンジンチェックランプが点灯しました。

車両はルノー・ルーテシアでCHECK ESPの表示とエンジンチェックランプが点滅状態です。

エンジン回転数と使用可能なギアが制限されるフェイルセーフモードに入り、思ったようにパワーが出ません。

また、エンジンは振動し明らかに失火している様子が見て取れます。

 

エンジンを停止し、再始動するとランプは消え正常に動作しますが、しばらく走行すると再発します。

 

このことからセンサーの誤作動などではないことがわかります。

P0300 Random / Multiple Cylinder Misfire Detectedとは?

P0300 Random / Multiple Cylinder Misfire Detectedは読んで字のごとく複数のシリンダーでミスファイア(失火)が発生しているということです。

特定のシリンダーの場合には別のエラーが出るため、不特定・多数のシリンダーで失火が発生しているという訳です。

失火によりエンジン停止や安全な走行が不可能と判断した場合、フェイルセーフモードに入ります。

フェイルセーフモードはエンジンやトランスミッションの細かな制御を手放して「とりあえず動く状態を保持する」モードです。

ルノー・ルーテシアの場合には、トランスミッションは3速固定となり、スロットル開度を制限します。燃料も濃い目に噴射するはずです。トランスミッションが3速固定になり、スロットル開度が制限されることで回転数も2000回転程度までしか回りませんから、とにかく加速は悪くなります。坂道は苦しい。

 

なお、失火したからと言って必ずフェイルセーフモードに入るわけではありません。

またこのエラーが出ても実際にはひとつの気筒にしか問題がないことが多いです。

 

不特定・多数のシリンダーが失火しているということは様々な原因が考えられます。

一般的には以下のような原因で発生します。

  • スパークプラグの故障
  • イグニッションコイルの故障
  • エア漏れ・吸い
  • バッテリー劣化
  • 燃料ラインの詰まりやインジェクター故障
  • マフラーや触媒の異常
  • エンジン周りのセンサー・配線の断線・故障

特別古い場合や走行距離が大きく伸びている場合を除いて、上4つを疑い始めると良いでしょう。

ただし、イグニッションコイルの故障はいきなり複数故障するケースは稀ですからその他の3つ(太字)から原因究明に入ってみましょう。

 

本当に不特定・多数のシリンダーで失火している場合にはセンサー類や配線周りが怪しいのですが、プラグやイグニッションコイルと言った点火系の不具合が原因である場合が多いです。

これは他の部品に比べると点火系部品の劣化スピードが早いためにそうした傾向があらわれます。

 

センサーの不具合は診断機があればフリーズフレームデータなどを参照します。

エンジンの燃焼に関わるセンサーですのでカムシャフト、クランクシャフト、エアフロー、プレッシャー、水温、O2センサーなどエンジンによってかなりの数のセンサーが候補にあがります。

実際にはエアフローセンサー以降のエア吸いのように、センサー自体の故障というよりはセンサーで計測したデータと実際の燃焼状況が一致しないケースが多いです。

余談

私が所有しているルノー・ルーテシアは1番シリンダーのプラグホールにオイルが溜まる持病を抱えており、これが失火の原因になることがよくあります。

これは綺麗にオイルを掃除すると半年から1年程度は問題なくなるのですが、どうやら今回はその問題とは別のようです。

 

これを機に1番シリンダーにオイルが溜まる原因であるソレノイドのオイルシールを交換してみました。

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こちらが交換後の様子。

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28mmのソケットで圧入します。

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しかし、当然のように不具合は改善しません。

我が家のルノー・ルーテシアの場合

我が家のルノー・ルーテシアの場合、以下のように原因を絞り込むことが出来ます。

  • 始動後、ギアチェンジや発進せずとも発生する→ATミッション周りは除外
  • 始動後、しばらく調子が良いこともあればすぐに発生することもある→水温・油温・負圧・流量などのセンサー類は除外
  • フェイルセーフモードに入った後は安定している→燃料系は除外

この手の失火の原因は点火系の問題であることが多いと述べましたが、今回の我が家のケースも点火系が怪しいということになります。

 

実際にイグニッションコイルを外し、目に見える形でのリークがないことを確認します。

続いてプラグですが、ご覧の通り1番目の気筒の分だけ真っ黒。火花がうまく飛ばずにうまく燃焼が出来ていなかったのでしょう。

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相変わらずプラグにオイル付着もありますが、とりあえずプラグを交換することで症状は改善します。

根本原因は、最終的にはシビアコンディションに行き着くのと、間も無く乗り換えるため応急処置だけして終了です。

3つの主要な原因を調査する

先ほど説明した3つの主要な原因から調査していきましょう。

スパークプラグ

スパークプラグは車の乗り方やメーカーによって想像以上に寿命が短くなることがあります。

 

例えば我が家のルノー・ルーテシアは短距離の通勤ばかりに使うという過酷な環境下で使われています。

エンジンが十分に暖まる前に目的地についてエンジンを停止することもあります。

これは車にとって非常によくない使い方で、車の寿命を著しく縮めます。

 

また、スパークプラグには純正指定のチャンピオン社製のスパークプラグがついています。

NGK以外のスパークプラグは品質があまりよくないと考えた方が良いでしょう。

 

スパークプラグの状態は色(焼け具合)やギャップの測定で判断しますが、目に見えない不具合を抱えている場合もあります。

また、1本のスパークプラグの不調が原因で他のスパークプラグが続けて不調を来す場合もあります。

高価なものでもないため、すべて交換することをおすすめします。

エア漏れ

エンジンは空気と燃料を適切な量ずつ混ぜ合わせて燃焼させるために空気の吸入量を計測しています。

しかし、この吸入量を計測するエアフローセンサーとエンジンの間に穴や亀裂があって空気を吸ってしまうと、計算と違う結果が出るため失火の原因となります。

 

エアフローセンサーはエンジンにつながるインテークパイプ上にあります。

 

これより後ろ(エンジン側)のホースやパイプに亀裂や穴がないか確認してみましょう。

簡単な方法としてはエンジンをかけた状態でホースやパイプにパーツクリーナーを吹きかける方法があります。

エンジンがパーツクリーナーを吸った場合、異常な燃焼をするため判別できます。

しかし、穴や亀裂の位置によってはパーツクリーナーを使った方法では判別できない場合があるため注意が必要です。

また、エンジンをかけた状態でホース類を揺すってみると症状が出たり出なかったりすることがあります。

バッテリー劣化

バッテリーが劣化するとエンジンが始動できなくなる、と思われがちですがエンジンは始動できてもエンジンの回転を保ったり加速する際にキャパシティを超えてしまうケースがあります。

これはオルタネーター(発電機)が正常な場合にも起こり得ます。

 

バッテリーの劣化を感じている場合や交換歴があいている場合には交換してみると良いでしょう。

電圧の計測も有効な判断方法ですが、一方で電圧だけではバッテリーの状態を正確に判断することは難しいです。

【ロッドカスタム】ショートグリップ加工で操作性アップ&軽量化+UVレジンでグリップエンド自作

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ロッドティップ(穂先)を折損してしまい、修理を終えたシマノ・ムーンショットS1006Mのショートグリップ加工を行いましたので紹介します。

 

ロッドティップの修理の記事はこちら。

diy-kagu.hatenablog.com

ショートグリップ化の経緯

ロッドティップの修理を終えたムーンショットは、ご覧の通り2ピースに分割した時にティップ側が随分と短くなってしまいました。

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また、ショアジギングロッドとしてはもう一段階硬いシマノ・コルトスナイパーBBのMHを購入したため、このムーンショットの使い所がなくなってしまいました。

 

もちろんショアジギング用のコルトスナイパーと、シーバスを中心としたソルトルアー全般に向けて作られたムーンショットではそもそもの作りが違います。

ショアジギング用に比べればムーンショットは細くひ弱で、その分とても軽くて取り回しが良いです。

 

ティップを切り詰めて修理したためファストテーパー(先調子)寄りになってティップが硬くなりましたから、キビキビとしたルアーアクションには適しますがそれにしてはこのS1006Mというロッドは長く重いです。

もちろんショアジギング用のロッドに比べれば細く軽いのですが、なんとも中途半端です。

 

キビキビとしたルアーアクションを活かすのであれば長めのグリップは邪魔なばかりですから、切り詰めることにしたわけです。

簡単なショートグリップ加工の手順

ショートグリップ加工の手順は非常に簡単です。

こだわる必要がなければ切るだけと言っても過言ではないでしょう。

 

まずはカットしたい位置をマスキングテープでマークします。

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マスキングテープを使う理由は切断時に断面がささくれにくいことです。

そのためマスキングテープを必ず使う必要はありません。

 

次にグリップを覆うEVA素材を除去していきます。

よく切れるカッターで1周ぐるりと切り込みを入れます。

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次にロッドエンドまで切り込みを入れます。

別にEVA素材ごと糸鋸などでカットしても構いません。

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EVA素材を綺麗に取り除いた後の様子を記事にあげようとおもっていたのですが、面倒くさくなってそのまま切ることにした図。

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私はルーターを所有しているためルーターを使いましたが、糸鋸の方がむしろ簡単で綺麗にカットできます。

ロッドは100均の質の悪い糸鋸でもサクサク切れますから、糸鋸がおすすめ。

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最後にグリップエンドを塞ぎます。

グリップエンドは既製品が販売されていたり、好みで自作したりすることも可能です。

ただ、実用性だけ考えるととりあえず穴を塞げばOKです。

むしろ穴が開いたままでもそれほど問題にならないのですが、中にゴミや水が入ると気持ちが悪いのでとりあえず塞いでおきましょう。

コーキングでもボンドでもなんでもOK。

将来的に綺麗にグリップエンドを取り付ける場合でも、穴は塞いでおいて損はありませんからとりあえず塞ぎましょう。

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コーキングで塞いだ図。

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そのままでは柔らかいコーキングが穴に流れ込んでしまうので、マスキングテープで封をして、

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立てかけて放置します。

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UVレジンでグリップエンドを作ろう!

グリップエンドの穴さえ塞げば実用上まったく問題ないショートグリップの完成です。

通常、ショートグリップ化する場合にはグリップエンドはストレート(というか何もない)が理想だと思います。

逆にロングキャストが求められるロッド=グリップが長いロッドではグリップエンドを握りやすい形状にすることもありますが、ショートグリップの場合は余計なものがあっても邪魔なだけです。

 

とはいえ、穴をコーキングで塞いだだけではあんまりにも味気ないです。

 

そこで趣味のUVレジンの材料を使ってグリップエンドを自作してみます。

 

まずはグリップエンドからはみ出すようにテープをぐるりと1周巻き付けます。

ここでは透明な荷造用テープを使用していますが、マスキングテープでもなんでも構いません。

 

ここに好みの色を付けたり、飾りを混ぜ込んだレジンを流して固めれば完成です。

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通常、グリップエンドを取り付ける際にはグリップのEVAやコルク部分を少し除去して取り付けます。接着剤の接着面積を広く取るためです。

UVレジンでも同様の方法を取った方が強固に取り付けられるのですが、レジンで出来たグリップエンドの中に芯が見えては格好悪いのと、強度を求めていないため今回はそのままレジンを注いでいます。

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今回は特段こだわりもないのと、UVレジン感を出させるためにあえて透明なまま仕上げることにしました。

 

UVレジンは注ぎ入れた後の空気を抜く作業と、硬化後の研磨と仕上げコーティングをすることで驚くほど透明感のある美しい仕上がりになります。

 

残念ながらこのロッドは堤防でのサビキ釣りや投げ釣りのサブロッド、あるいは緊急時のルアーロッドなど万能ロッドとして余生を過ごしてもらう予定なので今回はこれでヨシとします。

高知のコーヒー迷子に教えたい「46 Cafe Rossi COFFEE SHOP」

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高知には、まともなコーヒー屋さんがほぼ存在しません。

 

私は高知へ地方移住を果たして数年、美味しいコーヒーを扱うお店を探し歩きました。

高知のような人口が少なく、店舗間の競争も激しくないエリアでは、自ずとそのクオリティーは下がります。

特に飲食店は顕著で、折角豊かな水産資源があるにも関わらず、東京のお店の平均値にすら及ばないお店が多数存在しています。

 

これはコーヒー屋さんにも通ずるところがあります。

そこで私は、高知県内でも特に人口が集中する高知市内を中心にコーヒー屋さん探しを続けてきました。

一体どれだけのコーヒー屋さんに足を運んだか覚えていませんが、とにかく納得できるクオリティーのお店には一度たりとも巡り会えませんでした。

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コーヒー豆は産地や品種が同一だとしても、仕入れ元や流通経路によって実際の物の良し悪しが変わります。

同じ経路で仕入れても時期や年によって質が変わります。

更に焙煎の度合いや焙煎後の経過時間、その後の処理、そして最後に淹れ方によっても味が大きく左右されます。

焙煎後の時間経過で味が変わるため、焙煎後の1番美味しい瞬間を把握し、提供していることは美味しいコーヒー屋さんの最低条件ですが、これすら満たしていないお店ばかりでした。

 

もちろん、コーヒーは好みの世界。

世界的な賞を受賞したバリスタだろうと、歴史ある有名店のコーヒーだろうと、好みに合わなければ意味はありません。

そうした好みの分を差し引いても、高知でまともなコーヒー屋さんに巡り会うことは出来なかったのです。

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そうして過ごすこと数年。

偶然にも旅行中に見かけたあるコーヒー屋さんに立ち寄りました。

46 Cafe Rossi COFFEE SHOPです。

 

最初に私が注文したのは水出しコーヒー。

水出しコーヒーは、お店のこだわりや自身の好みとの比較をする際に私がよく選ぶメニューです。

その芳醇な香りと深みある味わいが何とも言えません。

 

当然、高知のコーヒー屋さんへの期待値が限りなくゼロに近かった私は期待せずに口に運びました。

すると驚きです。なんと、美味しいのです。

私が東京を中心に首都圏のコーヒー屋さんを巡り巡って出会えたとあるコーヒー屋さんには一歩及ばないまでも、もはや好みの領域。

確実に美味しいコーヒー屋さんであると断言できるクオリティーでした。

 

ケーキの味も良く、決して一流ではないものの高知の平均値を大きく上回っています。

コーヒーとケーキで1500円弱という価格も高知の平均値を大きく上回っていますが、それだけの価値がある物でした。

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首都圏とは違い、客の数が絶対的に少ない僻地であることを考えればその価格も安いと言えるかもしれません。

【ロストアーク】「復讐者は私のニワトリ!」報酬獲得方法(からあげ島)

期間限定「からあげ島」にて1時間ごとに開催されるニワトリ討伐クエスト「復讐者は私のニワトリ!」。

卵を調べてニワトリに変身して戦う!のですが、報酬がもらえないケースが多発しており、チャットで活発にやりとりがなされています。

 

何度か実験してみたところ、報酬がもらえるパターンともらえないパターンを発見しましたので解説します。

 

アイテムやクエストなど事前の必須条件があるのでは?なんていうやりとりも見られますが、報酬がもらえる条件は至ってシンプルです。

その条件とは、討伐対象のニワトリに一定以上のダメージを与えるだけ。

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ご覧の通り、900個のチキングフェスティバルコインを獲得できます。

 

一定以上のダメージを与えるために最も効率が良いのが「Q」キー連打です。

「E」キーと「W」キーに設定されたスキルはクールタイムが長いためダメージ効率が悪いです。

「E」「W」のスキルは移動用と考え、攻撃にはニワトリに張り付いて「Q」キーのニワトリの悩みを連打してください。

 

ただし、連打したからといって必ずしも報酬がもらえるとも限りません。

ダメージを与えた上位数名に報酬が付与されるようで、ダラダラと「Q」キー連打をしていても報酬がもらえないことがあります。

討伐対象のニワトリの前後にいると攻撃で吹き飛ばされることがあるので、基本的にニワトリの左右側面のいずれかに張り付きましょう。

また、ニワトリが移動した際には「E」キーを活用して素早く移動してニワトリに張り付いてください。

 

 

5分前に開催される「心で浄化」クエストとあわせて1時間あたり1000枚のチキングフェスティバルコインを獲得することが可能です。

イベント期間中は各港からからあげ島行の定期船が出ていますから時間が合う場合には積極的に参加したいです。

 

チキングフェスティバルコインは同島内のチコックがアイテムと交換してくれます。

優先順位が高いのは圧倒的に「チキングコンボ箱」(週2個まで)。

最大で10,000枚のゴールドが獲得できます。

 

 

4月30日追記

公式からアナウンスがありました。

該当部位を抜粋します。(参照元:https://pages.pmang.jp/lostark/posts/1250

協同クエスト「復習者は私のニワトリ!」につきましては、現在も正常に報酬が受け取れることを確認しております。
しかしながら放置対策及び不正行為対策と致しまして、貢献度を高めに設定しているとの確認が取れました為、 また、皆様のご意見・ご要望を多数いただいております事より貢献度について下方修正を実施させていただきます。
日程につきましてはメンテナンス告知にてご案内致しますので、今暫くお待ちいただけますようお願い致します。

 

【ロヘンデル】料理素材「魔法のカタツムリ」の効率的な集め方

ロヘンデルの料理「カタツムリロールケーキ」の材料はエルゾウィンの陰マップ全域で拾い集めることができます。

沸く場所は固定で、特にまとまっているのがこのポイント。

アクセスが悪いためライバルも少なく、カタツムリの湧きポイントが3か所まとまっているのでBOSSやネームドモンスターや採取などをしながら3か所を周っているとカタツムリを効率的に集めることが可能です。

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【オルルド釣具で行こう!】「テトルドX」で穴釣りと足元を攻め尽くせ!

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「テトルドX」は、オルルド釣具の販売する穴釣りロッドの1つだ。

近年「穴釣り」と呼ばれるジャンルの釣りが注目を集めているように感じる。

「穴釣り」自体は昔から存在した釣り方のひとつだが、その手軽さや釣果の出やすさなどから近年影響力を増している釣りYouTuberの間でもよくフォーカスされる釣りになっている。

これに乗じて釣り具メーカーも専用タックルや工夫を凝らしたブラクリ仕掛けを開発・発売している。

オルルド釣具で行こう!

オルルド釣具はコストパフォーマンスに優れた釣具を扱うメーカーだ。

オルルド釣具以外にも低価格帯の釣り具メーカーは存在するが、オルルド釣具が特別なのはしっかりとテスターが検証した上で販売をしている点だ。

当サイトでは「オルルド釣具で行こう!」と題してオルルド釣具の商品を使い込み、紹介し、評価したり、良いことから悪いことまで語り尽くす。


釣りという趣味を楽しむためには、道具を揃えることが欠かせない。

無論一流メーカーの道具を揃える経済的余裕がある人はそれで良いだろう。

しかし、現実はそこまで甘くない。

消耗品も含めると、一流メーカーだけで装備を固めることが出来るのは裕福な層に限られる。

だからこそ、コストパフォーマンスに優れる釣具は絶対に必要だ。

コストパフォーマンスに優れる釣具に求められるのは、コストとパフォーマンスの絶妙なバランスだ。

オルルド釣具は多くの低価格帯釣具メーカーの中でもそのバランスに優れていると感じている。

実釣レビュー:オルルド釣具・テトルドX

オルルド釣具を片手に向かったのはサーフから突き出た突堤のひとつ。

この突堤の周辺には大きめのテトラポッドが配置されている。

 

穴釣りに向いたポイントといえば、水深の深い漁港などにある小さめのテトラポッドだ。

もし近隣にそうしたポイントがあるのであれば、間違いなくそちらへ行った方が良い。

なぜならば、大きめのテトラポッドだと肝心の「穴」が大きすぎて魚が居着かない。また、水深がないと潮の満ち引きの影響が大きすぎたり水温の変化が大きすぎて根魚がやはり居着かなくなってしまう。

 

今回なぜ大きなテトラポッド+水深が浅いという穴釣りに不向きなポイントを選んだかと言えば単純に近所に適当な場所がなかったからに過ぎない。

ただ、穴釣りの魅力はなんといってもポイントを選ばず釣れるという点である。

とりあえずテトラポッドでも岩でもなんでも良いから「穴」さえあれば大抵釣れる。

 

エサには塩サバを使う。

スーパーで安価に販売されている塩サバを細く切って塩漬けにしておくと安価で便利だが、釣具店で餌としても販売されている。

塩サバを使うことでターゲットを根魚に絞り込むことが出来る上、餌持ちが非常に良い点も嬉しい。

アオイソメも良いがフグやベラなど余計な魚が食いついてきてしまうのが難点だ。

 

さて、使いだしてすぐに気が付くのはその短さだ。

全長50cm。グリップを除けばたった30cmしかない。

本当に手元・足元に仕掛けを落とすイメージである。通常のロッドでは自分の立っている場所の一歩先か二歩先あたりに仕掛けを落とすことになるが、「テトルドX」では本当に足元に仕掛けを落とす。

だから、穴のある場所までテトラポッドの上を移動する必要がある。

足元に良い穴があるのであれば一向に構わないが、逆にすぐ目の前の穴に落としたいという時はいちいち移動が必要だ。

 

とはいえ、そこは決して大きな問題ではない。

肝心のロッドの性能を確かめてみたい。

「テトルドX」はメーカーが40cmクラスのクロダイを抜き上げられると公言するほど頑丈に作られている。

頑丈なのは良いが、問題は敏感にアタリを取りながら食い込みの良さを実現できているかどうかだ。

このロッド、はっきり言って硬い。

40cmクラスのクロダイを抜き上げられるというだけあって硬い。

しかし、グラスのソリッドティップを採用するだけあって張りは確かに弱い。

果たしてこれがどう効くか?

 

ところで今回使用している仕掛けはブラクリ4号なのだが、これが全く乗らない。

アタリはあるのに乗らない。

竿先は敏感に反応してくれているものの、どうにも魚が完全に小さいらしい。

しばらく粘ってなんとかフッキングさせた一匹を見るととにかく小さかった。

その後しばらく釣行を重ねてみたが、やはり時期によるものか小型ばかりで、さっぱり良型の根魚には出会えなかった。

とはいえロッドの性能を測るにあたって小型魚は悪い相手ではない。

頑強さはメーカーが謳うほどであるから良いとして、小さな魚を弾くことなく釣ることができるかどうかが重要だ。

結果的には完ぺきとは言えなかった。

とはいえ10cmのないような赤ちゃんカサゴであっても何度も釣り上げることが出来たし、引きを存分に楽しむことが出来たから食い込みは決して悪くない。カーボンロッドにあるような張りがないからピン、ピンとアタリを弾かずに済む。

ただ、もう少し柔らかくしても良いのではないかなぁと正直感じた。

20cmオーバーの根魚をコンスタントに釣ることが出来る場所であれば、この硬さも妥当かもしれない。

しかし、穴釣りでは20cmを越えれば良型と言って良いだろう。

そうであれば、もう少し柔らかくしてターゲットサイズを下げることで、更に食い込みを良くして小型魚の引きも楽しむことが出来るようにできるはずだ。

 

最後に、持ち運びに関して言えば完璧と言える。

振出よりロッドを軽量かつ高性能にしやすい2本継ぎ仕様で、2つに分割すれば長さは約30cmだ。

リュックサックに収まる。

あとはブラクリと餌をリュックに積めば徒歩でも自転車でもバイクでも、手軽に釣りに行くことができる。

「オルルド釣具・テトルドX」のメリット

1.足元に仕掛けを投入できる

通常の短めのロッド(1.5~2メートルほど)で仕掛けを足元に投入しようとするとかなり難しい。

現実的には、仕掛けを投入する場所から一歩離れてロッドを寝かせたりして仕掛けを投入することになるだろう。

しかし、「テトルドX」はその極端なほどの短さのお陰で本当に足元に仕掛けを投入することができる。

これはこのロッドの最大の特徴であり、そして最大の魅力といえるだろう。

2.食い込みが良い

グラスのソリッドティップを採用するだけあって張りが少なく食い込みが良い。

ただ、もう少しロッド自体を柔らかくして更に食い込みを良くすることもできたように思う。

特に10~20cm程度の小型の根魚をメインターゲットと考えるのであれば、ここまでの硬さは必要なかったはずだ。

3.頑丈

良く曲がり、適度な硬さがあり、ガイドやその取り付けも確かな強度を確保している。

2本継ぎ仕様でグリップを除けばチャチな部分はない。

正直言って穴釣りには過剰なほど頑丈に作られているように思う。

4.コンパクト

2つに分割すれば全長約30cm、分割せずとも50cmという小ささはなんといっても魅力的だ。

それこそクーラーボックスに収まるサイズ感である。

分割しないままリュックサックに突っ込んでも、穂先がリュックサックからちょっと飛び出す程度だ。

自転車やバイクに乗って、釣り場をランガンしながら穴釣りするというのも楽しいかもしれない。

「オルルド釣具・テトルドX」のデメリット

1.移動が頻繁に発生する

「テトルドX」の特徴はなんといってもその短さだ。

最初手にしたときは「これは良い」と素直に関心したが、実際に釣りに行くと短さゆえの不便さも感じられた。

例えば、テトラポッドの上に立つと周囲2メートル程度の範囲内に複数の穴が見つかるはずだ。

こうした穴に仕掛けを投入する時、通常の短めのロッド(1.5~2メートルほど)であれば竿を穴に向けてぐいっと突き出したり、竿を立てたり寝かせたりすればそれなりの範囲の穴に移動せずとも仕掛けを投入することができる。

しかし、「テトルドX」は短すぎてこれが出来ない。

本当に足元にしか仕掛けを投入できないから、1穴1穴釣るたびに移動しなければならない。

これが意外と面倒くさく、手返しも悪くなる原因になる。

また、テトラポッドの形状ゆえに穴にギリギリまで近寄ることができないケースがある。こうした場所では仕掛けをそもそも穴に投入することができない。

現在、穴釣りロッドといえば極端に短いものが主流だが、もしかすると今後の主流はもう少し長い全長80~120cm程度になっていくのではないかと勝手に推測してみる。

2.スピニングリールは適さない

「テトルドX」はスピニングリール・ベイトリール(両軸リール)の全てに対応している。

ただし、スピニングリールを取り付けるとベールから出るラインと一番根本のバットガイドにかなり角度が付く。

このため巻き取りの際にはガクガクとぎこちない巻き上げになってしまう。

これを回避するには小型のベイトリールや両軸リールを使うと良いだろう。

ただし、ガクガクとなったところで釣り自体に支障は出ないので気持ちの問題である。

3.見た目が安っぽい

ロッドの本体は良いのだが、グリップはとにかくチャチだ。

素材のせいもあるかもしれないが、素材以上にカラーリングがチャチさを増大させている。

メタリックな赤に安っぽいゴールドがなんとも言えないおもちゃ感を出している。

シンプルに一色に統一するとか、無塗装の黒にするとかもう少し良い選択肢が合ったように思う。

4.穂先が回転する

このロッドは2本継ぎ仕様で、グリップにロッドの根元を差し込むような構造になっている。

ロッドの根元は金属でカバーされており、これをグリップ側の穴に圧入するのだが結局は摩擦でロッドを保持しているだけなので、釣りをしている最中にいつの間にか回転している。

別に回転したところでガイドがちょっと横を向いている、とかその程度のものだから大した問題ではないものの、もう少し摩擦を抑える工夫をすることができたと思う。

もし分割の必要がないのであれば接着剤などで固定するのも良い案だと思う。

総括

テトルドXはオルルド釣具の在り方を体現したようなコストとパフォーマンスのバランスが優れた穴釣りロッドだ。

極端に短いその全長から、使い方が限られるという難点はあるが、それ以外に目立った問題点はない。

デザインの問題でややチープに見えるものの、ロッド自体の作りは非常にしっかりとしており値段以上の出来栄えといえる。

手軽にシーズンを選ばずに遊べる穴釣りに少し熱意を傾けてみようと考えている釣り人であれば是非一度手に取ってほしい出来の一本だ。 

【コマセブロック解凍問題】カゴ釣りやぶっこみサビキで使える粒が大きい常温アミコマセはどれだ!?

アミコマセの冷凍ブロックの解凍、面倒くさくないですか?

私は面倒くさすぎてサビキ釣りを諦めるくらいに不便に感じています。

 

一方で、最近人気のチューブ入りの常温アミコマセ。

あれって粒が小さいどころか、ほぼペースト状になっていて撒き餌や足元のサビキ釣りには使えても、遠投系のカゴ釣りやぶっこみサビキには使えないんですよね。

特にボトムまで仕掛けを落とすぶっこみサビキで普通の常温アミコマセを使うと、着底前にカゴが空になって全く釣れません。

 

多少高くても粒が大きい常温アミコマセがあれば使いたい!

 

(僕だけ?)

 

そこで、今回釣具屋を巡りネットの世界も巡り回って、粒が大きいアミコマセを探し出してきたので紹介します。

常温アミコマセの代表「マルキュー・アミ姫」

常温アミコマセの定番といえば「アミ姫」ですよね。

むしろアミコマセより臭いと話題のフルーティな香り付きのチューブ入り常温アミコマセです。

 

こちらはその他多くのチューブ入り常温アミコマセを違って、アミコマセの原型が残っており粒がしっかりしています。

これは商品写真からも伺い知ることができます。

 

なんで今までこんなド定番商品の良さに気が付かなかったかと言うと、私が良く行く地元の小さな釣具屋さんでは取り扱いがなかったんです。

街中にある大きめの釣具屋さんに行って手に取り、常温アミコマセでもこんなに粒がしっかりしたものがあるんだ、と感動したものです。

 

Amazon.co.jpでは2021年4月19日時点で485円(600g入り)です。※あわせ買い対象商品

100gあたり約80円です。

パック入りが嬉しい「マルキュー・アミサビキ」

続いて同じくマルキューから「アミサビキ」です。

こちらはチューブ状ではなくパックに入っています。

パック入りという特性から、カゴ釣りやぶっこみサビキで使う際にはアジパワーやパン粉などをパックの中で混ぜて硬さを調整することも出来るのが最大のメリット。

配合しない場合にはチューブ状の方が使いやすいですが、配合する場合にはパック入りは便利です。

コマセバケツやバッカンが不要になるという点は大きいです。

 

ただ、先ほど紹介した「アミ姫」に比べると残念ながら粒は小さいです。

アミエビの原型が残っているものもありますが、潰れてペースト状になっている部分も多いです。

 

Amazon.co.jpでは2021年4月19日時点で443円(600g入り)です。

100gあたり約74円です。

今回紹介する中では最安値です。ただし、アミ姫より粒が小さいことを考えると一長一短です。

カゴ用設計の「マルキュー・遠投カゴズバッ」

本当に常温サビキという分野においてはマルキューの一強です。

こちらはその商品名からわかる通り遠投カゴ釣り用の商品で、粒が大きいのが特徴です。

チューブ入りでカゴにそのまま注入して使うこともできます。

 

こちらは遠投カゴ釣り用と銘打っているだけあって、アミエビではなくオキアミです。集魚剤も配合済み。

僕の場合にはすべてコマセバケツに移してからアジパワーやパン粉と混ぜ合わせますが、基本的に配合せずそのまま使うみたいです。

 

Amazon.co.jpでは2021年4月19日時点で550円(600g入り)です。

100gあたり約92円です。

今回紹介する3商品のなかでは最も高額ですが、アミエビではなくオキアミであり、粒も特大なのでちょっと別枠ですね。

冷凍コマセ嫌い・常温コマセ+配合餌派は今後増えるのでは?

粒のしっかりしたアミコマセの求められる遠投サビキやぶっこみサビキでは、これまで冷凍ブロックを購入するのが当たり前でした。

釣りに行く前日夜から解凍を始めたり、釣り場で専用のマゼラーでブロックをガンガン砕いたり、海水に着けてみたり日に当ててみたり・・・。

 

そんな手間がほんの数百円の上乗せでなくなってしまうわけです。

 

もし漁のように日々ぶっこみサビキ釣りをする方であれば話は別ですが、たまに釣りに行くだけであれば余計な道具も手間もかからない常温サビキが今後伸びていくのではないでしょうか。

 

僕も専ら、アミ姫+アジパワー+パン粉の配合がぶっこみサビキの定番餌になっています。

【ぶっこみサビキ】サーフから狙う良型青物!下カゴ仕掛けが主流の地域もあるよ。

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サビキ釣りの一種である「ぶっこみサビキ」。

 

サビキ釣りのなかでは遠投性に優れ、ボトム付近にいる大型の青物を狙うことができることから、地域によっては非常にポピュラーな釣り方のひとつです。

青物は陸地に近い岸壁沿いや、表層~中層には小さなサイズが多く、大型の青物は比較的ボトム付近を回遊していることが多いです。

 

私の住む高知県ではサーフから狙うぶっこみサビキがポピュラーで、特にベテラン層の釣り人たちが好んでこの釣法を採用しています。

古くからある釣り方であり、地域に根付いた釣具店ではぶっこみサビキに使う太糸で針数の少ないサビキ仕掛けがよく販売されています。

「ぶっこみサビキ」とは?

ぶっこみサビキとは、簡単に示すと以下のような仕掛けのことを指します。

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しもり浮き

一番上にしもり浮きがある点がぶっこみサビキの大きな特徴です。

この浮きのお陰で仕掛け全体が海底で立ち上がります。

しもり浮きのサイズや浮力はあまり気にする必要はありません。

サビキ仕掛けとコマセをすべて撒き切った状態で仕掛け全体が立ち上がれば良いので、7号あたりを選択すれば間違いないでしょう。

(家にころがっている発泡スチロール片とかでもOK)

 

カゴ

その次にカゴがありますが、使用するのは一般的なロケットカゴです。

好みにあわせて金属製のカゴや、少し高価ですがしっかりとした作りやコマセの詰めやすい高機能な高性能カゴを選択するという手もあります。

ただし、金属製のカゴや高性能カゴはしもり浮きで浮かすには重量があることもあり、後述する「下カゴ仕掛け」で使用される場合が多いです。

ロケットカゴ 金属カゴ(あんどん) 高性能カゴ
 

しもり浮きとカゴの上下にはサルカンがあって、しもり浮きとカゴがそれ以上動かないようになっています。

一般的なロケットカゴを使用する場合、既にサルカンとラインが付属しているため、一度ラインをカットしてしもり浮きを入れることになります。 

 

サビキ仕掛け

次にサビキ仕掛けです。

投げて使用するため、絡まりにくく全長も短い遠投用のサビキ仕掛けを使います。

また、一番下にオモリを付けるためある程度幹糸の太いサビキ仕掛けでないとキャスティングの際に切れてしまいます。

  

もし本格的に遠投系サビキ仕掛けを使うようになった際には、市販品では対応しきれなくなるため自作するのが手っ取り早くて確実です。

 

自作の方法は以下の記事で紹介しています。

【極太ハリス】ジグサビキや遠投サビキは自作しよう! - ドリリウム

 

オモリ

最後にオモリを付けます。

一般的なナス型オモリで構いません。

オモリのサイズは使用するロッドの強さに合わせて選択します。

例えば30号の投げ竿を使っている場合、仕掛け全体の重さが30号(約100g)程度になることが理想です。

Lサイズのロケットカゴにアミコマセを入れると大体40~50g程度の重さになりますから、残り50gです。

15号のオモリが大体50gくらいなので「30号の投げ竿にはロケットカゴ(Lサイズ)+15号オモリ」ということがわかります。

詳しくは後述しますが、ぶっこみサビキ釣りではフルキャストすることはありません。

ふんわり優しく投げるので、ロッドの許容重量を越えた仕掛けでも問題ありません。

市販品もおすすめ

最近では「ぶっこみサビキ」が手軽な釣り方のひとつとして普及の兆しを見せており、市販のぶっこみサビキ仕掛けも存在しますので、まずはそちらを使って試してみるのも良いでしょう。

 

「ぶっこみサビキ」の釣り方

ぶっこみサビキの釣り方は非常に簡単です。

1.アミコマセをカゴに詰める

まず始めに通常のサビキ釣りと同じようにアミコマセをカゴに詰めます。

使用するのはチューブ入りのアミ姫などでも構いませんし、コマセとアジパワーなどを配合しても構いません。

コマセが緩すぎる(水っぽい)場合には、パン粉を入れると余計な水分もなくなり、コマセが時間をかけて撒かれることになります。

2.投げる

仕掛けを投げるだけなのですが、ポイントがあります。

それはフルキャストしないということです。

仕掛け自体が絡まりやすいことや、コマセがこぼれやすいということもありますが、サビキ釣りの基本としてコマセで魚を集めます。

つまり、何度も何度もコマセを詰めた仕掛けを同じポイントに投入し続けることが重要です。

そのため、軽めの力でふんわりと投げ入れ、出来るだけ同じポイントに仕掛けを投入し続けられるようにしましょう。

夜釣りにおいては、仕掛けがどこに着水したか確かめるために仕掛けにケミホタルを取り付けます。

3.ボトムを取る

仕掛けが着水したら仕掛けが絡まないようにサミングしながら一番下のオモリを着底させます。

そのまま待っても徐々にコマセがカゴからこぼれ落ちていって、魚が食いついてくることもあります。

しかし、最初の数投に関しては同じ場所にコマセをばらまく意味で、竿をしゃくりコマセをばらまいてください。

4.定期的にコマセを詰めなおす

基本的にコマセを詰めて投げ入れ、コマセがなくなったら回収します。

最初の数投はコマセをばらまいて即回収で構いませんが、その後は2~3回しゃくってコマセを巻いて5~10分待ち、また2~3回しゃくってコマセを巻いて5~10分待つというサイクルを繰り返していきます。

時合ではないようなら、しゃくりを入れずにコマセが自然に撒かれるのを待ってもしばらく放置しても良いでしょう。

サーフの置き竿のコツ

ぶっこみサビキを始めとして、サーフで待ちの釣りをする場合には置き竿をします。

この時、通常の堤防釣りなどではなかった問題が出て来ます。

竿選びと竿たて選びが肝要です。

ポイントは大きく分けて2つです。

ポイント1.アングル竿たてを使用する

サーフにおける置き竿では一般的な三脚竿たては不向きです。

 

サーフでは波が常に打ち寄せるため、ラインが容易に波に持っていかれてしまいます。

※湾奥などの特殊な地形のサーフで波が非常に穏やかな場合は除きます。

 

このような三脚竿たてでは、ロッドの角度が浅すぎてラインがモロに波をかぶってほとんど釣りになりません。

40号、50号といった非常に重いオモリを使った仕掛けでもないとラインが持っていかれるばかりか、駆け上がりの頂点とラインが擦れていつの間にかラインが切れてしまいます。

 

そこで、サーフでの置き竿では以下のようなほぼ垂直にロッドを保持できる竿たてを使用します。

 

実際に使用している様子がこちらです。

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ポイント2.長い竿を使用する

サーフにおける置き竿では、先ほど紹介した写真にあるように高い位置に竿先を保持してラインが波を避けられるようにします。

そのため、竿自体も長くなくてはなりません。

最低でも4m。5m以上が望ましいです。

私の周辺のベテラン釣り師たちを見ていると、5m以上の遠投用の磯竿を使われる方が多いです。

上の写真で使用しているのは4mの投げ竿で、もう少し長ければなぁと思うことが間々あります。

下カゴ仕掛けもおすすめ

ここまで紹介したのは仕掛けの上にカゴがある「上カゴ仕掛け」です。

しかし、カゴを下に配置した「下カゴ仕掛け」もおすすめです。

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見ての通り、カゴとオモリという重量物が下端にまとまっているため遠投性が良いです。

また、仕掛けも絡まりにくくなって扱いやすくなります。

カゴ自体に重さのある金属製のカゴや、オモリ入りの高性能なカゴも販売されています。

 

しかし、下カゴでは「コマセがサビキ仕掛けに同調せず釣れないのでは?」と思われる方も多いでしょう。

 

実際に私もそうでした。

しかし、なぜか地元のベテラン釣り師たちは下カゴ仕掛けを使って爆釣しているのです。

 

私も真似したところ・・・釣れました。

 

私なりに考えてみたのですが、まずサーフから遠投した仕掛けはかなり角度がついているはずです。

極端なイメージではこんな感じ。

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ここからラインを少し緩めてやると、しもり浮きのお陰で仕掛けが立ち上がりこうなるはずです。

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まず、仕掛けをしゃくってカゴが浮き上がれば、その後コマセとサビキ仕掛けは同調します。

とはいえ放置している間は波や潮の流れ次第では同調するものの、同調しないことも多そうです。

 

上カゴ仕掛けの方が有利な気がしますね。

 

残りの違いがあるとすれば、やはり重量物が下端にまとまっているため遠投が効くということです。

月明かりがあるかないかという夜のサーフでは、魚もそれほど視界が良いとは思えませんから、コマセとの同調が多少損なわれても遠投出来て、より深い場所に仕掛けを投入できる方が有利なのかもしれません。

 

未だに理由はよくわからないのですが、私の周りでは下カゴ仕掛けの方が良く釣れているようです。

なにより、下カゴ仕掛けの方が投げやすいし扱いやすいととにかくラクチンなのも嬉しいです。

 

加えて、下カゴ仕掛けを使うベテランたちは大抵金属製のカゴ(アンドン)を使用しています。

そこで私もそれに倣ってアンドンを使用しているわけですが、これが意外と便利です。

なんといっても釣行後に軽くすすぐだけで清潔感バッチリというのが嬉しい。

網目が荒くてコマセの出が良すぎるのでは?と思われがちですが、アジパワーやパン粉で粘度調整したアミコマセならそんなことはありません。

また、出が良い方が下カゴ仕掛けでは都合が良いのかもしれません。

 

私は上カゴならロケットカゴLL、下カゴならアンドンを使用しています。

高性能なプラスチック製のカゴは可動部分に砂や砂利が噛んだり、硬い樹脂を使っているため破損しやすいなど遠投をする上ではいくつかのデメリットがあります。

広大なサーフから良型のアジ・サバを釣り上げる

だだっ広い何もないサーフに仕掛けを投入し、良型のアジやサバをポンポン釣ることが出来るこの釣りは他の釣り方にはない魅力があります。

回遊にあたって一度当たれば30cm越えのアジや40cm越えのサバなど良型の青物がポンポン釣れてすぐにクーラーボックスがいっぱいになります。

 

混雑した堤防や海釣り公園と違って、サーフは基本的に空いていますから快適に釣りを楽しめる点もポイント。

外道として真鯛やクロダイが釣れることもあります。

 

基本的にコマセを詰めて投げたら待ちの時間ができるので、2本竿体制で釣りをする方が多い印象です。

 

投げ竿や遠投磯竿をお持ちの方や、一歩先のサビキ釣りに挑戦してみたい方に、是非ともおすすめしたい釣法です。

【DaVinci Resolve】レンダリングが始まらない/「レンダリング中」のまま止まる

DaVinci Resolveで書き出し(レンダリング)が始まらない問題が発生しました。

おそらくバージョンを17にアップデートして以降、結構な頻度で発生しています。

 

具体的な症状は以下の通りです。

  • Renderボタンを押下してレンダリングを開始する
  • 「レンダリング中」の表示に切り替わる
  • レンダリングが始まらず、進捗を示す%なども表示されない
  • DaVinci Resolve自体がフリーズしている訳ではない
  • レンダリングの「停止」ボタンを押下しても反応がない
  • メニューから「DaVinci Resolveを終了」を選択することでレンダリングを中止してDaVinci Resolveを終了できる

通常であればRenderボタンを押下した瞬間からレンダリングが始まり進捗を示すパーセンテージが表示されますが、それが始まりません。

試しに数時間放置しても何も起きず、CPUやGPU使用率もほぼゼロ。

全くレンダリング処理を始めていないようです。

 

DaVinci Resolveを再起動したり、PC自体を再起動して、何度かレンダリングを試みるとうまく始まることがあります。

一度レンダリングが始まれば、エラーで止まることもないし、全く問題なく書き出し可能です。

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カタミチ

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