ドリリウム

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【MR92S】輸入車オーナーが2代目スズキ・ハスラー(HYBRID G)を選択した理由

スズキ・ハスラーの2代目にあたるMR52Sを本日契約してきました。

グレードは最もベーシックなNAエンジンを搭載したHYBRID Gです。

 

私は車が好きで、これで11台目の車です。

その車歴のほとんどがBMWですが、今回似ても似つかないスズキ・ハスラーを選んだのには理由があります。

また、NA(ターボ無しの自然吸気エンジン)モデルを選んだ理由もあります。

 

購入の経緯から車種やグレード選択の決め手までの購入記をまとめます。

輸入車はシビアコンディションに弱い

私はBMWを中心に輸入車を多く所有してきましたが、その理由はデザインや走行性能といった日本のメーカーの市販車が不得意とする部分に惹かれたからです。

決して日本車にネガティブな認識はなく、むしろ輸入車に乗り、自ら整備をしてきたからこそ国産車の素晴らしさを理解しているつもりです。

 

輸入車は国産車に比べて故障が多いです。

近年ではその差も縮んできてはいるものの、まだまだ絶対的な差を感じます。特に1990年代頃の行き過ぎた環境対策による欧州車の品質低下はメーカーが不憫になる程でした。

細かくはこの記事内で述べませんが、たしかに国産車の信頼性の高さは目を見張るものがあります。

特に、それはシビアコンディションにおいて顕著です。

※シビアコンディションとは、車にとって過酷な使用状況を指します。

 

我が家にはBMW・3シリーズとルノー・ルーテシアの2台があります。

ルノー・ルーテシアは妻の通勤用で、片道わずか2kmという短距離の通勤に使用しています。

 

短距離の通勤や買い物ばかりという使い方は典型的なシビアコンディションです。

逆に、中~長距離の通勤や移動に使用されることが多い車は劣化や消耗が少なくなります。

主に短距離移動で使用された走行距離3万kmの車と、主に長距離移動で使用された走行距離10万kmの車であれば、一般的に後者の方が状態が良いと言えます。(適切なメンテナンスを施されている前提で)

さて、片道2kmの通勤という極めて過酷な状況で使用されたルノー・ルーテシアは当然のように調子を崩します。

走行距離自体は5万km程度と短いものの、失火を起こしフェイルセーフモードに入る不具合が発生しました。(不具合というか、こんな使い方をしていたらこうなって当然です)

これは実に3度目のことで、早めのオイル交換やイグニッションコイルやプラグを交換することで対症療法的に対処してきました。

 

しかし、車に疎い妻にとってエンジンが止まりそうになるという不安は大きなものです。

通勤や仕事場間の移動にも車を使うため、その移動手段である車に不具合が起きては仕事に支障を来してしまいます。

 

そこで、その愛くるしい見た目に愛着はあるものの乗り換えを決意しました。

生粋の輸入車オーナーによる国産車選び

今では輸入車ばかり乗り継いでいる私ですが、当然国産車を所有していた経験もあります。

中古で1台、新車で2台の国産車を購入したことがあります。

その後、魅力的な車を求めて輸入車の世界に足を踏み入れました。

 

しかし、妻と知り合った時点で既に私は輸入車を所有していました。

具体的にはBMWの3シリーズです。

E30という古いモデルで、M20エンジンという直列6気筒エンジンの名機を搭載したカブリオレに乗っていました。

今では見る影もないBMWのエンジンですが、当時のBMWの直列6気筒と言えばそれはもう素晴らしいエンジンでした。

 

そして、妻が免許を取得したのは私と同棲を始めて以降のことです。

免許を取得したものの、いきなり左ハンドルの輸入車は苦しかろうと程度の良い中古の3シリーズ(E46)を購入しました。

そのため、妻が初めて運転した車はBMW・3シリーズです。

今ではDセグメントに位置付けられる3シリーズですが、当時の3シリーズはコンパクトセダンと言って差し支えない寸法で、初心者にも適した非常に運転しやすい車でした。

走りの良さやエンジンも電動化が進む以前の時代における一つの完成形であり、名車です。

それ以降のBMWの各モデルは電動化、環境対策、大衆への迎合といった改良?改悪?により、環境に良く多くの人に受け入れられやすい車になった一方で、走りの良さや素晴らしいエンジンを失ってしまいました。

 

その後もBMWを中心に輸入車を乗り継ぎ、妻も同じ車を運転したり同乗したりしてきました。

つまり、私と違って妻は輸入車の味しか知らない生粋の輸入車オーナーということになります。

 

そんな妻が最初にピンと来たのはマツダのラインナップでした。

確かにデザインに力を入れ、走行性能の評判も良く、車としての基本中の基本であるドライビングポジションへのこだわりを持っている様子です。

妻は生粋の輸入車オーナーではあるものの車に疎いことには変わりませんから、マツダを選んだ理由はそのデザインです。

未だにやや普遍性に欠けるデザインを抜け出しきれているとは言えず、5年後、10年後になれば古臭さを隠せなくなるデザインであることは、マイナーチェンジ前のモデルに目を向ければ明らかです。

とはいえ、この点においては私が好むBMWも定期的に陳腐なデザインの車を販売していますし、アウディやプジョーのような例もありますから別に国産車だからどうこうという訳ではありません。

 

さて、そんなマツダの中でも気になった一台がCX-5です。

(妻はどうにもSUVというか、いわゆるクロカンのごついデザインが好きなようです)

 

しかし残念ながら、CX-5に試乗した妻の感想は「不安定で気持ちが悪い」というものでした。

背が高いSUVはその物理的な制約により通常の車に比べて走行性能が劣ります。

特にBMWばかり乗ってきた妻からするとどうにも許容できない範囲だったようです。

過去にBMW・X1というコンパクトSUVに乗っていたことがあります。3シリーズベースの初代モデルで、3リッターの直列6気筒エンジンを搭載しています。

BMWは乗用車感覚でまともに走る背の高い車を初めて世に送り出したメーカーです。

そのためか、私はあまり気に入りませんでしたが妻がX1に対して不満を述べることはありませんでした。

 

その後マツダ6にも乗りましたが、いまいちピンとこなかったようです。

私自身、世間の好評とは裏腹に「国産車にしては頑張っているのかな?」という微妙な感想を持ちました。

地を這うようなどっしりとした安定感はなく、国産車っぽい味付けで快適かもしれないけど気持ちよくないと感じました。まるでコンパクトカーのよう。これならいっそのことクラウンでも良いような。

 

一番期待していたマツダに肩透かしを食らい、車選びは難航する予感を抱かせました。

軽自動車に行き着いた理由

その後も各社の気になる車を試乗したり、チェックして回っていましたが結局のところ納得いく車は見つかりませんでした。

 

輸入車に目を向ければ納得いく車も見つかるわけですが、短距離の通勤に強い車という必須条件を満たすのは国産車です。

特に、ディーゼルやターボがなく排気量の小さいエンジンを搭載したモデルです。

 

ディーゼルエンジンが短距離の移動に不向きなのは言わずもがなですが、排気量の大きいエンジンも理論上は短距離の移動に向きません。

なぜならオイルやクーラントの量が多く、適正油温に上がるにはそれなりの走行距離が必要だからです。適正油温に上がったうえで理想的な燃焼が行われ、その状態をある程度保つことが車を消耗させない秘訣です。

また、今では当たり前のように搭載されるターボチャージャーも実際には非常に繊細で精密な技術の結晶であり、長期的な信頼性を考えればターボがないエンジンが理想です。

更に言えば、可変吸排気機構や各種センサーのフィードバックを受けて動作する補器類など、なければないだけ信頼性は高まりますが、現代の車にそれを求めることはできませんから、最低限の条件として「低排気量・自然吸気エンジン」というところに落ち着く訳です。

 

EVも検討しましたが、EVは発展途上でありまだ実用的なレベルに達していないという判断により除外されました。

 

ここまで検討を進めると、もはや走行性能は諦めざるを得ません。

国産車のコンパクトカーやコンパクトSUVでは妻が納得する走りを手に入れられないのです。

マツダ2やマツダ3という選択肢もありましたが、それは妥協に妥協を重ねた結果であり、どうせ中途半端に妥協するならもう走行性能は無視しようという結論に達しました。

ここまで来て、ザ・大衆車であるルノー・ルーテシアがいかによく走る車だったのか実感することになりました。

確かに快適性で言えばマツダ2に遠く及ばないものの、しっかりとしたシャシーは「マツダ6よりも安定している気がする」と試乗直後に何も知らない妻が思うほどです。

 

そもそも片道2km、せいぜい5分程度の移動にしか使わないのです。

それ以外の旅行や買い物はBMW・3シリーズの役割です。

3シリーズにも不満はたくさんあるのですが、詳しくはこちらで。

BMW・3シリーズが車好きにとって最強の選択肢であるこれだけの理由 - ドリリウム

 

こうなってくると選択肢に入るのが軽自動車です。

軽自動車は「低排気量・自然吸気エンジン」という最低限の条件を満たすのです。

軽自動車はその独特な成り立ちから、全長や全幅の制約がある一方で税金や保険など維持費が安いことがメリットです。

全長や全幅の制限があるということは、どれだけ頑張ってもパフォーマンスには限度があり、コストに傾倒するのは致し方ないことです。

走行性能を諦めるのであれば、コスト面だけを重視して軽自動車を選ぶという選択は大いにありです。

税金や保険などだけで、ざっくりと年間で5万円程度の維持費を節約できるわけですから旅行の足しにでもすれば良い訳です。

何より運転が得意とはいえない妻にとって、車体は小さければ小さいほど良いのです。

 

私は今回の車選びを妻に一任していましたから、この結論に特に文句はありません。

安全性の面に不安を抱きましたが、片道2kmで搭乗者は運転席1人のみと考えれば、そこまでナーバスになる必要はないのかなと思いました。

 

また、全く違う方面でのワクワクもあります。

小さな車体に660ccというエンジン、装備も品質も現代の車においては最低限である軽自動車はDIYで遊ぶ恰好の材料だと気が付いたのです。

安全性に関する余談

私の安全性に対する考えとして、セダンやステーションワゴンなど普通の形の車であれば、前席だけならCセグメント、後部座席に人を乗せるなら最低でもDセグメントというのが最大の妥協点だと考えています。

DセグメントにあたるBMW・3シリーズを所有していますが、後部座席に人を乗せたいとは思いません。今は、日常的に同乗する大切な人と呼べるのは妻だけですが、もし後部座席も必要であれば5シリーズを買っていたでしょう。(そもそも3シリーズは快適性に欠けた車だからという理由もあるけど)

 

やや心配性と思われそうですが、これは過去の事故の経験によるものです。

いくら軽自動車でJNCAP5つ星を獲得した車であっても、後席の安全性は担保されません。

JNCAPの衝突安全性能において後席が評価されるのは前面からの衝突時のみであり、しかも評価点の割合は少ないです。

また、運転席と助手席だけ見ても側面や後方からの衝突試験の評価点の割合は低く、JNCAP5つ星を獲得したところで理想的な形で正面から追突された場合の前席の安全性しかわからないと考えた方が無難です。

参考:【JNCAP5つ星は無意味】後部座席に大切な人を乗せるための車選び

 

軽自動車の垂直に近いサイドやリアガラスと、そのすぐ横にくる乗員の頭。何をどう考えても危険です。

落石やトラックの積み荷の落下、飛来物、事故発生時に突起物に衝突するなど、窓を突き破って何かが侵入する可能性がありありと頭に浮かんできます。

子育て世代や子供を乗せることを念頭においた軽自動車作りや、子供を乗せやすいことをアピールポイントに掲げるメーカーのモラルに疑問さえ抱きます。

 

しかし、ルノー・ルーテシアはその見た目の愛くるしさを妻が気に入り、安全性で不安があったものの一人で乗るだけならと妥協した記憶があります。

スズキ・ハスラーに行き着いた理由

そんなこんなで軽自動車をチェックし始めました。

また、試乗にも赴きました。

 

そこでわかったことは、走行性能や操作フィーリング、快適性が想像以上に悪いということです。

また、ガラスの下端が低くガラスの面積が広いため車に守られている感がなく恐ろしいです。ゴーカートとか台車にでも乗っている気分。

確かに後部座席は広いです。

頭上の空間も広く、後部座席を折り畳めば広大な荷室空間が生まれます。

逆に言えば、そうした利便性に全力で傾倒した結果なのかな、と感じました。

 

もちろん過去に軽自動車に乗ったこともあります。

代車であったり、仕事で同乗する機会もありました。

しかし、それは一時のことであり自分が買うために真剣に評価した訳ではありませんから、深く考えることはなかったのです。

 

ただ一方で、小さな660ccのNAエンジンを回して頑張って走る感覚だけは少し楽しいと感じましたが、残念ながら車好きではない妻には伝わらなかったようです。

 

こうして車としてのパフォーマンスはすべて捨て去り、最後に選び出したのがダイハツ・タフトとスズキ・ハスラーです。

 

ダイハツ・タフト

スズキ・ハスラー

 

もはやこの字面だけで気が抜けてしまいそうですが、結局選定の理由はデザインです。

軽自動車のなかでは、SUV風味にデザインされたこの2車種がごついクロカン好きな妻の感性をほんの少しだけ揺さぶったみたいです。

ジムニーという選択肢もありましたが、納期も長く、価格も高く、世界一不安定と世界的に名高いこの車を選ぶ気にはなりませんでした。

リセールも高いジムニーはコスト面では意外と悪くない選択ですが、既にフェイルセーフモードが日常になった状態で長い納期を待つわけにもいかず、中古を買う気もなく、かといって納車を待っている間だけのためにルノー・ルーテシアを修理するのももったいない話です。

 

ダイハツ・タフトの一番の特徴は全車標準装備のガラスルーフです。

しかし、その一点を除けばスズキ・ハスラーの方が内外装共に質感が高く感じました。

結局はガラスルーフの出番もなかろうということで、消去法的にスズキ・ハスラーが選択された訳です。

 

複雑な構造が嫌と言っておきながらハイブリッドのハスラー?と思われそうですが、非常に合理的なマイルドハイブリッドシステムに納得して選択するに至りました。

ガチハイブリッドだったら選んでいませんでした。

デュアルインジェクターについても、インジェクターの詰まりや故障なんていう話は30年以上前の車が20年近く乗られた時にたまに耳にする程度で、最近の車では故障を心配する必要もないと考えています。

HYBRID Gグレードを選択した理由

2代目スズキ・ハスラーには大きく分けて豪華な装備の「HYBRID X」とベーシックな「HYBRID G」というグレードが存在します。

更に、特別仕様車の「J STYLE」があります。

それぞれにNAエンジンモデルとターボエンジンモデルが存在するので、「J STYLE」を除けば4種類のバリエーションがあります。

更に言えば、「HYBRID G」のNAエンジンモデルには安全装備の装着有無も選べるため合計で5種類のバリエーションが存在します。

更に更に、2WDと4WDの選択肢もありますが、省略。

 

「HYBRID X」は豪華な装備を備えると言いましたが、どれもコスト重視の本当に些細な装備です。

普通車と比べてしまうと誤差のような装備の差で魅力は感じないということで、安価な「HYBRID G」を選択することにあっさりと決まりました。

 

もちろん当初の買い替えの目的を果たすためにターボはなし。

最後に安全装備の有無ですが、これはあってもなくても良いし、価格差も僅かですからつけることにしました。

軽自動車の安全性で最も不安視されるのは側面や後方からの追突や横転ですから、この手の安全装備の意義があまり見えないのですが、自身が加害者になるリスクを低減する一定の効果はあると判断しました。

 

結果として選択したのが「HYBRID G(スズキセーフティサポート装着車)」というグレードになります。

 

カラーはブリスクブルーメタリックという青空のような元気の良い青。

そしてルーフがとってつけたように塗られた白の2トーンカラーです。

 

我が家ではテレビの受信設備を一切持たないようにしているため、ナビではなく2DINオーディオを選択しました。

【脱NHK受信料】LG製液晶モニター「43UN700T-B」を買ってテレビを捨ててみた - ドリリウム

 

また、フロントにドライブレコーダーを選択。

リアのドライブレコーダーは現在ルノー・ルーテシアのリアに装着されている「ユピテル・DRY-V2」を流用することにしました。

ルノー・ルーテシアにはフロントとリアにそれぞれドライブレコーダーを取り付けてありますが、フロント側は「ユピテル・DRY-FH210」でかなり古いです。7年も長きに渡って故障なく稼働してくれました。ルーテシアと一緒にスクラップになるでしょう。

次はEVか、より良い国産車か

そんなこんなで難航した車選びもスズキ・ハスラーを買うというまさかの結末で終結しました。

生粋の輸入車オーナーである妻が、ハスラーを選んだ理由は簡単にまとめると以下の通りです。

  • シビアコンディションに耐えうる品質
  • シビアコンディションに陥りにくい低排気量・自然吸気エンジン
  • SUVテイストのデザイン

コンパクトカーを除外した理由は先述の通り、走行性能で納得がいかず、どうせ妥協するなら走行性能は無視しようと切り捨てたためです。

 

一度くらいは軽自動車に乗るのも悪くないし、私としてもいじりやすいオモチャとして楽しめそうで意外とワクワクしています。

荷室も広く、道具としてガンガン使っていける在り方はいままでの私のカーライフになかったものだったので、やっぱり意外とワクワクしています。

 

今回、スズキ・ハスラーひいては軽自動車を選ぶに至った経緯を考えると、より上質な国産車や実用レベルのEVがあればそちらを選んでいたはずです。

5年後、10年後にもしそのような存在が登場していれば、きっとそちらに乗り換えることになるでしょう。

もしくは輸入車がシビアコンディションにも強くなる未来も来るかもしれません。

 

輸入車と国産車の差は段々と埋まってきており、例えば私がBMW・3シリーズを選んだ理由も「無難さ」に尽きます。

詳しくはこちらの記事で語っていますが、輸入車特有の魅力やBMW特有の魅力というのは確実に薄れてきています。

BMW・3シリーズが車好きにとって最強の選択肢であるこれだけの理由 - ドリリウム

 

これに加えて内燃機関消滅が現実的になってきた今、車好きの明るい未来はあんまり見えません。

 

せめて最近実用化され始めたダウンサイジングターボエンジンが熟成を重ね、実用域におけるより洗練されたターボエンジンの登場を願うばかりです。

ブログを書いている人

カタミチ

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