【レイズドベッド徹底解説】お庭でオシャレな家庭菜園を始めよう!レイズドベッドの実践例と作り方(DIY)
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- プランター栽培だと、プランターの見栄えが悪い
- 大きな野菜栽培用プランターは見た目が安っぽい
- 地植えすると管理が大変
- 庭のカチカチの地面を耕すのは大変
- 庭を畑に土壌改良する自信がない
そんな悩みを一挙に解決してくれる「レイズドベッド」をご存じですか?
海外では古くから存在する手法ですが、日本国内ではあまり注目されない存在です。
地植えやプランターに比べて多くのメリットが存在する「レイズドベッド」には以下のような特徴があります。
- 土壌改良の必要がない
- 耕す必要がない
- 良好な排水性や保肥性を保ちやすい
- 屈まなくて良い・車いすの方でも園芸が楽しめる
- 見た目がオシャレ
- 初期投資が必要
詳しくは以下の記事で解説しているので、もっと詳細を知りたい方はチェックしてみてください。
家庭菜園における地植え手法「レイズドベッド」(Raised Bed)とは? - ドリリウム
木材を用いた一般的なレイズドベッドの作り方
レイズドベッドの作り方を解説しながらその構造を解説していきます。
レイズドベッドは言ってしまえばただの「枠」です。
我が家のレイズドベッドは、ホームセンターにて安価に手に入る2x4材(ツーバイフォー)を使用して作りました。
2x4材を四角くビス止めして固定されているのがわかると思います。
2x4材のなかでも長さ6フィート(182cm)は流通量が多く非常に安価ですから、この6フィートの木材を効率よく使用して製作しました。
横方向は2x4(6フィート)をそのまま使用し、縦方向は2x4(6フィート)を半分にカットしたものを使用しています。
角は補強のために90mm角の角材を使用して強度を高めています。
90mmの角材も2x4材と同じように、ホームセンターで手に入る木材のなかではかなり安価な部類です。
日本国内において、DIYで安価にレイズドベッドを製作する場合にはこの組み合わせが最もコストパフォーマンスが良いでしょう。
また、高さを出すために2x4材を4段重ねにしているのがわかると思います。
2x4材は幅89mmですので、ざっくり360mm程度の高さがあります。
レイズドベッドの高さは、作業のしやすさやお庭全体のデザインで決めると良いでしょう。
枠が出来たレイズドベッドに土を入れます。
土の容量が多いということは、排水性が良すぎて保肥性が低い安価な培養土を使っても野菜が元気に良く育ちます。
私はホームセンターで一番安価に手に入る培養土を使用しました。
培養土を入れるだけですから、その下の地面は耕したり土壌改良の必要はありません。
好みで腐葉土や堆肥、保肥性をあげるピートモスや赤玉土などを加えて好みのブレンド培養土を作るのも良いでしょう。
ただし、レイズドベッドの高さが低い場合は下の地面も耕したり土壌改良をした方が良いでしょう。具体的にはレイズドベッドの高さが200mm未満の場合にはある程度土壌改良を施すべきです。
野菜を植える場合には、土の表面から200mm程度は十分に耕されており石灰や堆肥を使用して適切に土壌改良を施されていると良いと思います。
それ以上の高さのあるレイズドベッドの場合、そもそも多くの野菜や草花は根が地面に到達せず、培養土のなかで完結します。
また、上に乗った培養土や有機質によって段々と土壌改良が進んでいくでしょう。
更に詳しい作り方はレイズドベッドを日本国内に普及するために活動されている「レイズドベッド普及委員会」のこちらのページを参考にしてみてください。
※私が画像を提供しています。
レイズドベッド作りのポイント
ここまでレイズドベッドの作り方や構造、基本的な知識を紹介しました。
次にレイズドベッドで家庭菜園を楽しむ私が感じたポイントを紹介します。
1.レイズドベッドは高さが重要
先ほども説明したように、レイズドベッドの高さは重要です。
高すぎれば圧迫感が生まれお庭が窮屈に感じてしまいます。低すぎればレイズドベッドの恩恵を十分に受けられません。また、低すぎても高すぎても植物の管理が難しくなります。
特に「どうしてもこの高さ!」というこだわりがない限りは300mm~400mm程度がおすすめです。
高すぎると圧迫感や植物の管理の難しさ以外にも、木材の必要量が増えてコストが増大します。
また、中を埋める培養土も大量に購入する必要が出てくるため初期投資がかなり必要になります。
低すぎると根を深くまで張る植物や根菜類に対応できないか、元の地面の土壌改良が必要になります。
また、支柱を刺す場合にも300mm程度の土の深さがあれば、支柱がぐらつくことなく植物を保持することができます。
上の写真のように支柱を駆使して防鳥ネットなどを張る場合にも300mm~400mm程度の高さだと簡単です。(これはオシャレとは言えませんが、イチゴの収穫期だけ我慢です)
自然な木のレイズドベッドを背景に作物を撮るとそれだけでちょっとオシャレに。
2.2mなら2x4材で補強不要
レイズドベッドは枠に過ぎませんが、中には大量の土が入ります。
土は、時に多量の水分も含み非常に重くなります。
そのため「枠」であるレイズドベッドにも強い負荷がかかります。
具体的には、長方形のレイズドベッドを製作した場合には、長辺の中央に一番強い力がかかります。
木材は柔軟性がありますから、長辺が長すぎたり使用する木材が薄すぎると、中の土の重みで膨らもうとします。
この点において円形や多角形のレイズドベッドは負荷が綺麗に分散されます。
そのため、一辺の長さが長いレイズドベッドを製作する場合や高さのあるレイズドベッドを製作する場合には適宜補強を入れる必要があります。
具体的には、一辺が2m未満であれば2x4材の厚み(38mm)でも土の重さに十分耐えることができます。
しかし、2mを超えてくると補強を入れるなり、2x4材より厚みがある75mmや90mmの角材を使用してレイズドベッドを構成すると良いでしょう。
3.培養土のかさ増しに枝葉が有効
例えば、私の使用する2x4材を効率良く使った6フィート×3フィートのレイズドベッドの内容量はざっくり560リットル程度です。
これを20L入りで販売される培養土で埋めようとすると約28袋必要です。
1袋300円の安価な培養土を使うと8400円もかかってしまいます。
ここで登場するのがヒューゲルカルチャーというドイツに古くからある農法のひとつです。
ヒューゲルカルチャーについては詳しく画像付きで解説されている素晴らしいサイトがあったのでそちらを紹介します。
Hügelkultur(フ-ゲル床栽培)に挑む – モリノス
簡単に言えば土を盛り上げて植物を栽培する手法で、中に丸太や枝葉を埋め込む点がポイントです。
この農法にヒントを得て、底に伐採した庭木や刈り取った枝葉を敷き詰めました。
こうした枝葉は土のなかで時間をかけて分解され、土壌改良の助けにもなります。
また、レイズドベッドを培養土で埋める際には必要な培養土を節約する助けにもなります。
ただし、ご覧のように刈り取って間もない枝葉を埋めてしまうと、元気の良いヤツがたまに芽吹いてしまいます。
これは想定外ですが、かわいいものなので摘み取るなりして対処しています。
ちなみにこの方法はガーデニング系Youtuberのなかで私が一番好きなSelf Sufficient MeのMark Valencia氏のアイディアを参考にしています。
底に敷き詰めた枝葉は徐々に分解されて容積を減らしていきます。
最初に投入した培養土も段々と馴染んでかさが減り、1年ほど経過すると2x4材1本分=約90mmほど土が減ったようになります。
4.木材の防腐処理を行う
2x4材は一般的にSPFと呼ばれる耐腐食性が低い材質でできています。
つまり風雨に弱いです。
それでも5年から10年程度はレイズドベッドとして機能してくれるようですが、長持ちさせるためにも防腐剤を塗布することをおすすめします。
防腐剤には効果が高く安価なクレオトップがおすすめ。
安価で効果が高いもののやや臭いがする点と、色の選択肢が少ない点が難点です。
私はクレオトップのブラウンを使用しています。
好みの色・塗料を選んでみると良いでしょう。
レイズドベッドを製作する際には、大量の木材を塗装することになるのでこちらのようなローラーを使うと便利。
木材をずらりと並べてまとめて塗ると非常に効率的です。
(画像の商品はアサヒペン AP万能用ローラーバケセット 180MM ARS-180)
5.メンテナンスを考慮してボンドは使用しない
いくら防腐剤を塗布しようと、耐腐食性の高いレッドシダーなどの高価な木材を使っても、風雨に晒された木材はいつか朽ちてしまいます。
定期的に塗装をしなおしても良いですが、レイズドベッドの場合には土がある内側を塗装することができません。
定期的に土をすべて除去して塗装しなおしても良いですが、現実的な運用とはいえないでしょう。
そこで、木材はボンドを使って接着しないようにすることが肝要です。
もし木材の劣化が見付かった時は、その部分だけビスを外して新しい木材に交換すれば良いわけです。
2x4材であれば10年後、20年後であっても安定して供給されるでしょうから、メンテナンス性を考えても2x4材でレイズドベッドを製作するという選択にはメリットがあります。
(2021年に入ってから木材の供給不足がよく話題にあがるため、短期的に価格が上がる可能性はある)
レイズドベッドで生育可能な野菜や草花
レイズドベッドはつる性の野菜から根菜類まで幅広い野菜に対応することができます。
レイズドベッドを満たす土は、長く踏み固められた地面と違って柔らかいため支柱を立てやすいです。
大きなアーチを作ってつるを這わせたり、場所は相応に取るもののかぼちゃなど広く這う野菜も育てることが可能です。
小松菜やほうれん草といった生育難易度が低い野菜はもちろんバッチリ生育可能。
こちらはレタスとほうれん草を栽培している様子。
たまねぎのような根菜類も全く問題なし。
畝を立てて一直線に野菜を育てるとまるで農業のようで、効率的ですが見た目のオシャレさは感じられません。
高さを活かしてイチゴを浮かせて育てることも可能です。
ここは夏野菜エリア。
ナス、ピーマン、トマト、キュウリが植えられています。
軽く掘り返したところに種芋を植えて徐々に土を寄せることで、じゃがいものような根菜にも対応可能です。
(ジャガイモの右横、タマネギの手前にはビニール袋で覆われたエリアがあります。ここは生ごみや野菜の切れ端などを埋めて堆肥化の実験をしています。)
既製品のレイズドベッドや輸入品
冒頭で説明した通り、日本国内で手に入るレイズドベッドの既製品のバリエーションは少ないです。
十分な高さのない製品や耐久性のない製品、見た目が非常に安っぽい製品が大半です。
具体的には以下の各種ECサイトの検索結果をチェックしてみてください。
価格的にも特別安価ということはなく、DIYの手間さえ惜しまなければ木材を使って手作りする方法があらゆる面において優れています。
海外に目を向けると、木製や布製だけでなく、樹脂製や金属製の高耐久素材を使ったレイズドベッドのバリエーションも豊富です。
形状も負荷が綺麗に分散さえれる円形や、スペース効率の良い四角、自由な形に折り曲げて自然なカーブを描くことが出来る製品まで幅広いです。
日本への輸入の難易度も低いebayを例にとって製品を紹介してみます。
最も一般的で強度も耐久性も高いレイズドベッドといえばガルバリウム鋼板製です。
ガルバリウム鋼板とは、建築材料にも使用される特殊なメッキ加工を施された鉄です。
日本国内においても安価で耐久性の高い建材として広く普及しており、建売住宅などを見るとガルバリウム鋼板を使っていることが多いです。
海外のサイトでチェックする場合にはGalvanisedあるいはGalvanised Metalという表記があればガルバリウム鋼板製です。
しかし、この手のガルバリウム鋼板製のレイズドベッドも決して安価ではありません。
組み立てるだけで完成して耐久性も高いと良いことばかりですが、先ほど紹介した製品を例にとれば1m×1mという寸法で1万円弱します。
送料がどうしても高くなるため送料も含めると2万円弱です。
私が製作した6フィート×3フィート(約2m×約1m)のレイズドベッドの材料費はざっくりと以下の通りです。
- 2x4材 6フィート × 8本 × 360円 = 2,880円
- 2x4材 3フィート × 8本× 360円 = 1,440円(※1)
- 90mm角材 360mm × 4本 × 250円 = 1,000円(※2)
※1:2x4材 6フィートを半分にカットして使っています。
※2:2mの90mm角材をカットして使用しています。
合計でたったの5,320円です。
しかも木製でオシャレ。
塗料やビス、工具なども含めればもう少しプラスになりますが、基本的に約5,000円で作ることができます。
詳しい費用総額は次の項目で解説しています。
たとえ海外製のレイズドベッドが送料無料で手に入ったとしても木でDIYした方がコストパフォーマンスは優れています。
海外でも既製品ではなく自作する人が多いのは、このためでしょう。
それ以上に木で作った方が見た目が良いという点も見逃せないポイントです。
自作レイズドベッドの費用総額
最後に、レイズドベッドを自作した場合にかかる費用の総額をまとめます。
最も無駄のない6フィート×3フィートのレイズドベッドを想定します。
なお、木材や培養土の価格は時期によって変動があるため、2021年時点でおおよそホームセンターで販売されている金額で計算しています。
特にかさばる木材と培養土はネット通販で購入した場合には割高になるので注意が必要です。
それ以外はネット通販の方が安価な場合が多いです。
木材 | 2x4材(6フィート) | 360円 | 8本 | 2,880円 |
---|---|---|---|---|
2x4材(3フィート) | 180円 | 8本 | 1,440円 | |
90mm角材(360mm) | 250円 | 4本 | 1,000円 | |
塗装 | クレオトップ2.5L | 2,200円 | 1缶 | 2,200円 |
ローラーバケセット | 610円 | 1組 | 610円 | |
ビス | コーススレッド75mm | 1,300円 | 160本 | 1,300円 |
土 | 培養土20L | 300円 | 25袋 | 7,500円 |
総額 | 16,930円 |
なお、コーススレッドは1箱400本入り、塗料は2.5L入りですから、追加でレイズドベッドを作る場合には買い足す必要がなく、以下の費用で立ち上げ可能です。
私の場合はひとつのレイズドベッドに160本のビスを使用していますが、これは少しやり過ぎたと思います。ビスを打ち込めるだけ打ち込んでも上限が160本と考えてもらえればわかりやすいと思います。強度は半分でも十分そう。
木材 | 2x4材(6フィート) | 360円 | 8本 | 2,880円 |
---|---|---|---|---|
2x4材(3フィート) | 180円 | 8本 | 1,440円 | |
90mm角材(360mm) | 250円 | 4本 | 1,000円 | |
土 | 培養土20L | 300円 | 25袋 | 7,500円 |
総額 | 12,820円 |
角の補強に入れている90mm角材は、2mや3mで販売されているものをレイズドベッドの高さに合わせてカットしているだけなので、複数のレイズドベッドをまとめて作ることで費用をかなり抑えることが可能です。
2x4材(3フィート)は、3フィートで販売されているものを買うと割高なので6フィートを半分にカットして使うことで費用を抑えることが出来ます。
もし土が余っている場合には培養土代の7,500円がそのままなくなって5,320円で立ち上げ可能です。
培養土は、たくさん入って安価なバーク堆肥(40L入りで安価に販売されている)を混ぜることで更に安く抑えることが可能です。
ホームセンターによっては40Lなどの大袋で更に安価に培養土を販売していることもあります。計算では1Lあたり15円で計算していますが、1Lあたり10円を切る培養土も珍しくありません。
また、記事内で紹介したヒューゲルカルチャーにヒントを得た枝葉でかさあげする方式を取ることで、培養土を更に3割程度抑えることも可能です。
その他の必要な工具
ここまでの費用計算には工具を含めていません。
残念ながら比較的大きなレイズドベッドを作るには電動工具が欠かせません。
特にネジの下穴を開けたりビスを打ち込んだりするドリルは必須工具です。
ドリルは大きく分けて「ドリルドライバ」と「インパクトドライバ」に大別することができます。
「ドリルドライバ」は単純に先端が回転するみなさんが真っ先にイメージするドリルです。ウィーンという音で動きます。
「インパクトドライバ」は回転方向に打撃を加えて回転させる工具です。ガガガガガという打撃音がします。
基本的にドリルドライバは穴あけ、インパクトドライバはネジ締めに使うのですが、どちらも穴あけ・ネジ締めに流用可能です。
好みに応じて好きな方を選べば良いでしょう。
ドリルドライバは静かですが回転しようとする力を手で抑え込む必要があります。負荷がかかると回転が止まることがあります。
インパクトドライバはうるさいですが回転する力を手で抑え込む必要がなく連続作業では手首が楽です。また、負荷がかかっても打撃で回転を続けようとするので高負荷環境に強いです。
一般家庭においては、騒音が気になるならドリルドライバ、騒音が気にならないならインパクトドライバを選ぶと良いでしょう。
また、ドリルドライバとインパクトドライバにはバッテリー式の無線タイプと、電源コードがついた有線タイプがあります。
基本的に有線タイプの方が安価でパワフルです。
とはいえ、電源コードがない環境で使用しなければならない場合にはバッテリー式の無線タイプを選ぶしかありません。
大体1万円以内で買えて、品質も最低限確保されているであろう製品をピックアップしておきました。
有線タイプ | 無線タイプ | |
---|---|---|
インパクトドライバ | 京セラ CID-1100 | ブラックアンドデッカー BPCI18K |
ドリルドライバ | マキタ MDF001 | ブラックアンドデッカー BDCDD186K2 |
最後にドリルの先端に取り付けるドリルビットが必要です。
ホームセンターの方がやや安価です。
ビスの太さより1回り細いものを選ぶと良いでしょう。
例に挙げた75mmのコーススレッドの場合には大抵太さが4.2mm程度ですから、3.5mmや4mmのドリルビットを使って下穴を開けると良いです。
また、ビスを締めこむ際には適したビットが必要です。
例に挙げたコーススレッドや一般的な木材用のビスであればプラスの2番があれば良いでしょう。
将来的に細身や小さめの木材用のビスも使用する場合には1番もあると良いので、1番と2番がセットになった以下のビットがおすすめです。
その他にもプラスではなく頭が四角い穴になっているデッキビスなども存在しますが、ここら辺は好みで選べば良いと思います。
私は海外Youtuberリスペクトで四角穴のビスを使っています。
四角穴の方が強いトルクを掛けても滑らず舐めにくいかと思いきや、決してそんなこともなかったです。
普通にプラス頭の安価なビスで全く問題なしです。
更に言えば、コーチスクリューと呼ばれる六角頭のぶっといネジも存在します。
見た目の印象がだいぶ変わりますから、お好みで使ってみても良いと思います。
さいごに
海外Youtuberに影響されて始めたレイズドベッドですが、なかなか日本では流行する気配がありません。
情報も少なく、そもそもその存在自体を知らない方も大勢います。
地植えとプランター植えの良いトコ取りであるものの、庭にある程度のスペースが必要で移動は難しいという点が日本の住宅事情となかなかマッチしないのかもしれません。
しかし、私のように地方在住者であればそれほど敷居の高いものではありません。
野菜を植えるとまるで「畑」のようになって庭の雰囲気やデザインを崩してしまう。
そんな悩みもレイズドベッドを採用することで解消することができます。
レイズドベッドを使ったお庭のレイアウトやデザインのパターンは以下のサイトがわかりやすく解説しています。
英語ですが、画像を見るだけでもイメージが膨らむと思います。
レイズドベッドを端に寄せて配置したり、あえて庭の中央に配置するというレイアウトも良いでしょう。
周りには芝生やグランドカバーを敷き詰めても良いし、レイズドベッド以外はレンガやウッドチップなどを敷き詰めても良いかもしれません。
レイズドベッドを使うことでお庭のトータルデザインの幅がぐっと広がります。
プランターで家庭菜園を楽しんでいる方、地植えで楽しんでいる方、これから家庭菜園を始めてみたい方。
すべての人におすすめできるレイズドベッドを是非検討してみてください。
我が家のレイズドベッドの様子はレイズドベッドカテゴリーから毎月配信しています。