ドリリウム

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【原因と対策】P0300 Random / Multiple Cylinder Misfire Detectedが発生!

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先日街中を走行中、エンジンチェックランプが点灯しました。

車両はルノー・ルーテシアでCHECK ESPの表示とエンジンチェックランプが点滅状態です。

エンジン回転数と使用可能なギアが制限されるフェイルセーフモードに入り、思ったようにパワーが出ません。

また、エンジンは振動し明らかに失火している様子が見て取れます。

 

エンジンを停止し、再始動するとランプは消え正常に動作しますが、しばらく走行すると再発します。

 

このことからセンサーの誤作動などではないことがわかります。

P0300 Random / Multiple Cylinder Misfire Detectedとは?

P0300 Random / Multiple Cylinder Misfire Detectedは読んで字のごとく複数のシリンダーでミスファイア(失火)が発生しているということです。

特定のシリンダーの場合には別のエラーが出るため、不特定・多数のシリンダーで失火が発生しているという訳です。

失火によりエンジン停止や安全な走行が不可能と判断した場合、フェイルセーフモードに入ります。

フェイルセーフモードはエンジンやトランスミッションの細かな制御を手放して「とりあえず動く状態を保持する」モードです。

ルノー・ルーテシアの場合には、トランスミッションは3速固定となり、スロットル開度を制限します。燃料も濃い目に噴射するはずです。トランスミッションが3速固定になり、スロットル開度が制限されることで回転数も2000回転程度までしか回りませんから、とにかく加速は悪くなります。坂道は苦しい。

 

なお、失火したからと言って必ずフェイルセーフモードに入るわけではありません。

またこのエラーが出ても実際にはひとつの気筒にしか問題がないことが多いです。

 

不特定・多数のシリンダーが失火しているということは様々な原因が考えられます。

一般的には以下のような原因で発生します。

  • スパークプラグの故障
  • イグニッションコイルの故障
  • エア漏れ・吸い
  • バッテリー劣化
  • 燃料ラインの詰まりやインジェクター故障
  • マフラーや触媒の異常
  • エンジン周りのセンサー・配線の断線・故障

特別古い場合や走行距離が大きく伸びている場合を除いて、上4つを疑い始めると良いでしょう。

ただし、イグニッションコイルの故障はいきなり複数故障するケースは稀ですからその他の3つ(太字)から原因究明に入ってみましょう。

 

本当に不特定・多数のシリンダーで失火している場合にはセンサー類や配線周りが怪しいのですが、プラグやイグニッションコイルと言った点火系の不具合が原因である場合が多いです。

これは他の部品に比べると点火系部品の劣化スピードが早いためにそうした傾向があらわれます。

 

センサーの不具合は診断機があればフリーズフレームデータなどを参照します。

エンジンの燃焼に関わるセンサーですのでカムシャフト、クランクシャフト、エアフロー、プレッシャー、水温、O2センサーなどエンジンによってかなりの数のセンサーが候補にあがります。

実際にはエアフローセンサー以降のエア吸いのように、センサー自体の故障というよりはセンサーで計測したデータと実際の燃焼状況が一致しないケースが多いです。

余談

私が所有しているルノー・ルーテシアは1番シリンダーのプラグホールにオイルが溜まる持病を抱えており、これが失火の原因になることがよくあります。

これは綺麗にオイルを掃除すると半年から1年程度は問題なくなるのですが、どうやら今回はその問題とは別のようです。

 

これを機に1番シリンダーにオイルが溜まる原因であるソレノイドのオイルシールを交換してみました。

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こちらが交換後の様子。

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28mmのソケットで圧入します。

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しかし、当然のように不具合は改善しません。

我が家のルノー・ルーテシアの場合

我が家のルノー・ルーテシアの場合、以下のように原因を絞り込むことが出来ます。

  • 始動後、ギアチェンジや発進せずとも発生する→ATミッション周りは除外
  • 始動後、しばらく調子が良いこともあればすぐに発生することもある→水温・油温・負圧・流量などのセンサー類は除外
  • フェイルセーフモードに入った後は安定している→燃料系は除外

この手の失火の原因は点火系の問題であることが多いと述べましたが、今回の我が家のケースも点火系が怪しいということになります。

 

実際にイグニッションコイルを外し、目に見える形でのリークがないことを確認します。

続いてプラグですが、ご覧の通り1番目の気筒の分だけ真っ黒。火花がうまく飛ばずにうまく燃焼が出来ていなかったのでしょう。

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相変わらずプラグにオイル付着もありますが、とりあえずプラグを交換することで症状は改善します。

根本原因は、最終的にはシビアコンディションに行き着くのと、間も無く乗り換えるため応急処置だけして終了です。

3つの主要な原因を調査する

先ほど説明した3つの主要な原因から調査していきましょう。

スパークプラグ

スパークプラグは車の乗り方やメーカーによって想像以上に寿命が短くなることがあります。

 

例えば我が家のルノー・ルーテシアは短距離の通勤ばかりに使うという過酷な環境下で使われています。

エンジンが十分に暖まる前に目的地についてエンジンを停止することもあります。

これは車にとって非常によくない使い方で、車の寿命を著しく縮めます。

 

また、スパークプラグには純正指定のチャンピオン社製のスパークプラグがついています。

NGK以外のスパークプラグは品質があまりよくないと考えた方が良いでしょう。

 

スパークプラグの状態は色(焼け具合)やギャップの測定で判断しますが、目に見えない不具合を抱えている場合もあります。

また、1本のスパークプラグの不調が原因で他のスパークプラグが続けて不調を来す場合もあります。

高価なものでもないため、すべて交換することをおすすめします。

エア漏れ

エンジンは空気と燃料を適切な量ずつ混ぜ合わせて燃焼させるために空気の吸入量を計測しています。

しかし、この吸入量を計測するエアフローセンサーとエンジンの間に穴や亀裂があって空気を吸ってしまうと、計算と違う結果が出るため失火の原因となります。

 

エアフローセンサーはエンジンにつながるインテークパイプ上にあります。

 

これより後ろ(エンジン側)のホースやパイプに亀裂や穴がないか確認してみましょう。

簡単な方法としてはエンジンをかけた状態でホースやパイプにパーツクリーナーを吹きかける方法があります。

エンジンがパーツクリーナーを吸った場合、異常な燃焼をするため判別できます。

しかし、穴や亀裂の位置によってはパーツクリーナーを使った方法では判別できない場合があるため注意が必要です。

また、エンジンをかけた状態でホース類を揺すってみると症状が出たり出なかったりすることがあります。

バッテリー劣化

バッテリーが劣化するとエンジンが始動できなくなる、と思われがちですがエンジンは始動できてもエンジンの回転を保ったり加速する際にキャパシティを超えてしまうケースがあります。

これはオルタネーター(発電機)が正常な場合にも起こり得ます。

 

バッテリーの劣化を感じている場合や交換歴があいている場合には交換してみると良いでしょう。

電圧の計測も有効な判断方法ですが、一方で電圧だけではバッテリーの状態を正確に判断することは難しいです。

ブログを書いている人

カタミチ

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