【苺(イチゴ)の栽培記録】暖冬の12月、イチゴの花が咲いた!?
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私が住む高知県はただでさえ温暖な気候ですが、今年は暖冬で12月でも半そでで活動できるほど暖かいです。
こうした暖かい冬は、時には植物にとって厄介な問題を引き起こしてしまいます。
その一つが秋から冬に植え付けした植物の早すぎる開花や結実です。
イチゴは味や見た目、手軽さなど多くの要因により家庭菜園で選択されることが多い野菜のひとつです。
イチゴは一般的に秋に苗を買って植え付け、翌春に収穫します。
イチゴは冬の寒さのなかで休眠し、暖かり始めると生長を開始する特性があります。
しかし、冬が暖かいとイチゴにとっては休眠して良いのか生長して良いのかわかりません。
「それならそのまま成長させれば良いのでは?」と思われる方も居られるかもしれませんが、ここには厄介な問題が潜んでいるのです。
冬の花は摘み取る
さて、冬に咲いた花の処置はどうすれば良いのでしょうか?
正解は「摘み取る」ことです。
出来るだけ早い、花が開く前に摘み取るのがベストです。
実に成ってしまった場合にも摘み取ってください。
なぜなら暖冬とはいえ冬。
そのまま暖かくなるわけはなく、1月・2月にかけて気温はどんどん下がっていきます。
気温が下がればイチゴは休眠状態になり、生長を停めてしまいます。
つまり、折角実がなっても美味しく・大きく育ちません。
また、苗が育つための栄養が実に取られる分、苗も大きく育ちません。
そのため冬の花・実はデメリットが大きく摘み取るに限るというわけです。
ここでポイントとなるのが「これから寒くなる」という点です。
「これから寒くなる」からこそ花・実を摘み取る必要があるわけですから、逆に言えば「これから暖かくなる」のであれば花・実は摘み取る必要はありません。
そのため気温が段々と上昇傾向になる2月・3月ころ(地域によって差がある)に咲いた花や実った実はそのまま摘み取らずに育てて良いということになります。
我が家のイチゴと花
我が家のイチゴはこの暖冬で見事に花を咲かせました。
イチゴの花芽は苗の中心から伸びてくるため、よく見ないと見逃してしまうことがあります。
そのためうっかりすると数少ない昆虫たちの力で運良く?運悪く?受粉してしまい、実に成ってしまうこともあります。
本日気が付いて摘み取ったのがこちらの4つの花たちです。
フローティングフラワーとしてはやや野性味がありすぎる印象ですが、オシャレな入れ物ともう1種類くらい華やかな花を浮かべればピッタリかもしれません。
もったいない、かわいそうな気がしますが、来年の豊作を願って花芽は早めに摘み取っておきましょう。