【SUZUKI ST250 E type】フロントフォークブーツ取り付け(手順あり)
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SUZUKI ST250 E typeにフロントフォークブーツを取り付けました。使用したのはキジマの汎用品で、2500円ほどです。フロントフォークの脱着なしで、切れ込みを入れて作業しました。
今回の取り付けの目的は、錆防止です。
フロントフォークブーツに気密性があるわけではないので錆止めの効果はなく、それどころか錆の除去などメンテナンスが出来なくなります。しかし、私の場合は塩をモロに浴びて真っ白になるような環境です。そこでフロントフォークブーツで塩の直撃を防ぐことを期待しています。また、ブーツ内をグリスべったりにしておくことで、ある程度メンテナンスフリーにできないかと見込んでいます。
使用した部品と必要な道具
1.フロントフォークブーツ
フロントフォークブーツはキジマの汎用品「206-014」で、SRやグラストラッカー、FTRに適合します。グラストラッカーに適合するということで、ボルティやST250、もちろんST250 E typeもピッタリサイズです。メーカーページによると寸法は長さ182、小さい口が35-37Φ、大きい口が60Φだそうです。
2.瞬間接着剤
フロントフォークを脱着せずにブーツを取り付けるのであれば必要です。上から遅乾性で粘性が高い接着剤やシール材を薄く塗っても構いませんが、とりあえず取り付けの時には瞬間接着剤が必要です。
3.シリコングリス
フロントフォークブーツを取り付けると、錆が発生しても容易にメンテナンスが出来ません。そこで出来るだけ良質でブーツシールにも悪い影響を与えないグリスを厚塗りしました。今回は手持ちのシリコングリスがあったので使用しました。
作業手順
まずはフロントフォークを綺麗にしていきます。塩まみれの錆錆でしたのでカッターでこするように錆を除去しました。
次にフロントフォークシールを外します。フロントフォークブーツの取り付けには不要な作業ですが、しばらくフロントフォーク周りを触れなくなるので、メンテナンスしておきます。
マイナスドライバーを差し込んでこじると外れます。
こんな感じでシールを外します。
シールの保護のため、シール自体とインナーチューブにシリコングリスを塗り込んでいきます。更に、バイクを何度か動かしてフロントフォークを動かしてシリコングリスを馴染ませます。馴染ませるとインナーチューブが沈み込む範囲のグリスが少し薄くなるので、更にシリコングリスを厚塗りべた塗りします。
これでフロントフォークのメンテナンスは終了です。
フォークブーツを取り付けていきます。どこでも構いませんが、元から溶着したような跡(縦の筋)があるので、筋に沿ってハサミでカットしていきます。
カットしてできた切れ込みを使って、フォークブーツを嵌め込みます。
嵌め込んだら、切断面を瞬間接着剤を使って接着していきます。なかなか地道な作業ですが、意外としっかりと接着できます。そもそもフロントフォークブーツは完全密閉されるわけではないので、接着が多少甘いとしてもフロントフォークブーツの効果自体はほとんど変わりないでしょう。
更に上下を付属の結束バンドで固定すれば完成です。
なかなか良い感じです。