ドリリウム

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【相談#1】6シリーズ(E63)の購入にあわせて整備した方が良い箇所はありますか?

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当ブログをご覧の方から質問をいただきましたので、内容を一部公開用に修正のうえ掲載します。

相談内容

2008年~2009年式の630iもしくは650iの購入を検討しています。

相場が安くなっている分、車体費用以外で予防整備として消耗部品交換して納車して貰おうと考えています。そこで車体購入にあたり、交換しておいた方がいい物を教えて頂けると幸いです。

車体費用込みで250万が予算です。

回答

当ブログでは、中古BMWは良い選択肢であることとあわせて、「良いことばかりではなく、壊れる可能性はもちろんあるよ」ということをよく知ってもらうために、故障について少し大袈裟に表現している部分がございます。

これは特に国産車に長らく乗られてきた方のためにそのような表現をしています。

E63は現在非常にお買い得で、過去にも以下のような記事でピックアップしたことがあります。

diy-kagu.hatenablog.com


E63を含め、2000年代後半以降に登場したモデルは信頼性がグッと向上しています。

基本的には購入時点で異常がない限りは特別なメンテナンスをする必要はありません。しかし、より快適に乗るためにも予防整備は良い選択です。整備を車両購入と同時に行うことで、整備費用もある程度割引が効く場合があります。

 

BMWの故障といった場合、主に以下の4点のいずれかの場合であることが大半です。

  • オイル漏れ(主にエンジン)
  • 水漏れ
  • センサー類の故障
  • 点火装置の故障

1点目のオイル漏れは以下の記事で説明した通り、緊急度は低く「次の車検まで放置」なんていう選択肢も大いにアリです。購入時点で漏れがある場合には修理をおすすめしますが、予防整備としてオイル漏れがない場所のOリング等を交換する必要まではないと考えています。

diy-kagu.hatenablog.com

 

2点目はあえて後述します。

3点目のセンサー類の故障は、故障してからの交換が良いでしょう。本当に予算に余裕があれば予防整備として故障前に交換しても構いませんが、センサーは場所や用途、種類が多種多様でなおかつ距離や年数では故障タイミングが読みにくい部品です。

4点目の点火装置も同様に故障してからの交換が良いです。特にイグニッションコイルは高価ですし、壊れずに一生を終える車も少なくないためです。更に、故障しても速やかに走行に支障が出ることはありません。

イグニッションコイルの故障についてはこちらでピックアップしています。

diy-kagu.hatenablog.com

2点目の水漏れです。

購入時点で水漏れがある場合にはもちろん修理が必要です。また、もし予算に余裕もあり、「予防整備」を検討されるということであれば、水回りの交換をおすすめいたします。水回りは経年劣化の影響を受けやすく、また故障時の影響度が大きいためです。

具体的には以下のような部品です。

  • エクスパンションタンク
  • ラジエーターキャップ
  • アッパーホース/リターンホースなどホース類
  • サーモスタット
  • ウォーターポンプ

ただし、ウォーターポンプは近年電動化されておりやや高額です。

また、ホース類もすべて交換しようとするとなかなかの金額になります。まずは主要なホースだけの交換でも良いでしょう。主要なホースとは、呼び名が店舗などで微妙に異なるのですがラジエーターに直接接続されている太いホースです。ラジエーターにクーラントが流れ込むホースとラジエーターで冷やしたクーラントが出ていくホースです。アッパーホース、ロアホース、リターンホース、フィードホースなどと呼ばれることが多いです。

 

また、予防整備をする場合には過去の整備記録を参考にし、無駄な交換をしないようにしましょう。車両によりますが、ディーラーに完全に任せられていた車両の整備記録を見ると、なかなか多種多様な部品を交換しているものです。

 

最後に、ここまであげた故障関連の部品以外にも予防整備をおすすめするポイントがあります。それがマウントやサスペンション関連部品のような交換すると車が快適になる部品です。

diy-kagu.hatenablog.com

特に2008年式となると既に10年ほど経過して、走行距離がある程度伸びた車も多くなってきます。特にダンパーの交換は、5万km程度から効果を体感できることも多いです。

更に10万kmあるいは15万kmと進んでいくと、サスペンションアームやエンジン、トランスミッションマウントの交換で大きな効果を体感できるようになるでしょう。

こうした整備項目は、残念ながらそれなりに費用が高額です。しかし、車両購入とあわせて整備を依頼することで、先述の通り比較的安価に作業をしていただける場合もありますから、検討の余地は大いにあると言えるでしょう。

 

最後に、少し趣旨はずれますが6シリーズ(E63)の維持に関するポイントをまとめた記事を紹介します。

100万円を切り始めた6シリーズ(E63)は買いか?維持の難易度や費用は?

 

より良いBMWライフの助けになれば幸いです。

ブログを書いている人

カタミチ

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