2019年11月17日
はてなブログの無料ドメインから独自ドメインへ移行した以下のブログのAdSense審査が通らずに難儀しているためその経過をまとめてみます。
独自ドメイン化(10月3日)
約2年続けた上記ブログを、ここへ来て独自ドメイン化することにしました。
本ブログとは違って信頼できる(そう見られがちな)独自ドメインであることに意義があると感じたためです。
お名前ドットコムで10月3日に独自ドメイン「used-bmw.net」を取得しました。
あわせてDNSレコードの設定を行いました。
はてなブログで独自ドメインの設定をするも新ドメインではアクセスができません。
DNSレコードの設定が反映されるまで最長で3日程度はかかるようで気長に待ちます。
新URL稼働(10月10日)
DNSレコードの設定およびはてなブログの独自ドメイン設定が完了し、新しいドメイン「used-bmw.net」からブログにアクセスできる状態になりました。
なぜドメイン取得から7日も開いてしまったかというと、設定が反映されていないのを不思議がって設定を都度いじってしまっていたからです。設定して大人しくまっていれば3日程度で新URLが稼働していたと思います。
設定完了直後は動作が不安定な場合があるらしく、一時的にアクセスできないこともありましたが1~2日で安定しました。
実際のURLとしては「https://diy-kagu.hatenablog.com/」となりました。
サブドメイン(www)を付与する必要がある点がちょっと気にかかりました。
AdSense、Search Console、Analytics、Amazonアソシエイトなどの登録(10月10日)
AdSense、Search Consoleに新しいドメインの追加、Analyticsはプロパティの変更、AmazonアソシエイトにはURLの追加を申請しました。
ここで気にかかる点が2つありました。
AdSenseにwwwありアドレスを設定できない
AdSenseでサイトを追加する際に、サブドメインがあると追加できません。
以前は追加できていたようなのですが、現在ではサブドメインなしのトップレベルドメインしか追加できなくなっているようです。
今回のブログは「https://www.used-bmw.net/」でアクセスすることができますが、サブドメインのない「https://used-bmw.net/」ではアクセスができません。
しかし、一端「https://used-bmw.net/」としてサイトを追加してみたところ、サブドメインを追加する機能があって「https://www.used-bmw.net/」を追加することができました。
Search Consoleのアドレス変更ツールが使えない
Search Consoleにはドメインが変更になった際に利用する「アドレス変更ツール」が存在します。
しかし、これは2019年11月時点では301リダイレクトができないはてなブログでは使用できませんでした。
以前なら使用できたらしいのですが、今では301リダイレクトが必須となっています。
AdSense不合格通知「サイトが停止もしくは利用不可」(10月17日)
やや時間がかかったもののAdSenseから審査の結果が返ってきました。
当然合格しているだろうと思ってメールを開くとまさかの「不合格」。
当初、このブログをAdSenseに追加した時と比べて圧倒的に質も量も設計も向上しているはずなのにおかしいと思って理由を見ると
サイトが停止もしくは利用不可
要は「アクセスできないぞ」と言われてしまっています。
AdSense不合格通知「サイトが停止もしくは利用不可」(10月19日)
再度審査をリクエストすると、今度は2日で結果が返ってきました。
独自ドメイン化してから既に10日弱経過して、その間の広告収入がありませんからちょっと不安になってきています。
結果は「不合格」。
Search Consoleの有効なページ数が少ないことに気が付く(10月19日)
何かがおかしいと思い、色々見て回っているとSearch Consoleの「カバレッジ」のグラフがおかしいことに気が付きます。
管理画面のスクリーンショットを載せて良いかわからないため載せませんが、ページ数が100件ほどあるはずなのに10件程度しか「有効なページの数」がカウントされていません。
そこでサイトマップの送信を行ってみました。
すると数日かかったものの「有効なページの数」が30件程度まで増えました。
これでもまだまだ記事数と釣り合いません。
有効なページ=インデックスされたページということがと思います。
そこでURL検査機能を使ってブログの記事URLをチェックすると、インデックスがされていないことがわかります。
URL検査機能の結果ページからインデックス登録をリクエストできるためリクエストしてみました。
すべてのページをリクエストするのは気が遠くなる作業なので主要なページのみです。
するとこれまた数日でほぼすべてのページがインデックスされ「有効なページの数」が100件近くまで増えました。
AdSense不合格通知「サイトが停止もしくは利用不可」(10月29日)
そうしてSearch Consoleのアレコレを実施している間もAdSenseの申請を続けていましたが、結果は変わりません。
「サイトが停止もしくは利用不可」のまま二進も三進もいかない状況です。
旧URLのアクセスがほとんど(11月1日)
新URL(独自ドメイン)が稼働し始めて約20日経過しました。
ここまで来て気が付きましたが、ブログへのアクセスは古いURLがほとんどです。
新しいURLのSearch Consoleの管理画面をチェックすると「検索パフォーマンス」の項目がほとんどゼロです。
正確には、毎日10件弱の表示とたまーに1件程度のクリックがあります。
一方で古いURLのSearch Consoleの管理画面をチェックすると毎日4000件以上の表示と400件以上のクリックがあります。
新URLがインデックスに登録されて検索結果にも表示されているにもかかわらず
旧URLの方が検索結果の上位に居座っているために新URLのアクセスがほとんどないのです。
もちろん旧URLにアクセスしてもはてなブログの機能で新URLにリダイレクト(?)されます。
とはいえ、これが「サイトの停止もしくは利用不可」の原因とはちょっと思えません。
独自ドメイン化から1カ月以上経過してもまだ「サイトの停止もしくは利用不可」(11月14日)
独自ドメイン化をしてから既に1カ月以上が経過しました。
しかし、未だに「サイトの停止もしくは利用不可」のループから抜け出せていません。
どうやら気長に審査リクエストを送り続けるしかないようなのですが、一体いつになったら抜け出せるのか不安でいっぱいです。
これなら元のドメインに戻そうかと何度も思ったくらいです。
また進展があれば追記していきます。
合格!独自ドメイン化から1カ月半!(11月17日)
諦めかけつつも審査リクエストを続けていたところ、独自ドメイン化から1カ月半も経過して合格することができました。
まとめ
今回独自ドメイン化~AdSense合格までの1カ月半。
実験的な意味も込めてブログの内容をほぼ変更していませんでした。
つまり、今回合格まで1カ月半も要したのはコンテンツの問題ではなく単純にAdSenseの仕様上致し方のない時間的な問題だったということがわかりました。
もし2019年も末の今。
ブログやWebサイトの独自ドメイン化やドメイン変更を検討されている場合にはこの問題をよく知ってから決断してみてください。