ドリリウム

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【UVB不足】小鳥のクチバシがガサガサ・ギザギザ?もしかしてUVB不足かも。

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最近、我が家の若いジャンボキンカチョウのクチバシの様子がおかしいことに気が付きました。

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▼更にズームしてみるとこんな感じです。

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一部、表面が一皮向けてしまったようになっています。

白くなっている部分は、今にも剥けてしまいそうに見えます。

 

一体何が起きているのでしょうか?

クチバシはタンパク質でできている

鳥のクチバシはケラチン(タンパク質)で出来ています。

人間で言うところの爪とほぼ同じ成分です。

爪が皮膚の一部であることをご存知の方も多いでしょうが、鳥のクチバシも皮膚に近いものということです。

 

さて、クチバシを形成するケラチンですが、十分にタンパク質を摂取することで形成を促すことができます。

ケラチンの形成を助けてくれるビタミンAを筆頭に、ビタミンB郡やビタミンE、亜鉛や鉄といったミネラル類も重要です。

 

栄養は食事から取り込むことができるものだけでなく、体内で生成されるものもあります。

そのため食事に気を使うだけでなくその他2点について気を配る必要があります。

それが「睡眠」と「日光浴」です。

 

つまり鳥の健康のためにかかせない「良い食事」「良い睡眠」「日光浴」の3点についてこれから解説します。

良い食事

小鳥用の餌として、多くの方が採用しているのが配合飼料です。

ヒエやアワ、野菜、果物といったたくさんの種類の穀物等が配合されたタイプの餌です。

 

配合飼料としては、黒瀬ペットフードさんのmaniaシリーズが定番商品のひとつですね。

配合飼料のポイント① 皮付きを選ぶ

こうした配合飼料には、主食用の「皮付き」とおやつ用や雛用の「皮無し」があります。

なぜ主食用は「皮付き」なのでしょうか?

これには理由があります。

 

配合飼料を構成する大部分はヒエ・アワ・コメなどの穀物類です。

こうした穀物は炭水化物を多く含みますが、ビタミンやミネラルが豊富とは言えません。

しかし、これら穀物類の「皮」には豊富なビタミンやミネラルが含まれています。

 

よく玄米食が健康に良いと言われますが、同じ理由ですね。

 

「皮無し」を与え続けた場合、人間で言えばご飯ばかり食べて野菜やお肉を食べていない状態と同じです。

体重が増えて肥満へ向かって行く一方で、お肌や爪、髪はボロボロになってしまいます。

配合飼料のポイント② 野菜や果物入りを選ぶ

配合飼料や用途に特化したものや、安価なもので穀物しか入っていない商品もあります。

穀物も皮付きであればビタミンやミネラルが含まれていると言っても、それだけでは十分なビタミンやミネラルを摂取することが出来ません。

 

別途、野菜や果物を与えても構いませんが、日々続けるとなると手間もかかります。

配合飼料に野菜や果物が入ったものを選ぶと良いでしょう。

例えば先程紹介した黒瀬ペットフードさんのmaniaは、穀物以外に以下のような野菜や果物が含まれています。

  • ケール
  • 大麦若葉
  • モロヘイヤ
  • かぼちゃ
  • にんじん
  • 青梗菜
  • イチゴ
  • りんご
  • バナナ

それ以外にも、栄養を補うためのクロレラやビール酵母、ボレー粉も含まれている優秀な配合飼料です。

配合飼料のポイント③ やりすぎに注意する

鳥類は嗅覚や味覚が優れた種ではありませんが、餌のより好みはします。

たっぷりと配合飼料を与えると、好きな餌ばかり食べて、嫌いな餌を残してしまいます。

 

これではせっかくバランスよく構成された配合飼料であっても、栄養バランスが偏ってしまいます。

餌は必要最低限の量を与える必要があります。

 

わざわざ正確に測る必要はありません。

毎日エサを入れ替えるときに、残り具合を見て量を調整してください。

餌の残りが多い場合には減らし、餌をほぼ食べ尽くしている場合には増やしてあげましょう。

良い睡眠

クチバシだけでなく鳥の健康のためには規則正しい睡眠が重要です。

睡眠により繁殖行動を抑制する効果も期待できます。

 

規則正しい睡眠のためには照明の管理が最も重要です。

 

毎日同じ時間に照明を消す。

もし照明を消せない場合にはケージにカバーをかける。

これを守るだけで鳥はおのずと規則正しい睡眠を行なってくれます。

 

もし不在がちで照明管理が難しい場合には、常にカバーをかけるか部屋を暗くしておき、昼間は照明を点灯し、夜間は照明を消灯すると良いでしょう。

 

照明はプログラムタイマーをつかって自動管理すると良いです。

日光浴

先ほど説明した通り鳥のクチバシは人間でいうところの爪と同じようなものです。

爪が欠けてしまったり、表面が剥けてしまう経験をしたことがある人は少なくないはずです。

たいていの場合原因もわからずいつのまにか治っていると思います。

 

これと同じで鳥のクチバシの諸症状も原因がこれと突き止められない場合が多いです。

良い食事、良い睡眠(夜はしっかり消灯する)をしても治らない場合にはカルシウム不足を疑ってみると良いでしょう。

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鳥が体内でカルシウムを生成するには日光浴が必要不可欠です。

特に日光に含まれるUVBという紫外線の一種が重要です。

UVBは蛍光灯などの照明や窓越しの太陽光にごくわずかにしか含まれていません。

 

窓を開けた状態で日光浴をさせてあげていない限りは不足しがちということです。

 

そこで必要になってくるのがUVBを多く発する電球の使用です。

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これは主に爬虫類などの日光浴に使用されるものですが、UVBが必要な鳥の日光浴にも適しています。

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一般的なE26という口金にあうため、クリップライトを始めとした様々な照明器具に取り付け可能です。

 

我が家では以下のクリップライトを使用し、木でできたフタの内側に固定しています。

更にプログラムタイマーを使って毎日一定の時間に日光浴をさせてあげています。

紫外線電球 クリップライト

さいごに

鳥のクチバシの異常は多くの場合、重大な問題を抱えていないことが多く動物病院に連れて行ってもこれといった対処をしてもらえないことが多いです。

 

そのため良い食事・良い睡眠・日光浴の3点を見直すことでクチバシだけでなく鳥自身の健康な体づくりを心がけてあげてください。

ブログを書いている人

カタミチ

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