ドリリウム

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【レビュー】最強防水防寒着「ワークマン・イージス」で冬の雨をバイクで走ってきた。【イージス リフレクト】

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2019年12月15日加筆修正

先日の記事で、無事2018年モデルのワークマン イージスリフレクトを購入することが出来たと報告しました。

商品が到着したので徹底的にチェック&レビューしていきたいと思います。

なお、現在店頭にあるイージスシリーズは旧モデルが多く、耐水圧が劣りますので注意が必要です。

 

▼手袋版イージスも登場していたため購入しました。

【バイク】最強防寒グローブ「イージス」手袋版イージスがあるって知ってた?【ワークマン】

イージス・オーシャン・リフレクトの違い

まず始めにイージスシリーズには3種類のラインナップがあります。

スタンダードな「イージス」、防水性を抑えて動きやすさを重視した「イージス オーシャン」、反射素材などの細かな変更を加えてライダー向きに作られた「イージス リフレクト」の3種類です。

以下に仕様の差をまとめています。

  イージス イージス
オーシャン
イージス
リフレクト
共通 耐水圧 10,000mm 5,000mm 10,000mm
透湿度 3,000g - 5,000g
軽量  
ストレッチ素材    
ジャケット 袖口リストガード
2重構造前立て
手首アジャスター
取り外し可能フード
内ポケット
反射プリント 背中  
   
 
ウェストアジャスター  
内側フリース生地フード    
パンツ 2重構造前立て
股下立体裁断(※1)  
ヒザ立体裁断(※1)  
裾アジャスター ジッパー    
ベルクロ  
臀部シームレス(※2)    

公式サイトの情報を基にしていますが、表記のない点もあるため100%正確ではない可能性があります。

※1 「立体裁断」を採用することで、動きやすさが向上します。あわせて、動きをつけた際の生地や縫い目の負荷を和らげ、耐久性に寄与します。

※2 「シームレス」構造とすることで、縫い目からの水の侵入や縫い目の広がり、生地への負荷を和らげ、耐久性に寄与します。

サイズ感(180cm・3Lを選択)

身長180cm、体重80kgの私は3Lサイズを購入しました。

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3Lでは大きすぎるのですが、私は「イージス」をバイク用として購入しました。

「イージス」の出番があるのは、寒さの厳しい時か寒い時期の雨の時です。

そのため、厚着をする前提で大きめの3Lサイズを選択しました。

 

例えば、Tシャツ+厚手のパーカー+イージスでも余裕があります。

しかし、ダブダブで動きづらい・見た目が悪いほどではありません。

Tシャル+厚手のパーカー+ダウン+イージスだとピッタリです。

そこまでするとよほど極寒でもない限り暑くてたまりません。

しかし、寒さが厳しくない限りはダウンだけで済ませたいので、私の用途には合っています。

イージスは首周りのガードも万全で、襟が鼻先まで届くほど高いです。防寒性は素晴らしいですが、見た目が大袈裟ですのでダウンで済む限りはダウンで済ませたいと考えました。

 

一方で下は、裏ボアの厚手の冬用ズボンの上に履くと少し余裕があります。

ヒートテック+厚手のズボンでも同様です。

余裕があると言っても、見た目がおかしいほどではありません。

更にもう1枚ズボンを重ねて履くとピッタリ来ます。

 

今回は特に寒い時に着ようと購入していますので、3Lサイズを選択して正解でした。

イージス リフレクトを写真でチェック

写真でイージス リフレクトの細かな部分をチェックしていきます。

まずはフードです。

固定はボタンで行います。絞り込むためのゴム紐はしっかりとしたロック機構が備わっており、ずれたり抜け落ちる心配はありません。

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フードは横方向にも絞り込むことができます。

厚さは本体と変わりませんが、私が選択したイージス リフレクトにはイージス オーシャンと違って内側にフリース素材はなく表皮と同じナイロンです。

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本体側のフードの固定部分です。

見ての通りフードを固定するボタンより上に高い襟があります。

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ボタンの固定では隙間が出来そうなものですが、この高い襟のお陰で隙間がカバーされています。

 

内側から見るとこのようになります。

襟は顔の下3分の1(鼻のあたりまで)を覆い隠す程高く、よほど寒く無ければネックウォーマーなども不要です。

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内ポケットはベルクロ固定で、それほど大きくありません。左胸のところ1カ所だけです。

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上着の裾は左右2カ所で絞ることができます。

お腹周りからの風の侵入を防ぐことができます。

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上着はジッパーに加えてベルクロ付きの前立てを2枚重ねる構造です。防水の観点からも防寒の観点からもとても良いです。

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イージス リフレクトは反射プリントが背面と肩、袖のあたりに施されています。

このようにわかりやすく写真を撮らない限りは、明るい場所では一見反射プリントがあるようには見えません。

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上着の左右のポケットです。

ベルクロの下にジッパーがあり、こちらも防水性は良さそうです。

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袖口はゴム+ベルクロで絞ることができます。

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袖の中にはリストガードが入っており、これで風の侵入を防いでくれます。

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続いてパンツです。

パンツの裾はこのようにベルクロで絞り込むことが出来ます。

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腰の部分には小さな内ポケットがあります。

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パンツの前立てです。

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ボタン2つで固定してあり、それを外すとベルクロの前立てが2重になっています。

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その下にジッパーがあります。

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ウェストはゴム+ベルクロのアジャスターで調整することができます。

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検証!冬の雨のなか1時間(80km)走った結果

高い防水性、防寒性は以上の写真レビューからもよくわかりました。

 

それでは実際に寒い冬の雨のなか、1時間ほどバイクで走ってきました。

空いている一般道を中心に、高速道路も無料区間を走行しました。

雨は小雨でもなく大雨でもなく、普通の本降りです。

バイクはウィンドスクリーンのないネイキッドタイプで、雨はモロに受けます。水たまりがあれば足にかかるし、対向車の水しぶきも受けます。

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防水性について

まず始めに防水性についてです。

この1時間程度の走行では、水が浸透してくることはありませんでした。

何よりうれしいのが、襟の高さです。

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この高い襟が、ジェットタイプのヘルメットのバイザーの下に潜りこむことで、面白いほど水や風が入らないのです。

 

耐水圧10,000mmですから、普通程度の雨であれば数時間走り続けない限りは浸透してくることはないと推測できます。

一般的に耐水圧10,000mmであれば大雨でも浸透しないということになっています。

これは服に全く力がかかっておらず、自分自身も動いていない状態です。要するに大雨のなか棒立ちしている状態です。

バイクであればライダーの体は動きますし、体重のかかるお尻の下に水が入り込めば簡単に水が浸透してしまいます。

 

技術が進み、耐水圧が今の何十倍にもなれば話は別です。

しかし、現在の市販品のレベルでは、大雨や雨のなか長時間の高速走行をするのであれば、レインウェア2枚重ねが基本の装備と言えます。

防寒性について

この1時間の走行を、上はTシャツ+パーカー+イージス、下はチノパン+イージスという軽装+イージスで走ってきました。

イージスを脱げば、春秋物です。

 

しかし、こんな軽装でも寒さを感じることは全くありませんでした。

 

この時期、晴れている昼間でも分厚いダウンで走ると寒くてたまらなくなります。

イージスの防寒性が分厚いダウンよりはずっと強いのは間違いないでしょう。

やはり高い襟や袖の絞り、全体の素材が全く風を通さないお陰だと思います。

ダウンの半分もない薄いイージスがこれだけ寒さに強いのが不思議なほどです。

 

気温が更に低い地域や夜間の走行であれば、中にダウンを着込めば良いでしょう。

私は釣りもするのですが、バイクのように走行風を受けない釣りであれば軽装+イージスで真冬の釣りもこなせそうです。

 

問題を挙げるとすれば、イージスが守ってくれない手と足でしょう。

体が暖かいので手足の寒さはそれほど感じませんでしたが、手と足の防寒には別途気を使う必要があります。

総評

今回話題を聞きつけて初めて手にした「イージス」でしたが、予想以上の性能に驚かされました。

 

私はバイクはもちろんのこと、真冬の夜釣りもします。

これまで安いものも高いものも色々な防寒着を試してきました。

バイクでは流石に冬の夜に走ることは稀ですが、真冬の夜釣りでは強い海風を浴び続けるため、服の表面が凍ってきます。

 

そうした寒さでは、とにかく服を重ね着するしか有効な対策がありませんでした。

上は、ヒートテック+厚手のパーカー2枚+厚手のダウン2枚+ウィンドブレーカー

下は、ヒートテック+ズボン3枚+ウィンドブレーカー

という、冗談のような厚着をしていたものです。

 

また、雨の中のバイクや釣りでは数万円するレインウェアを着ても、結局雨が浸透していたものです。

そのため防寒や防水が容易なものでないことはよくわかっており、このイージスも期待半分で購入しました。

 

しかし、嬉しいことにイージスは期待以上の防寒性と防水性を兼ね備えていました。

 

しかも価格が6800円と激安です。

2枚買って重ね着すれば怖いものなしでしょう。

低価格と言うことは、ラフに使い倒せるということでもあります。

2枚買ってもバイクウェアメーカーや釣り具メーカーの高価なウェアより安いんだから大したものです。

 

確かに見た目は少し野暮ったくなるかもしれません。

しかし、幸か不幸かバイクウェアメーカーのウェアも押しなべてダサいので、これがイージスを選ばない理由にはなりません。

 

とにかく、この「イージス」がなぜこれほど人気なのかよくわかりました。

「イージス」の素晴らしさとは、飛び抜けた性能はないものの、市販品におけるほぼ最高レベルをこの低価格で実現しているという点に尽きるでしょう。

ブログを書いている人

カタミチ

ご意見・お問い合わせ等:syufukc@gmail.com

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