【レビュー】「がまかつ レンジスイマー」はコスパ抜群のジグヘッド。サーフヒラメやショアジギングに。
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サーフや堤防でのヒラメ、マゴチなどのフラットフィッシュおよびライトショアジギングのために がまかつ レンジスイマー タイプリバーシブル を購入してみましたので紹介します。
「がまかつ レンジスイマー」とは
「がまかつ レンジスイマー」とは、がまかつのジグヘッドのブランドのひとつです。
以下の4種類のバリエーションがあります。
- レンジスイマー タイプリバーシブル
- レンジスイマー タイプミドル
- レンジスイマー タイプボトム
- レンジスイマー ロングキャスト
レンジスイマー タイプリバーシブルは14g/18g/21gという比較的重めのジグヘッドで、リバーシブルという名前の通りラインを結ぶアイが上下2カ所にあります。これにより、バランスを崩さずにフックの方向を上方向・下方向に切り替えて使用することが出来ます。
飛距離と直進性の高い安定した姿勢が売りのジグヘッドです。
フックサイズは14gと18gは1/0、21gは2/0となっており、ヒラメやマゴチ、シーバス、タチウオなどが対象魚とされています。
1/0や2/0というフックサイズは3~4インチ程度のワームに適しています。
細かくは後程紹介しますが、ワームの形状にもよるものの1/0には3インチ、2/0には4インチがピッタリくるでしょう。
レンジスイマー タイプミドルは3g/5g/7gの軽量なジグヘッドで、リーリングで表層へ向かおうとする特徴があるジグヘッドです。
軽量でありながらフックサイズは2/0と大き目で、シーバスをメインターゲットに据えたジグヘッドです。
レンジスイマー タイプボトムは6gから15gまでの5つのウェイトバリエーションがあるジグヘッドです。タイプミドルとは反対に、リーリングで下へ向かおうとする特徴があるジグヘッドです。
そのためレンジキープ能力に長けています。また、着底も前提としているため着底時にフックが上方向を向くようにバランスが調整されています。
フックサイズは1/0で、タイプミドルより1つ小さいフックですがターゲットは同様にシーバスです。
レンジスイマー ロングキャストは21gから42gまでの5つのウェイトバリエーションがあるジグヘッドです。最大42gという設定とロングキャストという名前からもわかる通り飛距離を重視したジグヘッドです。また、その重さ故に流れのはやいエリアや深いエリアでも活躍します。
ラインを結ぶアイがやや前方にあるため、タイプミドルと同じようにリーリングにより表層に向かう特徴を持っています。その重さを活かして確実に底を取りつつも、底を擦ることなく底すれすれを泳がせることができるジグヘッドです。
ターゲットはヒラメやマゴチのフラットフィッシュで、フックサイズは21g~28gは3/0、35gと42gは4/0と大きく5インチ程度のワームが適しています。
レンジスイマー タイプリバーシブルと同様に上下にアイがついており、フックの方向を自由に変更することができます。
レンジスイマー タイプリバーシブルとレンジスイマー ロングキャストの違いは重さのバリエーションだけでなく、ラインを結ぶアイの位置が異なります。
先述の通りレンジスイマー ロングキャストはアイが前方にあり、リーリング時にやや表層方向へ向かおうとします。一方でレンジスイマー タイプリバーシブルはアイが中央付近にあるため表層にも底にも向かわずレンジをキープします。
今回紹介するのは「レンジスイマー タイプリバーシブル」です。
メーカー製品ページ:レンジスイマータイプリバーシブル(1/0~2/0) 68048 | 製品詳細 | がまかつ
「がまかつ レンジスイマー タイプリバーシブル」の紹介
今回私は「がまかつ レンジスイマー タイプリバーシブル」の21gを選択しました。
私が行く高知のサーフは、外海に面していることもあって常に波も流れも強めです。よほど海が穏やかな日を除いて、メタルジグで言えば30g以上でなければ安定して底を取ることが出来ません。「40gでもどうにもならん」という日も珍しくないほどです。(下手なだけかも)
もちろん重量級のシンカーやジグヘッドがあることは知っていましたが、いまいち食指が動きませんでした。
というのも、私は長いこと頭でっかちの釣り好きでした。
そんな私が高知にきて、ライトショアジギングから本格的に釣りを始めました。当然メインで使うのはメタルジグで、何度か練習すれば気持ちよくロングキャストできるようになりました。
しかし、たまにミノーやワームを投げてみると、どうにもうまく投げられません。距離も出ないし、くるくる回ってしまいます。
それ以来メタルジグ以外を敬遠するようになってしまいました。
しかし、メタルジグ主体で1年くらい釣りを続けてきて、ここにきてようやくメタルジグ以外もちゃんと使おうと思うようになりました。
ハードルアーはどうしても高いので、まずはワームから入ろうと考えたわけです。
こちらが「がまかつ レンジスイマー タイプリバーシブル」です。
21gには2/0フックが付属します。
フックが35mm、ふところの広さは17mmほどです。ヘッドは25mmほど、アイがごくわずかに後方で、レンジキープ能力が高そうです。
フックは太軸というほどではないですが、サイズ相応でそこそこの太さです。
フックはがまかつ製と言うだけあって、軽く撫でれば指の薄皮に突き刺さる良い針です。
エコギア パワーシャッド 4インチにあわせてみるとこんな感じ。
頭をカットしてセットするとこんな感じです。
ワーム歴がないだけあって付け方がどうにもへたくそです。
フックの位置はワームの半分くらいで、ちょうど良いですね。頭を切らなくても良さそう。
がまかつのフィールドスタッフの行方さんが実際にレンジスイマーを使っている様子がこちらの動画で確認できます。
また、この方は後方からのバイトを逃さないためにトレーラーフックを取り付けています。
魅力1 安い
今回、なぜたくさんあるジグヘッドのなかから「レンジスイマー タイプリバーシブル」を選んだかというと、抜群のコストパフォーマンスです。
Amazonでは2019年1月21日時点で659円(1本あたり164.75円)で販売されています。
他のジグヘッドを調べてもらえばわかるように1本あたり164.75円というのは最安値です。もちろん無名メーカーや怪しい中国製であればもっと安い商品もありますが、安心のがまかつ製で、なおかつ安いとなれば選ばない手はありません。
魅力2 レンジキープ能力
ジグヘッドには様々な特徴が持たされています。
水を切るような形状をしたワインド用のジグヘッド、リーリングで上を向くジグヘッド、下を向くジグヘッド。その他にも様々な特徴があります。
そのなかで「レンジスイマー タイプリバーシブル」は、流線形の空気・水の抵抗を受けにくい形状のジグヘッドで、ラインを結ぶアイがやや後方に位置しています。
これによりレンジを維持しながらも抜群の直進性を持たせています。
実際に表層をただ巻きしてみるとよくわかるのですが、ワームが足元に来る=ラインとジグヘッドの角度が直角に近い場所まで水面に飛び出すことなくレンジを維持して巻いてくることができます。
底スレスレを泳がせるようなシチュエーションでも、極端なスローリトリーブをしなくても浮きすぎることがありません。
魅力3 よく飛ぶ
あまりジグヘッドの飛距離を気にしたことはないのですが、「レンジスイマー タイプリバーシブル」はよく飛びます。
感覚としては一般的なミノー程度は飛ぶように思います。
飛距離に特化したミノー、例えばこちらの記事でも紹介した「DUEL ハードコア ヘビーミノー」などと比べると飛距離は出ませんが、サーフからのキャスティングにも十分対応できる程度の飛距離は得ることができます。
魅力4 フックが良い
がまかつと言えば何より素晴らしいのはフックです。
鋭く、強く、錆びにくいです。
ジグヘッドは安価なものになると、よく聞くメーカーの製品でもすぐに錆びたり針先が鈍ったりするものです。この点においてがまかつ製の「レンジスイマー タイプリバーシブル」は心配不要です。
まとめ
飛距離が出てレンジキープ能力に優れる癖のないジグヘッドです。
更にがまかつ製ということでフックは良く、何より安いです。
とにかくコストをとってもパフォーマンスをとっても文句なしの一品です。サーフヒラメやショアジギングといった飛距離を求められるルアーゲームにワームを取り入れたいという方にとっては1番にオススメできるジグヘッドではないでしょうか。