ITエンジニアがフリーランスを目指すならクラウドソーシングは使うな
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在宅&フリーランスでITエンジニアの仕事をしています。
内容はコーディングから設計、商談や提案資料作成まで幅広いです。
昨今の副業ブームでフリーランスに興味を持ち、クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったクラウドソーシングサービスに登録してみた方は多いのではないでしょうか?
登録したは良いものの、実績のないうちは依頼なんて来ないし、提案をしてもよほど安い金額を提示しなければ仕事はもらえません。
「やっぱり自分に副業やフリーランスなんて無理なのか・・・」
そんな悩みを抱えている方にお伝えしたいです。
クラウドソーシングでフリーランスの仕事を探すのは間違っています。
フリーランスで仕事が欲しければ、Wantedlyをはじめとした転職サービスを利用しましょう。
- 面接を受けてフリーランスとして仕事をもらう
- Wantedlyを勧める理由
- クラウドソーシングより高単価かつ継続的に仕事を受けられる
- 応募のハードルの高さは良し悪し
- 人柄が良ければそれだけで仕事がもらえることもある
- さいごに
面接を受けてフリーランスとして仕事をもらう
Wantedlyのような転職サービスでは、正社員やそれに準じた働き方の仕事しかないのでは?
なんて勘違いされている方も多いと思います。
しかし、転職サービスで採用を行う企業が欲しているのは正社員ではなく戦力です。
もちろん正社員として採用して長く勤めてほしいとか、決まった時間いてもらわないと困る、なんていう職種や企業も少なくありません。
そんななかでもWantedlyで募集をかける企業の多くは、いわゆる堅苦しさとは無縁な企業も多く、正社員ではなくフリーランスとして働きたいと言えば受け入れてもらえることが多いです。
特に企業体力のない小さな企業や立ち上げ間もない企業は、フリーランスとして仕事を依頼し、そのエンジニアの人柄や力量を知ってから正式に正社員のオファーをしたいと考えていることも多いです。
正社員のオファーを受けた場合でも、断ってフリーランスとして働き続けることは可能です。(私はそうしています)
Wantedlyを勧める理由
色々な転職サービスがあるなかでWantedlyを勧める理由が応募のハードルの低さです。
自分のスキルとマッチしそうな募集や、自分が興味のある仕事に応募すると、まずはカジュアルな面談の場が設けられます。
簡単な企業紹介や自己紹介をしたり、ざっくばらんに会話をしながらお互いの人柄や社風を確認し合うことができます。
正式な面談というわけでもないので、ここで素直にフリーランスとして仕事をしたいと思っていることを伝えましょう。
逆に、どんな雇用形態が良いか聞かれることもよくあります。
ただし、カジュアルな面談からスタートするとはいえいくつかの注意点があります。
1.募集内容をよく確認する
例えば私の場合には、在宅勤務かつフリーランスで仕事をすることが大前提です。
最近ではコロナ禍の影響もあって、在宅勤務が可能な求人が急増しています。
しかし、そんな中でも出社が必要な企業や職種、あるいは正社員のみの募集は珍しくありません。
そうした求人に応募した上で、「在宅勤務が必須条件です」「正社員は無理です」と伝えるのは少し礼儀に欠ける行動と言えます。
どうしても「この仕事がしたい!」と猛烈な熱意があるのであれば、応募した上でその熱意や情熱を伝えながら在宅勤務が必要である事情などを説明しても良いと思います。
しかし、手当たり次第に募集内容をよく確認せずに応募するのはよろしくありません。
2.プロフィールを充実させる
Wantedlyの採用フローはカジュアルな面談から始まります。
そのため、応募さえすれば大抵の場合はカジュアル面談の機会を得ることができます。
しかし、採用担当としてもたくさんの応募のすべてに面談の時間を割くことは難しいです。
そのためプロフィールのなかのスキルや経歴などを確認し、最低限の絞り込みは行われます。
プロフィールが充実していない場合にはカジュアル面談にすら辿り着けないことが多いです。
Wantedlyはプロフィールを最低限設定して応募することも出来ますが、少しでも可能性を引き上げ興味を持ってもらうために、プロフィールには出来る限りの情報を詰め込みましょう。
3.こまめにチェックする
Wantedlyで採用活動を行う企業は、比較的小規模でスピード感のある企業が多いイメージがあります。
そのため、そもそもの求人枠が1名とか2名というケースもザラにあります。
魅力的な求人があっても、応募した時には実は内定が決まっており、「返事がないなぁ」と思って後日確認すると求人が終わっていることも珍しくありません。
日々新しい求人が登録されますから、出来るだけこまめにチェックして競争に出遅れないようにしましょう。
クラウドソーシングより高単価かつ継続的に仕事を受けられる
こうして転職サービスを通じて仕事がもらえた場合、クラウドソーシングに比べて断然継続的に仕事をもらうことが出来ます。
よほどパフォーマンスが低いとか、会社の経営が立ち行かなくなったとか、よっぽどのことがなければ継続的に仕事がもらえます。
また、クラウドソーシングのように提示金額で競うこともほぼないため、報酬も断然高いです。
応募のハードルの高さは良し悪し
さきほどWantedlyは応募のハードルが低いと述べました。
これは転職サービスとしては応募のハードルが低いと言うだけで、クラウドソーシングに比べるとハードルは高いです。
クラウドソーシングであれば、仕事の公募に対して金額とメッセージを送って応募するだけです。
出品者は、主に文章による提案内容と金額で依頼先を選定します。
一方で、Wantedlyなどの転職サービスでは多かれ少なかれ面談が必要です。
フリーランスとして働く場合でも、私の経験上2〜3回ほど面談をするケースが多いです。
スキルや経歴はもちろん、人柄も含めてじっくり判断されるわけです。
この点は普通の転職活動と近いものがあります。
応募が面倒くさいというデメリットはありますが、それ以上のメリットも存在します。
クラウドソーシングでは、依頼者のITリテラシーが低いことが多いです。
そのためプロフィールを充実させても、スキルや経歴をそこまで深くチェックされることはありません。(体感です)
しかし、Wantedlyなどの転職サービスではその点をじっくり深くチェックされるわけです。
悪く言えばスキルや経歴、人柄が悪ければ仕事をもらえません。
その一方で、スキルや経歴、人柄が認められれば良い条件で仕事をもらえます。しかも継続的に!
人柄が良ければそれだけで仕事がもらえることもある
自画自賛するわけではありませんが、私は割と人柄良く見られる方です。
過去にも転職や色々な場で人と顔を合わせ、コミュニケーションがうまく行かなかったことはないし、面接で不合格になったこともほぼありません。
一方で、スキルはというと非常に中途半端です。
上流工程の経験は豊富ですが、肝心のプログラミング経験はそれほど多くもないし、経験年数もいくつかの言語にバラけています。
そんな私でも、経験のしたことがない言語やフレームワークを使う環境でフリーランスとして仕事をいただけたことが何度もあります。
もちろん言語やフレームワークの経験というのは、実のところ大した問題ではありません。我々エンジニアはもちろん、企業側も採用担当者にある一定のITリテラシーがあればそれはお互いに理解していることです。
何かしらプログラミング経験があれば、新しい言語に対応するのにそれほど時間は要しません。
しかし、正社員採用で教育的観点から任せるならともかく、フリーランスに未経験言語・フレームワークで依頼をするのはなかなか驚きの決断です。
これは、私自身が多くのエンジニアと関わって理解していることなのですが・・・・・・・・めちゃくちゃ言い方は悪いですが、エンジニアはコミュニケーション能力や責任感、人柄などのベーシックなスキルがない方が非常に多いのです。
特にそれほど良い条件が出せない企業にとっては、基本的な意思疎通ができて、相手を思いやることができ、色々な意見や考え方を汲み取って考えられる「普通の人」というだけでもう合格ラインに入ってくることも珍しくありません。
(私は過去に派遣社員の方たちを指揮しながら開発をしたこともあるのですが、その気持ちはすごくわかります。)
さいごに
私自身、会社員時代に副業でも始めようかとクラウドソーシングサービスを利用し始めました。
しかし、一向に仕事は決まらず、決まっても子供のお小遣いくらいの金額の案件ばかりでした。
副業エンジニアの道は諦めていたのですが、Wantedlyで転職活動をしていてその認識は大きく変わりました。
転職活動をしていると、意外と多くの企業から正社員が良いかフリーランスとして働きたいか聞かれるのです。
「あれ?これはいけるんじゃないか?」
そう思ったことがフリーランスへ舵を切ったキッカケです。
それまでの私は、転職サービスを利用してフリーランスの仕事を得るなんていう考え方は全くこれっぽっちもなかったのです。
本当に新たな発見でした。
フリーランスや副業を諦めている方、あるいはこれから挑戦してみたい方にも是非転職サービスを利用したフリーランスの仕事探しをおすすめしたいと思います。