【水槽の引っ越し】60cm水槽を自分で引っ越ししよう【2泊3日】
ドリリウムは移転しました。
約5秒後に自動的にリダイレクトします。
来月、引っ越します。
転居先は、800kmほど離れています。
魚のことを考えれば、車に積んで1日で800kmを走破し、すぐに水槽を立ち上げるべきです。しかし、800km先への転居となると引っ越し業者の都合もあり、間一日開けた日程となります。2泊3日の旅程です。
この工程を、1番寒い1月に、熱帯魚を連れて移動します。
前提条件
改めて前提条件をまとめます。
- 60cm水槽
- 約50匹の生体
- 水草は諦めるが、活着系のアヌビアスナナとミクロソリウムは一緒に引っ越す
- 引っ越し先は800km先
- 車で移動する
- 1月
- 2泊3日
実質4日のお魚引っ越し計画
さて、二泊三日と書きましたが、実際には丸4日かかる見込みです。
1日目
引っ越し前夜。
魚を引っ越し用水槽に移動し、濾過器などの道具を梱包する。
2日目
引っ越し当日。
全ての荷物を引っ越し業者に預けて、部屋を掃除。魚を車に積み込んで出発。
約400kmを移動し、ホテルで一泊。
3日目
引っ越し2日目。
ホテルを出発して引っ越し先近くへ到着。転居先の鍵を現地の不動産屋さんから取得。付近のホテルで一泊。
※この時点で水槽を設置したいところだが、引っ越し作業を考えて邪魔になると判断
4日目
引っ越し最終日。
朝から引っ越し業者が到着して荷物を運び入れる。片付けや掃除など。
水槽を設置して魚を移し、濾過器稼働。バクテリアの生存は絶望的。
引っ越しの方法
魚の引っ越し
魚はすべて持ち運び可能な30cm~40cm程度のプラケースに飼育水ごと移動する。
水量は半分程度にし、水跳ねと断熱材を巻き付ける
外部フィルターは諦め、引っ越し1カ月前から水槽に設置しておいたスポンジフィルターを使用する。
水草の引っ越し
水草は飼育水ごとタッパーに入れて移動する。
引っ越しに必要な道具集め
車載用ACインバーター
車載用ACインバーターです。
車のシガーソケットにつないで、家庭用の電子機器を動かすことができます。ワット数に制限はありますが、濾過器やエアポンプなら余裕で動作します。
これがあるだけで、今回のような宿泊する必要がある引っ越し以外は乗り切ることができます。しかし、宿泊する場合には車のエンジンを切りますから、これがあっても濾過器やエアポンプ、ヒーターを動かすことはできません。予備の自動車用バッテリーを用意して、シガーソケットにつなぐ荒技もありますが、現実的ではありません。
ポータブル電源
今回、私は用意できませんでしたが、いわゆるスマホの充電などに使うモバイルバッテリーのすごく大きくて家庭用の電子機器がつかえる商品もあります。
車で移動中は充電し、一晩なら濾過器を動かすことができるのではないかと思われます。ただ、ヒーターは厳しいでしょう。
電池式エアポンプ
ポータブル電源が用意できない私が選択したのがこちら。乾電池で動くエアポンプです。安い。
これがあることで、宿泊中の濾過をなんとか乗り越えられると考えています。
車で移動する間、スポンジフィルターを電池式エアポンプおよびACインバーターで常時稼働します。
スポンジフィルター
スポンジフィルターは、テトラの定番のこちらを使い、引っ越し約1か月前から水槽に仕込んで濾過バクテリアを定着させておきます。
断熱シート
ただし、これでは1月の夜、寒い車内で魚たちが死んでしまう可能性があります。そこで、引っ越し用水槽をこの断熱シートでぐるぐる巻きにし、ホッカイロでなんとか凌ごうと考えています。
なお、引っ越しにはガラス水槽ではなくプラケースを使用します。ガラスよりプラの方が熱伝導率が、というわけではなく、ガラスだと破損が怖いためです。
準備
一ヶ月前ですが、ほぼ準備は終えています。
こちらが乾電池式エアーポンプ。単1電池2本で12時間ほどもつようです。事前に検証してみると、24時間くらいもちました。すごく優秀です。
そしてこちら。断熱シートでぐるぐる巻きのプラケースです。
こんな感じに。
プラケースの内側にビニール付きのマスキングテープを貼って、更にガムテープで覆うことで水漏れを防ぎます。本来防水のダクトテープが望ましいですが、もう引っ越しの荷物にしまってしまったためガムテープです。ふつうにラップで蓋してラップの縁をテープ止めするだけでも十分だと思います。
そしてのホッカイロ。マグマ。
移動中は車のヒーターで適温に保たれ、車のエンジンを切った後は、その熱が残っているうちにホッカイロと断熱シートに頼って夜を越させます。
果たしてうまく行くのか。
結果
引っ越しを終えました。