ジグソーテーブルにブレードガイドを取り付け
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先日以下の記事で制作したジグソーテーブルにブレードガイドを取り付けます。
当初、ブレードガイドなんてなくても・・・、と思っていたのですが、実際に使ってみると特に長い材を切断するときにブレードがあらぬ方向に曲がってしまい、うまく切断することができませんでした。そこでブレードガイドを制作します。
ブレードガイドは木や樹脂でブレードの上端を左右と後方から抑えてやっても良いですし、ベアリングを使っても良いです。自作する場合に最も一般的なのが、左右はベアリングで抑えて後方は木で抑える方法です。
抑えるといっても、ブレードには触れさせず、数ミリのクリアランスをとって、ブレードがあらぬ方向に曲がった時だけ抑えてくれるように作るわけです。
早速ベアリングを調達します。
ベアリングはホームセンターなどの実店舗よりAmazonが安いです。
今回使用したのはNTN製の内径6mmの小さなベアリングです。
内径が6mmですから、M6ボルトで取り付けることができます。
と、その前に、現在は全長約50mmのブレードを使用しています。
ジグソーテーブルの天板は24mmほどあり、ブレードがちょっとしか飛び出していません。2~3cm程度の板が切れれば良いと思ってこのブレードを選択していましたが、ガイドを取り付ける場合には短すぎます。
そこで、全長100mmほどのブレードを購入しなおしました。
T344Dです。
これまで使っていたのはT244Dです。
このシリーズは、切断スピードに特化したブレードで、とにかくざくざく気持ちよく切断ができます。ジグソーにきれいな切断面を求めていないので、スピード以外に重視するものがありません。
ブレードを交換するとこんな感じ。
それでは適当な木っ端にベアリングを取り付けていきます。
ベアリングを置いて位置を決めましたら6mmの穴をあけます。使うのは鬼目ナット。叩き込むタイプ。
叩き込みます。下穴がちょっとでかすぎましたが、十分です。
鬼目ナットを打ち込んだ反対側からベアリングをM6ボルトで固定します。
このベアリングの間にブレードが来ると、左右はベアリング、後方は木で抑えられるわけです。きっと一番簡単なブレードガイドだと思います。木はすり減ってしまいますから、その場合には木を入れ替えるか、あるいは樹脂や金属のプレートを貼り付けた上にベアリングを固定しても良いかもしれません。
今回使った木っ端は、皮がわずかに残る槐です。
皮の部分がおもしろいので、無駄に長いですがそのまま使います。
このベアリングが付いた木っ端を、これまた木っ端に固定します。こちらも鬼目ナットとボルトを使用しました。
ここの固定部は、ガイド位置を上下させるために長穴にしている方が多いので、長穴にしようかと思ったのですが、よく考えたら上下に動かす必要がないので止めました。長穴にするためにあけた穴がずらりと並んでいます(笑)
続いてジグソーテーブル後方にこれまた木っ端を使って固定。
こちらは微調整の必要もないので木ネジで固定しています。
使い方によってはテーブル後方ではなく側面に固定するケースもあるようですが、僕の場合には後方の方が都合が良いので後方に設置しました。
これでより快適に使えるようになりました。