「LED投光器」眩しくない?自作ディフューザーで簡単眩しさ対策!
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夜釣りの必須アイテムと言えば「照明」。
もちろん夜釣りだけでなく、庭仕事やDIY、車の整備など用途は幅広いです。
釣りにおいては多くの人がヘッドライトを使うなかで、私は以下の「バッテリー式LED投光器」を併用しています。
45W・4500lmというとてつもない明るさと、防水性、明るさの調整、65時間(※)という圧倒的長時間使用が可能な点がポイントです。
※弱モードの場合。通常の使用では弱モードでも眩しいくらいです。
類似製品と比べても、こちらの「グッドグッズ 充電式 LED投光器 YC-45U」は明るさやバッテリーのもちが良く、1万円とやや高額でしたが思い切って買って正解でした。
非常に明るいことから集魚灯としても機能するそうです。
私の普段の釣り場は集魚灯の使用が認められていないので使用していませんが、強モードでは納得の明るさです。爆光です。
強力なマグネットを内蔵しているので、金属があれば壁でも天井でもどこにでも張り付きます。釣り場で使うといつの間にか古い釣り針が集まるほど(危険)。
ちなみにUSBポートを備えておりモバイルバッテリーとしても機能します。
しかし、問題がひとつあります。
LEDなので眩しすぎる
照明の知識がないので不正確なことを言っているかもしれません。
しかし、LEDの光って目に直線的に入り込んでくる感じがして眩しいですよね。
夜釣り中にこの照明を直視しようものなら、弱モードですら眩しさにやられてしまいます。
出来ることなら、もう少し光を拡散させてボンヤリ光らせたい!
これが今回のテーマです。
色々と調べた結果、写真撮影における「ディフューザー」がまさに強い光を拡散させてくれる装置であることがわかりました。
ディフューザーっていうこうやつ。
本来は完全に光源を囲み、中に反射素材を敷き詰め、光の出口には光を通す白い膜状の素材を使用するそうです。
しかし、ここまで大掛かりだと釣り場に持っていく荷物が増えて仕方ありません。
僕はこの投光器をクーラーボックスに突っ込んで持ち運ぶので、少しでもかさばる形状や貧弱な作りでは使用に耐えられません。
そこで、単純に投光器の正面に光を通す素材を貼り付けてみることにしました。
LED光源にディフューザーを取り付ける注意点
さて、単純に投光器に白~半透明の板やシートを貼り付ければ機能するのでしょうか?
どうやらそう単純ではなさそうです。
1.光源とディフューザーを離す
まず始めに光源とディフューザーがくっついていると思うように光が拡散できないようです。
そこで、光源とディフューザーの間には隙間を開ける必要があります。
隙間を開けると横から光が漏れますから、本来ならしっかり全面を囲う必要があるわけです。
今回は荷物が増えては元も子もないので、何かスペーサーを利用して1~2cm程度の隙間を設けてやることにしました。(詳しくは後述)
2.光源の熱対策を考える
次に光源(LED)の熱対策です。
LEDは熱を発しますから、冷却が重要になります。
冷却が不十分では高温になって危険なだけでなくLEDの寿命を著しく短くしてしまうそうです。
しかし、その点で今回使用している「グッドグッズ 充電式 LED投光器 YC-45U」ではその心配はなさそうです。
なぜならこちらの商品、防水性があるのです。
つまり、最初から光源が密閉されており、そのうえで十分な冷却対策が実施済みということ。
つまりこの商品に関していえば熱対策を考える必要はなさそうです。
実践編:眩しさ対策
それでは早速実践していきましょう。
一般的にディフューザーを自作する場合には、程よく光を通すトレーシングペーパーを使用することが多いようです。
しかし、今回は潮風を浴びる海辺で使うことを考えて他のもので代用したいと思います。
そこで選択したのがこちら。
半透明のポリプロピレンシートです。
もう少し透明度の薄い商品を探したのですが、見付からなかったためこのポリプロピレンシートを複数枚重ねることで透明度を調整したいと思います。
また、スペーサーと約10mm程度長いM3ボルトも購入。
まずはポリプロピレンシートに投光器を載せて縁取りしていきます。
こんな風に線を引いて、ハサミでカットしていきます。
続いて投光器のボルト位置をマーキングします。
この投光器には水色のゴム?樹脂?製プロテクターが本体にボルト留めしてあります。
ポリプロピレンシートを共締めしようという算段です。
使用するのは六角2mm
使用されているボルトはM3の10mmくらい。
こうして穴の位置もマーキング。
カットしたポリプロピレンシートを重ねてみるとこんな感じ。
やっぱり1枚では透明度が高すぎるようです。
そこで4枚切り出しました。
流石に4枚も重ねるとかなり白っぽいです。
これを取り付ける訳ですが、LEDの光源とディフューザーの間には少し隙間が合った方が良いらしいということでスペーサーも購入してあります。
あとはネジ止めすれば完成ですが、ディフューザーの効果を確認してみましょう。
こちらはディフューザーなしの状態。
眩しすぎて写真が訳の分からない色味になっています。
2枚のポリプロピレンシートを重ねるとこんな感じ。
実際にはLED光源のツブツブがかなりぼやけるのですが、カメラが自動的に明るさを調整するみたいで差がわかりにくいです。
4枚のポリプロピレンシートを重ねるとこんな感じ。
かなり良い具合に拡散していますが、やっぱり写真だとカメラが自動的に明るさを調整するせいであまり効果がわかりづらい結果になっています。
最終的に、3枚のポリプロピレンシートを重ねて良い具合になりました。