小鳥や爬虫類を飼育している水槽に照明を付けたいけど、気温は上げたくない!
そんな時に最適な照明を紹介します。
我が家では、ガラス水槽を利用してキンカチョウを飼育しています。
キンカチョウを始めとした多くのペット用の小鳥は比較的高温に強く、低温に弱いです。
これは爬虫類や多くのペット用小動物に共通する点です。
低温対策としては、ヒーターが各メーカーから販売されており、選り取り見取りです。
しかし、高温対策は飼い主を悩ませる難題です。
高温に強いペットとはいえ、日本の夏は別格です。
都心部の室内は40度を超えることも珍しくありません。
夜間でも全く室温が下がらず、昼間の気温も小動物が耐えられる気温ではありません。
そのため、ペットを飼育している方は基本的にエアコンを常時使用し、室温を一定に保っています。
とはいえ、出来るだけ水槽内の温度は上げたくないものです。
飼育環境は様々ですが、水槽を始めとした密閉空間では、小さな熱源でも容易に温度上昇を招いてしまいます。
その最たるものが照明です。
日光浴のためのUVB照明や、観賞用のLED電球や蛍光灯など、形態は様々ですがすべて発熱します。
LEDは発熱が少ないと言われますが、発光部の発熱が少ないだけで触れられないほどに高温になることに変わりはありません。
いずれも発熱の目安としてW数(ワット数)が参考になります。
W数が少なければ少ないほど発熱は少ないです。
最も発熱が少ない電球
どこにでもあって価格が安い入手性の良い電球としては、オーム電機製の1.1W電球が最も消費電力・発熱の少ないLED電球です。
1.1Wという驚異的に少ない消費電力で、発熱はほとんどありません。
長時間点灯させた状態で触れても、ほとんど熱を感じないほどの低発熱です。
水槽内の温度への影響はほぼないと言って差し支えないでしょう。
これは実際に我が家で使用しており、こんな感じです。
1.1Wは発熱が少ない分、明るさも少ないです。
とはいえ60cm水槽程度であれば十分に照らし出してくれます。
写真のように、クリップライトを使って照明を上に向けて、間接照明として使っています。
1.1Wは流石に明るいとは言えませんが、水槽内を優しく照らしてくれます。
昼白色と電球色がありますので、電球色を選ぶことでより雰囲気のあるライティングができるかもしれません。
発熱が少なくてもっと明るいのがいい!
1.1Wなら発熱しないことはわかったけど、もっと明るいのがいい!
という方にはこちらがおすすめです。
消費電力は2Wですが、25形相当ということで水槽内であれば十分に明るく照らし出すことができます。
25形相当であれば2W~4W程度の消費電力が多いです。
当然W数が高い方が明るいのですが、最低ラインの2Wクラスでも十分な明るさです。
ちなみに4Wクラスの電球であっても、平気で触れられる程度の発熱です。
水槽内の温度への影響はかなり軽微と言えるでしょう。
最も発熱の少ないUVB電球
観賞用としては1.1WのLED電球が低発熱でベストな選択です。
それでは日光浴のためのUVB電球ではどうでしょうか?
これは残念ながら選択肢が少なく、入手性を考えると最も低発熱なUVB電球はこちらです。
GEXの13Wタイプで、これまた我が家で使用しています。
UVB電球には13Wと26Wタイプがありますが、13Wでも十分な日光浴の効果が見込めます。
具体的なUVBの量やその他のポイントは以下の記事で紹介しています。
【鳥】ガラス越しの日光浴は無意味!?小鳥飼育の必需品「UVB電球」で小鳥を日光浴させよう【実は難しい日光浴】
使用すると、こんな感じになります。
先程の1.1W電球と比べるとずいぶんと明るいことがわかると思います。
カメラの設定を統一していませんが、見た目の差は写真で感じられる差と同じくらいです。
長時間使用すると手でギリギリ触れられる程度まで発熱します。おそらく50度前後でしょうか。
一般的な40W電球は、手では絶対に触れられない温度まで上がることを考えれば、普通の電球より発熱が少ないことは確かです。
まとめ
水槽内の温度上昇を招かない低消費電力・低発熱の電球を紹介しました。
発熱量は、基本的にW数が目安です。
W数の少ない電球を選べば発熱が少ないです。
その一方で光量も減るため、多くの人にとってベストな選択肢は商品電力が2W~4Wの25形相当のLED電球になるのではないかと思います。
「LED電球 25形」と検索すれば様々なバリエーションのなかから選択可能です。
以下に各通販サイトの検索結果リンクを載せておくのでチェックしてみてください。