【スマホで物撮り】商品写真を低予算&スマホで撮りたい!その2(実践編)
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前回の続き。
諸般の事情でネットショップで使う「商品写真」を撮影することになりました。
「商品写真」とは、ネットショップやメーカーサイトで見かけるこうした写真のことです。
前回は商品写真撮影、ひいては物撮りについて勉強し必要な道具を揃えました。
準備したのは以下の6点で、合計して5000円ほどの予算で済んでいます。
- スマホ
- 照明
- レフ板
- 背景布
- ディフューザー
- 三脚(スマホホルダー)
詳細は前回の記事で解説していますが、スマホは手持ちを使用します。(iPhoneを使用しているため有料カメラアプリを購入)
レフ板とディフューザーは自作し、背景布はコピー用紙を使用します。
撮影環境の準備
始めに撮影環境を整えていきます。
照明のセッティング
こちらは今回購入した超お買い得なクリップライトです。(高儀 EARTH MAN クリップライト100Wの商品ページを開く)
ごつくて丈夫。
コードは長いしスイッチもついているし、ソケットには電源の分岐まであります。
こちらはランプシェード。
単品でネットで購入しようとすると、送料もあってかやや高めです。ホームセンターの電材コーナーなどで400円ほどで手に入れることができました。あってもなくても良いと思います。穴あけする道具があって、見た目を気にしなければ大きなボールで十分です。
電球をセットして、壁にぶらさげた角材に固定してぶらさげてみました。
電球は200W相当のデカイやつを使っています。(LED大型電球 3000ルーメンの商品ページを開く)安物ですが、200W相当ということでかなり明るいです。
全方位照らすタイプなので、シェードはあった方が良さそうです。
ただし、最終的にディフューザーを製作することを考えると無駄な買い物になります。
ディフューザーを製作するか、シェードを買うかの2択になると思います。
レフ板の製作
商品撮影や物撮りには欠かせないレフ板を製作します。
材料はスチレンボードです。
この制作方法は、商品写真撮影の基礎を教えてくれる「売上がアップする商品写真の教科書」という本を参考にしています。
始めにスチレンボードにのりや両面テープを貼り付けます。
特に強度は必要ありませんので、家にある適当なもので良いと思います。
続いてアルミホイルを貼り付けます。
一度手で揉んだりして、しわくちゃにするのがポイントです。
光を乱反射させる方が効果的なようで、綺麗な鏡面より凸凹がある方が良いとのことです。
最後に私はアルミテープで外周をぐるりと補強しました。
アルミホイルが端から剥がれてくることを防げるほか、スチレンボードの切り口の補強も兼ねています。スチレンボードは強度がないため、長く使い続けると端っこからボロボロと崩れてくるだろうと予想したためです。
アルミテープは、このためだけに買うのはもったいないですし、特に必要ない作業です。
最後に穴をあけて、タイラップで固定します。
このタイラップのお陰で、2つ折りに折りたためるほか、角度をつけて立てることで自立可能になります。
撮影
それでは実際に撮影してみたいと思います。
コピー用紙を壁際に敷いて、上から照明を当て、三脚にスマホをセッティングします。
撮影するのは丁度近くにあった木のピンチです。
まずはレフ板も立てず、上記セッティングの通り撮影した1枚がこちら。
無加工なので余白が大きいです。
予想以上にしっかりと撮れました。もはやこれで満足です。
設定はISO25、シャッタースピード1/30です。
iPhone8で、「Camera+」というアプリを使用しました。
次にアップで撮影してみようと試みたのですが・・・・。
どうにも影が出てしまって難しいです。レフ板を使っても、光を真上から当てている関係で影を十分に消すことができません。
物は試しと、手持ちの大きなプラスチックケースの下にライトを入れてみました。
この上にコピー用紙を敷けば、こんな風に白く光った紙の上で撮影ができます。
この環境で試してみますが、どうにも綺麗に行きません。
iPhoneで拡大して撮影するのは無理があるのかもしれません。
無理にアップせずに、適度な距離から撮影して後でトリミングするのが正解みたいです。
まとめ
実践編一発目でなかなかうまいこと撮影が出来て満足です。
「イメージ写真」ではなく「製品写真」を撮影することを考えると、こちらの写真をトリミングすれば十分でしょう。
引き続き試行錯誤してみたいです。
また、ディフューザーを作っていないのでディフューザーの効果も検証していきたいですね。