ドリリウム

趣味をとことん突き詰めるブログ。高知 / 釣り / DIY / バイク / 車 / 家具制作 / アクアリウム / BMW / 地方移住 / ルノー・ルーテシア

資産形成で早期リタイアを目指すのは間違っている

ドリリウムは移転しました。

約5秒後に自動的にリダイレクトします。

お金を貯めたり株式や不動産などの資産を形成して早期のリタイアを目指す方が増えています。実際に30歳で早期リタイアした私からすると非常に危うい考え方にヒヤヒヤしてしまいます。

現金も資産も価値は変動する

資産形成をある程度学んだ方や既に始めている方、ゴールが見えている方は資産の価値が変動することをよくご存じだと思います。

もちろんFXを嗜んでいる方は現金の価値が変動していることもよくご存じでしょう。

こうした価値の変動は安定した世界情勢の上で危うい均衡の上で成り立っています。また、既存の資産や貨幣に価値は現在の社会基盤の上においてのみ成り立ちます。

この均衡はこの先10年や20年程度では簡単に揺るぐものではないと思われがちです。確かに自然災害や戦争が起こらない限りは揺るがないかもしれません。しかしそれが40年、50年となってくると話は別です。半世紀近い時間が経てば何が起こってもおかしくありません。

 

リタイアしてから自身が何年生きるか考えてみてください。

 

早期リタイアといった場合、多くの場合30歳前後でのリタイアを想定していると思います。遅くても40歳前後でしょう。間を取って35歳でリタイアをしたとしても、その先50年以上生きることは決して非現実的な想定ではありません。(むしろ非常に現実的であり、更にそれが長引くこともあるでしょう)

その時、あなたが築き上げた資産や貯金が価値を維持し続けるという想定はあまりにも浅慮です。

現金でも資産でもなくどんな時代でも稼げるスキル

早期リタイアをする上で重要なのは現金でも資産でもありません。

どんな時代であろうとも稼げるスキルを身に着けることです。

 

たとえ現金の価値がゼロになって、株式や不動産が無価値になっても、その時に稼げるスキルさえ持っていれば困ることはありません。

「現金や資産がなくなったらまた働くのか?」と嫌な気持ちになるかもしれませんが、生きるためには致し方ありません。そんな時にスキルがなければ、拘束時間が長く肉体的にも精神的にも辛い仕事に従事するしかないでしょう。あるいは身を奮い立たせて事業を興す必要があります。

しかし、楽にのんびり稼げる仕事があればどうでしょう?

例えば昨今よく話題に挙がるフリーランスエンジニアです。

斯くいう私がリタイアした結果、暇すぎて週に2~3日だけフリーランスエンジニアの仕事をしています。働く時間も自由、働く曜日も自由、いつでも気が向いたときだけ働くだけ。監視されることも自由を拘束されることもなく、当然在宅勤務です。

ここまで何もかもが自由で週に2~3日しか働かないとなると、会社としても扱いづらく単価も下がってしまいます。(それでも一般的な月収を上回る金額を報酬として受け取っています。仕事も腐るほど、選ぶほどあります。)

100年後でも使えるスキルを磨こう

こうしたスキルを身に着けるためには、まず最初に50年後や100年後でも使えるスキルを選択する必要があります。

また、スキルレベルが低ければのんびり働いて暮らすのに困らない対価を得るのは難しくなるでしょう。100年経っても需要がある良いスキルを選択し、仕事を選べるほどの高いレベルでスキルを習得する必要があります。

ある程度その業界について知識や経験がないと選ぶのが難しいところではありますが、一生遊んで暮らせる資産を形成することに比べれば難易度は高くありません。私はエンジニアという選択肢を採りましたが、選択肢は無数に存在します。

ITにかかわるエンジニアと一言にいってもその内容は多種多様です。AIに取って代わられるだとか、自動コーディング技術の進歩でいずれ淘汰されるかもしれませんが、50年や100年では需要がなくならないことを私なりに分析したうえで選択しました。こちらは詳しくはまた別の記事で解説したいと思います。

資産とスキルの2つが揃って初めて早期リタイアに安心感が生まれる

早期リタイアと資産形成がセットで語られるのは、資産を形成することで安心のリタイア生活を送ることができるからです。

しかし、本当の安心を得るには資産だけではなく資産が無価値になったときでも稼げるスキルを身に着ける必要があります。

こうしたスキルは必ずしもリタイア前に身に着ける必要はありませんが、実際に実務経験を積むことを考えればリタイア前に働きながらスキルを身に着ける方が効率的かつ現実的でしょう。どれだけスキルを自身で磨いても、実務経験や実績があるとないとでは説得力が天と地ほど違います。

私のようにリタイア後に趣味に明け暮れた結果、暇になりすぎて少しだけ働くという選択肢をとる方も少なくないでしょう。そんな時に気ままに働きながらスキルを磨き、最新の状態にアップデートして更にスキルレベルを高めるというのも良い選択です。

ブログを書いている人

カタミチ

ご意見・お問い合わせ等:syufukc@gmail.com

プライバシーポリシーおよび広告掲載等に関する表示事項