胡桃の荒材でワイルドな棚を作ろう!
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樟と槐のデスクを制作した時に槐の角材を購入させていただいたお店が無垢材を手ごろな金額で購入できる大変良いお店だったため、リピートしてみました。こんなお店で、業販では売れない木材を安く提供してくれているのかな?という印象です。
今回購入したのは、胡桃の皮つき板と角材です。
角材は荒材でガサガサ、カンナ掛けが必要です。
▼板材はこんな風に皮がついています。
まずはこれをはがしていきましょう。
鑿で皮を剥く
ちょうど良い道具がないので、試しにノミで皮を剥いでいくと、いい感じにするする剥けていきます。
ごみがちらばるのでごみ袋を用意して地道に剥いていきましょう。
棚を作ることに決定
特に何を作ろうという考えはなく、良い材料が安く売っていたので購入したわけですが、皮をラフに剥いで耳が黒々とした板を見ていたら、これで棚を作りたい!という思いが沸いてきました。
皮を剥いだ後の黒いままの耳をそのまま活かして棚板にしようというわけです。今回購入した板は幅がばらばらで、おおよそ150mm程度でしたので、これでは棚板としては奥行きが短すぎます。そこで、耳付きの板を2つ横につないで棚板とすることにしました。2つ横につなぐ方法は、耳を切り取る方法が最も単純ですが、あえて耳付きで利用してみることにしました。
▼まずは板を同じ長さにカットします。
ここで、先日作った木のステーが役立ちます。
これを使って2枚の板を横につなごうというわけです。今回耳付きのままつなごうと思ったのにはもう一つわけがあるのですが・・・。
ステーを使ってこんな風につなぎました。
棚の用途は決まっていませんが、穴があったところで構いません。ただ、一応できるだけピタリとくっつく板同士をあわせています。
側板ではなく40mm角材ですべてを支える
通常、側板に棚板を固定していくわけですが、今回は一緒に購入した40mmの角材を左右に立て、これに棚板を固定することにしました。固定方法は、角材に切り欠きを作り、そこに棚板を打ち込む方法です。
今回、2枚の耳付き板をそのまま横につなごうと思ったのは、この方法で棚を作ることを想定していたためです。強度は期待できませんが、常識的な重さであれば問題ないはずです。
▼まずはジグソーテーブルで切り欠きを作っていきます。厚さは18mmです。
▼続いて荒材ですので、カンナ掛けをして、つるつるに。
こういう精度を求められる工作はいまだに全く下手くそなのですが、緊張の瞬間・・・。
硬い!ちょっと切り欠きが細すぎたようです。
何度も削っては調整しながら、ほどほどのきつさに調整して、くみ上げます。
皮を剥いで軽くやすりをかけただけの黒い耳が、ちょっとワイルドすぎるような・・・(^^; ただ、作業部屋の道具棚にはいい感じだと思います。やすり掛けとオイル塗装を施してあります。
一応、リビングに置いてみると・・・?
物は試しにリビングにおいて、周りに雑然と置かれていたものを置いてみると・・・
置いてあるものがちょっと間抜けなものばかりですが、意外といいかもしれません。
物を置くことで、ワイルドさも薄まって、意外と違和感なくリビングに収まっています。今は、仮の家具たちを使っていることも一因かもしれません。
将来的には、小綺麗な作りの家具を自作して置き換えていく予定ですから、そのころにはリビングから退場してもらって、作業部屋で道具棚になってもらおうと思います。