このブログの開設のキッカケであり、第一目標であるドレッサー(化粧台)製作の様子をお送りします。
2016年11月末に開始し、ドレッサーを送る妻の誕生日である翌6月を目標に製作を進めます。DIYや家具作りに関する知識が全くのゼロの私が、果たして約半年でドレッサーを作り上げることが出来るのか!?間に合うのか?使い物になるのか?見苦しくないように仕上がるのか?不安しかありません。
ドリルを手に入れただけの知識ゼロの私が、ドレッサーと言う大物を作り上げるまでの様子を知識ゼロから始める家具作りシリーズとしてまとめています。
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このブログとDIYを始めたキッカケであり、第一の目標であるドレッサー作りです。
前回の記事ではドレッサーの脚になるパーツを2つ作成しました。
今回は構想時に不安しかなかった鏡の取り付けを行います。
鏡の台座の製作
まず始めに鏡を立てるための台座を製作します。
▼このように2x4材を使用して枠を作成します。
座繰りを入れてからネジで固定し、ネジ穴をダボで埋めてみます。
ダボで埋めたら、パイプソーを使ってはみでたダボをカットします。
パイプソーは素晴らしいです。
初めての挑戦ですが、綺麗にいきました。やすりをかけるともっときれいになりそうです。
更に天板に固定するための鬼目ナットを埋め込めば完成です。
鏡のベースを製作
次に実際に鏡を取り付ける板を製作します。
15mm厚の桐材を使ってサンドイッチにする予定でしたが、そもそも鏡が奥まると使いにくいという点と、綺麗に切り抜く自信がなかったことからサンドイッチ構造は諦めました。
▼当初の計画
そして、単純に15mm厚の板を2枚張り合わせて、その上に鏡を設置することにしました。
貼り合わせる際の写真を撮り忘れましたが、ボンドをたっぷりと塗って、2枚を重ねて重石をして1晩置きました。
これを、先ほど作った台座に差し込みます。
すごく硬かったですが、その分ガッチリと固定することができました。
台座とベースの仕上げ
次に、この鏡の台座を仕上げていきます。
まずはホビーカンナを使って面取りをします。
ホビーかんなはこちらです。
本当におもちゃのようなかんななのですが、非常に気持ちよく木を削ることができます。
特に角を取るような面取り作業であれば最適です。
続いて小さな水槽台作りでも活躍した鋸やすりを使って角を丸めていきます。
どんどん削って、次は普通の紙やすりに移行します。
鏡の穴あけ
続いて鏡に穴開けをしていきます。
鏡の取り付け方法は散々悩みましたが、最終的に接着剤+ボルトで固定することにしました。
使用するのはこちらのガラスドリルです。
失敗すると鏡が台無しになります。
こちらのリリーフさんのガラスドリルの裏面の説明によると、水やミシンオイルなどで冷却しつつ穴あけするらしいです。例えばこのセットで一番大きい6mmの穴を開ける場合、小さい方から少しずつ広げた方が良いのか、いきなり6mmでいいのか、そこら辺が説明もなく良くわかりません。
少なくとも、発熱を気にして回転も低速を指示するくらいなので、まずは3mm.、そこから6mm.で穴を広げることにしました。
念のためガラスの穴あけについて調べてみると、以下の3点を気にすれば良さそうだとわかりました。
- 回転は500rpm程度(普通のドリルの最大速度の3分の1程度?)
- 最初と貫通する最後は押し付ける力を抜く
- 一番最初、鏡にマスキングテープなどを貼って鏡をビットが滑らないようにする
とにかくやるしかありません。
マスキングテープを貼り、水を垂らしながら慎重に穴あけをします。
ちょっとギザギザがありますが、なんとか成功・・・といって良いと思います。
追加で、この3つを気にするとうまく行く気がします。
- 切削中は結構力をかけても大丈夫
- 垂直を維持する
- 最後の鏡面(鏡の裏面部)は要注意!!すごーくゆっくり優しく。
(この鏡面以外は1番目の通り力も入れてもOK)
ちなみに固定に使うのは、こちらのオシャレボルトです。
基本的に接着剤で固定しますが、補助とアクセントのために取り付けます。
もちろんそのまま留めては良くないので、ゴムワッシャーを使います。
鏡の貼り付け
大詰めです。
鏡を貼り付けていきます。
使用するのは鏡専用の接着剤「セキスイボンド 鏡用 SB75M」です。
コーキングガンを使用します。
これを、ビード状に塗布します。
ビード状とは、接着剤を移動しながら絞り出すと、接着剤が線上に塗布できます。この状態のことで、ここからへらで塗り伸ばしたりしてはいけません。
(いけないかどうかはわかりませんが、使用方法を見るとビード状塗布を勧めています。)
ということで、格子状に塗布して、大急ぎで鏡を設置。
▼重石を置いて、念のため2日くらい放置します。
▼ちょっと写真ではわかりにくいですが、オシャレボルトも取り付けています。
次は引き出しの製作へ進みます。
▼こちらへ続く