【アクアリウム】水中ポンプ詰まりすぎ!原因と対策は?
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手軽に使える水中ポンプ方式のフィルター。
投げ込み式、外掛け式、一部の外部フィルターなど多くのろ過機に採用されています。
しかし、その欠点としてポンプの詰まりが起きやすいです。
我が家では、メイン水槽のフィルターにはGEX メガパワー2045とGEX スリムフィルターLを使用しています。
GEX スリムフィルターLは外掛けフィルターですので、当然水中ポンプ式なのですが、GEX メガパワー2045は外部フィルターであるのにも関わらず水中ポンプ式です。
これらのろ過機には満足していたのですが、最近詰まりによる流量低下が頻発していました。
我が家のタンクデータと詰まりの状況
まず始めに、詰まりが発生している我が家の水槽のデータを乗せておきます。
水槽は40cm水槽で、フィルターは先述の通りスリムフィルターLとメガパワー2045です。
問題はやや過密な生体と水草です。
- シマドジョウ2匹
- ゴールデンハニードワーフグラミー3匹
- オトシンクルス1匹
- レッドチェリーシュリンプ20匹~30匹
- 石巻貝5~10匹
- ハイグロフィラナンセアン、ハイグロフィラポリスペルマ、ウォーターウィステリアが水槽の半分以上を占めるぐらい繁殖
- バリスネリアナナがそこら中にぽつぽつ
- ウィローモスがうじゃうじゃ
水草が繁殖しすぎて、ジャングルのようになっています。
餌はテトラフィンとコリドラスタブレットで、たまに冷凍のブラインシュリンプを与えています。
食いつきはいいのですが、グラミーはエサ取りが下手だし、ドジョウもへたくそなので、ちらかして食べきれていない分がそこそこあります。
餌を絞ると餌を見つけられないし、困ったものです。
こんな状態で使用していると、特にメガパワー2045は1週間も持たずに水量が滴る程度になってしまいます。
メガパワー2045ほどつまりの心配がなさそうなスリムフィルターLも、どんどん水量が減って、2週間程度でちょろちょろに。
あまりにも流量が乏しいと、ろ過能力が低下します。
あまりに頻繁にメンテナンスを行うとバクテリアが減ってしまいます。
原因と対策
①ろ材が細かすぎる
ろ材が細かすぎると汚れが詰まりやすく、流量が低下する原因になります。
また、ばくだま(下図)や小粒の溶岩石のような極端に小さなろ材を使うと、汚れが全くなくとも流量が極端に低下する場合があります。
ろ材を大きめのリングろ材などに変更してみると改善します。
②濾過槽内の流れの偏りがある
複数のろ材を混ぜている場合や、水の流れに合ったろ材の配置をしていない場合には、濾過槽内の流れに偏りが出ます。
偏りが出ると、濾過槽内の汚れに偏りが見られ始めます。
複数のろ材を混ぜる、いわゆる「ミックスろ材」は偏りの原因になるため避けてください。
また、基本的にメーカーの推奨するろ材の配置に従ってください。
バスケットがある場合にはバスケットを使用し、ない場合も流れに対して直角になるように配置してください。
③ポンプに汚れが詰まっている
水中ポンプ方式のフィルターは、ポンプの前に簡単なストレーナーやスポンジがあるだけです。
つまり、比較的ポンプが汚れやすいです。
ポンプを掃除して汚れがある場合や、掃除をすると流量が劇的に改善する場合にはこれが原因です。
水槽内の生体が多い場合や、水草が多い場合には汚れが多く出ます。
大抵はポンプに汚れが溜まる前に、濾過槽内に汚れが溜まりますが濾過槽容量に余裕がある場合には、先にポンプの汚れが溜まります。
ストレーナーに被せるスポンジを細目のものに変えてみてください。
④ウール・スポンジが詰まっている
濾過槽に必ずと言っていいほど入れるウールやスポンジ類は、ろ材がキャッチできない細かい汚れをキャッチする役割があります。
長くフィルターが稼働しているとウールやスポンジが目詰まりして流量の低下につながります。
ただし、頻繁に目詰まりする場合には他の原因の可能性があります。
ウールやスポンジを濾過槽の手前側に配置している場合は、短期間で目詰まりする場合があります。
ろ材の並び順は基本的に以下のようにしてみてください。
粗目スポンジ → 各種ろ材を大きなものから → ウールや細目スポンジ
⑤揚程が高すぎる
ポンプの位置と濾過槽や水を引き上げる頂点の位置の高低差があると、ポンプの性能が発揮できず流量が低下します。
しかし、これが原因の場合には常に流量が低い状態が続きます。
私の場合
ろ材を大きなリングろ材に変えてみましたが、効果はありません。
ウールやスポンジを撤去しても効果がありません。
ポンプ手前の、吸水部のスポンジを撤去すると僅かに改善するも効果ありません。
次に、詰まりの物理的な原因に注目しました。
掃除をするとホースや給排水パイプ、濾過槽内など各部に、ヘドロのような汚れがこびりついています。
やや繊維質なヘドロは水草の残骸、細かな汚れは生体の死骸や食べ残しなどでしょう。
つまり、単純にろ過能力が不足しているということです。
ろ過能力不足の対策
いずれの原因と対策も効果を発揮せず、ろ過能力が不足していることがわかりました。
そこで、よりパワフルなフィルターを購入することにしました。
候補としては以下3モデルです。
エーハイム500
定番です。
機能的には最小限であり、最近の製品にあるような便利な機能はありません。
また、見た目が悪い点が欠点です。
テトラ バリューEXフィルター VX-60
背が低いのがポイントです。
我が家の水槽台は、フィルターの収納スペースの高さがないため背が低いのは嬉しいです。
しかし、見た目がイマイチです。
あまり使っている人も見かけません。
コトブキ SV450X
他2点より多少割高ですが、機能性や安心感では圧倒的です。
見た目も一番マシで、間違いなく一番使いやすいでしょう。
今使っているパワーボックス45の後継モデルです。
値段と性能だけで考えると、エーハイム500で決まりです。
しかし、見た目や機能性、メーカーの好みなどを考えるとコトブキです。
利用環境に合ったのはテトラ。
追記
迷っていましたが、最終的に「寿工芸 パワーボックス SV450X」を選択しました。
導入とレビューはこちら。
見た目が嫌だといっていたエーハイムも買っちゃいました(事故)