我が家ではDIYの掃除に、専用の集塵機なんて使わず、安いスティック型掃除機を使用しています。具体的にはこれ。Amazonでよく売れていて、たぶんまともな掃除機では最安値だと思います。
ツインバード サイクロンスティック型クリーナー スケルトンブラック 掃除機 TC-E123SBK
レビューにもあるように、吸い取る力は十分に強いのですが、木くずなんかと掃除しているとすぐに目詰まりして、ごみも満タンになってしまいます。道具の後片付けと一緒にタンク内も清掃すれば良いのですが、これが面倒くさい。さぼってしまうと次に使うときに掃除をする羽目になってなおのこと面倒くさい。
ということで、こんな格安小型の掃除機でも快適にDIYを支えられるよう、サイクロン集塵機を制作します。サイクロン集塵機についての説明は詳しく説明されている他所様に任せるとして、このサイクロン集塵機を作成して掃除機と掃除機ヘッドの間に挟むことで、ごみを掃除機本体に溜めずに掃除ができます。
材料としては同じような形状のものを手つくりしても良いのですが、結局材料や道具をそろえるよりも買ったほうが安いということで、最安値のこれを購入。2800円ほど。
【ラッキークローバー】 サイクロン 集塵機 集じん機 DIY パーツ 自作用
多分この手の安物は全部同じものな気がします(^^;
作りは割としっかりしていますよ。気密性さえ保たれていればいいわけですからこれで十分です。サイズは高さ30cmほどで意外とコンパクトです。僕のように場所に限りがある人にとっては嬉しいですね。
サイズ感はこんな感じ。
このパーツの下部には60mmの穴が開いており、ここにペール缶なりなにかごみを溜めるものを取り付けるわけです。車も好きでやっているのでペール缶はいくらでも手に入りますが、上述の通り場所がないDIY好きにとってペール缶は大きすぎます。そこでスペース効率も良い四角い蓋つきバケツを購入しました。容量10L。
TRUSCO(トラスコ) 角型密閉バケツ 10L 蓋付き ナチュラル色 TMC10K
半透明ですから、ごみが溜まればわかりますね。
密閉性に心配がありましたが、閉めるのにぐっと体重をかけないといけない程度にはきつく、気密性は十分でした。
それでは作っていきます。
まずはホールソーでバケツの蓋に穴をあけます。60mm弱の穴です。
そこにサイクロン集塵機のパーツを取り付けます。
この蓋は縁は固いのですが、中心部は柔らかいので、念のためにゴム系接着剤(G17)を接触面に塗布してM4ボルトで固定しました。シリコンシーラントなどでも良いと思います。
で、ホースを接続するわけですが、ツインバードのスティック掃除機の吸い込み口の内径は35mm、一方でこのサイクロン集塵機のパーツの口は55mmとでかいです。ホームセンターのホースコーナーに行くと、サイズが合いそうなサクションホース(負圧に耐性のあるホース)があったのですが、硬くて取り回しが不便そうです。確か1mで500円程度だったと思います。また、スティック掃除機側に接続できません。
と、いうことで、同じくホームセンターで洗濯機用のホースを買ってきました。
500円くらい。でもAmazonだと合わせ買いで358円でした。
まあどっちでも良い程度です。
このホースは、一方は内径32mm、もう一方は柔らかい素材の継ぎ手になっており、ハサミなどでカットすることで34mmと31mmと26mmの切り替えができます。
これをダクトテープで装着。
無理矢理ではありますが、気密性さえあれば良いので十分です。
見ての通り、ツインバードのスティック掃除機の吸い口は内径35mmですからすぽりと継ぎ手が収まります。若干緩いので、テープなどを巻いてきつさを調整すると良いと思います。また、継ぎ手は掃除機のヘッドにぴったりと収まります。
上の画像では青い継ぎ手部がヘッドに装着されています。
ツインバードのスティック掃除機は持ち手を外してハンディクリーナーのように使えるほか、このようにフックがついています。道具棚に穴をあけて引っ掛けてみました。足元にサイクロン集塵機があります。すっきり隅っこに収まりました。
ごみを早速吸ってみると…。
見事!本体にはごみがありません。
一方で集塵機側には。
流石に見えない。
開けてみるとこんな感じ。
大粒のものから粉状のものまでしっかり取れていることがわかりますね。
実運用上は制作中のジグソーテーブルのジグソーに接続する以外は、掃除機のヘッドをつけられると便利です。ホースに直結することはできるのですが使いづらいので、何か対策をしたいですね。