プログラミングネイティブの時代は来ないから安心しろ
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デジタルネイティブと言う言葉があります。
Wikipediaによればその意味は以下の通り。
デジタルネイティブ(世代) (digital native) とは、学生時代からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代であり、日本では1980年前後生まれ以降が該当するとされ、後述のとおり1970年代後半生まれを黎明として3区分に分類される。
要するに子供のころからインターネットが当たり前に存在し、SNSやブログ、クラウドサービスを生活の一部として取り入れている世代を言います。
この言葉をうけて、様々な〇〇ネイティブが作られました。
それは冗談半分であったり、真面目な予想であったり、期待であったりします。
そんな中でプログラミングネイティブ、つまり子供のころからプログラミンに触れて育つ世代が増えるのではないか、そうした時代が近く訪れるのではないかという意見があります。しかし、これはありえないことなのです。
なぜならプログラミングは道具であり技術です。デジタルネイティブが当たり前に使うモノは生活をより良くしたり、面白いものであったり、コミュニケーションの手段です。プログラミングは基本的にサービスを制作するための道具や技術に過ぎません。趣味でプログラミングをする人もいますが、それは少数派です。
SNSやレシピサイト、まとめサイト、動画ストリーミングサイトのようなエンターテイメント性がプログラミングにあるかと言われれば、それはないのです。
今後学校教育に占めるプログラミングの割合が増えるかもしれません。しかし、既に数十年前から中高6年間の英語教育を受けているにも関わらず、誰もイングリッシュネイティブになっていません。家を建てたり家具を作ることができるからといっても誰もかれもが建築ネイティブになっていません。
〇〇ネイティブが成立するのは、人が人である限りサービスの利用する側面においてのみなのです。