【2020年版】中古BMWの買い方 - お手頃な車種から維持のコツまで
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2020年の中古BMW市場の動向やおススメの車種、買い方や選び方、維持のコツに至るまで、当サイトで解説している様々な情報をこの記事にギュッと詰め込んでお届けします。
詳しい内容はより詳細に解説している記事へのリンクもあわせて記載しておくのでチェックしてみてください。
- 2020年がお買い得!安くなる車種はどれ?
- 10年前と20年前に起こったBMWの大転換と車の変化
- まだまだ故障知らずな車と故障が心配な車たち
- オススメの購入時期と車選び
- 毎月更新!当サイト厳選のオススメの車たち
- さいごに
2020年がお買い得!安くなる車種はどれ?
中古車市場において安い値段がつくのには理由があります。
人気があって買い手がつく車はどんなに古くても高い値段がつきますが、逆に人気がない買い手がつかない車はどんなに新しくても安くなります。
例えば「年式」を考えてみましょう。
10年落ちの車といえば
「流石に10年落ちは古いしちょっと・・・」
と敬遠する人が増え始めます。
結果的に10年落ちの車の価格はその性能や信頼性以上に落ちてしまいます。
2020年現在、10年落ちといえば2010年です。
2010年式の車であれば、まだまだ道路上にうじゃうじゃ走り回っており、その多くの車はまだまだ故障知らずで乗られています。
これはBMWに関しても同様で、10年落ちのBMWは全く問題なく故障知らずで乗られていることが大半です。(ひどい乗り方やメンテナンスをされてきた車を除く)
そこでまずは2020年の今、10年目を迎えた車種をチェックしてみたいと思います。
1シリーズ(F20)2011年発売
コンパクトさと低価格が売りの1シリーズは、まだまだ色あせないF20型の登場から今年で9年目を迎えます。
10年目前ですが、もともと低価格であっただけあって100万円を下回る状態の良い車両も珍しくありません。
特別な強いこだわりがない限りは100万円以下で幅広い選択肢が用意されています。
そのため1シリーズは低価格で故障知らずな状態の良いBMWを手に入れたいという方には持って来いです。
サイズが小ぶりなだけでなく小回りも効くため、街中や狭い道での取り回しに苦労することもないでしょう。また、小さいながらもBMWらしい走る楽しさをしっかりと備えています。
5シリーズ(F10)2009年発売
BMWの主力車種である5シリーズはF10の登場から既に11年が経過しています。
モダンで洗練された見た目は2020年現在の水準でも古臭さを感じることはありません。
現在最もお買い得と言えるのがこの5シリーズかもしれません。
もともとはご存じの通りの高価格でしたが、今ではこのF10ですら100万円を切る車両が中古車市場に溢れかえっています。
高級車ほど中古になったときの価格の下落が大きいことはよく知られていますが、それを見事に体現しています。
高級車とはいえ故障しなければ維持費はかかりません。
また、5シリーズは高級車とはいえ多くの部品を3シリーズや1シリーズとさえ共有しています。
そのため一部の高級装備を除けば実はそれほど維持費が高くない車種なのです。
しかし、市場では高級車として認識されるため高級車のセオリーに則って価格が落ちています。
また、5シリーズは比較的長距離の運転が多いドライバーに選択されることも多く、走行距離の伸びた車両が多いです。
こうした車両は更に価格が落ちていることが多く、状態をよく把握してから選択する分には非常にお買い得な選択肢と言えます。
X1(E84)2009年発売
X1は世界的なSUV人気をキッカケにBMWが発売したコンパクトSUVです。
世界的なSUV人気の火付け役となったBMWですが、X3とX5という高価格なモデルしかラインナップしていないために販売が伸び悩んでいました。
そこで3シリーズをベースに開発されたのがこのX1です。
SUVは中古車市場で価格が落ちづらく、比較的高値での取引が続いています。
しかし、このX1も既に10年を超え価格がだいぶこなれてきています。
特に状態の悪い車両でなくとも100万円を下回る車がちらほらと見られ、100万円前半であれば幅広い選択肢が用意されています。
日本やアメリカ、フランスのSUVとは違った硬質感のあるセダンのようなフィーリングは大変魅力的です。
状態の良いBMWのSUVを安く手に入れたい方や故障知らずで乗り回したいという方には非常にお買い得な時期に入ってきました。
10年前と20年前に起こったBMWの大転換と車の変化
まめ知識です。
BMWは2000年を境に大きく変化しました。
これは車の性質やデザインといった車の根幹に関わる部分に大きな影響を与える変化でした。
細かな説明は下記のリンク先で説明していますが、車の設計、デザイン、感性に与える影響までもすべてを判断し決定する取締役会のメンバーのほとんどが変更になったのです。
これによりBMWの車は変わりました。
よく言えば快適に、悪く言えばつまらなくなりました。
それでも相対的に見れば、他メーカーに比べて優れたハンドリングやそのフィーリングを持っていました。
また、それまでBMWに興味を示さなかった多くのユーザーがBMWを買い始め、BMWの業績は急激に回復したのです。
具体的に車に変化が現れたのは2003年に発売された5シリーズ(E60)でした。
更にその変化が明確になり、完全に刷新されたといえるのが2009年に発売された5シリーズ(F10)です。
(なぜ5シリーズかというと、5シリーズはBMWの主力車種であり常に最新の技術を投入して真っ先に市場導入されるからです。正確には7シリーズが先行するものの、技術をブラッシュアップして本格的に導入するのはいつも5シリーズからです)
そうした大変化から10年が経過しました。
先述の通りお買い得な車といえば「10年落ちくらいの車」です。
つまり大変化後の車というわけです。
変化前の車を買おうとすれば年式は古く、車の状態が悪い個体も増えてきます。
一方で変化後の現代的で洗練された車に安く乗れるようになってきたとも言えます。
果たしてこれが良いことなのか悪いことなのか、なんとも複雑な思いを抱かざるを得ません。
まだまだ故障知らずな車と故障が心配な車たち
2020年を迎えた今、先ほど紹介した「10年落ち」の車たちはまだまだ故障知らずで使われているケースが大半を占めます。
「10年落ちのBMWなんて・・・」と思われている方も多そうですが、実際には国産車とそう変わらず故障もなく乗られている車が大半なんです。
故障があるとすれば運悪く壊れてしまうか、よほど酷使されている場合です。
運が悪く壊れることは国産車でも珍しくありません。
最近の国産車でも新車から数年のうちに点火系や電気系のそこそこ高額な部品を交換されているケースは散見されます。(大抵は初期不良として無料で修理されています)
ということで、運悪く発生する故障を心配すると車なんて乗っていられません。
問題は酷使されてきた場合です。
3年、5年程度の酷使であれば症状も表面化しないことがありますが10年となると症状が現れ始める頃合いです。
- 都市部で渋滞ばかりの道を走ってきた車
- 短距離の買い物などにばかり使われてきた車
- 整備を疎かにしていた車
こうした車たちは10年も経ったころには何らかの問題を抱えているものです。
最近でも10年落ちでエンジンのオーバーホール(完全な分解修理)もしくは載せ替えが必要になるケースというのは時々あって、大抵の場合は整備が疎かかつ渋滞の多い道などで使われていた車両です。
さて、こうした車を避けるためのポイントは多岐に渡り、プロでも完ぺきな判別が難しいものです。
当サイトでは以下の記事にチェックポイントやコツをすべてまとめてあります。
長い記事ですがもし10年落ちやそれ以上に古い車両を選ぶ場合にはチェックしてみてください。
オススメの購入時期と車選び
中古車の価格は需要と供給で決まります。
つまり、同じ車でも高い時と安い時があります。
この価格差は価格が高ければ高いほど顕著になるため、予算が100万円を超える場合には意識することでお得に車を購入することができます。
SUVや4WDを買うなら夏
最も有名かつ顕著な中古車相場といえば冬のSUVや4WDです。
わざわざ寒くなってからSUVや4WDを買う人がいるのか?と思われそうですが、不思議なもので冬になるとSUVや4WDの価格は上がります。
これは中古車店の店頭に並ぶ価格だけでなく、業者向けのオークションの価格も上がります。
SUVや4WDを狙うのであれば、冬は避けて暖かくなった頃がねらい目です。
春は避ける
これは車だけでなく不動産業界などでもよく聞かれる話です。
転勤や就職に伴って車が必要になるため、これまた価格が上がります。
また、冬の寒い時期や年末年始の忙しい時期が終わり、車を買おうとする人が増えるのかもしれませんし、GWや夏の長期休暇に向けて車を買おうとする人が増えるのかもしれません。
理由ははっきりとしませんが、冬のSUV同様に春も車の価格が上がります。
3月・4月頃は特に顕著になるため購入は避ける方が良いでしょう。
年末年始がねらい目
さて、先ほど「年末年始の忙しい時期に車なんて買わない」と言いましたが、これは一概に想像と切り捨てることもできません。
なぜなら面白いことに中古車相場を見ても12月1月は価格が下がるからです。
また、年末年始のセールなどが企画される割には売り上げも実際に伸びません。
そのため価格が下がるだけでなく、値引きを引き出すという意味でも年末年始はねらい目です。
ただし、やはり年末年始はゆっくり過ごしたい方やバタバタしている方も多いため、難しいのかもしれませんね。