趣味のDIYを始めると、必ずと言っていいほど集塵や木くずの掃除が課題にあがります。
こうした問題への対処として最良の答えは集塵機を使用することです。
しかし、市販の集塵機は持ち運びできる小型なものでも掃除機の何倍もあるサイズです。
こちらの画像はAmazonで検索上位に出てくるボッシュ製のGAS10という集塵機です。
それなり以上の作業場を持っている人であればこちらを選択するなり、据え置きタイプの巨大な集塵機を買えばいいでしょう。
しかし、私のように極端に狭い環境でDIYを楽しんでいると、これは大きすぎて使い物になりません。
スティック型掃除機を使うもすぐに詰まって使い物にならない
まず始めに私が選択したのがスティック型の掃除機です。
木くずなどを吸うことから家で使っているものを使う訳にはいきません。
そこで格安ながら(うるさいけど)吸う力は強いと評判のこちらの掃除機を購入しました。
しかし、これが使い物になりません。
すぐに木くずや木の粉で目詰まりするし、掃除の度に木の粉が舞い上がって大変です。
スティック型とはいえ掃除機。
やっぱりある程度は場所も取ります。
なにより電動工具の集塵に使おうとすると使い勝手が悪いのです。
一応径が合う洗濯用の排水ホースをつないで、集塵することはできますが、スティック型という形状ゆえにとにかく取り回しが悪かったです。
サイクロン集塵機を自作
この「すぐに掃除機が詰まる」問題の対策を調べたところ、サイクロン集塵機というワードが見つかりました。
このツインバードのスティック型掃除機は既にサイクロン機構を取り入れていましたが、分離性能は良いとはいえませんでした。
詳しくは以下の記事で解説していますが、バケツとサイクロンの部品を買って掃除機を集塵機代わりに動作させることにしました。
木くずの掃除を楽にするサイクロン集塵機を作ろう(ツインバード スティック型掃除機と組み合わせる)
結果はというと大成功で、掃除機が詰まることはなくなりました。
また、半据え置きになったために電動工具への接続の取り回しは逆に良くなりました。
しかし、その一方でサイズが肥大化しました。
バケツ+サイクロン+掃除機という3点セットだから当然です。
小型化
ようやく本題です。
流石に大きすぎるサイクロン集塵機を、実は以前一度小型化に挑戦していました。
【静かなDIY】サイクロン集塵機を小型・静音化! - ドリリウム
しかし、我ながら中途半端な出来で、今回改めて小型化に挑戦しました。
まず始めに、掃除機のうち吸うために必要なのは手のひらに乗るようなここだけなんです。
白いケースを分解すると、中身が出てきます。
これがモーターとファンです。
このモーターとファンさえあれば、後の掃除機の部品はすべて不要です。
次にサイクロンのパーツです。
これも長すぎるので切断します。
どこまで短くするかはさじ加減ですが、約10cmほど切り詰めました。
ゴミを溜めるタンクは木で小さな箱を製作しました。
内容量はせいぜい5L程度でしょうが、私の使い方では十分です。
ということで完成したのがこちら。
ファンは木のアダプターでサイクロンのパーツに取り付けています。