【カービング】スプーン彫りの必需品!円形スクレーパーを作ろう
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スプーンを手彫りしている人には絶対オススメの「円形スクレーパー」の作り方を紹介します。
円形スクレーパーは一般向けの通販サイトなどでは国内外含めてほとんど流通しておらず、利用者も多くありません。しかし、スプーンの「すくい」(凹面)を手軽に綺麗に仕上げられるとっても便利なアイテムです。
流通していないものの作るのは難しくありませんので是非挑戦してみましょう!
スプーン用円形スクレーパーとは
スクレーパーとは木工やDIYをされる方であればご存じの通り以下のような商品です。
塗装やはみ出た接着剤を金属製のへらでこそぎ落とすことができます。
当然先端はまっすぐになっていますが、これが円形をしていたらどうなると思いますか?
こんな感じになります。
木工分野ではスクレーパーとは木の荒い面やはみ出たボンドを綺麗にするために使われます。
これが円形になることで、スプーンのすくい面の荒れた木肌や凹凸を綺麗に均すことができます。
画像ではわかりやすく塗料ののった気を削っていますが、塗料も木もそのままガリガリと削ることが可能です。超荒い円形のやすりと捉えても良いかもしれません。
円形スクレーパーの作り方
スクレーパーは角の立った金属板です。
要するに金属板から丸く切り出せばなんでもOK。
あるいは元から丸い金属を使ってもOK。
後者の方が圧倒的に簡単なので、金属板が余っているとか、加工自体が好きとか、そういう理由がなければ後者を参考にしてください。
材料は100円で済みます。
方法1 金属板から切り出す方法
私の場合には既にお気づきの方もおられそうですが、いらなくなった丸ノコの刃を円形に切り出してスクレーパーにしています。
金属を切断するには弓鋸を使ったりグラインダーを使ったり、いろいろな方法があります。
しかし、私は防音室を自作するくらいDIYの騒音に対して敏感なので「ジグソー」を使うことにしました。
私も円形スクレーパー作りに挑戦するまで知らなかったのですが、ジグソーには金属用のブレードも用意されています。
実際に使ったのがこちらのブレードです。
丸ノコの刃は3mmちょいの厚さがあるので性能的にはギリギリです。
まずは金属板に下書きをします。
そしてジグソーで切断。
性能ギリギリだけあって、それほどスムースではありませんでしたが結構早く切断できました。
今回は曲線をカットしましたが、金属の曲線切りはちょっと厳しいと感じました。
最終的に切り出したものはこんな感じで、ほぼ直線切りになっています。
これをやすりがけして形を整えていきます。
使用するのはベルトサンダーで、以前紹介したタックライフの激安ベルトサンダーです。構造がシンプルなので激安品でも大活躍しています。
私は円が二つ隣り合ったような形状にして、いろいろな曲面に対応できるように作ってみました。更に小さい円は鋭角な部分と鈍角な部分を作っていて、小さなスプーンから大きなスプーンまで対応可能です。
方法2 元から丸い金属をスクレーパーに加工する
多くの人にオススメできるのがこちらの方法。
元から丸い金属とはいえば、そうスプーンです。
スプーンを削って角を立ててスプーン用スクレーパーにしちゃえばいいんです。
先ほど紹介したベルトサンダーを使って、スプーンの側面を研磨しています。
もともとスプーンは口に入れるものですから角が丸めてあります。
これをちょっと研磨して角が立った状態にすればOK。
ベルトサンダーはスプーン彫りにも使えるのであった方が便利です。
材料は100均のスプーンでもなんでもOK。
出来るだけ厚めの金属のものが良いでしょう。
さいごに
いかがだったでしょうか?
スプーンを彫る時にあると便利な円形スクレーパー。
もしスプーンを彫る趣味があるのであれば是非参考にしてみてください。