ドリリウム

趣味をとことん突き詰めるブログ。高知 / 釣り / DIY / バイク / 車 / 家具制作 / アクアリウム / BMW / 地方移住 / ルノー・ルーテシア

【カメラ】三脚穴の位置をずらす方法3選

ドリリウムは移転しました。

約5秒後に自動的にリダイレクトします。

カメラの三脚穴は機種によって真ん中ではなく左右に寄って設けられていることがあります。

また、三脚穴にクイックシューなどを取り付けるとSDカードやバッテリーにアクセス出来なくなる機種も存在します。

 

私はCanon EOS Kiss Mを使用しているのですが、まさにクイックシューを取り付けるとバッテリーやSDカードにアクセスできない問題を抱えていました。

バッテリーやSDカードを着脱するたびにクイックシューを外すのでは全くクイックではありません。

 

今回はそうした問題への解決策を3つ紹介します。

それぞれ価格や見た目、使い勝手の面で差がある3つの解決策となっています。

①小型クイックシュー(アルカスイス)へ乗り換える

最も手間の少なくスマートな方法は、一般的に流通しているクイックシューのなかで最も小型であるアルカスイス互換のクイックシューに乗り換えることです。

 

マンフロットのクイックシューは一般的に幅が45mm程度あります。

しかし、アルカスイスのクイックシューは40mmを切るコンパクトさに収まっています。

 

「あともうちょっとずらしたい!」という方にとってはアルカスイスのクイックシューに乗り換えることで要望に応えることができるかもしれません。

 

しかし、問題もあります。

既に多くのクイックシューを利用している場合、それらをすべて乗り換えるには少しお金がかかってしまうことです。

 

私が調べた限り、アルカスイス互換のクイックシューのなかで最も公称寸法が小さいのが以下の製品です。

 

②チーズプレートを使用する

2つ目の方法はチーズプレートやマウントプレートと呼ばれる製品を使用する方法です。

 

具体的には以下のようなもので、金属板にたくさんのネジ穴があけられています。

好きな穴を使ってカメラの三脚穴や三脚と固定することができます。

本来の用途としてはいろいろなカメラアクセサリーをまとめて取り付けることにあるようですが、三脚穴の位置をずらしたいという用途にもピッタリ合っています。

 

価格はプレートとネジを合わせても2~3千円もあればそろいますが、問題があるとすればみためが大仰になってしまうという点です。

単純に三脚穴をずらす道具ではないため、どうしても製品自体が大きいからです。

例えば以下の製品はネジ穴も多く必要最小限の無駄のない形状をしていて使い勝手が良いです。

以下のような三脚穴に合ったネジのセットと合わせて使用します。 

③自作する

以上2点が一般的な解決策ですが、ご覧の通り「これだ!」という選択肢がありません。

 

なぜなら「三脚穴をずらす」ことに特化した製品が販売されていないからです。

そこで無ければ作ればよいということで自作する方法もあります。

 

構造自体は非常にシンプルで、三脚穴に合ったネジが入る穴が2つ空いたものを作れば良いのです。

私は実際に自作して使用していますので参考までに紹介します。

 

市販のプラスチックや金属のブロックから作ることもできますし、今時であれば3Dプリンターという方法もあります。

私は趣味で木工をしているので、木で製作しました。

f:id:katamichinijikan:20200108144645p:plain

私の場合には木を使用した関係で、強度に不安があったため50mm×30mmという寸法にしています。

樹脂や金属を使えばもっと小型化できるでしょう。

 

穴は浅めの直径10mmの穴と貫通する6.5mmの穴を開けました。

先ほど紹介したSmallRig 1/4インチネジ カメラ固定ネジ を使ったのですが、ネジの頭の部分が9mmほどでしたので、これが埋まるだけの深さを10mmで掘りました。

更にネジ自体が貫通するための穴(6.5mm)を開けました。

 

右側の穴は6.5mmの穴だけですが、裏面は10mmの浅い掘り込みが入っています。

 

一方はカメラの三脚穴に、もう一方はクイックシューに固定するためにこうした構造になっています。

 

実物はこんな感じです。

f:id:katamichinijikan:20200110165116j:plain

 

クイックシューと連結するとこんな感じ。

f:id:katamichinijikan:20200110165129j:plain

 

更にカメラに取り付けるとこんな感じです。

f:id:katamichinijikan:20200110165138j:plain

 

この状態で三脚に取り付ければこんな風になります。

f:id:katamichinijikan:20200110165148j:plain

さいごに

私が使用するCanon EOS Kiss Mでは三脚穴のすぐ横にバッテリーとSDカードのフタがあるため、クイックシューを取り付けるとフタの開閉が出来なくなっていました。

 

コンパクトさが売りのカメラですので致し方ないとあきらめていましたが、やはりクイックシューが使えないとカメラ自体の利用頻度が落ちてきます。

 

①②の方法も考えましたが個人的には納得がいかず、自作に踏み切りました。

(そもそも①の方法ではEOS Kiss Mのクイックシュー問題は解決しなかった可能性が高いです。)

 

結果的には見た目も悪くなく非常に満足感の高いものになりました。

絶対に需要があると思うのですが、破損=カメラ落下というリスクの高さから誰も手を出さないのかなぁなんて思っています。

ブログを書いている人

カタミチ

ご意見・お問い合わせ等:syufukc@gmail.com

プライバシーポリシーおよび広告掲載等に関する表示事項