艶消し黒(マットブラック)のヘルメットの小傷をタッチアップで直してみましたので手順を紹介します。私の使用しているヘルメットは「ショウエイ J・O」というジェットタイプで色はマットブラック(艶消し黒)です。何かに擦れたりした拍子に、傷がついてしまうと白い下地が出てきてなんとも見っともないです。
傷の状態
このような擦れた傷や、
このように少し強く擦れて、えぐれているもの
他にはこうした本当に細かいものまで、
とにかく艶消し黒ヘルメットの傷は悪目立ちします。
何を使って直そう?
こうした傷をなんとなく直す分には、黒いマジックでも使っておけば十分です。1mも離れれば目立たない程度には隠せるでしょう。しかし、マジックでは僅かに光沢もありますから、色々使えそうなグッズを探してみました。
最終的に使えそうだと思ったのが以下の3点です。
艶消し黒スプレー
1点目は艶消し黒のスプレーです。
こうした小傷隠しにスプレーは使いにくいです。なぜ使いにくいスプレーを候補に挙げたかというと、このアサヒペンの高耐久ラッカースプレーは過去にも何度も使用しており、その密着性、施工性、垂れにくさ、塗装面の耐久性などピカイチだと知っていたからです。使いにくさを除けば良い選択肢になります。何か小さな容器にスプレーして、溜まった塗料を綿棒などで傷にちょんちょんと付けると良いと思います。
艶消し黒タッチアップペン
次に車の塗装の小傷などを隠すために使うタッチアップペンです。
こうした商品は車の専用色しか用意されていないと思ったのですが、なんと艶消し黒が販売されています。タッチアップペンは先端が筆になっており、これまた使いやすいとは言えません。スプレー同様、使う場合には綿棒やつまようじなどを使った方が良いでしょう。
艶消し黒キズペン
最後にキズペンという商品です。
基本的にはタッチアップペンと同じものですが、タッチアップペンは先端が筆になっているのに対して、キズペンは先端がマジックペンのようになっていて使いやすいです。
タッチアップしてみよう
今回は、好奇心からキズペンを使って見ることにしました。
「クレヨンタイプ」となっています。
マジックのようにフェルトにインクを浸透させているわけではなく、クレヨンのように固形になっていることで、浅い傷なら埋めてしまう効果があるようです。これは期待できます。
見ての通りペン先が思っていた以上に太い訳ですが、筆のタッチアップペンに比べるとずっと使いやすいです。実際に一番大きく深い傷に使って見た結果がこちらです。
かなりアップにしています。
微妙に純正の黒と比べると艶消し具合(反射率)に違いがありますが、一歩引けば全く目立たなくなりました。
かなりオススメ
今回購入したキズペンですが、価格も500円台と手ごろで使い勝手は良く、艶消し黒の設定があるということで、艶消し黒ヘルメットの小傷隠しにはかなりベストに近い選択だったのではないかと感じました。
残念ながら気を付けていても小傷を防ぐことは難しいです。今後も長らく使い続けることを考えると、買っておいて正解だったと感じています。