ドリリウム

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こんにちは。カタミチ(@katamichi2h)です。

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【バンドソーの選び方】価格問わずバンドソーは静かな切断工具ではありません。

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静かな切断工具と思われがちなバンドソー。

もし「静かだから」という理由で購入を検討しているのであれば注意が必要です。

確かにバンドソーは丸ノコやジグソーと比べて騒音の種類が異なり、特に負荷が低い場合は低騒音と言えます。

しかし、安易にバンドソー=静かと考えるのは早計です。

 

静かなDIYをしたい人、騒音を出したくない人、賃貸でDIYを楽しんでいる人。

そんな方たちに向けて静かなDIYに関する情報を発信しています。

静かなDIYカテゴリーで過去の関連記事をご覧いただけます。

 

詳しくバンドソーの特徴やその騒音の特性について紹介していきます。

バンドソーの特徴

バンドソーは帯状の刃を2つの車輪に引っ掛け、それをモーターで回転させる非常にシンプルな構造をしています。

 

(画像は「MK Morse 3-8403-03」)

帯状の刃(以下「ブレード」と呼びます)は、小型のバンドソーであっても1メートル以上の長さがあり、特に分厚い木材を薄く挽く「挽き割り」を得意としています。

刃の幅が狭いものは曲線切りを得意としており、糸鋸ほど小回りが利かないもののかなり柔軟な曲線切りが可能となっています。

刃の幅は狭いもので4分の1インチ(6.35mm)、一般的なものは2分の1インチ(12.7mm)、やや大型になると1インチ(25.4mm)などがあります。

基本的に安価なバンドソー=小型ですので、安価なバンドソーは4分の1インチのブレードを採用した製品が多いです。

ブレードの幅は車輪の幅により制限されますから、より太いものへ交換することは基本的に不可能です。

 

バンドソーはどんなに小型な製品であってもインダクションモーターを使用しており、空転時の騒音は非常に低いです。

また、ブレードも丸ノコなどに比べて薄いため切断音も低いと言われています。

 

なお、バンドソーは設定が難しく慣れるまではうまく切れない、ブレードが外れる、ブレードがすぐに劣化する、まっすぐ切れない、など多くの問題に直面する可能性があります。

バンドソーとその他切断工具の騒音

バンドソーを始めとした切断工具の騒音は主に3つに分けることが出来ます。

①モーター音

まず始めにモーター音です。

切断工具に使われるモーターは主に以下の3種類です。

  • DCモーター
  • DCモーター(ブラシレス)
  • インダクションモーター

DCモーターとはミニ四駆なんかに乗っている最も身近なモーターのひとつです。

(画像は「マブチモーター RS380PH」)

一般的なドリルや丸ノコなどはすべてDCモーターで動作しています。

ブラシ交換が必要でちょっとやかましいブラシ有りのモーターも、最近増えた静かなブラシレスモーターもDCモーターの一種です。

 

DCモーターはブラシの有無により騒音の度合いが異なり、一般的にブラシレスモーターの方が低騒音です。

極端に表せば、ブラシ有りは「ギュイーン」というような濁音が混じるややがさついた回転音です。一方でブラシ無しは「シュイーン」というような濁音の混じらないスムースな回転音です。

実際にデシベル計で騒音値を計測するとあまり差はないのですが、がさついた音のするブラシ有りのモーターの方が、人の耳にはやかましく聞こえます。

 

最後のインダクションモーターとは誘導モーターとも呼ばれ、総じてDCモーターと比べて大型・ハイパワーです。

(画像は「オリエンタルモーター K2 インダクションモーター 2IK6AW-360J」)

インダクションモーターは動作時の騒音がほぼなく、静かな部屋で動作させればわずかに「ウィーン」というような回転音が聞こえる程度です。

ベアリングが劣化していない限りはほぼ無音と言って差し支えないでしょう。

 

先述の通り大型であり、よく見かける例ではボール盤のモーターやテーブルソー、今回のテーマであるバンドソーにも採用されています。

同じ製品でも小型なモデルにはDCモーター、大型なモデルにはインダクションモーターと使い分けられている場合もあります。

 

バンドソーはどれほど小型でもインダクションモーターを採用しており、モーター音はほぼありません。

(バンドソーと言っても持ち運び可能なポータブルタイプにはDCモーターが使われています)

 

このモーター音は、うるさいといわれるDCモーターであってもそれほど大きな音ではありません。

次に説明する切断音に比べればわずかなものです。

②切断音

2番目は最もうるさい切断音です。

刃が木を切り取るときに発生する連続する打撃音や振動、木と刃の側面が擦れる摩擦音などが挙げられます。

丸ノコ系の切断工具では、切断時には激しく甲高い「キュイーーーン」という音が出ますが、これが切断音です。

 

木を切削する時に発生する振動は、しっかりとした作業台や木材をしっかり固定することで避けることができるものです。

 

しかし、木と刃がこすれあう音の対策は容易ではありません。

切れ味の良い刃や、良いコーティングを施した刃を使用することである程度低減することができますが、劇的な変化があるとは言えないでしょう。

 

バンドソーに関しても、同様の切断音が発生します。

バンドソーのブレードは、丸ノコなどと違って柔軟性があります。

適切に木材を送らなくては前後左右にブレードがしなり、かなりやかましい切断音が発生します。

また、バンドソーのブレードはピンキリで、品質の悪いブレードや劣化したブレードを使用するとこの切断音は更にやかましくなります。

③機械音

最後に機械音です。

これはモーターから刃に至るまでの機械的な構造により発生する騒音です。

例えば丸ノコはモーターと刃が直結しているわけではなく、間にはいくつかの部品があります。代表的な部品は「ギヤ」、つまり「歯車」です。

歯車というのは、動作する際にどうしても「ギヤノイズ」と呼ばれる歯同士がぶつかりあう騒音が発生します。

 

丸ノコの機械音はせいぜいこのギヤノイズ程度です。

しかし、バンドソーにはたくさんの機械音の発生源が存在します。

 

これは次の「高いバンドソーも安いバンドソーも騒音は同じ」の項目で詳しく解説します。

一概にバンドソーが静かと言い切れない理由は、切断音もありますがこの機械音によるところも大きいです。

高いバンドソーも安いバンドソーも騒音は同じ

 一般的に工具は高ければ高いほど良いものを手にすることができます。

しかし、バンドソーの騒音に関しては数十万するバンドソーであろうが、激安中国製バンドソーであろうが、それほど差がでません。

 

バンドソーの騒音の種類を1つ1つ解説しつつ、価格により差が出ない理由を解説します。

①モーター音

一点目はモーター音です。

バンドソーは市販されている格安のものであってもインダクションモーターを採用しており、モーター音自体はほぼ無音です。

例えば2万円以下で購入できる高儀のバンドソーであってもインダクションモーターを採用していてほぼ無音で動作します。

 

②精度不良による振動音

次に回転する車輪やモーターの軸などの精度が出ていないために起きる振動音です。

また、安価なバンドソーではテーブルの剛性が不足しておりテーブルがカタカタと振動する場合もあります。

 

更に、DIY用としてはそこそこ高価なバンドソー(数万円~20万円ほど)であっても、バンドソーの本体がゆがむことがあります。

これは、ブレードにテンションをかけるために上にある車輪と下にある車輪同士を引き寄せる力が発生し、徐々に本体が歪んでいくために起こります。

 

こうした各部の僅かな精度の問題により、振動が発生することがあります。

しかし、ごく安価な製品であっても多少振動する程度で使用に差し支えもなければ、騒音ともいえない程度の微々たるものであることが多いです。

 

ただし、しっかりとした作業台にしっかりと固定していない場合には振動が激しくなることがあります。設置場所はしっかりと確保しなくてはなりません。

 

高価なものは大型化し、同じような精度の乱れがあっても振動が気にならない場合があります。

例えば先ほど紹介した高儀の格安バンドソーは本体重量僅か16kgです。

しかし、まともな製品を探すと200kgを軽く超えてきます。

 

バンドソーの大きさは車輪(ホイールと言います)の大きさで示されます。

自転車のように、ホイールの大きさをインチでいいます。

先ほど紹介した高儀の格安バンドソーは8インチです。

一般的なDIY用としては10インチあたりが主流で、14インチになるとそれなりに立派なサイズになります。もちろんそれ以上に大きなバンドソーもあります。

 

④ブレードガイドとの摩擦音

バンドソーはブレードが左右や後方にずれないようにブレードガイドが上下に計2つ取り付けられています。

ブレードガイドはベアリングが使われていたり、金属棒が使われていたりします。

高速で動くブレードと擦れ合うために、結構やかましい騒音を発生します。

 

ベアリングを使えば静かなのでは?と思われがちですが、バンドソーユーザーの多い海外に目を向けてもベアリングは騒音の面では不利と考えられる傾向にあります。

騒音を考えると左右のガイドは硬い木材、後方のガイドはベアリング横置きが良いとされています。

 

いずれにせよブレードと金属が高速で触れ合うために耳障りな騒音を発生させがちです。

これは高価なバンドソーであろうと、安価なバンドソーであろうと変わりません。

ブレードガイドだけが販売されているケースがあり、高価なものもありますが騒音の面では安価なガイドでも高価なガイドでもほぼ差がありません。

⑤切断音

 切断音は丸ノコ系の切断工具と異なるものの、やはり発生します。

バンドソーの騒音でも、やはり切断音が最もうるさいといえるでしょう。

 

非常に耳障りな高音でかなりやかましいです。

個人的には丸ノコの方が耳に優しい音だとさえ感じます。(いずれもイヤーマフは必ず使った方が良い)

 

この切断音は、丸ノコ以上にブレードの良し悪しに左右される印象があります。

また、柔らかい木材やサクサク切断できる薄めの木材であれば、ほぼ空転時の音量(モーター音+機械音)のみで切断することも可能です。

 

ブレードの良し悪しはバンドソー本体が高かろうが安かろうが変わりません。

いずれにせよ消耗品ですから、新品付属のブレードで比較することは現実的ではありません。

 

しかし、ここで問題になるのがブレードの選択肢です。

日本国内ではバンドソーのDIY需要が少ないためか、あまりブレードの流通が良くありません。

また、特にDIY用の小型・安価なバンドソーに使われるブレードはやや特殊なサイズをしており、ブレードの選択肢が純正品しかないということもありがちです。

「高くて良いから切れ味の良いブレードに交換したい」と思っても、純正品以外に合う寸法のブレードが販売されていないのです。

 

高いバンドソーと安いバンドソーで最も差が出るのはここでしょう。

それなりの有名メーカーの10インチ~14インチ程度のしっかりとしたバンドソーを購入すれば、ブレードの選択肢もある程度幅が広がります。

海外の通販サイトも利用すればさらに幅は広がるでしょう。

 

しかし、安価なバンドソーを選択してしまうとこの選択肢が限られるのです。

ここだけは高いバンドソーと安いバンドソーで明確な差が出てしまいます。(バンドソー自体の差ではないけど)

オススメのバンドソー

バンドソーで有名メーカーなんて知らないよ。という方に向けてオススメのバンドソーを紹介します。

 

ただし、先述の通り日本ではバンドソーのDIY需要が少ないためか流通が少ないです。Amazonや楽天市場で手軽に手に入れることができません。

一部の専門店か、海外の通販サイトを利用するしかないのです。

 

また、14インチ以上になると200V電源の工具も増え、一般的な家庭用電源では使用できなくなります。特に有名メーカー製やちゃんとしたやつを探そうとすると100Vの家庭用電源では使用できないものが大半です。

ここでは家庭用電源で使用できるモデルを紹介します。

コンパクトだけどそこそこしっかりしたやつが欲しい!

そんな方には「レクソン・10インチバンドソーBS-10K2」がオススメです。

レクソンは台湾の工具メーカーで、安価ながら本格的な電動工具を販売しています。

世界的に評価され、DIYユーザーにもよく使われています。

もちろん100Vの家庭用電源で使用可能です。

www.off.co.jp

そこそこしっかりしたやつが欲しい!

そんな方には「オトロ・ドリフトフリーバンドソー DF-14X」がオススメです。

オトロは静岡県に拠点のある日本企業です。

14インチとしては珍しく100Vの家庭用電源で使用でき、1.5馬力というかなりパワフルなモーターを搭載しています。

本体も150kg近い重量で安定感があります。

価格も極端に高くないため、趣味の一品としてはギリギリ手が届く範囲ではないでしょうか。

www.off.co.jp

安くてそれなりに使えればOK!

そんな方には「高儀・卓上バンドソーRBS-195A」がオススメです。

本文中でも登場していますが、2万円で買える超小型なバンドソーです。

これは実際に私も購入して試していますが、それなりに使えます。音も丸ノコなどの工具よりは静かで、極端にうるさくはありません。

安いバンドソーには替えのブレードの選択肢がないと先述しましたが、このバンドソーも純正品以外の選択肢がほぼありません。しかし、純正品で不満なく切断することができています。

お試しで使って見たい方や、設置場所がないという方には十分オススメできる一品です。

レビュー記事はこちら:【静かなDIY】2万円のバンドソーが静かで最高!直線切り・曲線切り・角度切り対応

 

まとめ

「静かなDIY」という観点で見たバンドソーの特徴や選び方を紹介しました。

 騒音の種類は丸ノコ系の切断工具とは異なりますが、安易に「静かだから」と選ぶと後悔するかもしれません。

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