高知県で地元民が唯一リピートする「西島園芸団地」とは!?
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高知県といえば全国有数の少ない人口、貧相な雇用、貧しい税収、乏しい観光資源で知られる残念な県です。
もちろんこうした県の特徴として数少ない観光資源を全力でアピールします。
坂本龍馬、桂浜、仁淀川、柏島、お遍路、海鮮、ホエールウォッチングなどなど。
もしあなたが高知県を訪れ、こうした観光地を訪れたことがあるのであればわかるはずです。
「なんだ、こんなものか」
という感想を少なからず抱いたのではないでしょうか?
地元民として、高知への移住者として、いろいろな観光地を巡っています。
しかし、残念ながら誇れるような観光地はひとつもないというのが素直な感想です。
ありのままの自然といえば聞こえはいいですが、多くの場合単純にアクセスと利便性が悪いだけで、探せばどこにでもあるような自然ばかりです。
隠れた名所「西島園芸団地」
そんななかで唯一リピートしたいと思い、実際に何度も訪れている場所があります。
それが「西島園芸団地」です。
名前の通りイチゴやメロン、スイカなどのフルーツや様々な植物を飼育している農園です。
シーズンにはいちご狩りが楽しめるほか、様々なフルーツを使ったスイーツや食事を楽しむことが出来ます。
また、植物の販売・展示もされており安価に状態の良い植物を手に入れることができます。
食虫植物にも注力しており、食虫植物を販売しているほか食虫植物を飼育しているハウスを見学することもできます。
食事がうまい
ありきたりな場所ですが、リピートするには理由があります。
第一に様々な植物、美しい花々に心を癒されるということ。
そして何よりも「高知にしては珍しく」食事が美味しいです。
高知県は地方の例に漏れず海鮮や食事を売りにしているのですが、残念ながらその質は高いとは言えません。
同じ金額で食事をとるのであれば、東京で食べた方が確実においしいものが食べられると断言できます。
今は地方でとれた農産物や海産物が1日、早ければ当日には東京に集まります。
当然競争の激しい東京をはじめとした都市部の方がお店のレベルは上がりますから、地方が都市部に食の面で上回ることはなかなか難しいものです。
私は比較的都市部で過ごしていた時期が長く、高知に来てから何度も驚かされました。
「こんな調理でお金を取るのか」と思わず絶句するようなものを出すお店が普通に存在していて、しかもそれなりにお客さんが入っているのです。
もちろんそれなりに美味しいお店もあるのですが、全体に占める総数は少ないと感じています。
そんななかで西島園芸団地の食事は、バリエーションが少なくセルフ方式のため什器や盛り付けもおしゃれとは言えませんが、味は結構美味しいんです。
しかも価格も控えめです。
食事を売りにしている場所ではありませんから、赤字じゃないかとちょっと心配になるほど。
フルーツやおみやげの品ぞろえも良い
農園内にはおみやげや採れたてのフルーツの直売もあります。
おみやげはそこそこバリエーション豊富(フルーツ寄り)です。
注目すべきはお買い得な採れたてのフルーツです。
イチゴ、トマト、メロンが年間を通してよく販売されていますが、いずれもなかなかお買い得な値付けがされています。
超安い!というほどではありませんが、近隣のスーパーで同等のものを買うよりはずっと安いです。
更に、直売特有のちょっと状態の悪い訳アリ品が安価に販売されることもあります。
植物は安い!
遠方からの観光者や興味のない人には関係ないことですが、植物の販売価格が安いです。
花、果樹がメインですが先述の通り食虫植物にも力を入れており、食虫植物の販売価格は特に安価です。
ホームセンターや一般的な園芸用品の販売所では食虫植物の品ぞろえはごくわずかです。
そのためか価格も高めに設定されています。
西島園芸団地では大体2分の1から安いものは3分の1程度の価格で販売されています。
さいごに
年間を通して咲き誇る美しい花々に癒され、美味しい食事に舌鼓を打つ。
わざわざ遠方から来るような観光地ではないかもしれませんが、「行く場所がないなぁ」という地元民にはうってつけの隠れた名所だと私は思います。
駐車場は広くアクセスも良好です。
是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?