バイク釣行用パックロッドの選び方 - リュック1つで釣りにいくスタイルを目指したい
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2020年2月1日
私はバイクで釣りに行くのが好きで、このブログでは「バイクで釣りに行こう」というカテゴリーに記事をまとめています。バイクにロッドホルダーを付けてロッドを積載してみたり、クーラーボックスの積載方法を紹介してみたり、実際に釣りに行ってみたりしているわけです。
写真であげたようなスタイルでロッドを積載して釣りに行っているわけですが、もうちょっとお手軽なスタイルも確立したいとずっと考えていました。
バイク+ロッドホルダーの悩み
お手軽なスタイルとは、すなわちリュック1つで釣りに行けるスタイルです。
つまり、ロッドはパックロッドである必要があります。
冒頭の写真に写っているロッドはショアジギング用のロッドで、10フィート(3m)ほどの長さで2ピースです。
仕舞寸法で160cmほどはあります。
ロッドの脱着は5秒とかからないわけですが、実際に運用していくと意外と手間があるものです。
手間と言っても些細なものですが、ロッドを家か倉庫から持ち出して、バイクにセットして出発し、帰宅したらその逆のことをするわけです。
ロッドホルダーの場所の問題で、バイクの乗り降りが少しやりにくくなります。
また、コンビニ等に寄るにはちょっと恥ずかしいです。
一方で、パックロッドを選択すれば家でリュックに道具を詰めれば、あとはバイクに乗ってどこへでも行くことが出来ます。とても身軽です。
【参考】【2018年版】高性能化が止まらない!リュックに入るルアーロッド特集 - アジングからショアジギングまで - ドリリウム
パックロッドの4分類
パックロッドは各社から発売されていますが、大きく分けて以下の4つに分類することが出来ます。
- エントリークラスのロッドの振出モデル(~数千円)
- 安価な振出パックロッド(1万円~2万円)
- 継数の多い安価なパックロッド(1万円~2万円)
- 継数の多い高価なパックロッド(3万円~)
エントリークラスのロッドの振出モデル
1つ目は、エントリークラスのロッドの振出モデルです。
エントリークラスのロッドは持ち運びを考えて振り出しモデルが設定されていることが多いです。
これは「パックロッド」というジャンルとは少し異なるかもしれません。
DAIWAのリバティクラブルアーやバスX、クロスビートがこれに当たります。
特段携帯性を優先しているわけではありませんが、振出モデルのため仕舞寸法は短めになっています。
価格は実売価格で5000円台以下であることが多いです。
ロッドとしての性能はやや劣り、仕舞寸法もパックロッドたちと比べると長めです。
安価な振出パックロッド
2つ目は、パックロッドの中で安価な振出ロッドです。
大体実売で1万円台の振出ロッドを指しています。
振出という形態をとるためにロッドとしての性能をやや犠牲にしている傾向にありますが、継数を増やしたモデルに対して実運用で考えると使い勝手が良く、悪い選択肢ではありません。
ダイワのBBBやレイジー、モバイルパックやシマノのフリーゲームなどがこれに当たります。
継数の多い安価なパックロッド
3つ目は、安価な継数を増やしたパックロッドです。
大体実売で1万円台の振出ロッドを指しています。
振出に比べてロッドとしての性能はやや高くなりますが、継数が4本~6本ほどであることが多く、実運用を考えると準備や片付けが少し手間で、持ち運びも気を使います。
しかし、小さな仕舞寸法とロッドとしての性能の高さが魅力です。
シマノのトラスティック、アブガルシアのクロスフィールド、ホーネットスティンガーなどがこれにあたります。
継数の多い高価なパックロッド
4つ目は、高価なロッドのツアーモデルです。
高性能なロッドで海外遠征などをするために作られたロッドが多く、高い性能と携帯性を誇ります。
ダイワのモアザン、シマノのワールドシャウラ、アブガルシアのワールドモンスターなどがこれにあたります。
パックロッドの特徴と選び方
さて、パックロッドは以上の通り4種類に分類することができます。
いずれも例に挙げているのは有名メーカーの製品ですから、安価なモデルであっても最低限の性能は持っていると考えて良いでしょう。
そのなかで、パックロッドを判断する基準としては「ロッドの性能」と「使い勝手」「価格」が挙げられるでしょう。
ロッドの性能
ロッドとしての性能です。
パワーのあるバッド、繊細な穂先、自然なしなりと荷重配分、重量、重量バランスなど、ロッドとしての基本性能を考えた場合には、振出が最も劣るのは致し方のないことでしょう。
ロッドの性能に関しては、振出<継数の多いパックロッドと言えると思います。
もちろん継数の多いロッドより2ピースロッドの方が優秀ですし、更に1ピースロッドの方が優秀でしょう。
特にトラウトロッドなどには、2ピースであってもかなり仕舞寸法の少ないモデルも存在します。
ターゲットがトラウトや、トラウトロッドを流用可能なアジング・メバリングに限られるのであればトラウトロッドと言う選択もアリでしょう。
使い勝手
使い勝手とは、釣り場について準備するあるいは撤収時の後片付け、そしてなにより携帯性の良さです。
携帯性の良さとは、どのようにパックロッドを持ち運ぶのかによっても考え方が変わってきます。
パックロッドを専用ケースに仕舞って持ち運ぶ人もいるでしょうし、リュックサックにその他の釣り具と合わせて詰める人もいるでしょう。
バイクや自転車に括り付ける人もいるかもしれません。
こうした使い勝手を考えた時、何も考えずとも1本に短くまとまる「振出」のロッドはとても使い勝手に優れるということが言えます。
一方で継数が多いロッドは、大抵は専用のケースが付属します。
専用ケースに入れなくては破損の可能性が高まります。
実際に使っている感覚としては、専用ケースがあるロッドは専用ケースの使用がほぼ必須と考えた方が良いです。
専用のケースに入れるという手間がかかりますし、どうしてもかさばるようにもなります。
価格
最後は価格です。
これはパックロッドでもパックロッド以外でも、予算に見合ったものを選べば良いという点は同様です。
しかし、日常的に使用するパックロッドを選択する場合には注意点もあります。
特に高価なロッドのツアーモデルは、遠征時にしっかりと梱包して持ち運ぶことを前提にしています。
日常的に使うロッドの場合には、最初は丁寧でも段々と扱いが雑になってくるものです。
特に収納時にバラバラのピースになる継数の多いパックロッドであればなおさらです。
何が言いたいかというと、過酷な扱われ方をしてすぐに壊れるということです。
そもそもパックロッドと言う時点で耐久性をある程度犠牲にしています。
それをリュックに詰め込むなどしてラフに扱えば、残念ながらそう長くはもたないでしょう。
そのためパックロッドを選ぶ場合には、普通のロッド以上に壊れやすい前提で考えるべきです。
例えば1年に1回壊れたとしても買い替えに懐が痛まないような価格のモデルを選択するべきです。
私の場合
さて、私の場合にはまだ決めきれていないものの「継数の多い安価なパックロッド」を選択しようかと考えています。
ポイントとしては、振出ロッドが高性能化していることを加味しても納得のいく性能(使い心地)に達しているとは思えないこと。
また、レビューを見ていると破損してしまう例が散見されるためです。
あえてパックロッドを選ぶユーザーが少なく、悪い意見ばかりが目立ってしまっている可能性もあります。しかし、絶対値としてパックロッドの性能や耐久性が2ピースロッドや1ピースロッドに比べて低いのは想像に難くありません。
そこで、日常の使い勝手を少々犠牲にして継数の多いタイプを選択することにしました。
また、私の場合にはリュックにすべての荷物を詰め込もうと考えています。
つまりパックロッドを入れたリュックにあれこれと釣り具を詰め込むわけで、ロッドは長くとも1年もたないと想定しています。
運が悪ければ数回の釣行で破損するかもしれません。(その場合には対策を考えますが・・・)
そのため高価なモデルは私のお財布事情では選べませんので、「継数の多い安価なパックロッド」を選択しようと考えたわけです。
候補としてはシマノのトラスティックか、アブガルシアのクロスフィールドです。
最初はトラスティックにしようと考えていたのですが、どうにもレビューを見て回るとあまり評価が良くないようです。
一方でアブガルシアのクロスフィールドはレビュー自体が少ないです。
価格で言えばアブガルシアの方が少し安いですが誤差レベルです。
なぜここでアブガルシアのクロスフィールドに決めきれないかというと、実売で10,000円をギリギリ切るという価格です。高ければ良いというわけではないのですが、実売で10,000円を切るモデルというのはちょっとだけ不安があるわけです。
丁度良い価格と言う意味ではホーネットスティンガーがあげられるのですが、これはバスロッドで、丁度良いルアー重量となると665M-TEという振出モデルしかないのです。
しばらくはFishingDBと睨めっこが続きそうです・・・。
【追記】最終的に決定的な理由を見つけてアブガルシア・クロスフィールドを選択しました。