【手荒れ対策】手荒れに悩む人に勧める最高のゴム手袋と家事対策
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2019年12月14日加筆修正
私はかれこれ10年以上酷い手荒れに悩んでいます。
手荒れといっても、水疱が出来てそれが破裂し、破裂した部分の皮が剥けるという症状です。
酷い時期は、皮膚の修復が水疱→破裂のペースに追いつかずに、血が出るまで皮がむけ続け、毎日プライベートでも職場でも指が包帯だらけ、あるいは白い綿手袋を装着していました。
最初はかゆさが目立っていたものの、悪化とともに痛みの方が強くなりました。
病院を何件も周り、長く通院を続けましたが、有効な治療法は見つかりませんでした。
どこへ行っても、ステロイド系の塗り薬が処方され、場合によっては亜鉛華を処方され、更に設備があるところでは紫外線治療も続けました。
そんな私が、症状がある程度落ち着いたこともあり家事からDIYまで手を酷使する作業を行っています。
これは一重に手袋のお陰です。
過去に試した手袋たち
過去、様々な手袋を試してきました。とにかく手を守るために必死でしたから、市販されているほとんどの手袋は使ってきたと思います。
具体的に商品名までは覚えていないので、種類ごとに問題点と合わせて紹介します。
普通のゴム手袋(裏起毛なし)
まずはじめに、誰もが炊事等で手を保護したいと思った時に考えるゴム手袋(下図)です。
結果的にこれは私に合いませんでしたが、その理由を箇条書きで示します。
- 手が蒸れる
- 繰り返し使うため不衛生(あるいはそう感じてしまう)
- 中が濡れると再使用できるまで長い乾燥時間が必要
- 少しでもサイズが小さいときつくて脱着が不便
- 少しでもサイズが大きいと緩くて細かい作業が不便
- 特に指先にだぶつきがあると、包丁でトントントンと素早く切るような作業で手袋が巻き込まれる
このタイプの欠点は、何より手が蒸れる点と不衛生な点です。
蒸れた手は、ゴムの臭いが染み付いて、手荒れに悪い気がしてしまいます。
手荒れが長く続くと、手への刺激に敏感になります。
だから「手に悪い感じがすること」は大きなストレスになるのです。
普通のゴム手袋(裏起毛あり)
続いて、こちらも定番の裏起毛ありのゴム手袋です。
理由は裏起毛なしの手袋に近いですが、以下の通りです。
- 手が蒸れる
- 繰り返し使うため不衛生(あるいはそう感じてしまう)裏起毛だとなおさら不衛生に感じる
- 中が濡れると再使用できるまで乾燥時間が必要
- 少しでもサイズが小さいときつくて脱着が不便
- 少しでもサイズが大きいと緩くて細かい作業が不便
- 特に指先にだぶつきがあると、包丁でトントントンと素早く切るような作業で手袋が巻き込まれる
- 粉や匂いが手につく
裏起毛タイプは、最初は良いのです。
しかし、何度も繰り返し使ったり、中を湿らせてしまうたびに不衛生感が付きまといます。
実際に不衛生だと思います。
また、起毛があろうとなかろうと、細かい作業や包丁仕事がやりづらいというのは家事において大きなストレスです。
ポリエチレン系ビニール手袋
調理用としてよく販売されているポリエチレンなどのユルユルブカブカの手袋です。
調理関係の仕事でよく使われており、よく蒸れることで有名(?)です。
- 手が蒸れる
- 少しでもサイズが小さいときつくて脱着が不便
- 少しでもサイズが大きいと緩くて細かい作業が不便
- 特に指先にだぶつきがあると、包丁でトントントンと素早く切るような作業で手袋が巻き込まれる
- 大抵はだぶつきがあるため細かい作業がしづらく、かなりストレスが溜まる
- ゆるゆるの割には手が蒸れて気持ち悪い
使い捨ての分、ゴム手袋より衛生的で精神衛生上も良いです。
しかし、ゴム手袋同様ゆるゆるなため細かな作業には向きません。
強度もないため、少し尖ったものに触れると穴が開いてしまいます。
ゴム手袋
実験や手術にでも使われそうな手袋です。
- 手が蒸れる
- 少しでも手が濡れていると装着が難しい
- 少しでもサイズが小さいときつくて脱着が不便
- 少しでもサイズが大きいと緩くて細かい作業が不便
- 粉や匂いが手につく
ゴムの素材は何種類かあり、特性にも差があります。
今まで紹介した中では最も精密作業に向いており、包丁仕事には最適です。
また、意外なほど強度があるため、多少尖ったものに触れたり、缶を開けるような作業をしても穴が開きません。
最も素晴らしい炊事・軽作業用ゴム手袋
以上、理由は似通っていますが、ほとんどの手袋に何らかの欠点があります。
市販されている素材やパウダーの有無など、種類の異なる色々な手袋を試しましたが、納得いく商品はありませんでした。
さて、こうして様々な商品を使いながら、最終的に行き着いたのは最後に紹介した実験や手術に使うようなピッチリした手袋です。
なぜなら、他の選択肢ではとにかく細かな作業が行えません。
特に、包丁を使った作業はやりづらくなってスピードが落ちます。
唯一その弊害を受けないのがピッチリしたゴム手袋でした。
使い捨てで不衛生にならない点も嬉しいです。
蒸れる点に関しては、例えば暖かい時期なら料理中の室温を低めに調整することで回避したり、ゴム手袋をもったいなく思わずに、1度の調理で何度も付け替えたりしていました。
そうしてゴム手袋ばかり使い、なくなっては近所のお店で買い足す生活を続けていました。
素材やパウダーの有無など、様々な製品を試し、最後に行き着いたのがこちらです。
素材は天然ゴムで極薄、使い捨て、パウダーフリー。
同じ条件であれば、別の製品でも問題ないと思います。
事実、私は近所のホームセンターで「天然ゴム・極薄・使い捨て・パウダーフリー」のゴム手袋をまとめ買いしています。
このビニール手袋が優れている点は以下の通りです。
- 手に嫌なにおいが付きにくい
- パウダーなしなのに脱着がしやすい
- 指先にフィットして細かい作業も行える
- 耐久性は高くないものの低くはなく結構丈夫で破れない
- 使い捨て
- 装着したままスマートフォンが操作できる
- 柔軟性が高く、下履きに綿手袋や軍手をしても難なく装着可能
料理、洗い物、洗濯、掃除など、あらゆる家事で使用します。
コツはもったいながらないこと。
料理中に手が蒸れそうになれば一度外して手を洗ったりクールダウンさせて新しいものを使います。
そして、サイズは小さめを選ぶことです。
上記のポイントで紹介した通り、素晴らしい柔軟性と脱着の容易さがあるため小さめを購入してピッタリフィットさせた方が作業効率が良くなります。
私は一般的に手が大きい部類で、ゴム手袋のLサイズでも商品によっては小さく感じるほどですが、この商品ではMサイズを使用しています。
もし手荒れに悩んでいて、理想的なゴム手袋・ビニール手袋に出会えていないという人は一度試してみることをお勧めします。
残念な点としては、天然ゴム製の手袋は若干高額な点です。
大抵100枚1箱で800円~1000円程度します。
番外編:綿手袋
あまりご存知ない方もおられますが、手袋の下履きという方法があります。
特に工場などの作業現場ではよく行われるようです。
工場などの作業現場では、手を保護するために非常に分厚く強靭なゴム手袋を使うことがあります。
そうするとどうしても手は汗まみれになり、不快なうえ脱着が困難になります。
そこで、下に薄い綿手袋を装着してからゴム手袋を装着することで、不快感と熱さを和らげているのです。
もし手の蒸れが気になる場合には、綿手袋の使用をおススメします。
綿手袋は洗濯して何度も使える点が嬉しいです。
また、掃除や軽作業など、水を使わない作業では軍手よりも綿手袋がオススメです。
軍手はガサガサして肌に悪いです。
私は先ほどオススメした「使い捨て 炊事手袋 天然ゴム」の下履きにすることで、体を動かすため蒸れが気になる掃除や軽作業を行うこともあります。
更に、綿手袋を下履きすると調理中に熱いものに触れても意外と平気になります。
ちょっと熱いままの食材を手で混ぜたり捏ねたりするときに意外と便利です。
商品としてはこちらのダンロップ製の綿手袋が一番フィット感が良く仕立ても良いですが、毎日何度も使うような際には少し値段が張りますので、10双1セットで売っているような安物でも十分効果があります。
また、安物と言っても柔軟性に乏しいフィット感のないものは良くありません。
綿手袋にはダボダボしたフィット感のないものと、柔軟性がありフィット感があるものがあります。
フィット感があるものの中で最も安価に手に入るのは、こちらです。