洗面所の引き戸が重い!
築20年の我が家では洗面所の入り口の引き戸の重さが前々から気になっていました。
一度引き戸を外して戸車を清掃、ゴミを除去して潤滑剤を使用してみたものの効果はありませんでした。
戸車のローラーの中心にはベアリングがありますが、おそらくベアリングが損耗してスムースに回転しなくなっているのだと思われます。
こちらが実際に20年間頑張ってくれた戸車です。
使われているのはシールのない通常のベアリングで、早ければ5年もすれば劣化して異常が出てもおかしくないでしょう。
指で回そうとしても、硬くてスムースには回りません。
思い切って交換することにしました。
同じ部品がない!
こうした戸車の交換では、同じ部品が手に入ることは稀なようです。
既に廃盤になっていたり、メーカー自体が廃業しているケースもあるようです。
ただ、サイズはおおよそどのメーカーでも変わらないことから互換性のある汎用品が販売されています。
今回使用したのがこちらです。
家研販売という会社から販売されている汎用品で、寸法は幅16mm、高さ48mm、奥行き43mmです。
我が家の戸車は「PALTEC 808A」という表示がありましたので、おそらくPALTECというメーカーかブランドの808Aという品番の戸車と思われます。
調べてみると「ケージーパルテック」という会社の戸車のようで、同じ品番は見つかりませんが、互換性のありそうな品番は見つけることができました。
しかし、汎用品の方が安価でホームセンターでも手に入るため寸法は数ミリの差があるものの購入してみました。
今回はAmazonで2個セットを購入しました。ホームセンターより安い!
取付説明書も付属しています。
この取付説明書を見てもわかる通り、底面に出っ張りがあってビスで固定しているものから、こちらの底面固定がない戸車へ交換しても問題ないようです。
新旧の比較がこちら。
やや寸法が異なることがわかると思います。
また、旧品(画像・右)は右下に出っ張りがあってここが引き戸の底面にビス止めできます。
一方で汎用品である左の戸車にはこの出っ張りがなくてビス止めできません。
先ほどの取付説明書でもあったように、この底面の固定がなくても問題ないようです。
底面の固定を省いているせいか、交換を前提にしているせいかわかりませんが、付属の固定のビスが長めに作られています。
元々のネジ穴がユルユルになっていてもそれなりにしっかり固定できるようにするためかもしれません。
交換完了
交換手順は簡単です。
戸車を固定するビスを2本外して、汎用品を取り付けます。
汎用品はビス1つで固定です。
回転が悪いのは片方だけですが、折角なので左右計2個とも交換しました。
見ての通り、若干寸法が違うために掘り込みが余っています。
実用上は全く問題ありません。
交換の効果は絶大です!
元々は取っ手に指を引っ掛けてグッと力を入れなくては動かなかった引き戸が、指一本でするする動いていきます。
むしろ勢いよく開けすぎてしまってバーン!と大きな音を鳴らしてしまうことがあるため、戸当たりクッションを購入しました。
満足感が非常に高いDIYでした。