2x4と合板を利用した「安く」「簡単」な大型の棚の製作プランをご紹介します。
高さ2m。空いた壁面を目一杯使って収納にできる大型の棚です。
素材選びは安さにこだわり、寸法は組立の容易さを重視しています。
一般的なホームセンターであればすべての素材を3,000円から高くても4,000円程度で揃えることができるはずです。
特にDIY初心者の方にはピッタリで、中級者以上の方であればアレンジを加える際のベースとしてご利用いただけると思います。
私はアレンジを加えながら製作しました。
完成した作品
こちらが実際に制作した棚です。
今回はいくつかアレンジを加えています。
- 棚板を固定する柱に切り欠きを作る
- 一番下の棚板を厚く変更
- 棚に仕切りを入れて専用収納を作成
寸法
今回製作する棚の寸法は幅900mm、奥行き300mmです。
使い勝手が良く、どんな部屋にも収まりが良い寸法だと思います。
また、背の高い家具でこれ以上大きいと引っ越しなどの際に部屋に入らない・出ないというトラブルが起きやすくなります。
高さは1998mmとちょっと半端なサイズです。
これには理由があって、6F(1820mm)の2x4をそのまま利用するためです。
これにより製作がとても簡単になります。
パーツリスト
必要な部品はとってもシンプルです。
最も一般的に流通している2x4である6F(1820mm)を4本と、300mmにカットしたものを4本です。
棚板には12mmの合板を使用します。
厚みと強度のある合板としては最も安価です。
より質の良い合板や集成材、1x12などを使うことで質感をグッと上げることもできます。
6mmの合板は背板として使用します。
背板があるだけで強度が劇的に向上します。2.5mmなどの更に薄い合板でも構いませんし、逆により厚いものでも構いません。
多くのホームセンターでは、900mm×450mmや900mm×600mmにカットされた合板が販売されているため、そちらを使用することをオススメします。
木取り
木取りも非常にシンプルです。
2x4についてはカットが必要になるのは300mmを4本のみ。
もちろんホームセンターでカットしてもらっても構いませんし、切断の練習にカットしてみても良いと思います。
次に棚板となる12mm厚の合板です。
最も流通している910mm×1820mmというサイズの合板からちょうど6枚切り出すことができます。
組み立て
①柱の組立
まずは300mmの2x4と6Fの2x4を四角く組み立てていきます。
ボンドとネジを使って固定します。
②棚板の取付
次に柱に棚板を固定します。
左右の柱で棚板の位置がずれないように、しっかりとマーキングします。
固定にはシンプルにネジ止めしたり、ダボを使っても構いません。
また、もし難しそうな場合には1x1などの小さな角材を使っても良いと思います。
③背板の取付
最後に背板を取り付けます。
ボンドとネジを使ってしっかりと取り付けます。