趣味のDIYを室内で楽しんでいる皆様。
トラッキング現象・トラッキング火災の対策はお済みですか?
DIYでは微細な粉塵が室内に舞い、徐々に電源プラグに蓄積し、火災へとつながることがあります。
長らくDIY趣味を続けていると、室内に舞う粉塵を見て火災を危惧されたことが一度でもあるのではないでしょうか?
私はようやく重い腰をあげてDIY作業部屋の火災対策を施しましたので、トラッキング現象と火災対策の事例として紹介します。
トラッキング現象とDIY作業部屋の火災
トラッキング現象とは、プラグにほこりが溜まり発火につながる現象です。
最近ではトラッキング現象対策済みの製品も増えていますが、まだまだ未対策の製品が大半を占めています。
ここでは詳細な説明を省きますが、DIYで発生する粉塵を始めとしてホコリをほったらかしにしておくと火災につながることを覚えておいてください。
詳しく知りたい方はこちら:トラッキング現象とは? | 火災対策 災害時に役立つコラム -ECカレント
また、コンセントを差し込むときにプラグ間に火花が散るのを見たことがある人は多いと思います。
機器側の電源がONになっている場合や、延長コードを使用している場合には珍しくない現象ですが、粉塵の溜まった状態で火花が発生すれば発火の原因になることもあります。
火花が散る原因については、こちらのサイトで詳しく解説されています。
コンセントから火花が出た!原因と対処法を教えて! - くらしのマーケットマガジン
今回は、こうしたプラグ・コンセント周りの火災対策を実施しましたので紹介します。
対策1 トラッキング対策
対策の1つ目はトラッキング現象の対策です。
トラッキング現象の対策は非常に簡単であり、対策済みの既製品もあることを先述しました。
具体的には以下のようなプラグはトラッキング現象が予防されています。
プラグの根元に黒い樹脂パーツがあるのがおわかりですか?
ここを絶縁することでトラッキング現象が予防できます。
一方で未対策の一般的な製品はこのように金属が剥き出しです。
この黒い樹脂パーツさえ追加できればOKなんです!
そんな需要にバッチリ応える製品がサンワサプライから販売されています。
タイトラキャップという製品で、プラグの根元に挿す黒い樹脂パーツと、固定用の接着剤がセットで販売されています。
私が購入した2019年7月11日時点では2,045円です。
やや高いようにも感じましたが、30個入りで15個の機器のトラッキング対策が行えます。
何より火災を考えれば背に腹は代えられないです。
こんな風にピッタリフィットします。
接着剤はハケ付きで使いやすいです。
手持ちの機器全てに取り付けました。
かなり余ってしまいました。
余った分は取っておいてもなくしそうなので、家じゅうの家電に取り付けることにしました。
対策2 空きコンセント
私の作業部屋にはこんな風にたくさんの電源タップがあります。
普段は3~4個は空いている状態で、研磨作業などを行えば目に見えて粉塵が溜まってしまいます。
そのため使うたびにエアダスターなどで粉塵を取り除いてから使用していましたが、今回あわせて対応することにしました。
使用するのはこちらのコンセントカバーです。
ネットでも手に入りますが、ホームセンターで買うと安価に手に入れることができます。
ただ、このコンセントカバーの欠点は抜き差しがしにくいことです。
私は狭い狭い作業部屋で作業しているため、必要な機器は必要な時に取り出してプラグに接続します。終わればプラグを抜いて機器を仕舞います。
だから着脱しにくくては結局使わなくなってしまうことが目に見えています。
そこで、DIY好きらしくこのコンセントカバーに取手をつけることにしました。
余っていたトチの角材でシンプルなつまみを作りました。
これで着脱はとっても簡単になりました。