【DaVinci Resolve 16】デリバー(書き出し)中にエラーなしに落ちてプロセスが残り続ける
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2019年12月6日
パソコンを買い替え、DaVinci Resolveをインストールしたところ動作が不安定になりました。
新しくインストールしたDaVinci Resolveは16で、それまで使っていた15より1つ新しいバージョンです。
パソコンのスペックは以下の通りで、余裕とは言えないまでもまずまず使えないことはないスペックだと思います。
[ケース] Thermaltake Versa H17
[マザーボード] ASRock Z390M Pro4
[CPU] Intel Core i5 9400F
[メモリー] CORSAIR DDR4 2666MHz VENGEANCE LPX 8GB × 2枚
[グラフィック] MSI GeForce RTX2060 AERO ITX 6G OC
[ストレージ] Samsung 860EVO 500GB + Samsung 860EVO 1TB
[OS] Windows 10 Home
▼勝手にこの構成を2019年末時点で10万切りの最強コスパ(Intel + NVIDIA)と銘打って記事にしています。
【2019年決定版】OS込み10万!最強コスパIntel&RTX搭載PCの構成を紹介します【Micro ATX】 - ドリリウム
症状:書き出し中に落ちる
症状としては厄介なことに一切エラーもなく、突然ストンと落ちます。
実はこの新しいパソコンを使い始めた当初は編集中にも落ちることがあったのですが、BIOSのバージョンを最新版にアップデートすることで解決して基本的には安定しています。
【追記】書き出し中だけでなく編集中もプツリと落ちる症状が出始めました。
しかし、書き出し中に落ちる症状だけは直りません。
また、書き出し中に落ちた場合にはDaVinci Resolveを再度起動しようとしても立ち上がりません。
原因はプロセスが残り続けているからです。
タスクマネージャーからプロセスを強制終了すると、DaVinci Resolveを起動することができます。
落ちる症状が出る前後共にエラーは一切なく、何度か書き出しを試みると成功してしまいます。
そもそもエラーが出ないことも多く、大体勝率は8割くらいです。
でも時間がかかる書き出しで2割の確率でいつの間にか落ちているのは厄介な症状です。
狙ってエラーを出せるわけでもなく、毎回時間のかかる書き出しをする必要があるため試行錯誤・検証をするのも大変な労力です。誤魔化しごまかし使っています。
そのためもあってまだ完全に解決した感じはないのですが、とりあえず試行錯誤の履歴ということで私が施した対策を紹介していきます。
対策1:GPU処理モード「CUDA」→「自動」
1つ目の対策はGPU処理モードの変更です。
メニューからDaVinci Resolve>環境設定>メモリー&GPUを選択し、GPU処理モードを自動に変更しました。
おそらくデフォルトの設定は自動なのですが、頭の片隅に自分でCUDAに変更した記憶があったため自動に戻しておきました。
結局のところ自動選択される手動選択するかどうかなので、あんまり関係ない気がしますが…。
対策2:グラフィックドライバーのアップデート
多くの記事で紹介されている対策です。
グラフィックドライバーが古い場合、新しいバージョンのDaVinci Resolveではエラーが出ることがあるそうです。
ただし、そうした事例を見るとエラーメッセージが表示されていることが多く、私のようにエラーなしに落ちる症状は確認できませんでした。
【追記】11月26日に登場した441.41にバージョンアップしたところ編集中に落ちる症状が落ち着きました。でもまた再発しそうな気がしています。
切り分けのためにもとりあえず最新版にしておいた方が良いと思います。
ドライバーはNVIDIAの場合以下のページからダウンロードすることができます。
Intelチップセット内蔵グラフィックを使用している場合には以下のページ。
インテル®グラフィックス・ドライバーを手動でダウンロードする方法
対策3:プロキシモードを使用する
3つ目の対策はプロキシモードの活用です。
主に低スペックPCで編集をする際の動作を軽くするための機能ですが、処理の遅れに起因してエラーが起きる可能性もあるため設定するだけしておくと良いと思います。
メニューから再生>プロキシモード>Half Resolutionを選択します。
※さらに解像度が落ちますがQuarter Resolutionでも可
プロキシモードとは、動画編集時などDaVinci Resolve上で動画を再生する際の解像度を落とす設定です。
Half Resolutionだと解像度が半分に、Quarter Resolutionだと4分の1になります。
DaVinci Resolve上で編集したり、書き出し時に表示される映像の解像度が落ちるだけで書き出された動画の解像度は落ちないので安心してください。
対策4:エラーチェックの停止
DaVinci Resolve 16には書き出し時の新しいエラーチェック機能が追加されているそうです。
メニューからDaVinci Resolve>環境設定>ユーザー>UI設定の「Stop renders when a frame or clip cannot be processed」のチェックを外します。
今回の私の症状ではエラーが出ていない以上関係ないと思いますが、これも切り分けのため設定してみました。
参考:DaVinci Resolve 16.1の書き出しエラーの解決策 | オガワダン.com
まとめ
というわけで未だこれといった解決策もなく、エラーが出ない以上はバグだと思いますが経過を見守ろうと思います。
進展があれば追記します。