【繁殖】アノマロクロミストーマシーが卵を産んだ!孵った!育った!?
ドリリウムは移転しました。
約5秒後に自動的にリダイレクトします。
アノマロクロミストーマシーの繁殖に成功したのでその記録を残したいと思います。
アノマロクロミストーマシーは貝の駆除用に導入されることが多いあまり人気の高いとは言えない魚です。
私はこのトーマシーが好きでメインで飼育していますが、なかなかメインの魚になることは少ない魚だと思います。
産卵
アノマロクロミストーマシーは水平(水面に対して平行)になった水草などの上に卵を産み付けます。
こちらはミクロソリウムの葉に産卵した様子です。
葉の上に卵がびっしりと張り付いているのがわかると思います。
ぱっと見で目に付く、わりと発見しやすい部類の卵だと思います。
また、それ以外のポイントとしては親の魚2匹が卵の周りを守っています。
やたら同じ場所で攻撃的なトーマシーのペアがいたら、その周辺に卵がある可能性が高いです。
孵化
産卵から孵化までは2~3日と早いです。
産卵後すみやかに卵を確保しなくてはほかの魚に食べられたり十分にえさを得られずに死んでしまったりします。
私の場合にはこちらの商品で隔離しました。
隔離グッズはいろいろとありますが、目が細かく観察しやすいものが良いと思います。
こちらの商品は目が非常に細かい黒い網を採用しているおかげで観察がしやすいです。
産卵後2~3日程度でこのように卵から尻尾が突き出したようになります。
たまに尻尾がピクピクと動く様子も確認できるはずです。
この時点では動き回ることもなく、当然餌も不要です。
魚らしく泳ぎ回るようになるまで、尻尾が突き出してからさらに数日かかります。
元気に孵化できずに死んでしまった個体は白く変色するので取り出してあげましょう。
餌やり
孵化から2~3日程度で自由に動き回る個体が出てくるはずです。
よーく見るとトーマシーらしい柄が既に出ていることが確認できます。
私は念のためにこの時点から餌やりを始めました。
ブラインシュリンプや稚魚用の餌など選択肢は幅広いですが、最終的に最も食いつきが良かったのが冷凍のベビーブラインシュリンプです。
1ブロックは大きすぎるので、4分の1にカットして与えていました。
最初は食べる量も少なく食いついている様子も確認しづらいです。
もう少し大きくなるまでは食べ残しも多いはずなので、しばらくしたら残った餌を片付けてあげましょう。
30日目の様子
産卵から30日経過したトーマシーの様子がこちらです。
まだ指先ほどしかありませんが餌への食いつきは良く、見た目も小さくなったトーマシーそのものです。
80日目の様子
その後、産卵から2カ月もすると小さいながらほかの魚たちと混泳させても全く問題ない大きさまで成長します。
肝心の写真がないのですが、80日目の様子はこちらです。
まだ小さいながらもアクアリウムショップなどの店頭に並んでいる小ぶりなトーマシー程度の大きさにはなっており、すっかり大人顔負けです。